左打者8人を並べたインディアンスの田中将大対策にマー君ハマる...7回自己ワースト5失点の4敗目~2014年7月8日●NYY3-5CLE

スポンサーリンク




田中将大、インディアンス戦に初登板



ヤンキースは45勝43敗のアリーグ東地区3位、1位・オリオールズをゲーム差3.5で追いかけている。ワイルドカード争いは現在5位。岩隈の所属するマリナーズが2位であることを考えると、厳しい戦いを余儀なくされていると言えそうだ。

対するインディアンスは43勝45敗のアリーグ中地区3位。ワイルドカード争いはヤンキースの下、6位にピタリとつけている。両チームとも負けられない戦いが続くオールスター前の敵地4連戦、その第2戦に田中将大が登板した。プログレッシブフィールドはもちろん初である。

投げ合う相手の右腕バウアーは今季2勝4敗、防御率4.42。ヤンキースのチーム打率.252はアリーグ9位と低迷も、7月に入り二桁安打も増え、7月月間チーム打率は.266と上向き。本4連戦の初戦も12安打を打っていた。それだけにバウアーからまとまった点を取り、田中を楽にしてくれるのでは?と期待したものの、インディアンス投手陣に4安打に抑えられてしまった。

(下記に続く)

20140709DATA04.jpg
HANREI3.jpg

両軍のスタメン

ヤンキース=1番・ガードナー(左)、2番・ジーター(遊)、3番・エルズベリー(中)、4番・テシェイラ(指)、5番・マッキャン(捕)、6番・ロバーツ(二)、7番・イチロー(右)、8番・ジョンソン(一)、9番・ウィーラー(三)、先発・田中(右投)

インディアンス=1番・キプニス(二)、2番・カブレラ(遊)、3番・ブラントリー(中)、4番・サンタナ(指)、5番・チゼンホール(三)、6番・スウィッシャー(一)、7番・マーフィー(右)、8番・ゴームズ(捕)、9番・ディカーソン(左)、先発・バウアー(右投)


幸先良く先取点を貰う田中将大



ヤンキースが序盤2回までに3得点を上げている。

1回表、相手先発バウアーの立ち上がりを攻めた。1番・ガードナーが1塁に歩くと、2番・ジーターがセンターオーバーの長打コース性の快飛球を打ち返す。抜けたかな?と思われた良い当たりだったが、相手中堅手ブラントリーの好捕に遭った。しかし、3番・エルズベリーがつなぐと、4番・テシイェイラが中前に先制打。その後、相手の守備ミスに乗じて、ヤンキースが田中に2点の先取点をプレゼントしている。(NYY2-0CLE)

田中が1点を取られた直後の2回表は、先頭イチローの安打を皮切りにチャンスを構築。その後、内野ゴロ時に三走が3点目のホームを踏む攻撃になった。(NYY3-1CLE)

ブログ村投票のお願い
皆さんの1票が継続運営のエネルギーになります

にほんブログ村 野球ブログ 東北楽天ゴールデンイーグルスへ
にほんブログ村

序盤からボール先行多く、リズムに乗れず



味方の2点援護を受けてプログレッシヴフィールドのマウンドに初登板した田中だったが、立ち上がり、いきなり1点を失っている。

先頭打者の1番・キプニスに初球打ちでセンター返しを浴びた。外角狙いの速球が真中低めに入った所を狙われた。2番・カブレラにはボール先行になりながらも平凡な中飛に討ち取った田中、しかし、表の守備でジーターの快飛球を好捕した3番・ブラントリーに内角投球をひっぱられ、右翼線を襲う適時二塁打に。直前に二盗を決めたキプニスが2塁からホームへ悠々ホームインして、1失点。(NYY2-1CLE)

なおも1死2塁のピンチで、この後ネジを巻き直してスムーズにいくかと思われたが、苦労する。4番、5番の相手中軸に球数がかさみ、5番には3-1からフォアボール。2死2,1塁、6番・スウィッシャーにボール先行2-0としたが、2-1から外角低めスプリッターを打たせて、ボテボテの一ゴ。どうにか最少失点で切り抜けた背番号19であった。

