【試合評】 終盤反撃機をベテランの不甲斐なさと指揮官の不可解代打采配でフイにする~2015年8月26日●楽天イーグルス2-3オリックス

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8回、絶好チャンスをベテランの不甲斐なさと指揮官の不可解采配でフイにする



中盤に点を取り合ったオリックス18回戦。スコアは2-3、楽天が1点を追う展開で、場面は終盤8回を迎えていた。

オリックスはこの回から二番手・平野佳が登板。7回2失点の先発・東明は球数も91球だったが、5回以降、楽天に捉えた当たりを許すことが多かった。そのため、福良監督代行、勝利の方程式で逃げ切りを狙ってきた。しかし、平野佳も今季は本調子からは程遠い。イーグルスは昨季40セーブ右腕をあと一歩のところまで攻め立てた。

活路を開いたのは先頭・松井稼だった。甘く入った初球を右翼線へ。痛打がライト小田のエラーを誘った。1ヒット1エラーで一気に2塁へ。続くペーニャ。追い込まれた後、144キロ速球を右手に受ける。明日以降の出場が危ぶまれる痛恨のデッドボール。しかし、無死2,1塁、チャンスは広がった。ここで大久保監督が動く。4番・ウィーラーに代えて、ピンチバンター森山のカードを切る。今季初めての代打起用になった「走のスペシャリスト」だったが、初球でバントを決めた。

塁状況は1死3,2塁。一打出れば勝ち越しも?!という場面で打席は銀次にまわる。マウンド上の平野佳、二塁打、犠飛を放っていた銀次に、まともな勝負を挑んでこない。落ちる球の連投となった。銀次はしっかり見きわめた。3-1からフォアボールで出塁する。塁上全て埋まり、1死満塁。楽天がつなぎの野球で絶好の同点機、勝ち越し機を演出した。

しかし、6番・後藤、代打・聖澤が凡退。得点が入らなかった。

絶好のバッティングカウントを逃し、明らかなボール球に手を出しにいった、ありえないアプローチで空三振に倒れたのが、後藤だった。

ボール先行2-0からの第3球、外角寄りに甘く入る144キロ速球だった。これを悠然と見逃した八郎潟生まれのベテラン左打者は、直後の第4球、インコースいっぱいに速球を投げ込まれ、2ストライク目を奪われてしまう。決着は2-2からの第5球だった。外角狙いの148キロ速球が力んで真ん中低め、に抜けた投球。見逃せばボール球。後藤はその球に手を出した。案の定、バットが空を切った。三振で2アウトとなる。

後藤と言えば、昨年ボール球スウィング率48.8%を記録していた。ボール球約2球に1球は手出ししていた。その悪癖は変わらず、今シーズンは当方調査で44.9%。一番大切なシーンで悪癖が顔をのぞかせてしまった。

さらに、今季の後藤はストレート、ツーシーム、シュートなどの速球に弱い。ここまで182打数34安打の打率.187だった。加齢による動体視力の衰えも、この場面で露呈するかたちになっている。

2死満塁で打席は藤田。ここで大久保監督、再び動く。藤田に代えて聖澤を代打で起用する。

聖澤後援会会員の私の立場をもってしても、代打・聖澤は解せない采配になった。

確かに本戦の藤田は東明の前にゴロ3本の3タコと調子が出ていなかった。聖澤vs平野佳の通算対戦成績は18打数5安打の打率.278、今季は3打数2安打を記録していた。恐らくこの相性で背番号23のカードを切ったのだと思うが、今季の聖澤はストレート、それも平野佳が連発してくるであろう145キロ以上のストレートに弱かったのだ。

◎藤田と聖澤のストレート打率
ストレート打率・・・藤田.321、聖澤.276
144キロ以上ストレート打率・・・藤田.275、聖澤.194

案の定、聖澤は凡退してしまう。初球変化球がボールになった後、3球続けて149キロ、150キロ、146キロのストレートを連投され、ファウル、ファウルで1-2と追い込まれた後、インコースの146キロに差し込まれてサードへの平凡ゴロに終わった。

9回表無死1塁、またしてもバント失敗



絶好のチャンスをベテランの不甲斐なさと指揮官の不可解代打起用でフイにしたイーグルスだったが、翌9回、チャンスを作る。

先頭・嶋がお得意のライトヒッティングで抑え・佐藤達の初球をセンター右へ弾き返し、出塁に成功した。

無死1塁で打席は9番・西田。バントの場面だ。しかし、西田がバントを投バ飛にしてしまう。今季、バントがなかなか決まらないイーグルスの課題点が改めて浮き彫りになった。

先日、日刊スポーツで楽天のバント成功率がセパ12球団中2番目に良いという数字が出た。しかし、これはバントファウルやバント空振り、バント見逃しで追い込まれてしまい、やむをえずに打って出た打席を考慮に入れていない。そのような失敗打席も分母に含めると、真のバント成功率は69.0%になっている。本戦の失敗でさらに下がりそうだ。

