松井裕樹を終盤起用することで開ける、一致団結の楽天イーグルス総力戦勝利の可能性

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松井裕樹を終盤起用することで開ける、勝利の可能性



大久保監督が松井裕樹を抑えを含めた救援起用することを明言したことで、波乱を呼んでいる。

(私の体感だけれど)多くのファンがこの起用法に対し、疑問を投げかけ、反対しているように感じる。

先日も書いたが、私の本音はできれば先発で見たい。

本音は先発で見たい!! 先発で見たいのだ!!!

大切なことなので2度ならず3度書き、太字にしました。

ただし、指揮官の構想も理解できるところである。

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明確な登板基準の下での救援起用のほうが酷使は防げる?!



私の最大の願いは、先発にせよ救援にせよ、松井裕樹を酷使してはならないということだ。まだ高卒2年目。随分と長い選手生命が今後残っているであろうことを考えれば、今ここで無理をさせる必要はない。酷使は先発で起用した場合でも、救援のときでも、どちらでも起こりえる。

例えば、私が気にしている米国産酷使指標に、福山の右肘手術を予見したイヤー・アフター・エフェクトがある。

「25歳以下の投手は、(ポストシーズンも含め)前年よりも(もしくは自己最多のイニングを記録した年よりも)30イニング以上多く投げさせると翌年には成績が下降するか故障が発生する」。

松井裕の場合、昨年136.1回を投げた。(1軍116回、2軍20.1回)

2年目の今年先発で161.1回以上を投げた場合、3年目の来年は成績が下降するか故障が発生する。そのリスクが高まることになるのだ。

大久保監督が示した救援起用は、そのリスクを封じることを意味する。救援なら161.1回ものイニングを投げることは絶対にないからだ。

もちろん、前述したように、救援の場合でも故障は生じる。しかし、起用基準を明確にすれば、その故障リスクも減らすことができるのではないか。(もちろん、その結果、故障することもなきにしもあらずではある)

例えば、抑えは最終回1イニング3点差以内リードの時という明確な起用基準がある(もちろん例外はある)。セットアッパーと比べて、ブルペンで肩を作りやすくなるし、余計な肩を作らずに済む。9回ミコライオ8回松井裕になった時もダブルストッパーという位置づけで、松井裕にも抑え並みの起用基準を設ければ、1試合に何度も肩を作ったりすることも少なくなる。

ただし、この場合でも4連投以上はあってはならないだろうし、年間70登板以上もできれば回避したい。「セイバーメトリクスレポート」執筆者の1人Student氏の以下研究によれば、年間70登板以上を重ねると、故障リスクが上昇するという話だからだ。

◎ちょうどよいリリーフの登板試合数はどれくらいか? (野球いじり)

終盤松井裕ミコライオ起用で敵の得点チャンスは事実上7回までに



もし8回9回の終盤2イニングを松井裕、ミコライオで固めることができれば、8回以降はほぼ零封できることを意味する。

リリーフ時の松井裕は奪三振率が大幅上昇、バットに球が当たっても内野フライになる比率も多く、本塁打含む長打の危険性があるウォーニングゾーン以遠大飛球を許さない。失点防止という意味では、昨年のデータを診る限りでは、先発時よりも「かなり安全な救援投手」と言えるのだ。

同じくミコライオも例年ゴロ率が高く、昨年食らった被弾は僅かに1本だけ。0.19を記録した被本塁打率は、ファルケンボーグの0.48、福山の0.27、西宮の0.56をも下回る好値なのだ。

終盤に出てくる勝利の方程式は、相手打者の一振りで失点してしまうようなことは絶対にあってはならない。そのことを考えると、松井裕、ミコライオの2人はセパ12球団でも鉄壁のダブルストッパーになる可能性を大いに秘めている。

勝率6割の1試合4失点以下の試合を増やしたい



終盤に松井裕、ミコライオを配置することで、相手の攻撃は事実上7回までとなる。この7回をどうするか?

既に報道されているように、今季の楽天は先発陣に楽天流QS5回3失点構想を導入することを、大久保監督が明かしている。 「5回3失点なら合格。あとは球数。60球70球と少なければ6回以降も、となる。ウチは継投で勝つしかないからね」

5回3失点構想や松井裕救援起用プランの背景には、1試合4失点以内の試合を増やしたい。そういう指揮官の考えがあるように思うのだ。

1試合4失点以内の成績、2012年以降から確認してみると、その勝率は最下位に沈んだ2014年でも.605もあるのだ。(下表参照)

ただし、1試合4失点以内の試合数自体が2012年から減ってきている。(←統一球の反発係数が変更されたこともある)

今年の楽天は、この試合数を増やすことを狙っているのではないか。(増えれば増える分だけ、勝率最低6割のため、チーム全体の成績も良くなる)

■楽天イーグルス 1試合4失点以内の戦績


4失点以内の試合数を増やすその方法



1試合4失点以内の試合数を増やすことは、一見難しいようにみえるが、以下のように考えると、そうでもなく、可能性は十分あることが分かるのだ。まずは下表を御覧頂きたい。

この表は4失点を先発、救援どこで受け持つか?を表したものになる。

前述のとおり、8回以降の松井裕&ミコライオ体制は、ほぼ無失点が予想されるため、ここは0失点とする。

そうすると、チームが勝利するためには、勝利の可能性を残すためには、7回までの間に最悪4点は取られてもOKになる。楽天流QSは5回3失点のため、5回まで投げる先発陣が3失点を受け持つ。すると、6回7回の救援陣は1失点を担当する。



