DeNA戦力外の藤江均。はたして楽天で「第2の福山」になれるのか?

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楽天の支配下登録数を再確認



楽天イーグルスの支配下登録人数。今1度おさらいしておこう。ドラフト前で67人。ドラフトで7人の選手を獲得し、全員入団見込みと予想して74人。戦力外通告で中島、仲澤の2名が肩を叩かれ、高堀、小斉、島井、宮川、柿澤の5人が支配下枠へ。これで67人となる。

外国人の整理はこれからになる。来季もユニフォームに袖を通すのは、クルーズ、ファンミルだろうか。AJ、ファルケンボーグは微妙。ユーキリスは引退、ボウカー、ラッツ、エバンスは恐らく戦力外。彼ら助っ人勢を整理すると支配下は61~63人に絞られる。

現在、入団テスト中の外国人選手は6人。この中で1~2名を採用していくのだろう。四国アイランドリーグplusでプレーしたパリーセ(高知)、アーバイン(香川)、出戻り組のハウザー(今季浪人)、レイ(今季台湾リーグ)、メキシカンリーグでプレーしていたセゴビア、ムニーヨの2人。個人的にはパリーセは取りにいくべきだと思っている。

2人取ったと仮定して65人。ここから、DeNA、西武を戦力外になった藤江均、山崎浩司が加わると67人といったところか。FA宣言した大引と交渉のテーブルに就くとされているが、ヤクルトに持っていかれそうな気もする。

さらに長打供給を期待される新外国人打者も取るだろうから、できれば、あと1人2人枠を空けておきたいところになる。今後、金銭トレードで他球団に放出するケースも出てくるのかもしれない。

さて、本稿では本日中にも入団か?と報じられている藤江均について取り上げてみたい。

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前政権から持ち越しされている救援陣の再整備



来季V奪還、というより、まずは最下位脱出へ向け、楽天の補強ポイントの1つが、救援陣になる。

下記の折れ線グラフを御覧頂きたい。2010年以降5シーズンの救援防御率をリーグ平均と比較したものになる。

この表が如実に示しているように、イーグルスのブルペン陣は初Vの昨年からガタがきているのだ。

20141110DATA04.jpg

ここ2年、救援陣が崩壊している楽天



昨年はブラウン政権の2010年に整備されたスリーマウンテンズ崩壊のシーズンだった。8月下旬には抑えのラズナーも右肘痛で離脱。結局、そのまま退団を余儀なくされ、信頼に足る救援陣を整備できなかったことが、日本シリーズ第7戦の田中将大160球連投の原因の1つになり、さらには翌年の右肘靭帯部分断裂を引き起こすトリガーの1つにもなったと言える。

日本シリーズ、スリーマウンテンズの登板は小山の僅か2.2イニングのみ。この数字が、あの時の楽天の苦しさを良く表していると思う。

それでも、昨年はどうにかなった。MJ砲を中心に打撃陣が得点をよく取り、先発陣には田中、則本という強力な2本柱が存在していたからだ。

一転、点が取れなくなり、大エースが退団した今季は、破綻をきたしていた救援陣の現状を隠すこともできず、ボロがさらに目立つかたちになっている。

今1度、折れ線グラフに目を向けて欲しい。過去5年間、1度もリーグ平均より良い値を出したことがない楽天救援陣だが、それでも2010~2012年の3年間は平均値にくらいつくかたちで推移した。

しかし、昨年と今年は平均から大きく引き離されてしまっている。その差は昨年0.54、今年0.60。今年さらに悪化していたのだ。

実績豊富な救援投手が働くことができなかったのも、大きいだろう。こういう時期が早晩くることは予想出来ていたとはいえ、6年連続40登板以上、チームで最もタフネスと見られていた小山が僅か10試合9.1回の登板に止まったのも、痛かった。

代わってブルペンを支えたのは福山と西宮。西宮はルーキーイヤー。福山も年間通して投げ抜いた事実上の1年目であった。6月まで被打率.223と抜群の安定感を誇った福山も、7月以降は疲れの色隠せず.298。打ちこまれるケースも増えた。先日は右肘遊離軟骨除去手術。報道によれば、シーズン中から違和感を感じていたという話で、手術明けの来年は今季と同等の好成績を残せるか?は不透明になってくる。西宮も同様で、来季は2年目のジンクスとの戦いになり、こちらも不確定要素が色濃い。

その意味でブルペン陣の手当ては必須になっていた。

■2014年パリーグ チーム別の救援投手成績
20141110DATA03.jpg

改めて、今季の救援投手成績を振り返っておこう。

防御率3.80はリーグ5位。FIP3.86は同4位。奪三振率7.19は同4位。与四死球率4.16は同4位。被本塁打率0.66は同4位というかたちになっている。

藤江は第2の福山になれるのか?



