【試合評】 得点確率を19.6%も押し下げた岡島豪郎、痛恨のバント失敗~2015年5月2日●楽天イーグルス0-3西武

スポンサーリンク




《Twitterやっています》アカウントは@eagleshibakawaです。ブログ更新のお知らせ、プロ野球、スポーツの話題、時々実況しながら記録などをつぶやきます。フォロワー数1500人突破。

《facebookページを作りました》当ブログのページをfacebookに作成しました。ブログ更新情報やブログに載せない、Twitterでつぶやかない軽い話題などもアップ中。現在いいね!350人到達。
http://www.facebook.com/eagleshibakawa

13イニング連続無得点。今季初の4連敗



今季の楽天、ここまでホームゲームでは4カード連続の負け越し無し、3カード連続勝ち越し。調子の良さを見せていた。ファンの声援の後押しを受け、選手も発奮、良い結果を残してきたが、ここへきて風向きが変わりつつあるようだ。

初戦を落として迎えた西武3連戦の第2戦は、エース則本が登板した。3、4回に合計3点を失ったが、合計4イニングを三者凡退投球。12奪三振と復調気配を感じさせるピッチングを見せた。7、8回は2週間近く登板間隔の空いていた松井裕が登板。森友哉との同期1軍初対決を三振で制するなど、2イニングを零封したが、打線が援護できなかった。

相手先発は今季好調の野上。イヌワシ打線はまるでお通夜のような散発4安打を余儀なくされた。チャンスらしいチャンスをほとんど作ることができず、西武先発・野上に7回2安打無失点のピッチングを許すかたちになる。8回は増田、9回は高橋朋、相手の勝利の方程式の前に結局、1点も取れず、今季3度目の零敗を喫している。

これで楽天は前日から数えて13イニング連続無得点。今季初の4連敗で借金は最多タイ4に膨らんだ。

チーム成績は28試合11勝15敗2分の5位。ゲーム差は1位・日本ハムと6.5、2位・西武と4.0、3位・ソフトバンクと3.0、4位・ロッテとゲーム差なし、6位・オリックスと1.5としている。

各種戦績は、直近10試合3勝7敗、西武戦1勝6敗、コボスタ7勝6敗2分、デーゲーム5勝7敗1分、先制された試合2勝8敗1分の推移になった。

(下記へ続く)

ブログ村投票のお願い
皆さんの1票が継続運営のエネルギーになります

にほんブログ村 野球ブログ 東北楽天ゴールデンイーグルスへ
にほんブログ村

20150502DATA02.jpg
HANREI3.jpg

両軍のスタメン

西武=1番・秋山(中)、2番・栗山(左)、3番・浅村(二)、4番・中村(三)、5番・メヒア(一)、6番・森(指)、7番・坂田(右)、8番・炭谷(捕)、9番・金子侑(遊)、先発・野上(右投)

楽天=1番・岡島(右)、2番・福田(中)、3番・銀次(一)、4番・サンチェス(指)、5番・ウィーラー(三)、6番・藤田(二)、7番・後藤(遊)、8番・伊志嶺(捕)、9番・聖澤(左)、先発・則本(右投)


20150502DATA05.jpg

楽天打線、野上のストライク先行投球に後手後手



7回、打者25人、球数111、被安打2、被本塁打0、奪三振2、与四球3、与死球1、失点0、自責点0。

大久保監督、今日も打線を大幅に組み替えてきた。前日3三振と全く良くなかったペーニャはベンチスタート。4番の代役にはサンチェスを据える。5番・サードでウィーラーが4/25ロッテ戦以来の先発出場。嶋を休ませ、伊志嶺が今季初スタメンとなった。

正捕手・嶋を休ませたのは、則本x嶋でここまで思うような結果が得られていないため、気分を刷新する意味合いと、右打者を.164と良く抑えている野上の左打者被打率が51打数14安打の.275と左打者に打たれている傾向も加味したのだろう。

しかし、御自慢の左打者は13打数2安打、3四球の.154と抑えられ、サンチェス、ウィーラーらを据えた右打者に至っては8打数0安打、2三振、1死球と無安打に終わった。

今季ここまでの野上の球種割合と比べると、ストレートが47.7%から本戦52.3%、スライダーが21.3%から本戦25.2%に上昇。真っすぐと曲がる球を多めに投げていたようだ。変化球53球中、56.6%に当たる30球を低めに集める丁寧な投球だった。

6回に3四球を出したが、トータルではストライク先行の場面が多かったのも特徴的だ。3球目2ストライク率は72.2%の高値を記録。4球目以降に決着のついた打者18人中、実に13人が3球目までに追い込まれていた。左打者は主に真っすぐを、右打者は主にスライダーを打ってファウルでストライクカウントを稼がれてしまう。そんなパターンが目立った。

