【試合評】僅か1球で流れを手放した塩見貴洋。闘将復帰戦を白星で飾れず、借金今季最多タイ15へ~2014年7月25日(金)●楽天イーグルス1-8日本ハム

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東北を再び熱く! 背番号77が帰ってきた



I'm Back。高気圧に覆われた仙台地方。最高32.7度を記録する今年1番の暑さになった杜の都に「東北を再び熱く!」するため、背番号77が帰ってきた。5/25神宮でのヤクルト戦以来、本拠地では5/24DeNA戦以来、約2ヵ月ぶりの闘将指揮。病気療養中だった星野仙一監督の復帰戦である。

本拠地に集まったファンは、2万2千人超え。闘将フラッグを振りながら応援する大勢のファンの姿を見て、試合前、日本ハム・栗山監督は記者陣に「やりにくいなあ(苦笑)」と洩らしていたという。

完全なホームアドバンテージの中、リスタートを切った楽天は、5回裏まで好投、好守、好打あり。指揮官の復帰戦に相応しいナイスゲームのように思えた。相手先発・浦野の好投も楽天の勝利に花を添える程良いスパイスになるのでは?と思われたのだったが・・・

(下記に続く)

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指揮官の薫陶を受けた背番号23、燃えた一撃の先取点



先手を取ったのはイーグルス。2回裏の攻撃だった。

1死後、ボウカーが戦端を来るセンター返し。西田3球三振の2死1塁、下位打線が躍動した。8番・嶋が追い越まれながらも内角投球をお得意のライトヒッティング。2死2,1塁でボウカーを得点圏に送り込むと、決めたのは9番・聖澤の“燃えた一撃”だった。

1-1からの甘く入った浦野のフォークボール。巻き込むようにして1,2塁間に弾き返した当たりが、右前に到達。ライト・西川のバックホームも逸れたことで、二走ボウカーがホームイン。

先制打は、星野監督就任1年目に「俺の手でお前を1億円プレーヤーにしてやる」と声をかけられ、3年間薫陶を受けてきた背番号23のバットだった。「自分のタイミングで打席に入ることが出来たと思います。今日は星野監督の復帰戦。僕自身もなんというかワクワクしてますし、ベンチでもみんな燃えていますよ」(楽1-0日)

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塩見貴洋、快投



楽天の先発は塩見。前回7/14オリックス戦から中9日のマウンドだった。

星野監督1年目に9勝を挙げた左腕は前回同様、本戦も快投を披露。立ち上がりの1回表、1死から2番・小谷野に四球を与えたものの、3番・陽を注文どおりのショート併殺打で討ち取ると、2回表2死3塁のピンチでは7番・石川慎に厳しいインコース攻め。ラストも膝元で誘いをかけてゴロ凡退に追い込むことに成功した。

すると、3、4回と2イニング連続三者凡退投球。

3回表は8番・市川から始まる下位打線を僅か8球、三振に2本の内野ポップフライアウトで退けると、4回表には2番から始まる相手好打順を1、2、3でシャットアウトした。先頭は好打者・小谷野。ストライクゾーン両サイドを大きく使って投ゴに仕留め1アウト。3番・陽の痛烈ライナー。抜ければ左翼線を襲う長打コースはサード・松井稼の懸命なジャンピングキャッチで阻止すると、4番・中田には2度ファウルを打たせて追い込み仕上げはフォークで空振り三振。好守も飛び出し、リズムも良く楽天のペースかと思われた。

立ち直った浦野から2点目が取れず・・・



しかし、相手先発・浦野も好投を見せる。2回裏に聖澤が先制打を放った直後、松井稼の左飛から6回先頭藤田の二ゴまで打者11人連続アウト。3、4、5と3イニング連続三者凡退を余儀なくされた中で、ヒット性の凡打は5回嶋の右翼ポール際ウォーニングゾーン、フェンスぎりぎりを襲った右飛の1本だけ。他はイージーな内野ゴロにポップフライを打ち上げるシーンが多く、追加点どころか好機を作ることもままならなかった。