2回裏、味方が取られた1点をすぐさま取りかえしてくれた直後のイニングだった。

この回も先頭打者に初球をあっさり安打され、2死後にもう1本ヒットを許し3,1塁のピンチ。後続を二ゴに討ち取ったが、
まだエンジンはかかってこない様子。

エンジンかかったと思われた3回4回の三者凡退投球



3回裏、4回裏と2イニング三者凡退投球になった。

3回裏は相手クリーンアップトリオとの対決。3番・ブラントリー、5番・チゼンホールをイージーなゴロアウトに討ち取ると、卓越した選球眼を持つ4番・サンタナには追い込んでから外角勝負とみせかけてその裏をかくインコース勝負で見逃し三振に取っている。

4回裏、クリーブランドの打者達は完全に田中のかけた魔法の中にいた。無駄球を極力使わず、ストライク先行の投球で追い込んでいく。序盤は見逃していた球であってもここでは振って空振りしたり、ファウルにするなど田中の独擅場といえる三者凡退ピッチングだった。アウトの内訳はゴロ1個と2三振。

5回以降2本の被弾など4失点



しかし、魔法が解け始めたのは5回裏のことだった。この回からズルズルと3イニング連続失点はメジャーで初のことになる。

先頭の9番打者に外角ツーシームを1,2塁間に打ち返され右前に抜けていくと、その後、2本の内野ゴロが進塁打になり、三進を許す。2死3塁で第1打席にヒットを打たれたブラントリーに、今度はタイムリーとなる左翼線二塁打を浴びた。2-2と追い込んでからの外角低めスプリッター。ストライクゾーンから落ち切らないところを逆方向に弾き返された当たりは、サードのウィーラーが通常のポジションにいたら、恐らく三ゴになっていたであろうシーン。遊撃寄りに位置取りしていたことで、三塁線を破られてしまっている。(NYY3-2CLE)

翌6回裏、2ランを浴びた。

1死後、1本ヒットを打たれると、6番・スウィッシャー。第1打席目は1回2死2,1塁でボテボテの一ゴ、4回の第2打席目は低め変化球に空振り三振。この試合、田中に最もタイミングが合っていない打者だと思われた。

この場面も僅か2球、いずれも空振りで追い込んだ。1度首を振ってから投じた低めスプリッターがベース盤の手前でワンバンしボールになった後、1-2から内角に投じた約138キロの誘い球が甘かった。恐らく膝元に鋭く曲げる縦のスライダーをイメージしたのだろう。しかし、マッキャンが構えたミットより高めに入ったところをバット一閃──

打ち上がった瞬間。センターかライトか、いずれにしても外野フライアウトかなと思われた。しかし、風にも乗ったのかもしれない。中堅手エルズベリーの右を超えた飛球はそのまま右中間スタンドに飛び込む痛恨の逆転2ラン。(NYY3-4CLE)

0-2経由から打者の出塁を許すことは、基本「投手の失策」というイメージでいる。この被弾は田中の失策である。

これで4失点。ブルペンでの投球練習も始まっており、6回で御役御免かな?と思われたが、7回も田中が続投した。

恐らく球数も90球だったことで、あと1イニングという判断だったのかもしれない。しかし、結果から言えば、この継投判断が裏目に出たということになりそうだ。2死まで順調に漕ぎつけたようにみえた田中だったが、アリーグ4位の打率.323を記録し、本戦で2本の二塁打を放ち、5試合連続マルチ安打としたブラントリーにストライクゾーン真中に入る失投スライダーを右翼席へ運ばれている。(マッキャンはインコースを要求していたように思う)(NYY3-5CLE)

