朝令暮改のデーブボール。大久保監督自ら「一致団結」を反故にしかねないギャビー・サンチェスの抹消劇

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人心掌握するトップとして完全NGなサンチェス抹消劇



チームスローガンに一致団結を掲げる今季の楽天。しかし、開幕早々、指揮官自らそこに水を差すような事態が発生している。

ギャビー・サンチェス内野手の1軍登録抹消だ。

サンチェスは開幕戦を5番・一塁で先発出場。3打数1安打、2三振、1四球、1得点の成績を残したが、翌2戦目は早々にスタメンを外れ、出番がなかった。3戦目には5番・一塁でスタメン復帰し3打数0安打、1四球、1盗塁。帰仙しての本拠地開幕戦では3番・一塁で先発出場したが、4打数4三振。翌日、1軍登録を抹消された。報道によると無期限2軍調整だという。

大久保監督による抹消理由はこうだ。

「直球に差し込まれたくないから、上体が早めに出ている。体の開きが早く、外の変化球についていけない」
「自分のポイントが分からなくなっている。日本は1軍も2軍も配球が同じだから、じっくりやってもらう」
「今は気持ちももやもやしている。(2軍で)結果を出せば自信は出てくる」


確かにサンチェスは打撃の調子が悪かった。10打数1安打、6三振、2四球の打率.100。特に4三振を喫した3/31西武戦では外角低め~真中低めの変化球に合計5度バットが空を切り、全くタイミングが合っておらず、打席での内容は本当に悪かった。

しかしである。開幕してまだ4戦目が終わったばかり。打席数にして僅か12打席なのだ。

開幕1軍メンバー入りし、本人も溢れる闘志で意気揚々だったはず。その中での僅か4戦終了時点での無期限2軍調整、まさに梯子を外されたかたちになったのでは?と思うのだ。今回の対応は、組織を束ね、人心を掌握するトップのリーダーシップ論として完全にNGである。

先日はこんな記事もネット上に出ていた。


◎楽天、いきなり不協和音? 大物助っ人・サンチェスがスタメン外され激高 (ZAKZAK/夕刊フジ)


夕刊フジの記事のため、眉に唾つけて読む必要がある。ただ今回に限って言えば、恐らく似たようなコトがあったのだろうと思われる。というのは、開幕2戦目を放送したGAORAの中継で試合前取材をした実況アナが、サンチェスが口数少なかったという趣旨の発言をしていたからだ。

実際、起用法、出来高についてベンチ裏で口論の応酬が続いたかは分からない。しかし、開幕2戦目でいきなりベンチを温めることになったのだから、サンチェスと指揮官の間で上手くコミュニケーションが取れず、両者の間に溝、わだかまりが出来てしまったのは確かだと思う。

サンチェスはナイスガイである



こう書いてしまうとダメ外国人がふてくされてしまっただけの話に聞こえてしまうが、元々、サンチェスは熱血漢のあるナイスガイなのだ。

昨年12月、獲得報道が流れた当時、「ハングリー精神もあり、チームのことも思える選手を打線の軸にしたいと思っていた」という安部井寛チーム統括本部長のコメントでもそれを窺うことはできる。マーリンズ時代には敵軍選手がアンリトルルールを破ったことで発生した大乱闘で、敵軍選手をグラウンドに抑えつける武勇伝をみせたというエピソードも報道された。

1月下旬の入団会見では下記のように抱負を語り、異文化・異環境ながらも毎日野球ができる喜びと、チームプレーヤーに徹したいという自己の野球観を語ってくれた。

「チームプレーヤーであることを心掛けたいです。チームプレーヤーが多いほど結束力が強く、良いチームですので優勝に近付くと思います。与えられた場所で100%の力を出します。それが進塁打なのか打線を返すことなのか、状況で変わると思いますが、日々自分に課せられた役割を把握しながらベストを尽くしたいです」

