負傷者続出の楽天が借金7で踏ん張ることができたその理由と、塩見貴洋と安藤忠雄の共通項

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評価したい大久保監督のポジティヴ会見



昨年は星野監督の辛辣コメントに何度もゲンナリさせられてきた。特定選手を槍玉に挙げ、キツい口調でバッサリ切り捨てる試合後の会見は、ファンの心を痛めた。後から分かったことだが、難病で心身ともに余裕がなかったのだろう。しかし、1軍を預かる将としては、あってはならない発言の数々だった。

しかし、今年はそういうことが全くない。

試合後、大久保監督の囲み取材。そこで発せられるメッセージの数々は、松岡修造氏に指示を仰いだのでは?と思われるほど、ポジティヴのオンパレードなのだ。

最近の負け試合の時のコメントを幾つか列挙してみよう。

(6/24●E0-3Bs)「あそこで同点になって、2死二塁になれば変わった。転がしてくれればと思っていたけど、それが成功しなかった。小関も失敗を身をもって感じてもらって、次につなげてくれれば。負けの責任は全部俺だから」

(6/26●E1-5H)「まだ借金1。点を取れないのも俺の責任だしな」。

(7/1●E0-8M、則本炎上) 「才能を持っていても失敗はある。前を向いて欲しい」。

(7/3●E2-3M、11安打で僅か2得点)「これだけ打って点が取れないのは采配がいけない。選手はよく食らい付いてくれた。打つべき人は打っている」。

(7/4●E2-3F、松井裕が打たれ今季最長8連敗になり)「みんな精いっぱい戦っている。できる限りの知恵をしぼって、何をやったら勝てるかを練るだけ」

(7/9●1-4H)「バンデンハークへの対策は練っていたし、バッター陣は対策通りにトライしてくれた。それでも初対戦で150キロを超える球を打つことは難しい。次に当たったときには必ず食らいつく」


勝った時は活躍した選手をオーバーなくらいに称え、負けた時はミスした選手をかばって、全ての責任を自ら背負い込む。開幕直後から全てこんな調子なのだ。例え、カメラの前のポーズであっても、そのコメントは清々しい。(たまあにゲッ!と思うことはあるにせよだ)

昨年は指揮官が苦虫を噛み潰した表情で、キツいお小言を特定選手や投手陣に多く発していた。しまいにはサジを投げるような無責任発言もした。例えば、こんな感じだ。

 「(2敗目を喫した新人・松井裕に対して) あんなピッチャー初めて見た。言い訳もクソもない。(マウンドの高さが)50センチも60センチも違うわけじゃないんだから。あんなに高くいったら、嶋もリードのしようがない」。(2014年4/9●E2-5F)

 「(連続四球で3失点の青山に対し) いつものように試合を壊してくれた。2点差なら何が起こるか分からない。風も強かったし」(2014年5/17●E0-7L)

「東北独特の粘りが全くなくなっている。スイングさせてもらっていない。分からん。もう、知らん」(2014年5/24●E0-2D)


昨年と今年を比べれば雲泥の差であることがお分かり頂けたかと思う。

昨年未曽有の最下位に沈んだ原因で、今年は怪我人続出ながらもギリギリ持ちこたえ健闘しているその理由。
もちろん他にも原因はあるだろうけど、その理由を指揮官に求めるなら)、ひとえに監督発言の違いだ。

以前にも書いたけど、昨年は闘将の毒吐き発言が、ミスを恐れた選手を過剰なまでに委縮させた。心身を蝕んでいたその病魔が闘将の発言を通じてチーム全体に伝染してしまった。

今年は、大久保監督が負けても全て責任をかぶり、ミスした選手をかばってくれるので、選手のモチベーションが下がるようなことはないのだ。

ピタゴラス勝率では.412の楽天。計算上は借金13でもおかしくはなかったところ、実際は借金7に踏み止まっている。その理由は(松井裕を抑えに抜擢したこともあるけども)指揮官の勝前を向くポジティヴ発言が、ナインを鼓舞しているであろうことは想像に難くないのだ。

前にも書いたけど、大久保監督の最大の功績は、この発言だと思うのだ。

(下記に続く)