この後、4番・サンタナにもシングルヒットを飛ばされ、99球になったところで無念のKO、試合はそのまま3-5でインディアンスが逃げ切り勝利。

田中は序盤のリードを守ることができず、2戦連続クオリティスタートならずの今季4敗目となっている。

20140709DATA01.jpg

6回2/3、打者31人、99球(1回当たり14.85)、被安打10、被本塁打2、奪三振5、与四球1、失点5、自責点5。

初球31球・・・4Seam6、Sinker8、Slider9、Splitter3、Curveball5
2ストライク以降19球・・・4Seam3、Sinker2、Slider5、Splitter8、球種不明1

田中の談話「打たれた球は甘かった。真ん中付近の球を確実に打たれた。(リードを守れず)僕が抑えられなかったので、やっぱり悔しいです」

インディアンスの左打者8人作戦が奏功か?!



被安打10、5失点はメジャー自己ワースト。これで投手成績を防御率2.51、12勝4敗、QS率88.9%としている。アリーグ防御率は現時点でシアトルのヘルナンデスの2.11に続く2位をキープ。

本戦、インディアンスはラインアップに8人の左打者を並べてきた。これは失点するときは被本塁打が多い田中の特徴を分析し、ホームランの可能性が高くなる左打者を意図的に並べたのかもしれない。というのはプログレッシヴフィールドは左翼にミニ・グリーンモンスターと呼ばれる高いフェンスが陣取っており、他球場と比べて右打者の本塁打が少ないことで知られている。これが中盤以降、当たってしまうとは、試合開始前にスターティングラインアップを確認したときには、思いもしなかった。

いつもの田中なら、定規で測ったようにコースの内外をビシッと投げ分ける「有無を言わさぬ制球力」があるのだが、本戦では微妙に手元が狂ったのか、際どくボールになることが多く、あまり見ることができなかった。(Gamedayで診ても際どいボール球が多かった)

21球のうち13球がボールになった4シームは、見せ球としての機能もある一方で、コースいっぱいのストライクゾーンに決め切れずボールになってしまう投球も多かったのだろうと思われる。

4球目以降決着の打者13人中、3球目に2ストライクを取ることができたのは、僅かに4人の30.8%。4シームが微妙にはずれるなどしたことで、ボール先行するシーンが多く、テンポよいリズムを作ることができなかった。(特に1ストライク時のボール球が目立った)

球種で言うと、左打者に投じた外角狙いのツーシーム(シンカー)の制球がイマイチだった。大きく逃げてボールになるケース、曲がりが小さくストライクゾーン内に収まるケース。この試合ラインアップに8人を占めたクリーブランドの左打者に後者を狙われ、4本のシングルヒットを打たれている。

最速は95マイル(約152.9キロ)。しかし、球も走っている印象はなく、開幕以来の疲労の影響が依然として感じられる4敗目になった。オールスターブレイクまで残り1試合か。なんとか乗り切って、球宴で心身共にリフレッシュしてもらいたい。

■配球図
20140709DATA03.jpg

◎◎◎関連記事◎◎◎
晴天のヤンキースタジアムとは一転、マウンド上の田中の表情は曇り空、援護無くQS達成も2敗目~2014年6月22日●NYY0-8BAL
レスターとの投手戦を演じた田中将大。中盤ピンチを切り抜けるも、最終9回表2死からの被弾で今季3敗目~2014年6月28日●NYY1-2BOS
苦しんだ田中将大、デビュー連続QSストップも44年ぶり快記録の12勝到達~2014年7月3日○NYY7-4MIN


Amazon、楽天イーグルスオフィシャルショップなど楽天市場でのお買いものはこちらからどうぞ。ブログ継続安定運営のモチベー ションになります




《当ブログのコメントルール》御感想のある方は下記コメント欄でどうぞ。ただし、感情に流された御意見・誹謗・中傷・悪意の類、プロ野球や楽天と関係のないもの、名無しや通りすがりなどハンドルネームがいい加減と私が判断したものは、内容に関わらず、御遠慮申し上げております。頂いても削除の対象となります。なお、管理人の都合により、返信が遅れる場合、またはできない場合がございます。

