【試合評】 終盤に競り負けた楽天。開幕28試合での借金4は昨年と同数~2016年5月1日●楽天イーグルス2-4オリックス

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競り合いを落とした楽天。4カード連続の負け越しへ

大型連休は前半3連休の最終日である。イーグルスは1勝1敗で迎えた敵地オリックス3連戦、その第3戦を競り合いの中で落とした。昼下がり、猛烈な睡魔に襲われた私はメガシャキで退散させ、ギラついた目で中継映像を追ったが、いやはや、残念だ。

これで4月12日~14日ロッテ3連戦から痛み分けの2カードを間に挟み、4カード連続の負け越しになった。3点差からの逆転勝利を飾った初戦、その試合評に「金子千尋、西の二枚看板が出てくるこのカード、その初戦を落とすようなことがあると最悪6連敗もありえた。その意味でこの勝利は大きい」という趣旨のことを書いたが、本戦の負けで、初戦勝利の持つ意味がより一層大きくなった。

チーム成績は5位、28試合11勝15敗2分。借金は今季最多の4。これは昨年28試合終了時と同数である。ゲーム差は1位・ソフトバンクと5.5、2位・ロッテと5.0、3位・日本ハムと1.5、4位・西武と0.5、6位・オリックスにも0.5まで肉薄される事態になった。

各種成績は、オリックス戦4勝3敗、ビジター戦績5勝8敗1分、先制された試合6勝10敗になっている。

自身の特殊技能を活かした島内の安打出塁劇

先発は楽天・釜田。オリックスは西勇輝。ゲームはロースコアの中、両先発投手による粘りの投げ合いで進んだ。
イーグルスは取られたら取り返すの形で2度同点に追いついた。

先手はオリックス。4回である。釜田が先頭の3番・糸井、4番・T-岡田に連続二塁打を浴び、1点を奪われた。

追う展開になったイーグルスは6回、相手エラーを絡めて同点に追いついている。今シーズン多く目撃される2死走者なしからの得点になった。2者が凡退した後、6番・茂木の15打席ぶり安打が突破口になった。

2死1塁、打席は7番・島内。背番号35が大変良い仕事をみせた。昨日も金子千尋を相手に粘りに粘り、金子が6度首を振って投げた10球勝負の結果球を仕留めていた。その北陸生まれの左打者がここでも西との10球勝負を制した。結果球はインコースの147km速球。スピードボールに強いという「特殊スキル」を活かし、右前に打ち返していく。これで島内の145-149km速球通算打率は.310に上昇している。

島内の一撃はライト糸井の拙守を誘った。チャージしてきた糸井の直前に弾んだバウンドがイレギュラーした。糸井が処理に手間取り、球を後逸させている間に、茂木が1塁から全力疾走の本塁生還をした。(楽1-1オ)

同点に追いついてもらった釜田だが、直後の6回裏、4番・T-岡田にバックスクリーン右に飛び込む推定飛距離130mの1号ソロを浴びてしまう。(楽1-2オ)

再び1点を追いかける展開になったが、8回にゲームを振り出しに戻している。

この回は先頭打者がエラーで無死2塁の出塁。茂木がバントで送って1死3塁、打席には1点目に携わった7番・島内を迎えていた。今度は低め変化球を上手くすくい上げ、センターへ飛球を飛ばしていく。この犠飛で3塁走者が生還した。無安打での得点は、4月13日ロッテ戦の2回、押し出し四球で得た1点、同回に二ゴ併で取った1点に続く今季3点目だ。(楽2-2オ)

8回、青山劇場、開演

せっかく2度追いついたのに、ブルペンがそれを御破算にする。

ここのところ、何度も目撃されてきたトホホなシーンが本戦でも繰り返された。再度同点とした直後の8回裏、この回から登板した五番手・青山が誤算だった。

4月23日西武戦以来の中7日登板だ。休養は十分である。この間、ブルペン投球で調子を取り戻してくれると祈ったが、1安打2四球で2死満塁ピンチ。先頭・伊藤に初球安打され、続く駿太にはストレート四球、その後2死から西野にもストレートのフォアボールを与え、あっさりピンチを許したという印象で、まるで青山らしくない。打席は2番・安達だ。このカードすでに6本のヒットを放っていた相手にトドメの中安を打ち返され、決勝の2者が生還した。(楽2-4オ)

9回は平野から2死無走者から聖澤、銀次がつなぎ2死2,1塁を構築。4番・ウィーラーに打席をまわしたが、凡退してゲームセット。ウィーラーはこれで9打席連続ノーヒットとなり、調子が下り坂のようで心配である。

4番打者の状態が気になるものの、逆にスタメンに戻ってきた藤田は調子が良さそうである。二安、左飛、右飛、三直という結果だったが、凡打3本も良い当たりだった。二安も1,2塁間突破の右前コースの良い当たりを二塁手・西野に阻止されたもの。この人、火曜日からのロッテ3連戦で魅せてくれるはずだ。

両軍のスタメン

楽天=1番・岡島(右)、2番・聖澤(中)、3番・銀次(一)、4番・ウィーラー(三)、5番・松井稼(指)、6番・茂木(遊)、7番・島内(左)、8番・藤田(二)、9番・嶋(捕)、先発・釜田(右投)