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さて、前置きはこのくらいにしよう。

試合後の指揮官の発言にほぼ満足できる今シーズンだが、一方、選手の発言には、それを言ってはお終いよ・・・とゲンナリさせられるコメントがしばしば見受けられる。

例えば、6回途中8失点、則本が乱調で負けた6/30ロッテ戦、その試合後の小関のコメントだ。河北新報の番記者に、いつもの則本と違ったのか、それともロッテ打線が好調だったのかと訊かれた小関は「どちらか分からない」と困惑した表情を見せて答えたとされている。

マスクをかぶれば監督に代わりフィールドの指揮官になる捕手。18.44m先の投手はもちろん、相手打者、試合全体、チーム全体を見渡す広い視野が必要とされるキーストーンのポジションだ。そこを任され、エースのリードを託された立場でありながらも、「どちらか分からない」発言。根拠のなさを最も嫌うノムさんが今なお監督だったら、1時間の公開説教レベルである。もしそれが本音だったとしても、報道陣の前では嘘でも「もう少しリードを工夫すべきだった」とか、「則本さんの球には問題がなかった」とか言うべきだったのだ。チームの士気に関わるようなあやふやな発言は避けるべきだった。

塩見貴洋が安藤忠雄になった日



実は今回クローズアップしたいのは、小関の発言ではない。さらに上がいた。

小関発言ガッカリしていた矢先、そんなことを忘れさせてしまうくらいの、トンデモ発言が塩見貴洋の口から飛び出したのだ。


第1回花火大会が催された7/11オリックス戦(●E3-4Bs)、塩見が竹原、ブランコに2発をくらうなど6回途中4失点で今季5敗目を喫したゲーム。その試合後のコメントだ。


「毎度おなじみになって申し訳ない。なぜこんなにホームランになるのか、僕が聞きたい」◎花火大会の日に…楽天・塩見 一発病出た 12球団ワースト14被弾(スポニチアネックス 2015年7月12日 05:30)


「毎度おなじみ」という所にも、こめかみがヒクヒク動いてしまうのだが、被弾癖は塩見の言うとおり、毎度おなじみであり、ルーキーイヤーからの傾向でもある。本当のことだから不問に付したい。それよりも問題なのは、一番最後の「僕が聞きたい」だ。

この瞬間、塩見は、現在、新国立競技場問題で世間を騒がせ、会見で「工費増、私も聞きたい」と発言してしまった建築家・安藤忠雄氏と同じになってしまったのだ。

つまり、「僕が聞きたい」「私が聞きたい」という発言をした瞬間、世間から、この両人は渦中の問題を無責任にも放り投げ、そこから逃げ出したと見られても仕方がない、言ってはならない言葉だったのだ。ましてや、勝負師なら、なおさらだ。

同じ試合後、河北新報はこういうコメントを拾っていた。


「チームが苦しい中でも田中(ヤンキース)なら勝っていた。期待に応えられる成績を残さないと」(塩見「毎度おなじみ」一発病で5敗目 河北新報2015年07月12日日曜日)


田中将大と塩見は同じ1988年生まれ。そういうこともあって、塩見は田中を意識しているのだろう。少しでも田中に近づきたいという思いがなければ、田中を引き合いに出すコメントは出てこなかったはずだ。周囲からは辛島と共に二桁勝利と左のエースを争う存在と見られ、指揮官からは「左の大黒柱」(同河北新報)と期待を寄せられている立場である。そのことは塩見も重々感じているからこそ、不世出の完全エースの名前が敗戦後のコメントに出てきたのだろう。

しかし、同じ試合後に、田中に少しでも近づこうという意識を持ちながら塩見は、田中と発した同じ口で、「僕も聞きたい」の無責任発言をしてしまったのだ。

田中に限らず、チームの命運を背負うエースなら、まず絶対に言わないであろう禁句である。エースの矜持、チームの士気に関わるからだ。

恐らく塩見は自分に正直な人なんだろう。思わず本音がぽろりとこぼれ出てしまったのかもしれない。斟酌すべき事情もあったのだろう。

しかし、そうであってもだ。塩見が投手としてさらに一歩成長するためには言わずに心の中に留めておくべき言葉だった。
三流投手で終わりたいのなら失言も良し。しかし、塩見はそうではないはずだ。だからこそ、残念だった。

私の中では今季ここまで最大にガッカリさせられた犬鷲戦士のコメントになった。【終】

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