《Twitterやっています》アカウントは@eagleshibakawaです。ブログ更新のお知らせ、プロ野球、スポーツの話題、時々実況しながら記録などをつぶやきます。フォロワー数1000人突破。

《facebookページを作りました》当ブログのページをfacebookに作成しました。ブログ更新情報やブログに載せない、Twitterでつぶやかない軽い話題などもアップ中。現在いいね!300人到達。
http://www.facebook.com/eagleshibakawa

《LINEも始めました》 IDはeagleshibakawaです。「最近SNSはもっぱらLINEなんだよね」という読者の皆さんのお手元に、ブログ更新情報をお届けします。

ブログパーツ
レンタルCGI



関連記事
スポンサーサイト
このエントリーをはてなブックマークに追加

テーマ : MLB
ジャンル : スポーツ

コメントの投稿

先程速報で見たのですが、田中マー君故障者リスト入りした様ですね。
やはり今までの疲労が蓄積されたのでしょうか。精神的にも我々ファンが思う以上にプレッシャーを感じていたのでしょう。

私は何せ素人なのでよく分かりませんが、球宴は無理せずに辞退して休養に努めた方が良いのでは無いかと思います。

とにかく今は松坂大輔の二の舞にならない様に祈るばかりです。

Re: タイトルなし

イヌワシさん

今朝になって6週間のリハビリを要する右肘靭帯部分断裂と発表されました。え
リハビリが上手くいかない場合はトミージョン手術の可能性もとの報道。

昨年日本シリーズ160球連投を始め、楽天でけっこうな球数、イニングを消化してきた負担も遠因の1つと言えるのでしょう。残念ですが、こうなってしまってはリハビリが上手くいくことを祈るよりほかはありません。


> 先程速報で見たのですが、田中マー君故障者リスト入りした様ですね。
> やはり今までの疲労が蓄積されたのでしょうか。精神的にも我々ファンが思う以上にプレッシャーを感じていたのでしょう。
>
> 私は何せ素人なのでよく分かりませんが、球宴は無理せずに辞退して休養に努めた方が良いのでは無いかと思います。
>
> とにかく今は松坂大輔の二の舞にならない様に祈るばかりです。
非公開コメント

FC2カウンター
ページビューではなく、ユニークアクセスでの集計です。
プロフィール

shibakawa

Author:shibakawa
真田幸村の赤備えがクリムゾンレッドにみえるそんな信州人による、東北楽天ゴールデンイーグルス応援ブログ。

鷲ブロガーの中で楽天の記録やデータを最も見ている管理人が、各種データや記録、セイバーメトリクス等を用いながらイーグルスの魅力を紹介していきます。

御訪問&閲覧有難うございます。初めての方、当方と連絡希望の方は「はじめに」をお読み頂いた上で、楽しんで頂けたら幸いです。

Twitter
プロ野球、楽天イーグルス、ブログ更新情報を専門的にツイートするアカウントを作成しました。
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
月別アーカイブ
最新記事
カテゴリ
スポンサーリンク
ブログ村
feedlyへのRSS登録はこちらから
follow us in feedly
検索フォーム
投票御協力のお願い
各種ブログランキングに参加中です。日々の更新の励みになりますので、ポチっと押して頂けたら幸いです。SHIFTキーを押しながらマウスで次々にクリックして頂けるとスピーディーです。お忙しい時はブログ村!でm(_ _)m
このブログのはてなブックマーク数
この日記のはてなブックマーク数
今月の人気ページランキング
当ブログのアクセス数が多い記事はこちらです(各月1日~末日で集計中)
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
スポーツ
73位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
野球
21位
アクセスランキングを見る>>
RSSリンクの表示
最新コメント
このページのトップへ
try{ var pageTracker = _gat._getTracker("UA-20192910-1"); pageTracker._trackPageview(); } catch(err) {}