楽天の失点増の「怪」。球団歴代ワースト3位の不名誉記録はなぜ生まれたのか?

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失点増の「怪」





こんにちは。故郷の英雄・真田幸村の赤備えがクリムゾンレッドに見える信州上田在住の楽天推しの野球ファン、@eagleshibakawaです。

プロ野球選手が子作りエッチと来年へ向けた自主トレに励む12月、みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

鷲ファンきってのデータマニア、@eagleshibakawaは、DELTAが提供する各種指標や、自身で収集してきたプレーデータなどをひっくり返しながら、いろいろとあーでもない、こーでもない、ここを改善できれば!などと、分析ごっこに興じています(笑)


投手力、守備力は前年並みだった





そのなか、気づいちゃったことがあるんですよ。

今年、球団歴代ワースト3位の654失点を喫した楽天。

しかしですね。
チーム投手力、チーム守備力は前年ほぼ同じ力量だったんですよ。

まずは、直近3年分の投手成績をご覧ください。


■主なチーム投手成績



ご覧のとおり、今年の成績は2年連続最下位に沈んだ過去2年と、ほぼほぼ同じでした。

確かに防御率は前年比0.29悪化し4点台に突入してしまいましたが、投手本来の力量を表すFIP、そのFIPの改良版と言えるxFIPでは、ほとんど同じですよね。

それは、対戦打者数に占める三振や四球の割合を見たK%、BB%でも同じ。
9イニング当たりの被弾発生頻度を表すHR/9でも同様でした。

次に守備成績をみてみましょう。


■ポジション別のチームUZR
20161210DATA01.jpg


リーグ平均レベルの選手と比較したとき、どのくらい失点阻止したのか、あるいは失点を増やしてしまったのかを表すUZR。

ポジション別では浮き沈み、明暗分かれていますが、チーム全体では昨年とほぼほぼ同じでした。

投手力、守備力をチーム全体でみたとき、昨年とほぼほぼ同じだったんですよ。

それなのに、なぜ前年比で42失点も失点が増え、2005年の812失点、2008年の676失点に次ぐ球団歴代ワースト3位の不名誉記録になってしまったのか?


巡り合わせの悪さが失点を増やした?!





これはですね、「巡り合わせの悪さ」というか「ボタンの掛け違い」だったと思うんですよね。

例えば、ある投手が1イニング内でシングルヒット2本を打たれたとしますよね。
でも、これが先頭打者からヒットを打たれたときと、2死無走者からヒットを打たれたときでは、失点リスクは大きく異なります。

先頭打者安打を許した場合、無死1塁で送りバントで得点圏に進まれます。
その後にヒットが飛び出せば、2塁走者がホームに帰ってくる確率が高まります。

しかし、2死無走者から単打2本を打たれても、2死2,1塁です。
飛んだコースが右翼方向で、1塁走者が好走塁をみせた場合でも2死3,1塁。
1塁走者がホームに帰ってくることは、間に守備ミスなどが挟むなど例外をのぞき、ないんです。

今年の楽天も同じことが言えます。
同じ成績だったとしても、前述の例のような「巡り合わせの悪さ」、「ボタンの掛け違い」で失点していたのではないか?と。

例えば、失点に直結しやすい走者3塁、その成績を見てみましょう。
(満塁、3,2塁、3,1塁を含む)


■走者3塁でのチーム投手成績
20161210DATA03.jpg


過去2年と比べ、被OPSは.802と最悪でした。
前年比では.112の悪化でした。
被打率も唯一の3割超えの.310と悪かったのです。

複数失点リスクが高まり、ピンチ拡大リスクも増えてしまう複数走者時(満塁、3,2塁、3,1塁、2,1塁)の成績も下記表のとおりでした。


■複数走者時でのチーム投手成績
20161210DATA04.jpg


過去2年、被OPSは.750台でしたが、今年は.824まで大幅悪化。
被打率も.310に跳ね上がっていました。

セイバーメトリクスでみたとき、投手力、守備力は昨年並みだった今年の楽天でした。
にもかかわらず、前年比42失点増で球団歴代ワーストの失点記録を作ってしまった。
その背景には、こういう局地的な部分の「巡り合わせの悪さ」があったと思うんです。


失点リスク高い当該塁状況での成績悪化、その原因究明を!





ここで読者のみなさんの心に釈然としない気持ちが芽生えているかと思います。
だって、「巡り合わせの悪さ」って、、、ずいぶんと乱暴な言い方です(笑)

そうなんです。
現場レベル、選手レベル、戦術レベル、ファン目線では、巡り合わせが悪かっただけでは済まされないですよ。

はたして、当該状況時の配球やリードは妥当だったのか?
当該状況は内野前進守備も増えますから、そういった守備面での判断は適切だったのか?
などなど、いろいろと検証作業が必要になると思います。

ぜひ、この時期を利用して、チーム戦略室には原因究明をお願いしたいところであります。【終】





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