1-0のあるかないか分からない薄氷リード。しかし、本戦の塩見は4回まで44球と球数も少なく、1-0での完封勝利を成し遂げるのでは?とすら思わせてくれる上出来ぶりである。私は試合途中、塩見の完封完投記録の再確認に追われるなど、そのくらいの快投だったのだが、人生には3つの坂があって、その中の1つ「まさか」が中盤に待っていた。

突如腕が振れなくなった塩見、4番・中田に満塁被弾



5回表、先頭・ミランダに四球を与え、その後2死2塁、市川への結果球が失投になる。内角狙いの投球が真中に抜けたのを中前へ弾き返された塩見。2塁から突っ込んできたミランダを本塁で刺したのは、先制打の聖澤。前進守備を採用していた聖澤がチャージをかけ本塁好返球でタッチアウト。塩見の危機を救う。

しかし、本当のピンチは翌6回表だった。

1死後、西川、小谷野の1、2番コンビに失投を連打され2,1塁、この日初めて塁上に複数走者を背負う。すると3番・陽に対し腕が振れなくなりストレートの四球。得点圏打率パリーグ1位を意識したのだろうか。この間、内野陣が集合すること1度、佐藤コーチが間を取りにいくこと1度、マウンド上の塩見をなんとか鼓舞しようとしたが、ガッデム...4番・中田への初球が甘かった。

外角低め狙いのシュート。真中高めにうわずって入る失投を右打ち。上手くバットに乗せ、押しこんだ打球はライナー性で伸びていき、そのまま右翼席へ突き刺す、まさかの塩見プロ初の満塁弾を被弾。チームでは5/29巨人戦のセペダ(vs辛島)以来2本目のグランドスラムを献上。(楽1-4日)

救援陣も瓦解。終わってみればワンサイドゲームに



これで完全に試合の主導権は日本ハムに移ってしまった。

2死後、大引にヒットされた後に降板。火消しに入った二番手・宮川も2四死球と精彩を欠き、2死満塁にすると三番手・西宮投入。このピンチはどうにか乗り超えたが、回またぎの7回表、先頭・西川の左中間三塁打を起点に2四球で招いた2死満塁で6番・大引に押し出しのフォアボール。点差を4点に広げられてしまう。(楽1-5日)

その後も失点を重ねたイヌワシ救援陣。8、9回を投げた四番手・長谷部は、8回西川の2本目三塁打が適時打に。その後小谷野に犠飛を浴びて2点を失うと、翌9回には代打・大野に粘られた末の左本。完全なるワンサイドゲームになってしまう。(楽1-8日)

楽天打線は浦野─矢貫の投手リレーの前に2回に上げた1点止まり。3回以降は散発3安打に封じられてしまう。松井稼、藤田の1、2番コンビが無安打に終わると、星野監督をボスと慕う4番・AJも4の0。相当状態は悪そうだ。元気印の秘蔵っ子・5番銀次のバットも快音飛び出ず4の0。成長著しい西田も4の0に終わるなど、打線が振るわなかった。

銀次「みんな勝とうという意識が高まっていたけれど、ヒットにならなかった。打てそうで打てない、そういうのが良い投手だと思う。積極的に打ちにいけたのは良かった」

「監督に申し訳ない。たくさんの方に集まってもらったのに、申し訳ない」

試合後の星野監督。開口一番「ぬるい野球やっているなあ」。

終わってみれば指揮官の病み上がりにナインが応えることができず、チームは3連敗。借金も今季最多タイの15へ逆戻りとなる、苦い復帰戦になった。

これでチーム成績は87試合36勝51敗、順位は6位のまま。ゲーム差は1位・オリックスと16.0、2位位・ソフトバンクと15.5、五割に戻した3位・日本ハムと7.5、4位・ロッテと3.5、5位・西武と3.0の推移とした。

