【試合評】 4回4失点。生命線が不安定だった塩見貴洋。NPB No.1の才能を持つ銀次の可能性を再確認した3回攻撃~2016年2月28日○楽天5-4オリックス

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みやざきベースボールゲームズの最終戦を白星で飾る

球春みやざきベースボールゲームズの最終戦、楽天は12時よりSOKKENスタジアムでオリックスと激突した。

神スイングで知られる稲村亜美さんの始球式で始まった試合は前半の4回までにケリがついた。

先制は楽天。1回表だった。相手先発・西から単打4本を集めて2点を奪った。

1死後、2番・銀次の右前快打が幕開けの合図になった。3番・ゴームズの来日初打席が三邪飛で終わった後、4番・ウィーラーが左安。相手遊撃手の新人・大城がバックハンドで取りにいくも及ばず左前へ抜けていった当たりで2,1塁にすると、打席は5番・茂木。その初球だった。右前へ痛烈な当たりを打ち返し、これがタイムリーに。さらに3,1塁で6番・福田はサード前方のボテボテだったが、内野安打に。1塁走者・茂木が二三塁間で挟死する前に三走がホームを踏んだため、イーグルスに2点目が入っている。それにしても、茂木にとってリーグを代表する先発投手・西から結果を残せたのは今後の大きな励みになりそうだ。(楽2-0オ)

楽天先発は塩見。今季実戦初先発になった。2点を貰って登板した1回裏、僅か4球で2死までこぎつけたが、3番の右打ち新外国人モレルにバックスクリーンへ一閃を浴びた。(楽2-1オ)

再びスコアボードが動いたのは、楽天の打順が1番から始まった3回表。オリックス二番手・東明の1イニング目を攻めた。2本の安打で1死3,1塁のチャンスを作ると、4番・ウィーラーが追い込まれながらも外角低めスライダーをしぶとく拾い、背走するセカンド頭上を越す中安の根性安打で1点を追加した。(楽3-1オ)

再びリードを2点差としたイーグルスだったが、直後の3回裏に塩見が3失点。逆転を許した。

1死後、9番・伊藤の二塁打を含む4安打を集められ、1番・ボグセビック(バットは折れたが)、4番・ブランコの外国人勢にタイムリーを許すと、同点の2死3,1塁で5番・川端の打席時に嶋x塩見のバッテリーミスが発生(暴投か捕逸のどちらか)。三走による逆転のホームを踏まれている。(楽3-4オ)

逆に1点を追う立場になった楽天の4回表、1回から拙い守備を見せていた相手の新人遊撃手・大城の守備ミスが2連続で発生し、その乱れに乗じてイーグルスは2点を奪取。再逆転に成功した。

先頭の6番・福田がこの日2本目となるヒットをピッチャー返しで中前に打ち返すと、7番・聖澤のエンドラン&二ゴで福田は二進すると、8番・哲朗の遊ゴを大城がファンブルしている間に3塁へ到達。1死3,1塁で打席は9番・嶋。ボテボテのゴロで3塁走者・福田が三本間で挟まれてしまった。しかし、ランダンプレーに参加した大城が落球。この隙に福田が再逆転&決勝のホームを踏んでいる。(楽5-4オ)

5回以降は形成逆転。楽天は5回以降、小松、大山、高木、塚原とつながれた相手リレーの前に無安打に終わると、楽天投手陣は6回以降毎回走者を出す押され気味の内容だったが、粘投で後続を断ち、イーグルスが5-4で逃げ切った。

これで対外戦成績は5勝3敗1分、NPB球団との対戦では4勝2敗とした。

この後、楽天はさらに北上。秋季キャンプの地・倉敷に腰を落ち着かせて第3段階の実戦調整へと入っていく。

(下記へ続く)

両軍のスタメン

楽天=1番・岡島(右)、2番・銀次(一)、3番・ゴームズ(指)、4番・ウィーラー(三)、5番・茂木(遊)、6番・福田(左)、7番・聖澤(中)、8番・哲朗(二)、9番・嶋(捕)、先発・塩見(左投)

オリックス=1番・ボグセビック(中)、2番・西野(二)、3番・モレル(指)、4番・ブランコ(一)、5番・川端(左)、6番・駿太(右)、7番・縞田(三)、8番・大城(遊)、9番・山崎(捕)、先発・西(右投)

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4回4失点。生命線が不安定だった塩見貴洋

4回6安打4失点の先発・塩見は、良くも悪くも「いつもの塩見」といった印象。

打者19人中、3球目以降に決着がついた12人。その12人中、3球目に2ストライクと追い込むことができたのは9人を数えるなど、この人の"強み"であるストライク先行投球ができていた。ボール球を2個揃えてしまう2-0のバッドカウントも1度もなかった。