岡島のバント失敗は本戦最大の失敗手だ



1回は2死から巧打で出塁した銀次が、4番・サンチェスの打席時に盗塁失敗。牽制に誘い出されるかたちで1,2塁間でもったいない挟死をした。これで銀次の盗塁成績は盗塁5、盗塁刺3、成功率62.5%になった。

3点を追う6回裏は貰ったチャンスを活かせなかった。先頭・伊志嶺が3-1から四球、続く9番・聖澤も1-2からファウルで粘ってフルカウントからの9球目を選んで1塁に歩く。無死2,1塁で1番・岡島。当然送りバントの場面だ。しかし、岡島が2度バントフライファウルで失敗すると、最後は打って出て浅い中飛。私はその後2死満塁での代打・ペーニャの左飛凡退より、このバント失敗が大きかったと考えている。

このシーン、得点確率で確認してみよう。

無死走者なし 25.2%
伊志嶺四球で無死1死 25.2%→40.6%、+15.4%
聖澤四球で無死2,1塁 40.6%→60.4%、+19.8%
岡島バント送れずに中飛で1死2,1塁 60.4%→40.8%、-19.6%
(もしバント成功して1死3,2塁だったら 60.4%→65.2%、+4.8%)
福田三振で2死2,1塁 40.8%→22.5%、-18.3%
銀次打席時に暴投で2死3,1塁 22.5%→27.2%、+4.7%
銀次四球で2死満塁 27.2%→31.4%、+4.2%
ペーニャ左飛 31.4%→0.0%

このように、もしバント成功していれば得点確率は4.8%増の65.2%へ上昇していたのが、失敗して凡退したことで逆に19.6%の大幅下落で40.8%まで下げてしまう結果になった。岡島の出来不出来で得点確率が24.4%も動いたことになる。

ゲッツーのない1死3,2塁の場面なら、福田以下後続打者のプレッシャーも緩和されたはずだろうし、また違った展開になっていたはず。それだけに、岡島のバント失敗は本戦の中でも最大級の失敗手になってしまった。

もう岡島は2軍行きで良いのでは? ファームには中川や枡田など上げるべき面々が待機中だ。

20150502DATA03.jpg

復調を感じさせる則本の12奪三振



7回、打者29人、球数120(1イニング当たり17.14)、被安打7、被本塁打0、奪三振12、与四球1、失点3、自責点3。

1勝4敗、防御率は2.91から3.04へ。

3点を失い、打線の援護に恵まれずに4敗目を喫したが、今季6戦目にしてようやく則本は則本昂大の投球をした。

則本x伊志嶺バッテリーは2013年8/22日本ハム戦、同年10/5西武戦、2014年8/7ロッテ戦の3試合であったが、今季は初だ。伊志嶺と組んだことがキッカケになったのか、球種割合が大きく変化した。このことが奏功したように思う。ストレートはここまで58.9%だったが、本戦では46.3%へ。チェンジアップも13.6%から8.9%に減少。代わりにスライダーが15.6%から18.7%へ、フォークが5.9%から17.1%に上昇。昨年と似たような球種割合に変化した。

ストレートは序盤から上々の機能を発揮した。最速は149キロ止まりだったが、平均は144.5キロと今季ここまでより約2キロ速かった。立ち上がりから145キロ以上を連発。栗山、浅村、中村のバットを真っすぐで空を切らせるなど上々。2回以降も球速と制球が伴う力強い真っすぐが機能した。本戦でのストレート空振り率は実に19.3%をマーク。10%越えが1つの目安になっている中で驚異の値だ。

昨年を支えたフォークの落差もエグいほど凄かった。21球を投げ込んで10個の空振りを奪取。特に4番・中村は全く合わず、則本が投げ込んだフォーク5球中、実に4球で空振り。4番の仕事をさせず、完璧に封じた。フォークがここまで効力を発揮したのは、フォーク自体のキレ味もさることながら、ストレートが唸りを上げていたことも大きいだろう。昨年何度も見られた相乗効果が今季ようやく形になって表れた。

しかし、このフォーク、実は4回までは10.4%の割合に止まっていたのだ。3点を先制された5回以降、43球中、フォークは30.2%に当たる13球を使用している。

「フォークは僕の場合、思い切り腕を振って、吹っ飛ばす感じ。リストも効かせるので、ヒジへの負担も大きい。そういう面ではどうしてもリスクが高いボールなんです」

則本の中で、できれば多投はしたくない球種。そのフォークを5回以降に投げまくったのは、もうこれ以上は失点できないという本戦の危機感と、ここまで精彩を欠き、チームのお荷物になってしまっている今季自身の無様な姿に「完全決別」したかったのかもしれない。

