楽天の捕手難を引き起こした、デーブ監督の伊志嶺忠一塁起用

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楽天の捕手難を引き起こした、デーブ監督の伊志嶺忠一塁起用



既にTwitterでツイートしたものだけれど、ブログ読者でTwitterを見ていない方のほうが多いと思われるので、ここにも書いておきたい。

伊志嶺に引き続き、嶋も骨折で長期離脱。一気に捕手難に立たされた楽天は、報道によると、急遽、元オリックスの横山徹也と育成契約を結ぶようだ。横山は今季から楽天のブルペン捕手を務めている。

皆さんは、この一連の負傷劇による捕手難を、どのように見ているのだろう?

プレー中の怪我だった。そのため100%不可抗力だった。そのように考える向きも多いはずだ。

いや、ちょっと待って欲しい。

大久保監督の采配にも、その原因の一端があったのではないか。

1、2軍どちらでも守備に就いたことのなかった一塁に、伊志嶺を大胆抜擢した起用法も、チームを捕手難に陥らせた1つの原因を作ったと思うのだ。

伊志嶺一塁起用は、伊志嶺本人にとって見れば、それこそ野球人生の最後になるかもしれない大きな挑戦だった。チームは嶋と4年契約を結んでおり、今季はその2年目。昨年は二番手捕手として小関が台頭。多くの場数を経験してきた。楽天の捕手戦力構想から自分が外れつつあることは、伊志嶺本人が痛切に感じていたはずだ。

その中、守備をあまり重要視されず、1にも2にも打撃での貢献が求められる攻撃的なポジション=ファーストでの出場を首脳陣から打診された。突然のことだったと思うが、伊志嶺は腹をくくったはずだ。バットで生き抜こうと。

沖縄出身の伊志嶺である。ここまで、なんくるないさ~の楽観的精神がどこか抜け切れなかったが、背水の陣にならざるをえない絶好の機会を得て、遮二無二頑張ったのが、伊志嶺の打での活躍だったと思う。

その結果、2年ぶりのホームランを含む9本のヒットを放ち、5番の中軸を任される試合もあった。

(下記へ続く)

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トレードオフの関係で診る、伊志嶺の一塁起用



私はこの世の中のあらゆる事象はほぼ全て「トレードオフの関係」だと思っている。

この世の中に、利益のみを享受するだけの一方的なプラスの関係は、一部の特殊事例・環境を除き、ほとんどない。

一方を追求すれば、それによって引き受けざるをえないリスク、犠牲にした別の選択肢が発生する。それが常だ。一部の特殊事例と書いたのは、例えば、母親が我が子に注ぐ無上の愛などだ。その母親の無上の愛も、失われた20年、失われゆく30年で格差が拡大しきった日本においては形を変えつつある。目をそむけたくなるような信じがたい悲惨なニュースが日常茶飯事だ。

脱線した。話を元に戻す。

伊志嶺の一塁起用も、当然、トレードオフの関係にあった。

定評のある打撃を活かすため、一塁で起用する。このことで得られた9本のヒット等の槍働きが、大久保監督・チームが手にした利益だとすると、それによって引き受けたリスクの1つには、プロで全く経験のない一塁の守備に就くことで高まる怪我リスクだったと言えるのだ。

伊志嶺が右内転筋部分断裂に見舞われたプレーは、6/12中日戦の8回1死走者なし、3番・平田による三ゴを処理したウィーラーが1塁悪送球したときの捕球時のプレーだった。三遊間寄りのサード前方に詰まったボテボテのゴロ。前進して処理したウィーラーは1塁へランニングスローを試みたが、このスローイングが大きく逸れて1塁カメラマン席に飛び込む悪送球になった。このとき1塁で捕球体勢に入った伊志嶺はジャンピングキャッチを試みたが、その上をボールがすっぽ抜けていき、カメラマン席に飛び込んだ。この時(の具体的にどこか?は分からないものの)に痛みが生じたのだと言う。

もし伊志嶺に一塁の経験がそれなりにあった場合、このようなプレーで右太腿の肉離れを発症する確率は低かったかもしれない。そもそも一塁で起用していなければ、伊志嶺が怪我することは無かった。