各種戦績は球宴明け1勝3敗、日本ハム戦6勝7敗、コボスタ戦績14勝24敗としている。

両軍のスタメン

日本ハム=1番・西川(右)、2番・小谷野(三)、3番・陽(中)、4番・中田(指)、5番・ミランダ(一)、6番・大引(遊)、7番・石川慎(左)、8番・市川(捕)、9番・中島卓(二)、先発・浦沢(右投)

楽天=1番・松井稼(三)、2番・藤田(二)、3番・岡島(右)、4番・ジョーンズ(指)、5番・銀次(一)、6番・ボウカー(左)、7番・西田(遊)、8番・嶋(捕)、9番・聖澤(中)、先発・塩見(左投)


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快投塩見、スタミナ切れでヘバってしまったのか



5回2/3、打者24人、83球(1回当たり14.65)、被安打6、被本塁打1、奪三振3、与四球3、失点4、自責点4。

初球25球・・・ストレート8、シュート3、スライダー8、フォーク2、カーブ4
2ストライク以降21球・・・ストレート10、シュート1、スライダー1、フォーク8、カーブ1

「調子自体は良かったんですが、6回の投球が悔やまれます。中田くんへはシュートを低めに投げてゴロを打たせるイメージだったんですが、高めにいってしまいました。肝心なところで最悪の結果となってしまって申し訳ないです」

塩見の談話にあるように、状態は上々と言えた。ストレートの平均球速は139.3キロ。今季最速を記録した。最速は1回西川へ投じた初球。今季ここまで142キロ止まりだったそれが149キロを計測する。左肩を痛める前の状態にまで戻りつつあるのが確認できた本戦だった。

1軍復帰戦となった前回7/14オリックス戦は快投したが相手の状態がすこぶる悪くベンチマークにするには分かりづらい試合だった。そのため、オールスター明けの本戦が試金石。そう思って観戦したのだったが、素晴らしいピッチングを見せる。

右打者へのクロスファイアは本戦でも絶妙。2回中田を見逃し三振に取ったインコースいっぱいにズバッと決まった速球投球は、中田を派手にくの字でよけさせるほどの威力。打者の手元でも伸びていることが想像つくシーンだった。

また、本戦では右打者の懐に速球だけではなく、適宜、嶋がスライダーを要求。追い込んでから膝元にフォークを落とすなど、これまた機能していた。

球数も少なく素晴らしい内容で、本当に完投・完封あるのでは?と思われたが、6回裏、突如制球を乱した。

先頭・中島卓は遊ゴに討ち取ったが、8球を費やしたことで消耗を激しくしたのかもしれない。球数は依然68球だったが、そこからコントロールがままならなくなる。小谷野に投じた初球速球など134キロと球速も安定せず、初回から飛ばしていったのがここへきてスタミナ切れになり、そのため腕が振れなくなった可能性は否定できない。

返す返すも4番・中田への失投が悔やまれてしまう。塩見が中田に一発をくらったのはルーキーイヤーの2011年8/8の試合で初回、左中間スタンドに2ランを運ばれて以来、通算2本目である。(中田との通算対戦成績は22打数5安打、7三振、2四球、1二塁打、2本塁打の.227)

ただ、塩見の2戦連続の好投は、今後に向けて1つ目処がついた明るい材料にもなっている。

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左打者、浦野博司の内角攻めに悩む



7回、打者28人、96球(1回当たり13.71)、被安打6、被本塁打0、奪三振1、与四球1、失点1、自責点1。

浦野と対戦するのは6/29以来、2度目である。このときは3回途中3安打3四球2失点。イヌワシ打線が序盤攻略に成功していた。

初顔合わせの時と比べると本戦ではストレートの球速はいまひとつ。前回は144.1キロを計測したのが、本戦では141.3キロ。田代打撃コーチの見立てどおり、走っていないのかな?と思われたものの、反面、制球は前回より安定していた。

このことが楽天打線を苦しめた。特にイーグルスの左打者は浦野のインコース攻めに手を焼くことになってしまう。ストレートとスライダーを織り混ぜられた内角投球に、6回岡島が右安を放つまで打者5人がヒット性なしの凡打量産を余儀なくされていた。【終】

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