「チーム事情もあり、正直ここ数年間はなりたい選手になれなかったです。とにかく野球をしたい、毎日プレーしたいという気持ちが今回の決断になりました。休日はいらないぐらい毎日ただ野球がしたいです」


開幕前のNPB球団との練習試合、オープン戦では指揮官が掲げる「超機動力野球」に理解を示し、メジャーでも盗塁企図僅か13に止まっていたサンチェスが、いずれも失敗には終わったものの、2度の盗塁企図を見せていた。3/20中日とのオープン戦では0-02回無死2塁で2-2と追い込まれた後、山井のアウトコースをセカンドへゴロ打ち。二走を3塁に送り込むチームバッティングの進塁打をみせた。

開幕カード2戦目にスタメンを外され、指揮官との間に溝が出来た後の3戦目、打撃では精彩を欠いたが、その他のプレーではわだかまりを感じさせない、溢れる闘志を見せてくれた。

サンチェスが見せた一致団結の心意気



あまりにも象徴的すぎるシーンがあった。

1回裏の守備回だ。先発は横山。2年目ながらもオープン戦で安定した投球で見事開幕ローテを勝ち取った横山だったが、開幕カードの独特な緊張感にアウェーの雰囲気に飲み込まれたのか、自身の投球ができず、マウンド上で苦しんでいた。

陽、レアードに2ラン2発を早々にくらい、早くも0-4の4点ビハインド。2死走者なしからさらに連打を許し、2,1塁のピンチを迎えていた。この時、一塁を守っていたサンチェスがマウンドまで歩み寄り、横山の背中にグラブをまわし、ポンポンとやりながら、恐らくポジティヴなメッセージを一言二言、声かけをするシーンがあった。(下記参照)

この時点で既に38球。この間ナインは2度マウンドに集合していたが、女房役の嶋、内野を守る選手個々がマウンドまで行き、間合いを取って声かけするシーンは皆無だった。(実際にはあったかもしれないが、中継映像では確認できていない) (※アグリーメントで捕手が1試合にマウンドに行けるのは3回までなので、嶋は行きづらい事情があったことも併記する。御指摘頂いた読者の方、有難うございます)

応じている横山の顔は笑顔にも見える。 恐らく英語かスペイン語で話しかけられたはず。横山は何を言っているか分からなかったかもしれない。しかし、マウンド上で様々なプレッシャーと乏しい経験を総動員して必死に戦っていた中、背番号3の声かけには、まさに一条の光明だったのではないか?と思う。(その後、横山が見違えるように立ち直り、ビシッと抑えれば物語としては美しかったが、相手もプロだ。そうそう上手くはいかないのが現実である)

(下記へ続く)

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溢れる闘志が詰まった気迫のヘッスラ二盗劇



直後の2回表の攻撃でも闘志を見せている。

日本ハム先発ガラテから先頭打者でフォアボールを選んで1塁に歩いたサンチェスは、2死後、4点ビハインドながらも気迫のヘッドスライディングで二盗に成功。足でチャンスを演出した。

4点を追う展開で盗塁はなかなかできることではない。昨年パリーグでは975個の盗塁企図が発生したが、4点差以上のビハインドで負けているチームが仕掛けた盗塁企図数は僅かに35、全体の3.6%に過ぎない。

基本的にはアウトのリスクも高い盗塁を避け、走者を溜めていきたい場面で、積極果敢に超機動力野球を体現した。そこには初回早々に4点を失い、嫌なムードが漂い始めていたベンチや球場の雰囲気を、盗塁で少しでも変えたいというサンチェスの熱い思いがあるように私には思われた。

開幕4戦目の本拠地開幕戦でも、1点を追う8回の攻防で先頭・メヒアが放ったファースト左、1,2塁間突破ヒット性の痛烈ゴロ打球に対し、果敢にダイビングキャッチ。見事にグラブに収めて一ゴにし、先頭打者出塁を防ぐ好守をみせた。

