【試合評】 マスダ対決を制した慎太郎の帰ってきた決勝打。3位とのゲーム差3.0に~2015年8月4日○楽天イーグルス5-4西武

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風雲急の7回、則本が捕まり4失点



7回表、コボスタは風雲急を告げていた。

楽天は4点をリードしていた。初回伊志嶺の右越え二塁打で2点を先制、5回には聖澤による2点遊撃内野安打で追加点を入れ、試合運びを有利に進めてきた楽天。則本は走者を出し、ピンチを招きながらも、気持ちのこもった投球で、ライオンズ打線を切り伏せてきた。スコアボードにはゼロが綺麗に6つ。6回を終えて球数も94球。7回いかんでは完投も視野に入ってくる。そんな投球だった。

しかし、先頭メヒアを三ゴに仕留めた1死後、代打・斉藤を三振逃で振り逃げ出塁を許してから、風向きが変わっていく。

1死1塁で外崎。新人遊撃手は初回聖澤の遊ゴをエラーしていた。その失策がきっかけで岸が2点を失った。自らのミスをバットで取り返す。気持ちが入っていたのだろう。則本のクサイ球を見きわめた。ボール先行2-0経由のフルカウント勝負はフォアボール。1塁走者が得点圏に進み、2,1塁で打席は1番・秋山。なんとここから短長3連打を浴びてしまう。秋山には右前に弾き返されて満塁、2番・脇谷は痛烈なセンター返しで三走生還。なおも満塁で3番・浅村は走者一掃の右中間二塁打。一気に4点を失った。(楽4-4西)

ここで則本降板。頑張ったのは二番手以降の投手達だ。火消しで出てきた青山がなおも2塁のピンチで4番・中村、5番・栗山を退けて危機を脱出。特に中村との対決は全4球ストレート勝負。インハイ厳しい所を攻めての空三振はシビれるシーンになった。

翌8回はクルーズ。本戦ではコントロールが定まらず、3四死球で2死満塁ピンチ。2番・脇谷に154キロを左前に上手く弾き返されたが、打球が伸び過ぎたことも幸いし、また慣れないレフト守備に就いている伊志嶺が真正面の伸びてくるライナーに対してぎこちなさが残りながらも頭を越されることなく、ジャンピングキャッチでグラブに収めるプレーもあり、ゼロに抑える。

8回、帰ってきた慎太郎。マスダ対決を制す決勝打



すると、8回裏、イーグルスが攻め立ててきた西武救援陣を遂に捉え、1点の勝ち越しに成功する。

ライオンズはこの回から増田。決勝点は初回同様、ショート外崎のエラーから始まった。ペーニャが叩きつけたハイバウンドをチャージした外崎が後逸し、打球が中前へ抜けていく間、ペーニャが一気に2塁を陥れた。その後、バント、死球で1死3,1塁、18.44mの対決は故障復帰即7番・DHで起用されていた枡田。枡田vs増田のマスダ対決を制したのは枡田だった。全10球のストレート勝負。追い込まれてからファウルで5度くらいついた後の10球目、甘く入ったストレートを1,2塁間真中に弾き返し、右前へ。3塁から代走・森山が決勝のホームを踏んだ。(楽5-4西)

9回表は松井裕樹だ。3番・浅村、4番・中村、5番・栗山。西武の中軸を見三振、空三振、三ゴに仕留めて、球団新記録樹立となる23セーブ到達。イーグルスが今季15度目の1点差勝利を飾り、3位・ロッテがオリックスに敗れたため、3位とのゲーム差を3.0に縮める試合になっている。

チーム成績は5位、94試合42勝49敗3分の借金7。ゲーム差は1位・ソフトバンクと19.0、2位・日本ハムと9.5、3位・ロッテと3.0、4位・西武と1.0、6位・オリックスと3.0とした。

各種戦績は後半戦6勝6敗、8月3勝0敗、西武戦5勝9敗(コボスタ1勝5敗)、コボスタ19勝19敗3分、先制した試合29勝19敗、1点差試合15勝12敗の推移になった。

(下記へ続く)

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両軍のスタメン

西武=1番・秋山(中)、2番・脇谷(右)、3番・浅村(二)、4番・中村(三)、5番・栗山(左)、6番・森(指)、7番・メヒア(一)、8番・炭谷(捕)、9番・外崎(遊)、先発・岸(右投)

楽天=1番・聖澤(中)、2番・藤田(三)、3番・松井稼(右)、4番・ペーニャ(一)、5番・伊志嶺(左)、6番・後藤(二)、7番・枡田(指)、8番・嶋(捕)、9番・阿部(遊)、先発・則本(右投)

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変化球がお得意な伊志嶺忠の先制二塁打



5回、打者21人、球数95、被安打3、被本塁打0、奪三振5、与四球2、失点4、自責点1。

仙台は岸の故郷だ。Kスタ/コボスタでの楽天戦は2013年7/14の9回2失点完投勝利を起点に3連勝が続いていた。ここ3試合は3連敗と黒星続きだったが、内容は3戦連続のHQS。打線の援護に恵まれなかっただけでハイレベルのゲームメイクをみせていた。

