【試合評】 プロ野球の劣化。逆の立場なら到底許されない代打・清田育宏の餞別三振~2015年10月6日●楽天イーグルス3-9ロッテ

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今季最終戦で大敗。勝率.407は球団史上ワースト3位



今季最終戦、楽天は4時間12分の延長11回を戦い、3-9でロッテに敗れている。
永井、小山の引退試合となった本戦、試合後には引退セレモニー、そして最終戦セレモニーが執り行われた。

これで今季の成績は6位、143試合57勝83敗3分、勝率は球団史上ワースト3位の.407。

延長戦は今季20試合目で5勝12敗3分の戦績に。12勝12敗で五分で迎えたロッテ戦。唯一勝ち越しの可能性が残されていたが、これで今季はパリーグ他球団とは全カード負け越しに終わった。コボスタでは28勝35敗3分、こちらも借金で終わった。

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両軍のスタメン

ロッテ=1番・岡田(中)、2番・荻野貴(左)、3番・今江(三)、4番・デスパイネ(指)、5番・鈴木(遊)、6番・中村(二)、7番・伊志嶺(右)、8番・三木(一)、9番・田村(捕)、先発・涌井(右投)

楽天=1番・岡島(右)、2番・西田(遊)、3番・銀次(一)、4番・ウィーラー(三)、5番・後藤(指)、6番・フェルナンド(中)、7番・中川(左)、8番・嶋(捕)、9番・岩崎(二)、先発・則本(右投)

永井、小山の引退セレモニー。大久保監督のお寒い光景



こんなに喜怒哀楽の揺れ幅が激しいゲームが今季最終戦に待っているとは、試合開始前は予想できなかった。

試合後の永井・小山両投手の引退セレモニーはとても感動的だった。この2人なくして私の楽天への思い出は形成されないと改めて感じた。

永井の挨拶、斎藤の時と比べると、まとまりを欠いていたように感じた。それはTwitterに「ただ諦める事だけはしたくない」と綴った先月27日31歳の誕生日から急転の現役引退表明となり、自分の進路について最後の最後まで悩み抜いたであろうその痕跡のようにも感じられた。

9回小山の引退登板。コボスタ場内にその昔小山が登場曲として使用していたメタリカの名曲「Enter Sandman」が流れた時には鳥肌が立った。正直、小山は時には頼りない楽天版マリアノ・リベラだったけど、それでも愛すべき楽天版マリアノ・リベラだった。肌寒かったこの日もおなじみの半袖ゴーグル姿は変わらず。挨拶で故障とは無関係と思っていたという趣旨の発言をして怪我をしてしまったことを悔いていたが、ある意味、右肩痛は、NPB史上11人目となった5年連続50登板を成し遂げた小山の勲章、戦地での刀傷だと感じた。

小山の惜別記事はベースボールチャンネルに寄稿済みだが、永井のそれについては後日ブログに書きたいと思っている。

最終戦セレモニー。大久保監督の挨拶には、はらわたがよじれるほど笑ってしまった。来年は東京新宿歌舞伎町で居酒屋の親父になるのだという。その直前、「ほんっとうに、仙台、東北が大好きになりました」と大久保監督。場内の拍手・歓声を待望するかのように東北愛を宣言したが、しかし聴衆から返ってきたのはお寒い散発の拍手のみ。デブノミクスが頓挫し、デーブのみクズが明らかになった現在の大久保監督を良く象徴する本当にシュールな光景だった。

プロ野球の劣化きわまれり。もし逆の立場なら到底許容できない6回表の茶番劇



そして、この試合、決して忘れてはならないのは、6回表、引退登板の永井怜と代打・清田育宏の対決シーンだ。

この日、相手先発はここまで14勝の涌井秀章だった。15勝で最多勝に立つ大谷翔平にあと1と迫っており、タイトルをかけて114球を投げた前回10/1日本ハムから中4日登板となっていた。試合は粘投則本と好投涌井、両先発による投手戦になる。6回表は、両軍1点ずつ取り合い1-1で迎えたロッテの攻撃だった。

楽天はこの回から引退登板の永井が登板。ロッテの攻撃は4番・DHデスパイネから始まる打順。ここで伊東監督は代打・清田を告げる。

涌井の最多勝を援護すべく、一瞬、伊東監督が勝ちに行くために切ってきた手札のように思われたが、そうではなかった。自軍エースの最多勝を一瞬放り投げて、敵軍投手の引退試合にお付き合いする代打策だった。

清田は永井より2歳下、同じ東洋大学の後輩に当たる。試合後の花束贈呈役が決まっていた永井の後輩に、永井へ餞別の三振をしてくるよう命じたのだろう。初球ボール球を見逃した清田は2球目から3球連続ボール球を空振りし、見事その役を演じた。

先日斎藤隆引退登板で完全なボール球に手を出した細川と比べれば、まだスマートな演技だったが、今季の清田なら恐らく手を出さないであろうボール球には変わらなかった。怪我をしていて守備に就くのは難しい清田との対決を実現させるため、両軍の間で試合前からDHのところで永井を登板させるという暗黙の了解があったかもしれない。

ある意味、斎藤引退登板の時よりも酷かった。

あの時はかたやリーグ優勝が既に決まっていて、かたや2年連続最下位が既に決定していた中で実施された。試合展開も後ろに圧倒的守護神サファテが控えていた相手が1点リードした9回表のこと。タイトルをかけて瀬戸際の成績に置かれている選手も、あの時はいなかった。ただ、あからさまなボール球に醜い演技で空振り三振に倒れた細川の大根役者ぶりが不快に映っただけだった。

