【試合評】 外国人トリオ今季初のノーヒット、徒労の4時間50分~2017年4月22日●楽天イーグルス3-4xソフトバンク

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強敵から先行3得点。投打かみ合う展開も...




好調楽天に立ちはだかったのは、楽天キラーだった。

ソフトバンクの中田賢一は過去2年楽天戦に11試合登板。
その成績は防御率1.88、7勝1敗、QS率はじつに90.0%を記録していた。
同じく楽天キラーの金子千尋、武田翔太よりも、もしかしたら中田のほうが厄介なのでは?というほど、イーグルスは悩まされていたのだ。

そんな好敵手から、楽天は5回まで3点を先行する。

幸先良く初回に先制点を取った。
1番・茂木が切り込み隊長よろしくストレート撃ちで先陣を切ったチャンスで、得点圏打率.500の5番・銀次が今シーズン2本目の先制打。

1点先制した翌2回、7番・岡島に今季1号ソロが生まれた。
ボール先行2-1からの外角狙い速球が逆球で身体に近いコースに入ってきたところを「うまく力が抜けて打つことができました」という一閃で、右中間ホームランテラスに突き刺した。

この号砲に続け!とばかり、5回には茂木に早くも5号ソロが誕生。
中田が制球に四苦八苦していたスライダー(※)の失投を振り抜き、右翼席へもっていった。

※・・・中田のスライダー19球の内訳は、空振り三振1、見逃しストライク2、2ストライク以降ファウル1、ボールカウント11(暴投1含む)、ゴロ凡打1、フライ凡打2、本塁打1と、投げた半分以上がボールになり、空振りは僅かに1球しか奪えず、茂木に一発を被弾と、中田不利・楽天有利の球種だった。

過去2年間の楽天戦でQS率90.0%を記録した中田に、先手を取る3点を挙げ、6回途中で降板させQSを記録させなかったことは、バットが思うように振れている楽天打線の好調さを良く物語るシーンになった。

先発・釜田も好投、投打かみあう理想の試合運びだっただけに、まさかの結末になってしまった。

両軍のスタメン

楽天=1番・茂木(遊)、2番・ペゲーロ(右)、3番・ウィーラー(三)、4番・アマダー(指)、5番・銀次(一)、6番・島内(中)、7番・岡島(左)、8番・藤田(二)、9番・嶋(捕)、先発・釜田(右投)

ソフトバンク=1番・中村晃(左)、2番・今宮(遊)、3番・柳田(中)、4番・内川(一)、5番・デスパイネ(指)、6番・松田(三)、7番・吉村(右)、8番・高谷(捕)、9番・本多(二)、先発・中田(右投)

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釜田、小気味良いゴロアウト投球




4回7失点と苦汁を飲まされた4月5日の借りを若鷹軍団に返すべく、今季3度目のマウンドに向かった先発・釜田は「白眉のピッチング」だった。

立ち上がりから高い集中力を持ち、球を低めに集める作業に腐心する。
序盤3回までわずか36球。
リズム良くゴロを打たせてとる投球で、ゴロアウト8個、奪三振1個。
上々の3イニング連続ワンツースリーになった。

翌4回、2死から四球を出す。柳田を警戒するあまり歩かせたのだ。
この試合初めて走者を背負っての投球も、後続の4番・内川に仕事をさせず、イージーな右飛に始末した。

先頭の5番・デスパイネにヒットを浴びた5回も、1死1塁でこの日スタメン起用された7番・吉村を注文通りの4-6-3併殺網にかけ、前半戦の5回までホークス打線に2塁を踏ませない投げっぷり、このままいけば楽天先発投手今季初のハイクオリティスタートも視野に入ろうかという好内容だった。


6回2死無走者から始まった最悪の消耗戦




しかし、「一寸先は闇」だった。
3点リードで迎えた6回裏、事態は暗転していく。

2死走者なしからの3失点だった。

下位打線をあっさりゴロ凡打に退け、2死無走者までこぎ着けた後、全ては1番・中村晃に四球を与えたことから始まった。
続く2番・今宮をストライク先行で追い込んだものの、そこから異様に粘られて9球目がサード内野安打に。