オリックス=1番・西野(二)、2番・安達(遊)、3番・糸井(右)、4番・T-岡田(一)、5番・小谷野(三)、6番・中島(指)、7番・ボグセビック(左)、8番・駿太(中)、9番・山崎(捕)、先発・西(右投)

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明暗分けた2つの要素

明暗分けたものの1つに、長打の存在があった。

両軍のヒット数は両軍8本ずつ。しかし、オリックスの8本には3二塁打、1本塁打、4本の長打が含まれていた。一方、楽天の8本は全てシングルヒット。ヒットが全て単打のゲームはこれで6試合を数え、その成績は1勝5敗だ。

点の取られ方も悪すぎる。

T-岡田のソロ弾で奪われた6回、青山劇場の8回、いずれも味方得点直後だ。楽天は4月24日西武戦以降の6試合で、この失点パターンが多すぎる。この間、合計29失点したが、うち14失点は味方得点直後に奪われている。投手が最もしてはならないことの1つを徹底できていないのだ。一方、味方打線は敵得点直後にわずか2点しか挙げることができていない。これではゲームの主導権を握るのは難しくなるというものである。

打者・嶋基宏に対する相手内野守備網に「変化」あり

得点にはつながらなかったが、1点を追う5回の攻撃は興味深く観戦した。

1死無走者、9番・嶋が西のスライダーをコンパクトに中前へ打ち返した。打球は遊撃~2塁ベースの間を突破するゴロ安打になった。中継カメラがしっかり捉えてくれていなかったので、確かなことは言えないが、このとき遊撃・安達の守備位置は通常のポジションだった。

例年、嶋はセンターから右方向の打球が多い。普通なら右方向に寄った位置取りをするはずだ。嶋が中前コースのピッチャー返しを打ち返しても、遊撃手がなんなくさばいてゴロアウトになる。昨年まで多かったこういうシーンは、相手遊撃手が右寄りのシフトを敷いていたからだ。

しかし、本戦での安達は通常位置。つまり、嶋シフトに変化が発生しているのだ。

今シーズンの嶋は引っ張り打球が多い。ここまで29本のゴロ打球を打っているが、当方計測でそのうち17本が三塁線~遊撃手の三遊間で発生していた。遊撃手~2塁ベースの間に飛んだゴロはわずかに5本。その中の2本が中前へ達した。

オリックスもこの最新データを把握しているのだろう。だからこそ、例年は右寄りに取ったポジションを是正し、ショートを本来の定位置に戻したというわけだ。こうなれば、嶋は本塁あるべき打撃でセンター返しを狙っていけば良いのである。今後も嶋と相手内野守備陣の攻防を注視したい。

ところで、今年は守備シフトがやけに目立つシーズンだと思う。私が『ビッグデータベースボール』を読んだばかりでそういう意識が強いためなのか。それともNPBにもいよいよビッグデータを用いた「より洗練された守備シフト」導入が始まっていくのか。

他にもTwitterですでに下記2つの守備シフトを御紹介し、柳田シフトは爆発的なRTを頂いている。







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釜田の綱渡り粘投を支えた生命線とは?!

5回1/3、打者25人、99球、被安打6、被本塁打1、奪三振5、与四球4、失点2、自責点2。

釜田の降板後コメント「毎回のようにランナーを出して、ストレスがかかりっぱなしの投球で精神的にきつかったです。同点にしてもらった後にホームランを浴びてしまい、野手に申し訳ないです」

これで釜田の投手成績は6試合1勝0敗、防御率2.89、QS率50.0%、WHIP1.31になった。

本人談話にあるように毎回走者を許した。うち合計5イニングで得点圏に走者を背負い、うち合計4イニングで先頭打者出塁を許した。99球中、走者有で投げた球数は実に60球と多く、塁上の走者を牽制すること合計5度に及び、毎回綱渡りのピッチングという印象だ。

ただ、その苦しい中でも最少失点に抑えてゲームを作ったところは、好投と言ってよいだろう。4回、連続二塁打で先制され、なおも無死2塁のピンチをしのぐことができたところは成長の跡と言えるだろうし、相手が調子の上がらない最下位オリックス打線ということを考慮に入れても、その点は十分に評価できる。

本戦ではフォークが上々の機能を発揮した。3月27日ソフトバンク戦に並ぶほどの内容で、低めに良く決まっていた。相次ぐピンチをことごとく防ぐことができた背景には、フォークが生命線として機能したことが大きかった。得点圏では下記の打者3人を落ちる球を振らせて三振に仕留めている。

2回2死2塁、ボグセビックの空三振
3回2死3塁、安達の空三振
4回2死3塁、ボグセビックの空三振

ただ、6回は先頭のT-岡田にソロ弾を浴びた後のピッチングが拙かった。

直後の5番・小谷野とのフルカウント8球勝負は先に追い込みながらも根負けしたかのようなフォアボール。すると、6番・中島には制球大きく乱れて3-1から四球を与えてしまった。この後、バントで送られ1死3,2塁、打席に8番・駿太を迎えたところで降板になっている。この辺は次回以降の修正点になりそうだ。

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