そのような強い思いは100球を越えてきた6回、7回にも見て取ることができた。ストレートのイニング別平均球速、5回は141.4キロと落ち込んでいたのが、翌6回は145.1キロ、7回は146.4キロ。7回栗山の第3球では本戦最速タイ149キロもマークした。再びネジを締め直して尻上がりに調子を上げた則本の投球を、実況の菅野詩朗アナは打線に対してのメッセージだと語ったが、私自身は則本が自らに対して発したメッセージだったように感じる。

ストレートとフォークがハイレベルの効果を発揮したことで、奪った空振りは実に32個。これは2014年7/9日本ハム戦で楽天打線から16奪三振を記録した大谷翔平が奪った空振り数と同数である。もちろん、則本が1試合で記録した最多の空振り数になった。

フォームも昨年の良い頃のフォームに修正されている。メルマガ読者の皆さんには既に指摘していた2箇所のチェックポイントが今季ここまでの悪い時と同じではなく、昨年の良い時のそれに修正されていた。

伊志嶺と組んだデメリットが露呈した3回2失点



残念だったのは2死走者なしから2点を失った3回の投球だ。2死で9番・金子侑を迎えた所で、なぜか変化球を3連投し、ボール先行3-0のバッドカウントを作ってしまった。ここは真っすぐで押していくべきだったと思う。要らぬ金子侑を出塁させたことで、現在打撃好調の秋山に打席がまわってしまうことになった。追い込んではいたが、フォークの数少ない失投を巧打されたことが運のツキ。2番・栗山にインハイを左前へポテンタイムリーされたのも、あれが真っすぐなら差し込まれての内野ポップフライで終わっていたのでは?と思ってしまう。

伊志嶺と組んだことがキッカケで配球が昨年と同程度に戻り、本来の姿を取り戻した則本。しかし、今季は1度も組んだことのない伊志嶺と組んだことのデメリットが3回に不可解なかたちで露呈してしまったのかな?と思っている。【終】

20150502DATA04.jpg

◎◎◎関連記事◎◎◎
【試合評】 エンストを繰り返す「投」のメインエンジン。則本昂大、混迷の5回4失点~2015年4月25日●楽天イーグルス3-7ロッテ
【試合評】 7回1死2,1塁で動いたデーブ。あの場面は福山続投でしょ!!~2015年4月30日●楽天イーグルス1-4オリックス
【試合評】 5月攻勢の出鼻を楽天キラー・森友哉に挫かれ・・・~2015年5月1日●楽天イーグルス1-4西武


Amazon、楽天市場でのお買いものはこちらからどうぞ。ブログ継続安定運営のモチベーションになります




《当ブログのコメントルール》御感想のある方は下記コメント欄でどうぞ。ただし、感情に流された御意見・誹謗・中傷・悪意の類、プロ野球や楽天と関係のないもの、名無しや通りすがりなどハンドルネームがいい加減と私が判断したものは、内容に関わらず、御遠慮申し上げております。頂いても削除の対象となります。なお、管理人の都合により、返信が遅れる場合、またはできない場合がございます。

ブログパーツ
レンタルCGI






関連記事
スポンサーサイト
このエントリーをはてなブックマークに追加

テーマ : 東北楽天ゴールデンイーグルス
ジャンル : スポーツ

コメントの投稿

非公開コメント

FC2カウンター
ページビューではなく、ユニークアクセスでの集計です。
プロフィール

shibakawa

Author:shibakawa
真田幸村の赤備えがクリムゾンレッドにみえるそんな信州人による、東北楽天ゴールデンイーグルス応援ブログ。

鷲ブロガーの中で楽天の記録やデータを最も見ている管理人が、各種データや記録、セイバーメトリクス等を用いながらイーグルスの魅力を紹介していきます。

御訪問&閲覧有難うございます。初めての方、当方と連絡希望の方は「はじめに」をお読み頂いた上で、楽しんで頂けたら幸いです。

Twitter
プロ野球、楽天イーグルス、ブログ更新情報を専門的にツイートするアカウントを作成しました。
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
月別アーカイブ
最新記事
カテゴリ
スポンサーリンク
ブログ村
feedlyへのRSS登録はこちらから
follow us in feedly
検索フォーム
投票御協力のお願い
各種ブログランキングに参加中です。日々の更新の励みになりますので、ポチっと押して頂けたら幸いです。SHIFTキーを押しながらマウスで次々にクリックして頂けるとスピーディーです。お忙しい時はブログ村!でm(_ _)m
このブログのはてなブックマーク数
この日記のはてなブックマーク数
今月の人気ページランキング
当ブログのアクセス数が多い記事はこちらです(各月1日~末日で集計中)
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
スポーツ
100位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
野球
24位
アクセスランキングを見る>>
RSSリンクの表示
最新コメント
このページのトップへ
try{ var pageTracker = _gat._getTracker("UA-20192910-1"); pageTracker._trackPageview(); } catch(err) {}