正直、手強い相手だったが、初回いきなりのエラーでリズムを乱したようだ。2死2塁で直前のペーニャが勝負を避けられたような四球で1塁に歩き、2死2,1塁になったところだった。ここで伊志嶺が凡退すれば相手の思うツボ。しかし、伊志嶺はその乱れを逃さなかった。フルカウント8球勝負、岸の決め球チェンジアップを打ち返した。打球は右越えのウォーニングゾーンに着弾する先制2点二塁打になった。

実は伊志嶺、今季イーグルスの中にあって後藤と並ぶ変化球打ちの名人なのだ。

速球・・・打率.237、38打数9安打、14三振、5四球、2犠打、2二塁打
変化球・・・打率.302、43打数13安打、5三振、3四球、1二塁打、3本塁打
※8/2終了時データ

速球では打率.237と苦しむものの、変化球では打率3割。ここまで放った3本のホームランもスライダーやカーブ、全て変化球を捉えた一閃だった。三振の数にも注目して頂きたい。通常は変化球での三振が多くなるところ、伊志嶺は真逆。速球で14三振を喫する一方、変化球では僅かに5三振。今のところ、変化球にタイミングはずされることなく上手く対応できているのが良く分かる。

聖澤のど根性が内野の頭を越えた



2回以降4回までの3イニングは岸に岸の投球をされて手も足も出なかったイーグルス。しかし、5回、再び相手の守備ミスからチャンスを作った。キーワードは「ど根性」だ。

先頭・枡田。放った当たりは決勝打のようなクリーンヒットとは真逆にある泥臭い全力疾走のセカンド内野安打だった。無死1塁で嶋。送りバントが岸のほぼ正面。岸は迷わず2塁送球へ。この送球が逸れた。打席結果は投犠失ではなく投バ失なので、もし正確な送球だったら2塁封殺されていたシーンだ。岸の送球エラーに救われた。

無死2,1塁で阿部の送りバント成功も大きかった。今季の阿部の真のバント成功率は本戦試合前時点で50.0%と低かった。先日は送りバントの場面でピンチバンターを送られる屈辱も味わった阿部が、しっかり初球で決めた。阿部は7回にもバントを決めており、人知れずバント練習をした成果が出たと言えそうだ。

決めたのは聖澤だった。

1死3,2塁、1-2から2球続けてインコースを厳しく攻められたその2球目の146キロ速球。ドン詰まりだった。通常なら遊飛コース。しかし、西武内野陣が前進守備を敷いていたことが幸いした。背走する遊撃・外崎の頭上を、ど根性で越えて着弾するポテンヒット。この当たりで2塁走者・嶋が好走塁を見せ、本塁クロスプレーをくぐり抜けて生還した。背番号23のタイムリーは7/22日本ハム戦以来9試合ぶりで今季4本目。

阿部の2度に渡るバント成功といい、帰ってきた慎太郎の全力疾走内野安打に粘って11球を制した決勝打といい、聖澤のど根性内野安打タイムリーといい、本戦の楽天ナインは久しく忘れかけていた「魂」がこもっていた。正面ライナーをぎこちなく好捕した伊志嶺のプレー、三遊間のゴロを上手く処理した藤田の好守、1回伊志嶺の右越え二塁打で1塁から長駆生還したペーニャの走塁も良かった。

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則本、30度超えのナイターにスタミナ切れか?!



6回1/3、打者30人、球数115、被安打8、被本塁打0、奪三振7、与四球2、失点4、自責点4。

初回から気持ちがこもる投球だった。立ち上がりのストレート平均球速は今季平均144.0キロを上まわる147.6キロ。150キロも計測した。

3、4、5回と得点圏に走者を背負ったがその都度切り抜け、6回は11球で中村、栗山、森を三者凡退投球。6回までは問題ないように見受けられた。この日は追いこんでからの決め球が良く、序盤から三振を量産。前回登板は追いこんでから多くのヒットを許していただけに、その反省を課題点として投げてきているのが良く分かるピッチングだった。

しかし、7回、球数が100球を超えてきたところで捕まった。この回は変化球が中段以高に浮くシーンが何度も見受けられた。それだけ握力が落ちていたということなのだろう。

この日仙台地方は今年2度目の猛暑を記録。日中35.2度まで上がった気温は夜19時になっても下がらず30度を記録していた。グラウンドレベルは相当暑かったのだろう。そのことに加えて初回から飛ばし過ぎたことが、体力の消耗をいつも以上に加速化させていたと思う。

浅村に落ち切らない棒球のフォークを打ち返され、走者一掃二塁打を浴び、降板した則本。マウンド上でも、ベンチに引き上げる途中でも、ベンチに引き上げた後も、何度も何度も悔しさを爆発させていた。あのエースの悔しがりが、味方打線に火をつけたと言えるかもしれない。【終】

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