下位打線に下げるなど、しばらく様子を見るべきだった



繰り返すようだが、確かに打撃は不振だった。しかし打撃で結果が出ないことは、相手があってのことなので仕方がない部分も多い。相手もプロだからだ。指揮官ともギクシャクし、通常ならプレーにも影響が出てしまいがち。しかし、前述した一連のプレーを見る限り、抹消されるまで、少なくともそれを感じさせず、フィールド上では闘志を失うことは決してなかったと思うのだ。

サンチェスが闘志を失っていない限り、私は抹消すべきではなかったと考える。

仮にも指揮官自ら開幕1軍メンバーにサンチェスを選んだのである。

開幕前からサンチェスが変化球対応、特に外角の変化球に悩んでいたことは、自明の理だった。開幕前のNPB球団との対外戦で61打席に立ち、打率.232、OPS.599、出塁率.295、長打率.304。直近20打席でも打率.222、OPS.578。変化球打率は当ブログ調べで.136。デーブ監督もこのことは当然把握した上での開幕1軍メンバー入りを決めているのである。その自らの判断をたった12打席で反故にする。こういうのを日本では朝令暮改と言う。

サンチェス本人の闘志を挫く抹消劇だし、他のナインにも動揺を与えかねない措置だったと思う。現在、チーム状況がかんばしくないのは、選手が落ち着いてプレーできていない部分も大きい。そういうプレーしずらい環境を作ってしまったのは、指揮官による起用法も大きいのだ。

ここはいきなり抹消するのではなく、しばらく様子を見るべきである。完全なたられば・・・の話になってしまうが、昨日のライオンズ戦、一塁にサンチェスが守っていれば、ウィーラーの連続失策はなく、3失点目は防ぐことができたはず。1点差ならその後の試合展開も変わっていたかもしれない。

それでもサンチェスの打撃の状態が変わらない場合は6番7番とか打線の下位に下げ、その後に2軍行きがあるのだと思う。サンチェスの理解を取りながら、段階を踏む必要性があるし、仮に2軍で調整をしてもらう時でも、モチベーションを下げないため、期限を区切ったり、明確な目標設定をすることが大事だった。

丁寧な説明は実施されたのか?!



どうしてもこのタイミングでの抹消は避けられなかったとするのであれば、サンチェスに丁寧な説明をしたのか?が気になってしまう。

抹消されたサンチェス、西宮の代わりに上がってきたのはハウザー、金刃の左投手だった。西宮抹消後、1軍には(抑えの松井裕を除いて)信頼に足る左の救援投手が不在になった。濱矢はいたが、まだ2年目。制球もアバウトで昨日のような敗戦処理でしか使うことはできない。勝ちゲーム、僅差での左のセットアッパーがいない。ハウザーを上げるには外国人枠の問題があり、現状1軍にいる誰かを外さなければならない。左を厚くしたいチーム事情をしっかり話せば、サンチェスもまだ理解しただろうと思われる。

抹消翌日の昨日、利府で行われたロッテ2軍戦でサンチェスは5打数0安打、1四球と快音出ずに終わったという。完全にモチベーションが切れてしまったのではないか・・・と不安になる。

もちろん、プロである。匙を投げてしまうようなプレーは御法度である。しかし、野球はロボットや機械がするものではなく、感情のある人間が行うスポーツなのだ。このままだとサンチェスが早々に荷物をまとめて帰国してしまう最悪シナリオもありえるのでは?と心配になってしまう。

サンチェスが指揮官の野球に理解をしようと努力しながらも、指揮官はサンチェスと上手くコミュニケーションを取らない現状では、もしサンチェス帰国になったとしても、仕方ないなあ・・・と思う。そして、今回の件で、最も心痛めているのは両者の間に入る佐野通訳では?と思う。胃に穴が空いちゃうのでは?と心配だ。【終】



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