その中、DeNAを戦力外になった藤江均に目をつけたのは、良いセンスだなあと思うのだ。

数年前からDeNAの救援陣の中で、既に昨年現役引退した牛田成樹と藤江均は「面白い存在」と感じていた。

両人ともフォークをウィニングショットに用い、奪三振能力もそれなりに高い投手である。かつ、容易にヒットを打たれない。唯一のネックが故障がちであることだった。

藤江の投手成績をみてみよう。

■藤江均 年度別 投手成績


救援転向の2011年以降は防御率2.46、WHIP1.08



NOMOベースボールクラブ、東邦ガスを経て2008年ドラフト2位で横浜入り。今季プロ6年目の28歳右腕である。

通算164試合に投げて防御率4.11、WHIP1.29。これだけだと一見、平凡な成績に見えてしまう。しかし、本格的に救援転向した3年目の2011年以降では、140試合、10勝7敗、44ホールド、1セーブ、防御率2.46、WHIP1.08、被打率.216、奪三振率7.64、与四死球率2.65、被本塁打率0.58と、申し分のない成績を残している。

今季は防御率4.20、WHIP1.63と精彩を欠いたが、BABIPが.320を示しているように、運に見放された部分もなきにしもあらずなのだろう。2011年~2012年のBABIPは.243~.255の範囲内で安定推移しているので、藤江が自身の投球ができれば、BABIPも同範囲内に収まるだろうし、防御率、WHIPの良化も見込める。

ぜひ藤江には「第2の福山」になってもらいたいと思うのだ。

ストレートの各種数値が年々悪化



ただし、懸念材料、不安要素もあるのだ。

その1つが、ストレートの成績悪化だ。下記に2011~2014年の各種数値を書き出してみた。(2011~2013年は『プロ野球オール写真選手名鑑』より、2014年はデータで楽しむプロ野球から引用)

■藤江均 ストレート 年度別データ
2011年・・・平均球速140.6キロ、被打率.213、空振り率5.1%、被本塁打2
2012年・・・平均球速139.5キロ、被打率.240、空振り率4.6%、被本塁打3
2013年・・・平均球速139.3キロ、被打率.220、空振り率3.4%、被本塁打0
2014年・・・平均球速???、被打率.372、空振り率3.4%、被本塁打2

今季の数字が分からないものの、平均球速は2011年から年々徐々に下落傾向にあり、2年で1.3キロ減となった。そのことが影響しているのだろうか、空振り率も5.1%から年々下げて今季は3.4%である。ちなみに空振りが取れる一流ストレートは10%超えが目安のため、藤江の真っすぐは空振りが奪えるレベルではないことを示している。

被打率。昨年までは.213~.240の範囲内で推移してきたが、今季は大幅悪化。.372まで跳ねあがってしまっている。私が一番心配している点は、この数字なのである。

恐らく肩やら肘やら詳細は分からないが怪我をして、ストレートの質が低下しているのだろう。今季1軍では16試合15.1回、防御率4.70に止まった藤江は、ファームでも18試合17.1回、防御率5.19とかんばしくなかった。投球回を上まわる25本の被安打を浴びていたことを考えると、2軍でも球威のないストレートをカンカン打ち返されていた可能性は高い。

藤江の球種割合、年度別の推移を確認してみよう。下記参照。

20141110DATA02.jpg

肘に不安?! フォークの球種割合が年々減少



全体の50%超が真っすぐ。ストレートが軸球であることが確認できる。救援投手として2年連続40試合40イニング以上を投げて好成績を残した2011年2012年、ウイニングショットのフォークの割合は20%超を記録していた。

しかし、年々、フォークの球種割合が低下。2012年の26.0%を頂点に、昨年14.8%、今年12.1%。一方、増えたのはその年々によって異なるが、スライダーだったり、真っすぐだったり。今季はストレートの割合68.7%まで急増している。

空振り率20%超えのフォークは、野茂英雄氏直伝。藤江にとっての生命線である。しかし、その割合が減ってきたのは、肘への負担を考慮してのことなのだろう。皆さん御存じのように、他球種と比べてフォークは肘にかかる負担が大きいとされている。

しかし、恐らくはフォークの代役になる球種を見つけることができなかった。そのため、球威の無い真っすぐを多く投げざるをえなくなり、打者に狙い球を絞られ、真っすぐをカンカン打たれたということなのだろう。

この点が気がかりだ。藤江が2011年、2012年のような投球を取り戻すことができるのか? ストレートは空振りは奪えずとも容易にヒットにされないレベルまで球威を上げることはできるのか? 肘の不安をなくし、後顧の憂いを絶ってフォークを投げ込むことができるのか?がカギになってくるのだと思う。この部分が解消されれば、藤江の復活はありえると期待してよいのでは?と思うのだ。

はたして藤江の楽天入りはあるのか?  
もし楽天入りなれば復活することができるのか? 
第2の福山になれるのか?

ともあれ、見守っていきたいと思う。

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