防御率5.40でOKになる先発投手陣



5回3失点は防御率にして5.40だ。従来のQS(6回以上3失点以内)を6回3失点とすると防御率4.50。従来のQSより防御率で余裕があることを意味する。

こうなると、従来は力量の勝る投手陣を先発ローテに多く組み込む必要があったものの、5回3失点で防御率5.40でOKということになれば、力量の下がる投手でも先発が務まることになる。

従来構想(例えば星野政権時代)なら、松井裕を先発ローテから外すことは考えにくい。是非とも先発ローテでまわって6回7回それ以上と投げることを要求されていたはずだ。

しかし、防御率5.40でOKになれば、7回以上も投げることを要求されるエース級の則本、辛島の左右二枚看板に加え、横山、加藤、相原、菊池、濱矢、塩見、美馬、戸村、上園、森...といった、則本や辛島と比べて力量が下がり、他球団の先発ローテなら五番手以下に当たるような投手の名前も簡単に挙げることができる。

楽天移籍してから1軍先発5試合ながらも未だ白星がなくオワコンに見られている(私もそう思っている)上園も、その5試合をよくよく確認してみれば、5回まで3失点に抑えたのは4試合もあり、楽天流QS構想の中では、一定の働きをする可能性を秘めている。

従来の先発価値観では輝けなかった彼らが、入れ替わり立ち替わりで5回3失点の役目をこなせばよい。強かった頃の落合中日がそのような起用法をして上手くローテをまわしていたのを思い出す。あんな感じだ。

6回7回を担当する救援陣は防御率4.50でOK



一方、6回7回を担当する救援陣を見てみよう。

上表のとおり、2回で1失点は可能になる。防御率では4.50だ。楽天救援陣の防御率は2010年の3.81を皮切りに、2.98、3.13、3.85、昨年3.80だったので、4.50はそれよりもやや力量の落ちる投手陣で構成しても、達成可能であることを意味する。

恐らく面子は、昨年活躍した福山、西宮を始め、クルーズ、青山、武藤、藤江、大塚・・・といった名前が浮かんでくる。先発ローテから外れた投手もここに名前を連ねるだろう。

「中継ぎはローテーション制にしたい。8人を2つに分けて、4人が2週間、目いっぱい放ったら2軍に落として、下から4人上げる。そうすれば1年間、楽に回る」と大久保監督が言及したように、彼らが入れ替わり立ち替わりの総力戦で6回7回の2イニングを最低1失点で抑えてくれれば、チームが勝利する可能性は大きくなる。決して難しい話ではないのだ。

門前払いのように反対するファンは、旧来価値観に拘泥しているだけ



先日、松井裕の救援起用についてのエントリーを上げた後、Twitterで、松井裕を後ろにまわすと白星を計算できる先発がいなくなってしまう、後ろで使う余裕はないのでは?という意見が寄せられた。

もっともな御意見だと思う。

ただし、それは従来の価値観で判断した場合のこと。

例えば、「マネーボール」で有名なオークランドアスレチックスのビリー・ビーンGMは、力量の落ちる投手をクローザーに仕立て、20セーブ30セーブを稼がせた後、他球団に高値で売り抜けるのが常套手段だった。セーブ数の大小だけで判断されていたクローザーの価値、実際にはそんなところにはないことをビーンGMは証明してみせたのだ。

今回の件も同様である。旧来の価値観では防御率5点台の先発投手は烙印が押され即失格である。しかし、前述した見方をすれば、十分戦力になる。

角度を変えて俯瞰した場合、松井裕を後ろにまわすことで可能性や道が広がることもあるのだ。

1試合4失点以内構想を実現させるには、終盤2イニング零封は絶対的な前提条件になる。その重役は、昨年リリーフ時に相手打者がバットを振ってきたその4割で空振りを奪取した力量のある松井裕にしか任せることはできない。

先発が5回までなら救援陣の負担が増すという懸念もある。確かにそのとおりである。しかし、監督も発言しているように、6回以降を投げさせないわけではなく、球数少なく無失点できている時などは6回以降投げることも大いにある。則本や辛島には7回以降が要求されるだろうし、心配したほど中継ぎの負担が劇的に増えることはないのでは?と思う。

今年こそ試される「総」の力



また、先発ローテで二桁濃厚と期待されていた松井裕を後ろにまわすことで、投手陣全体にハッパをかける意図も、少なからずあるのではないだろうか。

今年は文字通りの総力戦になる。どうやらサンチェスにはマギーほどの打棒は期待できないし、もちろん則本が24勝無敗の田中と同等の成績を残すことは難しい。

2013年はチーム一丸となって掴んだ日本一のように思ったが、日本シリーズにおける田中160球連投にも象徴されるように、また田中&マギーの2人が退団しただけで一気に最下位に転落したように、あの初Vは特定選手の圧倒的な「個」の力に支えられての栄冠だった。

今年も「個」の力に頼る戦いはできない。支配下登録選手全員の力を結集した「総」の力が改めて試されるシーズンになる。そのことを球団側が良く分かっているからこそ、今年のスローガーンは「一致団結」なのだろうし、松井裕を後ろにまわすことで、燻っていた投手達に「お前達の力も必要だよ」と強烈なメッセージを与えることもできる。俄然、モチベーションも上がるだろう。

他球団と比べて、それぞれの選手の力量が劣っていたとしても、各々の仕事を完遂し束になってかかれば、可能性は見えてくる。そう、戦国時代の大名・毛利元就が息子達に残した「三矢の訓」の逸話のように、1本ではたやすく折れてしまう矢でも、まとめて束にすればそうそう折れることはなくなる。皆が「総」の力を結集すれば、Aクラス争いは可能になる。

その方法論の1つが、楽天流5回3失点QS構想や中継ぎローテーション制なのだろう。

こう考えてみると、チーム全体から見た松井裕の救援起用は、決してありえない話ではなく、理解のできる構想のように思うのだ。【終】

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