【記録】 内角速球+外角変化球の配球パターンで診る、楽天イーグルス主要打者の打撃成績

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特定の配球に対する打者の成績を調査する



おはようございます。@eagleshibakawaです。

今回は配球パターンによる各打者の打撃成績について触れてみたい。

昨年も楽天戦144試合を追いかけてきた当ブログ。敵軍投手が楽天打者に投げ込んだ全21,805球の行方についても当然、記録集計してきた。

21,805球のデータを用いながら、特定の配球に対する打者の打率はどうなっているのか?を確認しようという趣旨になる。

その前に下記に掲載した図に目を移して欲しい。昨年西田が右投手に残したゾーン打率だ。

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■楽天・西田哲朗 2014年 vs右投手 ゾーン打率〔全体〕
20150117DATA04.jpg

ゾーン打率の欠点



これを見ると、昨年の西田は右投手が投げてくるアウトコースの球に対して弱点を抱えていたことが分かる。(打数安打、本塁打、三振のみ。他は省略)

◎外角ボールゾーン・・・打率.174、23打数4安打、0本塁打、14三振
◎ストライクゾーン含む外角・・・打率.185、119打数22安打、1本塁打、32三振
◎アウトコース合計・・・打率.183、142打数26安打、1本塁打、46三振


外角打率は.183だった。しかし、この.183という打率は、結果球を切り取った打率になる。例えば、打席結果が出る前には、初球、2球目、3球目・・・という配球があって、その最後が結果球になるわけだ。ゾーン打率の欠点は、直前までの配球を全く無視したところにあると思う。

例えば、.183の外角打率をもっと細かくみる。

◎直前球「外角変化球」+結果球「外角速球」の場合・・・打率.300、10打数3安打、2三振
◎直前球「外角速球」+結果球「外角速球」の場合・・・打率.143、7打数1安打、1本塁打、4三振
◎直前球「内角速球」+結果球「外角変化球」の場合・・・打率.091、22打数2安打、13三振


結果球が同じアウトコースでも、直前までの道程が違うことによって打率は大きく変動を見せるのだ。

同じ「外角」+「外角」であっても、打数が少ないとは言え、「外角変化球」+「外角速球」時は打率3割を残し、「外角速球」+「外角速球」の連投時は打率.143と明暗分かれているのだ。

さらに言えば、西田の外角打率.183は、インコース速球を投げ込まれた直後にアウトコース変化球を投げられた場合は.091まで激減した。身体に近いコースに真っすぐを見せられ、外の緩い球で崩される。典型的なかたちで討ち取られていたことが分かる。

内角速球+外角変化球の打撃成績を公開



以上みてきたように、ゾーン打率は上記で見てきたような様々な打撃結果の集合体である。

ホットゾーンであっても、特定の配球を辿った時は凡庸な打率に終わっている可能性もあるのだ。逆に苦手ゾーンであっても、特定の状況を経由して辿りついた苦手ゾーンでは良い結果が出る可能性も出てくる。

今回はゾーン打率だけでは分からない「直前球+結果球」の組み合わせの特定の配球パターンでの打者の打撃成績を見ていく。

(現在のところ、直前球+結果球しか確認できていない。というのは、データを加工するのにかなり手間がかかるため)


初の試みとなる本稿では、直前球「内角速球」+結果球「外角変化球」のパターンについて調査したい。

下記配球図の水色網掛けが内角、ここに投げ込まれた速球を内角速球とする。ピンク網掛けが外角、ここに到達した変化球を外角変化球と定義する。



20150120DATA02.jpg

■楽天主要打者 2014年 内角速球+外角変化球 打撃成績
※ここで言う空振り率は空振り数÷球数
20150120DATA03.jpg

内角速球+外角変化球に手が出なかった西田



内角速球+外角変化球は、投手の数ある投球術の中でも基本と言える配球パターンになる。インコースのスピードボールで打者の上体を起こし、打者から遠いアウトコースの変化球で打撃フォームを崩させて討ち取っていく。

前述した西田の例ではvs右投手のデータを御紹介したが、ここでは対戦投手の左右を問わず、御紹介したい。

まずは西田だ。左投手を含めた内角速球+外角変化球の成績は24打数2安打14三振の打率.083に終わった。

空振り率も高く37.2%は表中でワースト。結果球の外角変化球43球に対し、34球でバットをスイングしにいくものの、16球で空振りを喫していた。16球中、外角中段・外角低めスライダーが10球と多かった。