ダメージの残るかたちで2死2,1塁と本戦初のピンチを迎え、打席には3番・柳田、一発長打出れば同点という要所で楽天ベンチが動いた。
試合後の梨田監督によると、あの場面は柳田の一発警戒と、釜田の足が釣るような状態になったこともあり、左腕の高梨にスイッチしたという。

柳田vs高梨は、理解できる継投作戦だと思った。
高梨は左打者をここまで12打数1単打、5三振、2四球、1犠打。
ほぼ完璧に抑えていた。
すでに柳田とも対戦があり、4月5日は初球を打たせての平凡な遊ゴ、同6日には2-2と追い込んだ後、インスラでひっかけさせての二ゴと、青写真どおりに討ち取っていたのだ。

ここでもわずか2球で追い込み、決め球も狙いどおり。
しかし、フルカウント勝負で内角から入れた、誘いに乗っても不思議ではない低めスライダーを、柳田にグッと我慢され、惜しくもフォアボール。

柳田を歩かせて2死満塁になり、4番・内川の場面で、左のワンポイントに失敗した高梨を降板させ、今度は福山にスイッチ。

今季も前の投手が残した走者4人の生還を1人も許さない火消しぶりをみせていた福山は、対内川戦もめっぽう強く、通算対戦被打率19打数2安打の.105。
火消しには適材適所の采配だったはずだ。

しかし、軍配は非情にも敵軍主将に上がってしまう。
相手の技量を認めざるをえない、よもやの2点タイムリー。
5番・デスパイネを歩かせた後、6番・松田にも左前へ適時打を弾き返され、試合はまさかの振り出しに戻ってしまった。

今季、2死走者なしから3点以上を奪われたケースは、他にもう1つある。
その試合もソフトバンク戦。楽天先発は本戦と同じく釜田の4月5日だった。

あのときは釜田が試合を作れず、5回から二番手・小山が登板。
あっさり打者2人を片づけた後、事態は急変する。
2死無走者から4安打3四球で大量7失点。
この口火を切ったのも、中村晃のヒットだった。

まさかの3失点で同点に追いつかれると、7回以降は膠着状態。
両軍決め手を欠き、楽天は開幕15戦ではやくも4度目の延長戦へ突入してしまう。

結局、本戦も森原、ハーマン、松井裕を出さざるをえなくなり、さらに菅原には2イニング行ってもらうなど「不本意な投手運用」を余儀なくされた。
それも勝てば報われた。
しかし、予想外の2試合連続延長12回裏サヨナラ負けなのだから、浮かばれない。
今季最多7人のリリーフ陣を注ぎ込む継投作戦も、全てが水泡に帰る痛恨の敗戦になった。

敗戦投手は青山。
12回裏のことだった。
4月12日西武戦以来のマウンド。
またしても1番・中村晃に口火を切られた。
Lefty Snpierの先頭打者安打から2四球が絡んで1死満塁。
5番・デスパイネに今季パリーグ最長試合時間4時間50分に終止符を打つサヨナラ犠飛を浴びている。

足立x青山の鷲バッテリーは、決して悪くはない攻めだったと思う。
初球スライダーこそ真中高めに入り、ホームランボールと言える打ち頃の球だ。しかし、見逃しストライクを取ることができ、2球目は高め釣り球。
目線を上げさせた後、低めでカウントを作りにいく1-1からの第3球だった。
外角低めスライダーを打ち返され、右中間後方へのサヨナラ犠飛は、NPB4年目の対応力を感じさせる一撃だった。

これで青山は登板した3試合全てで失点。
通算500登板まで残り14とするなか、ベテランの使いどころが、ますます難しくなってしまった。

チーム成績は15試合11勝4敗。
2位・オリックスとのゲーム差は1.0に縮まり、3位・西武とは2.0、4位・ソフトバンクとは2.5、5位・ロッテとは7.0、6位・日本ハムとは8.5になった。


体勢立て直しのため、アマダー外しの打順再構築を!




4月8日ロッテ戦から続いた9試合連続の同一スタメンも、昨年5月14日15日を彷彿とさせる2連敗を受けて、いよいよ再構築の時期がやってきたと思う。

まず解体に着手すべきは、開幕戦から固定だった2番・ペゲーロ、3番・ウィーラー、4番・アマダーの外国人3人を並べるラインアップだ。

本戦では今季初の外国人3人ノーヒットの事態になっていた。

開幕来のペゲーロの快調も徐々に落ちてきた。




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