ナンセンス以外の何物でもなかった則本昂大の最終戦登板

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最終戦の則本昂大先発はいったい何だったのか?!



昨夜の今季最終戦、先発・則本は、スコア1-1の中、6回頭に引退登板の永井にマウンドを譲った。5回87球6安打1失点の内容だった。

今季の則本について大久保監督「苦労した一年だったけど、順調に勝つよりいい経験をした。まだ一つ借金があるので、借金を返して来年へ向かってほしい」。指揮官は勝敗を11勝11敗の五分に戻すことを期待して最終戦のマウンドにエースを送り出したが、勝利投手の権利を持たずに降板。いったい何の意味があったのだろう?と思う。

則本にとっては難しい状況下で11勝目を目指すことになった。

1つめは永井・小山の引退試合だったことだ。

記録に残る目覚ましい好投しても終盤には永井・小山の引退登板のためマウンドを譲る必要があった。そのため、序盤早々にヒットを打たれる必要があった。もし最終戦で則本がノーヒットノーラン投球を8回終了時まで続けた場合、恐らく9回も則本続投になったことだろう。1年目から先輩投手の薫陶を受けてきた則本にとって、永井・小山の引退登板が吹き飛ぶ事態は絶対に避けたいと思っていたはずだ。

早い段階で相手にヒットを打たれることが「暗黙のノルマ」として課された中で11勝目を目指す。相反する要素を抱えながらのマウンドは、則本にとって難しいものだったと思う。

2つめは相手先発が涌井だった点だ。

今季完全復活を遂げた涌井は最多勝をかけて登板してきていた。当然、ロースコアの投手戦が良そうされた。この点も則本にプレッシャーを与えたと思う。

もし楽天の1点リードで終盤を迎え、11勝目の権利を手にしたまま引退登板の永井・小山にマウンドを譲り渡した場合、リスクがあった。というのは、力の衰えた彼らがロッテ打線の反撃に遭い、11勝目の権利が消える危険性があったからだ。それを回避するためには、楽天がまとまったリードの点差を維持する必要があった。則本としては1点ですら相手に与えたくなかったのが本音だろう。

これだけでも十分にタフな登板になったが、もう1つ、難しい状況が加わっていた。

則本自身初となった2登板連続での中4日先発だ。

中4日で112球を投げた前回10/1ソフトバンク戦からの中4日になった。中5日中6日と中4日では当然調整方法が異なってくる。しかも単発の中4日なら、手探りのまま調整をしても、なんとかしのぐこともできるだろう。しかし、それが2戦連続で続くと、しっかりとした調整を実施しない限り、疲労が身体から抜け切ることはない。しかも、3000球以上を投げてきたシーズン終盤での2戦連続中4日だ。前回からの疲労を引きずりながらのマウンドは避けられない状況だったと推測する。

事実、最終戦の則本はストレートで最速152キロ、平均で145.4キロを計測したが、真っすぐ42球を投げて奪った空振りは僅かに1球に止まった。今季のストレート空振り率8.3%の則本が最終戦では2.4%。真っすぐを打たれて6打数2安打の.333とかんばしくなかった。3回岡田の二直など凡打の中にも良い当たりがあった。

1回から4回まで毎回走者を背負った。立ち上がりから4回まで走者を出し続けたのは今季28試合中、本戦を入れて僅かに4試合である。本調子とは言えなかったと思う。

結局、最終戦で何も手にすることができずに降板した則本。

優勝争い、今夜の広島のような勝てばプレーオフというCS進出決定戦でもない、既に終わった消化試合でエースを無駄使いした大久保監督、高村投手コーチ(あるいはそれを指示した三木谷オーナー?)の見識を疑わざるをえないのだ。

さて、下記で則本の年度別球数を改めてチェックしてみたい。

(下記に続く)

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2年連続3346球超えは必至



ご覧頂いているように、今季の則本は開幕から、降雨ノーゲームでの72球を含めて合計3268球を投げている。

新人1年目から3年連続3000球となった。

近年、NPBで3年連続3000球を投げている投手はごく一部だ。

2007~2012年データになってしまうが、下記の参照エントリーによると、この期間内で3年連続3000球を達成しているのは、杉内俊哉、成瀬善久、ダルビッシュ、前田健太の4人だけなのだ。

この4人とてルーキーイヤーから3年連続3000球を続けたわけではなく、自身の投球スタイルと実績が確立された中での達成である。1年目から3年連続3000球は、近年では則本ただ1人だけだと思う。


◎球数制限とは何なのか②|野球史 (野球の記録で話したい)


さらに今年は11月に国際大会「WBSC世界野球プレミア12」が待っている。

最終ロースターは今週金曜日に発表されるが、則本は順当に選出されるだろう。

予選ラウンドは11/8から始まり、決勝または3位決定戦に進んだ場合は11/21まで戦うことになる。その直前の11/5、11/6にはプエルトリコとの強化試合が2試合組まれている。

約2週間の日程で則本が何球投げるか分からないが、最低でも100球は投げると仮定すると、今季の球数は3368球になる。3年連続3186球超え、2年連続3346球超えは、類を見ないフル回転ぶりだ。

勤続疲労は時限爆弾のように突如やってくる。正直、則本の肩や肘が心配だ。

チームが採るべき最優先は則本昂大の健康管理だ



■則本昂大 年度別 WAR
※2015年データは9/13終了時。DELTA調べ。カッコ内は投手WARの順位
2013年 3.4 (セパ14位、パ5位)
2014年 6.1 (セパ2位、パ2位)
2015年 4.6 (セパ4位、パ2位)

則本昂大は現在、楽天の中で最も勝利に貢献する選手であり、チームNo.1の選手価値を有している。控えレベルの選手と比べた時に何勝分の貢献度があったかを表すセイバーメトリクスの選手総合評価指標WARでは、今季も4.6を記録している。

データスタジアムの新著『野球x統計は最強のバッテリーである』には目安として0~1=補欠クラス、1~2=レギュラー級、2~3=固定レギュラー級、3~4=好選手、4~5=オールスター級、5~6=スーパースター級とある。

その目安に沿って言えば、則本はルーキーから既に好選手、2年目の昨年はスーパースター級、3年目の今年とてオールスター級の活躍をしてきたことになる。

その背番号14に過去3年間の勤続疲労が襲いかかり、来季は故障。登板数・イニング数を大きく減らすことになるようだと、再建を託された梨田楽天は1年目から厳しい戦いを余儀なくされることになってしまうのだ。

きたる将来、優勝戦線でヘルシーな状態でフル回転してもらうためにも、無理をさせるべきではない場面では、徹底的に無理をさせない。こういう方針が大切だった。

その意味で、今後プレミア12も控えた中、最終戦の則本登板は、ナンセンス以外のなにものでもなかったと思うのだ。

則本ではなく、菊池や古川など若手に投げさせて、経験を少しでも積ませるべきだったと思うのだ。【終】


◎◎◎関連記事◎◎◎
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