一方、被弾癖は相変わらずだなあ・・・という印象。これはもはや、被弾リスクは織り込み済みで塩見を使っていくべきだと思う。昨年は14本の被弾を浴びたが、ソロが10本、2ランが3本、3ランが1本と、圧倒的にソロが多かった。本戦でもソロ弾で逆にソロならOKと割り切る形のほうが良いと思う。

さて、塩見の生命線と言えば、ルーキー時代から知られている右打者へのクロスファイア、インコースの速球ピッチングだ。これが機能しないと、本来の投球ができなくなる。

昨年、塩見は右打者に内角狙いで速球を投じたのが242球あった(6/2ヤクルト戦を除く)。そのうち内角に投げ切ることができた球数は85.1%に当たる206球。その206球の被打率は、42打数8安打、4二塁打、2本塁打、15三振(空5、見10)の.190と右打者を圧倒した。内角に投げ切れず、外角~真中に到達した36球でも10打数1安打、1三塁打、2三振、1四球と打者に仕事をさせなかった。

しかし、本戦では内角狙いで速球を17球投げ込み、内角通りに到達したのが昨年よりも割合が低い70.6%の12球と精度が低く、一方で内角に投げ切れずに外角~真中に到達したコマンド不足の5球は、中本、三ゴ、右翼二と2本の長打はいずれも失点に絡む致命的な被安打になってしまった。この辺りが今後の改善点になっていきそうだ。

▼昨年の投球マップ。右打者のインコース一帯が赤く染まっているのが確認できる。


則本、今季初の実戦登板で最速149km

5回1イニングは開幕投手を任される則本が登場。今季実戦初登板で1イニングを三者凡退にした。西野、原拓、岩崎といった左打者3人を撫で斬りにするピッチング。速球は最速149km(ラストの球)を計測している。何も心配することがないという内容だった。

6回1イニングは昨日に続いて石橋が登板。梨田監督は社会人ルーキーの連投能力を見たかったのだろう。ペナントレースは昨年から交流戦の飛び石日程が解消され、6連戦スケジュールが増えている。リリーフ陣にはタフな日程になったが、その中で連投が続いてもしっかり仕事ができる投手は貴重な存在だ。昨日はビシバシと1、2、3ピッチを見せた石橋は、本戦もゼロに抑えている。

安打出塁を許した先頭・川端の二盗を伊志嶺が強肩で刺すという支援も受けながらの好投になった。6番・駿太を見三振に取った膝元いっぱいに決まるスライダー(もしくはカッター)は白眉の1球だった。

低めへの制球が素晴らしかった相沢晋

そして、この日、個人的に最も驚かされたのは7回8回の2イニングを零封した四番手・相沢だ。

2イニングいずれもサードを守った中川の拙守に足を引っ張られ三ゴ失と左翼二とピンチを背負ったが、相沢をリードした伊志嶺のミットそのままに到達したコマンド抜群の投球が何度もあった。高めは厳禁とばかりに31球のうち26球を中段以低に集める丁寧な投球が印象に残っている。これで対外戦7イニングを投げた相沢だが、いまだにフォアボールがゼロという点も評価高くなりそうだ。

9回は小野。ここまでの登板4試合で毎回走者の出塁を許してきたが、本戦でも新人の鈴木に1,2塁間をゴロ突破されるなど被安打を浴びている。小野を開幕1軍に入れるのは、かなり苦しくなってきたと思う。



光明が見えた3回無死1塁、銀次&岡島のエンドラン攻撃


攻撃面を少し振り返ってみたい。楽天打線は8安打。2安打は銀次、福田、ウィーラーの3人。茂木、岡島が1安打ずつになった。

特に目を見張ったシーンがあった。2-1と1点リードしていた3回表、1番・岡島から始まる攻撃だった。

ショート内野安打で出塁した岡島を1塁に置いて2番・銀次。1-1からのアウトコースの投球に岡島がスタートを切り、銀次は上手くミートし中前へ弾き返し、悠々3,1塁の形を作った。梨田監督が2番・銀次に期待している走者1塁からの安打3,1塁の形を実践できたのは、朗報だ。

解説・石井貴氏も指摘していたが、あの場面、バットのヘッドを返すと二ゴになるリスクも高いシーンだった。銀次は上手くバットを操り、面を作るような感じで中前に打ち返していったのだ。

パリーグには優れたバットコントロールを持つ打者が数多くいる。ソフトバンクの中村晃や、首位打者経験者の内川聖一や長谷川勇也、トリプルスリーの柳田悠岐、オリックスには糸井嘉男、西武には秋山翔吾... セリーグに目を向けるとヤクルトの川端慎吾や山田哲人、阪神の鳥谷敬などが思い当たる。

しかし、私は本戦における銀次の中安を見て、NPBで当代随一のコンタクトヒッターはやはり岩手県普代村出身の背番号33をおいて他にいないと再確認した。なぜそのように考えるか?の詳細は下記エントリーに書きましたので、御参照下さい。


◎楽天・銀次こそNPB当代随一のコンタクトヒッターである7つの決定的理由


【終】

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