打球10本の打球方向は三塁・遊撃方向5本、中堅方向3本(安打1)、二塁・右翼方向2本(安打1)。引っ張った打球が半分を占め、そのケースではヒットが生まれなかった。やはり、アウトコースの球は逆らわずに右方向へが基本と言えそうだ。

AJの長打を封じた内角速球+外角変化球の配球パターン



昨年のAJは24本のホームランを放ったが、アウトコースを仕留めたのは5本。そのうち内角速球+外角変化球時でぶちかましたのは4/13ロッテ戦、石川から放った左中本1本のみだった。

昨年は同ケースで19打席、14打数1安打、8三振、5四球。2年合計36打席で本塁打1本(長打もこの1本だけだった)の間隔は、AJのNPB通算23.7打席で本塁打1本より遅いペースになっており、AJにとって内角速球+外角変化球は、持ち味の長打が発揮しにくい苦手な配球パターンと言えそうだ。

嶋の外角変化球打率は72打数9安打、22三振、15四球、2犠打、2犠飛、1二塁打の.125だったが、内角速球+外角変化球では打率.231と約1割上げている。サンプル数は少ないので何とも言えないところはあるものの、直前にインコースに速いボールが来た時のほうが、相手バッテリーの配球を読みやすくなるのかもしれない。

右打席時の松井稼、サンプルが少ないその理由



松井稼の右打席時での内角速球+外角変化球成績が僅かに打席1になっている。昨年、右打席に158回立ち、102球の外角変化球に直面した主将だが、内角速球直後の外角変化球は僅かに11球と大変少なかった。昨年も14球とこれまた少ない。

これは松井稼がスイッチヒッターであり、右打席時は左投手が相手であることが大きい。左投手は、右投手の外角スライダーのように外へ大きく曲がっていく変化球を所持しないことが最大の理由なのだろう。

小関も1打席と少ない。相手投手が小関の外角に投げ込んだ変化球は111球(うち空振り32球)を数えたが、内角速球直後の同球は5球と少なかった。内角をファストボールで攻めなくても御しやすい打者だったということなのかもしれない。数少ない5球の行方は、3球で空振り、1球でファウル、1球でボールと空振りが多かった。

左打者では松井稼、銀次が好成績



左打席の松井稼。昨年の外角変化球打率は83打数21安打、18三振、3四球、3二塁打、1三塁打の.253だった。しかし、内角速球直後の同球では打率.316と好成績を収めている。

銀次も松井稼と同様、外角変化球打率より、内角速球直後の同球打率のほうが高い(.311→.429)。ヒット6本のうち5本がセンターから右中間のゾーンで発生しており、バッティングの基本で上手く対応していた姿が浮かんでくる。ちなみに昨年は.297→.067(15打数1安打、4三振、1犠飛)だった。前年苦手とした配球パターンを克服してきたのが、昨年の銀次だった。

ゴロを打たされた岡島と藤田



同じ左打者でも松井稼、銀次が戦果を挙げているのに対し、岡島、藤田の1、2番コンビの成績がかんばしくない。

昨年の岡島は外角変化球に弱かった。104打数20安打、14三振、7四球、2犠打、3二塁打、1三塁打、打率.192、ゴロ率71.1%だった。その中でも内角速球直後の同級ではさらに成績を悪化させて打率.143、ゴロ率81.8%だった。ひっかけて二ゴ、当てただけで遊ゴといったケースが多かったようだ。

藤田も岡島と同じパターンだ。外角変化球の成績は107打数26安打、17三振、1四球、5議題、1犠飛の打率.243、ゴロ率69.2%。これが直前球がインコースの速球だった場合、打率は.167まで低下、ゴロ率はなんと100%、10打球全てがアウトになりやすいゴロだった。ちなみに昨年の内角速球+外角変化球も14打数3安打(うち2内野安打)、5三振、1四球の打率.214とかんばしくなく、この配球パターンは藤田の苦手とするところなのだろう。

藤田が(少なくとも)2年連続で同配球を苦手としているように、枡田もまた2013年と2014年、結果が悪い。2013年は12打数1安打、4三振、3四球。2014年はご覧のとおり.143に終わった。

こうして、単なるゾーン打率だけでなく、直前球がどのコースだったか?球種は何だったか?の組み合わせでゾーン打率を眺めていけば、打者の特徴がもっと立体的に浮かび上がってくるのではないだろうか。

今年はデータから診る配球解説を随時、試合評などの中に入れていきたい。【終】

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