1死1塁、島内、松井稼も凡退した。両者いずれもボール先行2-0を経由。島内はフルカウントから中飛、松井稼は2-0から中飛。いずれもイージーアウトだった。バッティングカウントを演出しながらも、自身の打撃ができない。これも本戦の敗因の1つ。フルカウント勝負含むボール先行で楽天打者が打って出た結果は10打数2安打1二塁打の打率.200だった。

結局、2-3で今季17度目の1点差負けを喫したイーグルスは、今季2度目の8連敗。

チーム成績は6位、111試合45勝63敗3分の勝率.417、借金はまた1つ増えて今季最多の18へ。ゲーム差は1位・ソフトバンクと28.5、2位・日本ハムと19.5、3位・西武と7.0、4位・ロッテと6.5、5位・オリックスと1.0とした。

各種戦績は、後半戦9勝20敗、8月6勝14敗、オリックス戦6勝10敗2分、ビジター23勝33敗の推移になった。

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両軍のスタメン

楽天=1番・島内(中)、2番・松井稼(右)、3番・ペーニャ(指)、4番・ウィーラー(左)、5番・銀次(一)、6番・後藤(二)、7番・藤田(三)、8番・嶋(捕)、9番・西田(遊)、先発・辛島(左投)

オリックス=1番・ヘルマン(二)、2番・川端(左)、3番・糸井(指)、4番・中島(三)、5番・ブランコ(一)、
6番・安達(遊)、7番・武田(右)、8番・駿太(中)、9番・山崎勝(捕)、先発・東明(右投)

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銀次、東明相手に一人で大立ち回り



7回、打者28人、球数91、被安打3、被本塁打0、奪三振2、与四球4、失点2、自責点2。

楽天が東明にヤられたのは6/24オリックス戦以来、今季2度目になった。

甘い球を仕留めることができなかった楽天打線。例えば7回1死1塁、西田、島内の打席がそうだ。結果球はいずれも真ん中に入った失投スライダー。しかし、西田は遊飛、島内も中飛に倒れた。

7回を僅か3安打に封じられてしまった。しかし、そんな苦境で1人気を吐いたと言っても過言でないのが、銀次だ。1打席目こそ厳しいコースを攻められ、今季3度目の見逃し三振に倒れた銀次だったが、2打席目以降は本領発揮する。

第2打席はスコア0-0の5回表、先頭打者。直後インコースを攻められた後ながらも、2-1からのアウトコース140キロを仕留めた。右中間ウォーニングゾーンまで運ぶエンタイトルツーベースでチャンスメイクし、その後、西田ショート内野安打時に先制のホームを踏んでいる。

第3打席は3点を取られた直後の6回表、ワイルドピッチでペーニャが1塁から一気に3塁まで激走して作ったチャンスにしっかり答え、右翼に快音残すフライナーを打ち返した。この当たりが犠牲フライとなって、楽天に2点目が入った。

8回、平野佳の誘い球を見切った姿といい、やはり、イーグルスの中でバッターボックスで最も頼りになる打者である。

銀次と言えば、例年2ストライク以降の打率が高いことで知られている。初Vの2013年は.324、2014年も.298を記録していた。今季も御多分にもれず、その持ち味は健在、ここまで58打数20安打の打率.345のハイアベレージを残している。

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辛島7敗目。技巧派、軟投派左腕の本領発揮できず



4回2/3、打者23人、球数97、被安打7、被本塁打1、奪三振3、与四球2、失点3、自責点3。

辛島の今季成績はこれで4勝7敗、防御率4.46となった。

辛島「調子は悪くなかったんですが、全体的にボールが高めに浮いてしまいました。ランナーを出しながらも何とか粘れたんですけどね。(失点が)ツーアウトからというのが悔いが残りますね」

4回まで3安打無失点に抑えてきたが、5回2死走者なしから短長4連打を受け、3点を失った。2番・川端に甘く入ったカーブを中前へ運ばれると、ボール先行3-1から3番・糸井に一閃くらい、右中間席へ2ランをライナーで叩き込まれた。この後、4番・中島、5番・ブランコに長短連打攻勢を受け、ブランコの中安で2塁から中島が生還し、3点目を奪われた。

辛島は「調子は悪くなかったんですが」と語ったものの、どうみても本調子ではないだろう。6/26ソフトバンク戦以降の8登板で投球回を上回る被安打を浴びたのは6試合を数えている。

今季はゴロ率が低すぎるのが懸念材料になっている。昨年は4.91%を記録したが、今年は39.5%まで約10%も激減。本戦もその傾向は変わらず、27.8%だった。ゴロが多かったのは序盤2回までで、3回以降はゴロ1本に留まった。

多彩な球種を駆使して、打者のタイミングをはずし、ゴロを打たせて取るのが取るのが真骨頂の辛島だが、今季はそれができていないのだ。球の球威、キレが昨年と比べると乏しいのだろう。キャンプ中に痛めた背中~脇腹や手術した右手の怪我の後遺症、スタミナ、投球フォームなど、フィジカル的に何らかの問題が発生しているのかもしれない。

でないと、今季のゴロ率の低さは、ちょっと考えにくい数字だ。平凡な球速しか持ち合わせていない技巧派左腕がフライ率を増やしてしまうう。これは最も罪深き罪である。早急に改善を要求したい。




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