今回は違うのだ。涌井の最多勝がかかっている試合での出来事だったのだ。しかも、試合の中盤、その後の流れを左右する先頭打者という重要局面だった。4番という絶好の打順から始まる場面でもあった。先頭打者が出塁に成功すれば、得点が入る確率は高まる。その中、ロッテはアウト1個を無駄に消費するかたちになったのだ。

例えば、終盤ロッテが僅差リードで迎えた場合、小山引退登板でもアウト1個を楽天に悠々と献上する事態も考えられた。エースの最多勝をかけて戦う中、永井・小山のアウト2個分と差し引きで通常27個のアウトで行われるゲームが本戦は25個のアウトでの試合になっていた。ロッテファンからしてみれば、2/3回攻撃回が少ないという厳しい条件下に晒されながらの難しいゲームでの応援になったのだ。

最多勝をかけて登板していた涌井は正直、心中複雑だっただろう。それを許容して登板していたとしても、やっぱり難しいマウンドになったのは避けられなかったのでは?と思う。プロ野球の劣化もきまわれりという残念なシーンになった。

それまで涌井の前にほぼ完璧に抑えられていた楽天打線は、6回に永井が出てきて場内の雰囲気が一気に一変。楽天押せ押せに変わったことで息を吹き返した。直後の攻撃回、涌井の攻略に成功。2点を奪った。楽天が場内の雰囲気を楽天有利に変えることができる魔法のカード「永井引退登板」を直前に切ったことが、涌井が崩れた原因の1要因になったのは明らかだろう。

翌7回すぐさまロッテが反撃。2点を返し、3-3の同点。試合が振り出しに戻ったことで、延長11回までもつれることになった。

9回表ロッテの攻撃。先頭の代打・高濱と引退登板小山の対決。ゲーム展開が再度茶番を繰り返すことを許さなかったのだろう。代打・高濱はマジで打ちにいく。これが普通のありうるべき姿だと思う。引退登板するのはかまわないが、対戦相手はそれにお付き合いすることは全くないというのが私の持論だ。でなければ今回のような悩ましく微妙な場面がどうしても発生してしまう。

高濱は1軍投手の球ではなかった小山の133キロを右中間へ鋭く打ち返して二塁打で出塁した。8回終了時に107球を数えていた涌井を援護すべく、無死2塁という最高のかたちを作った。しかし、楽天はこの後、松井裕が登板。背番号1は難しい火消しを見事に完遂し、延長戦へ突入する。涌井はCSを控えた中、延長10回を投げ切り、球数は既に137球を数えていた。CSにも影響が出るかもしれない球数過多だった。もし11回表に味方が得点ならなければ11回裏もマウンドに登ろうかという状況だった。

これ、逆の立場、則本が涌井の立場だったら、楽天がロッテの立場だったら、私は憤慨モノだ。

(一流投手でも大投手であっても私はできれば茶番は見たくはないが)一流投手でも大投手でもない相手の引退登板の片棒を担ぐことなく、もっともっと早めに援護しろよ!!!という話に当然なってくる。その絶好場面が6回表だった点は明々白々だろう。あの場面で相手におつきあいしてみすみすアウト1個を無駄に献上することなく、容赦なく相手を攻略し、援護点の糸口にすべきという話になると思う。

今日の中日vs広島戦では中日・山本昌の引退登板が予定されているという。現在4位の広島はこの最終戦で勝利すれば阪神を上回り、CS進出が決まる大切な1戦だ。その中、中日はビジターゲームながらも50歳の山本昌をマウンドに送り出すのだという。正直、広島選手からしてみれば、心中複雑。悩ましいところだろう。

このように、相手がこの試合に勝てばCS進出など重要局面に立たされている試合での引退登板や、今回のようにタイトルがかかった選手が含まれた中での引退登板は、どうしても悩ましい場面が発生する。両軍を応援するファンの中に心を痛ませる人達が多く出てきてしまう。それだけに今後は避けるべきだ。

結果は涌井が辛くも15勝目を手にしたからまだ良かったとはいえ、もし楽天が延長戦で勝っていた場合、ロッテファンは怒り心頭だろう。エースの最多勝はならず、しかもエースはCSを控えた中でその後のパフォーマンスに響くかもしれない球数過多登板。もし立場が逆なら、楽天ファンの多くも怒り心頭になるはずだ。

繰り返すが、永井vs清田の三振劇は、勝利を目指す試合の中で、あってはならない茶番だったと思う。【終】

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引退試合

巨人ファンですが、この間の清田細川のありえない三振について、これは最近ではなくて昔からの暗黙の了解らしいですね。点差がついたら盗塁したらダメみたいなものでしょうか。
2007年に巨人の村田が空気を読まずに引退する佐々岡からホームラン打って、お約束無視したとずいぶん言われました。佐々岡自身はすっきりしてましたが、村田は「すいません」ってホームラン打ったのに謝ってたしなんだかなぁって感じでしたよ。その時にちょっと調べたら、例外はありますがやっぱり引退試合には打者は三振ってのは多いですね。
今回のは涌井の最多勝がかかってたから例外でも良かった気はしますがね。
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