【試合評】 岸、森原、松井裕。敵地で見せたイヌワシ三投士の熱闘劇~2017年5月7日○楽天イーグルス3-2西武

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約5年ぶりの『残塁ゼロ勝利』




大型連休最終日のデーゲーム。
試合後、記録をチェックしていたら、目が釘付けになる珍事を発見!
なんと!なんと!
『残塁ゼロ勝利』で、カードの勝ち越しを決めたのだった。

これは珍しいと思い『残塁ゼロ勝利』の記録を調べてみると、球団史では2012年5月28日ヤクルト戦(○E7-1S、神宮)以来、約5年ぶりのできごと。
パリーグでは、ぼくが確認した2014年以降では本戦が初の快挙になっている。

楽天は相手先発ウルフを始め西武投手陣の前に、合計6イニングで三者凡退した。
(ウルフが相手の1回、2回、4回、6回、7回、武隈登板の8回)。

唯一得点回の3回も「残塁ゼロ」だった。

先頭の7番・岡島の右翼線二塁打でチャンス演出。
続く8番・藤田が初球で送りバント成功させ、1死3塁。
9番・足立のスクイズで1点を先制した。(楽1-0西)

ともすればポップフライを上げてしまいかねない高めゾーンの球。
これを執念でしっかり転がし、3塁から岡島が悠々生還できるほどのタイミングを作った。
足立のスクイズは昨年8月17日ロッテ戦、3点リードの6回1死3,1塁で決めたセーフティスクイズ以来、自身2度目になった。

楽天が鮮やかな小技で先制点を奪い、動揺するウルフ。
そのほころびを1番・茂木が間髪入れず畳みかけた。

147kmを力強く逆方向に引っ張るかのような感じで弾き返した打球は、実況席の予想を上回る伸びをみせ、左越えフェンス直撃!
茂木は楽々2塁に到達する今季8本目のツーベース。

その後、2番・ペゲーロに、待ちわびた「神様のお告げ」が下ったのだ
左中間スタンドへ消えていく一撃は、9試合ぶり、45打席ぶりの8号2ラン!

外角狙いの145kmツーシームが逆球になって内角に入ったところを、持ち味の怪力でさばいた。
ペゲーロのNPBでの一発はこれで18本になったが、じつは内角球を逆方向柵越えまで運んだケースは、この2ランが初。
恐るべきパワーをみせつけるシーンになった。

ペゲーロ2ランの後、後続の島内は凡退。
この回は「残塁ゼロ」で3点を奪ったのだ。(楽3-0西)

5回は1死後、8番・藤田がフォアボールで1塁に歩いたが、9番・足立が遊撃前方ボテボテ、6-4-3の併殺打で「残塁ゼロ」。

その後、7回に岸が2点を失っている。
4番・中村、5番・メヒアに2者連続ホームランを浴び、1点差に詰め寄られた楽天。

1点差の中、8回を森原がゼロでしのぐと、1番・茂木から始まる9回の攻撃だった。

西武は1点ビハインドながらも抑えの増田が登板。
獅子の守護神を相手に、茂木がセンター返しで出塁。
無死1塁という追加点の足がかりを得たが、2番・ペゲーロは二ゴ。
1塁に生き残って1死1塁、3番・島内の痛烈ライナーは不運にも一塁手メヒアの正面。
飛び出したペゲーロも戻れずのゲッツーになり、9回も「残塁ゼロ」というわけになったのだ。

2月24日、宮崎SOKKENスタジアムでの練習戦での対決はあったものの、公式戦では初の古巣登板になった先発・岸は7回2失点で今季2勝目。

試合前、レフトスタンドから岸へのブーイングが巻き起こり、2者連続で一発を浴びた直後、外崎との10球勝負では外崎が粘りをみせるたびに異様な雰囲気に包まれたかつての本拠地だったが、そんな中でも集中力を切らすことなく、リードを守った。

さくさく進んだ2時間38分は今季楽天戦で最短試合。
イーグルスは両リーグ最速の20勝に到達し、成績も27試合20勝7敗の勝率.741、貯金を今季最多の13に伸ばすなど、首位固めは着々と進んでいる。

大型連休8ゲームの戦績も5勝3敗、5月戦績4勝2敗と勝ち越し。
苦手にする西武戦の対戦成績もこれで3勝3敗の五分に戻している。

両軍のスタメン

楽天=1番・茂木(遊)、2番・ペゲーロ(指)、3番・島内(中)、4番・ウィーラー(三)、5番・銀次(一)、6番・聖澤(左)、7番・岡島(右)、8番・藤田(二)、9番・足立(捕)、先発・岸(右投)

西武=1番・秋山(中)、2番・源田(遊)、3番・浅村(一)、4番・中村(三)、5番・メヒア(指)、6番・外崎(左)、7番・水口(二)、8番・木村文(右)、9番・炭谷(捕)、先発・ウルフ(右投)

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目慣れ外崎凡退、木村文変化球で退けた7回窮地




それにしても、終盤は西武の追撃を振り切る「緊迫のブルペンリレー」になった。

3回に3点先制した後、7回の先頭3番・浅村をドン詰まりの遊ゴに仕留めたところまでは「左団扇の観戦」だった。
しかし、直後の2被弾が戦況を一変させている。

まずは前述したように、直後の外崎との10球対決は、シビれる見どころになった。

フルカウント勝負になったが、岸は根負けせず、最後は前2打席で凡退させたチェンジアップを用いて、三邪飛に仕留めている。
今季の外崎は「楽天キラー」なのだ。
対戦カード別で楽天戦の打率.462が最高。
前日には美馬から2打席連続ホームランを打っていた。
本戦では2打席凡退させたものの、この打席では僅か2球で追い込みながら、合計6本のファウルを打たれ、嫌な予感が漂い始めていた。

ファウルを打てば目慣れがしてくる。
よく言われる球界の定説だ。

これはそのとおりで、2009年~2013年NPBデータで、ファウルを1本も打たなかったときの出塁率が.232に対し、1本打ったときは.271、2本では.299、3本では.321、4本以上では.338というデータがあった。

この場面、岸は相手の粘りに屈することなく、嫌な雰囲気に飲まれることなく、ストライクゾーン内で勝負をし続けた。
三塁側ファウルゾーンのフィールド席ギリギリでウィーラーによる懸命なジャンピングキャッチの好守支援を受けながら、三邪飛に退けたのだった。

その後、2死から7番・水口に安打、盗塁を許し、2死2塁。
一打出れば同点というシーンで、3試合連続マルチヒットと調子を上げてきた8番・木村文を迎えたが、ここもフルカウント勝負をしのいでいる。

前回登板時、日本ハムの大田にくらいつかれたシーンが脳裏をよぎったが、あのようなことを起こさせず、変化球に弱い木村文を変化球で仕留めるという自身の青写真どおり、最後は低めチェンジアップで体勢を崩させての捕飛に退けた。


森原、松井裕の気持ち入った好リレー!




8回は森原がゼロに抑えている。

先頭の代打・栗山が一塁線へ痛烈に弾き返した当たりを、一塁手の銀次のダイビングキャッチに救われたことで、波に乗ることができた。




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