伊志嶺が一塁に入ったことで勝った試合もあるではないか。そう主張するファンもいるだろう。もちろんそのとおりだ。しかし、今後、伊志嶺がマスクを被らなかったことで、負ける試合も同等に、あるいはそれ以上にあるのではないか。物事はそのように考えるべきなのだ。

伊志嶺が健在であれば、1軍は小関、伊志嶺、ファームから小山桂を上げてもこの3人で事足りる。2軍も下妻、セゴビアでぎりぎりまわすことができる。下妻は2軍63試合中、ここまで40試合でスタメンマスクを被っている。

以上の意味で、大久保監督の伊志嶺一塁起用も、捕手難に陥った今の苦境を作る原因の1つになったと思うのだ。

ことここに至った今、大久保監督の伊志嶺一塁抜擢は、トータルではマイナスの出目が大きくなってしまったのだ。【終】

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No title

マネジメントの難しさを物語る事案ですね

そもそも伊志嶺が一塁を守っていることが異常事態なのですが、それに巧く対応できたと思っていたら・・・

ジャイアンツの阿部を結局捕手起用した件にも通じますが、計算外のことが起きた時のケアはフロント含めたチーム力を問われるのだと思います

某在阪球団みたいに本当に何もしない驚くべきチームも存在しますが・・・(笑

No title

ご無沙汰しております。

今回の伊志嶺の件に関しては、デーブの責任というよりは捕手5人制で良しとしたフロントの責任の方が重いと思います。

伊志嶺は捕手としては小関以下となっており、捕手として考えた時に戦力外になるのも時間の問題だと考えておりました。
打力を生かした一塁手起用は、伊志嶺の野球選手としての寿命を延ばすアイデアであり、よくぞ決断したと思ったものです。

慣れないポジションゆえ故障が発生する可能性もありましたが、選手としての長期視点に立って見れば、寧ろプラスの方が大きいのではないか?と思います。

その視点から見ると、責任が重いのは捕手を軽視したフロント側にあると私は考えています。

ちなみに私もデーブは好きではありません。
ただ、この戦力でよくやっている、という印象を持っています。
戦力を削りながら戦っている印象は拭えませんが。。。

No title

私も松山寅吉さんとほぼ同意見で、現場よりもフロントの責任の方が重いと考えます。監督は所詮中間管理職なので、与えられた戦力でどれだけ戦えるかが一番の評価点であり、その意味では大久保監督は良くやっている方では。もちろん例えば昨年末のドラフトで捕手を下位でも指名しなかった事に監督も反対しなかった訳なので、一定の責任はあるでしょうが。
それから、今更慌ててトレードでの捕手獲得をするのも、相手球団に完全に足元を見られるだけだと思うので反対です。戦力外を拾った藤江や現時点で事実上戦力外の上園との交換で一軍で使える選手を取ろうというのは甘すぎかと。

Re: No title

松山寅吉さん、saitouさん

フロントの責任もあるというお二人の主張は、私も同感です。昨年暮れに捕手難でトレードを画策すべき。戸村を出してDeNA鶴岡を取ってみたらとブログに書きましたから。

> 打力を生かした一塁手起用は、伊志嶺の野球選手としての寿命を延ばすアイデアであり、よくぞ決断したと思ったものです。

この点は少々見方が異なるようです。

一塁起用で伊志嶺の選手寿命が延びて欲しい。私もそう願っていますが、現実は「新たなサバイバルゲームの真っ只中に放り込まれた」と表現するのが妥当。

というのは、一塁は楽天にとって例年長打が期待される外個人打者の専用席。マギーのようなホットコーナーを守ることができる外国人を引き当てた場合には、銀次の守備位置になります。他にも小斉、伊東、打者転向した片山らがおり(片山は対象外ですが)、パンチ力を備えた打に覚えのある打者の激戦場になっています。

現在2軍で一塁スタメンで出ているサンチェスも打撃の調子が上がっており、遅からず1軍合流するはず。

怪我から帰ってきた時、伊志嶺は彼らとの本格的な競争を余儀なくされる訳です。

言ってしまえば、捕手と比べた時、一塁は代えの効くポジションなんですよ。捕手と同等、もしかしたらそれ以上に厳しいのが一塁です。伊志嶺にとってはラストチャンスという意気込みで臨んだでしょうが、決して道が開けて見通しがパァっと明るくなったわけではないのです。
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