【試合評】約3年2か月ぶり先発の青山好投も、イヌワシ打線、中村勝の緩急にハマる~2014年6月28日(土)●楽天イーグルス1-2日本ハム

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青山浩二の好投



白星こそ楽天浮上の特効薬である。今季初の4連勝を懸けた舞台。大役を任されたのは青山だった。今季は開幕出遅れて4月下旬にチームに合流も、調子上がらず5/25に抹消。直後、首脳陣から先発転向の方針を言い渡された背番号41は腹を括ってファームで1ヵ月間先発として4試合を投げ、2011年4/21ソフトバンク戦以来、約3年2か月ぶりに1軍先発のマウンドに上がっていた。

立ち上がりピンチを招くなど球数がかさむなど苦しんだ青山。しかし、集中力を切らすことなく要所を粘ると、尻上がりに調子を上げて5回までスコアボードにゼロを並べる好投をみせていた。4、5回の中盤2イニングを三者凡退に抑える好内容。1イニングでも早い打線の援護が待ち望まれていた。

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6回先頭聖澤までノーヒットのイヌワシ打線



その味方打線。前夜11安打の勢いはどこへやら、相手先発・中村勝の前に快音飛び出さない。

最初の得点圏は5回表だった。この回もヒットは出ず、四球で出た走者が2塁を踏むかたちになった。

先頭ボウカーが10球粘って1塁に歩くと、送りバント、進塁打(嶋の中前抜けてもおかしくないピッチャー返しを大引の好処理に遭った)で三進したボウカーは、聖澤の打席時、その初球が外角低めに抜けてワンバン、捕手・市川が後逸したその隙を狙ってホーム突入を狙ったものの、相手の淀みないプレーに遭い、本塁ベースカバーの中村にタッチアウトされ、憤死。先取点が入らない。

チーム初安打はようやく翌6回表に生まれていた。先頭・聖澤がセンターへ打ち返して出塁、岡島の二ゴで進塁、クリーンアップの前に1死2塁のチャンスを演出することに成功する。しかし、3番・銀次、4番・AJ、両人揃って中村の高め真っすぐを打ち上げてしまい、3アウト。この回も走者をホームに呼び込むことができない。

名手・藤田、まさかのミス



好投を続けていた青山が失点したのは、味方が好機を逃したその直後、6回裏のことだった。

先頭・大谷の本戦3本目ヒットで無死1塁。中田三振の1死後、バッターボックスは前2打席チャンスで凡退に倒れていた北。その打球はイージーな4-6-3ゲッツーコースのように思われた。しかし、名手・藤田にまさかのタイムリーエラーが発生。2塁送球が左翼ファウルゾーンまで逸れてしまう悪送球になり、この間、2塁に達していた大谷が一気に本塁生還。打者走者・北の二進を許すと、続く6番・大引の左前安打で北のホームインを許していた。(この後、大引を1,2塁間に挟みながら、またしても藤田の悪送球で大引二進、再三のピンチを招いたものの、後続を凡退させている)(楽0-2日)

痛い守備ミスで2点を先制されたイーグルスは直後の7回表、先頭AJがセンターフェンス直撃ツーベース(もう少しでスタンドインというフェンス上段直撃弾)でチャンスメイク。しかし、後続が中村─アンソニー・カーターの継投の前にゴロ3本の凡退。

三番手の左腕・宮西が登板した8回表も先頭打者が出塁した。嶋がヒットで戦端を切り開いて無死1塁、しかし代打・牧田がゲッツーに倒れてしまう。

楽天のスコアボードにようやく1点が入ったのは最終9回表のことだった。

日本ハム四番手・クロッタから先頭・藤田、銀次の短長打攻勢で1点を返すと、1死2塁で後藤が1,2塁間を破る右前安打。この場面、二走を本塁に突っ込ませていたら微妙な場面だった。アウトになれば2死走者なし。同点のランナーが塁上から消え、アウト1個で敗戦が決まる事態。ハイリスクという判断で三塁ベースコーチが止めたのだろう。3,1塁でフルカウント勝負のボウカーの当たりはファースト正面。飛び出した三走・銀次が本塁転送後に三本間ランダンプレーでアウトになると、西田の初球打ちはドン詰りの投ゴ。

あと1点追い上げることができず、イーグルスはこのカード1勝1敗、3連戦の勝ち越しを日曜日、則本の右腕にかけるかたちになっている。

これでチーム成績は67試合27勝40敗、40敗到達はセパ12球団で最速(ガクッ!!) 借金は再び13へ。西武が勝ったため、楽天は単独最下位に転落。ゲーム差は1位・オリックスと15.5、2位・ソフトバンクと14.5、3位・日本ハムと6.5、4位・ロッテと3.5、5位・西武と1.0としている。

なお、各種戦績は下記のとおり。

先制された試合4勝22敗、1点差6勝8敗、ビジター15勝18敗、デーゲーム11勝19敗、前日ナイトゲームのデーゲーム5勝8敗、6回終了時負けている試合1勝36敗、6月成績5勝11敗、星野監督休養後8勝13敗、相手先発右投手20勝31敗

ラッツ、体調不良でスタメンをはずれる



試合前には元気にノックも受けていたというラッツ。しかし、プレイボール直前に腰に違和感を訴えたようで、スタメンをはずれている。報道によるとその後、札幌市内の病院で診断を受け、急性胃腸炎だという。大事には至らず軽度という発表で翌日には出場できる見通しも、ここまで13打数6安打の打率.462で救世主になりつつあった新戦力を欠いたのは、痛いアクシデントになってしまった。

両軍のスタメン

楽天=1番・岡島(右)、2番・藤田(二)、3番・銀次(一)、4番・ジョーンズ(指)、5番・後藤(三)、6番・ボウカー(左)、7番・松井稼(遊)、8番・嶋(捕)、9番・聖澤(中)、先発・青山(右投)

日本ハム=1番・西川(二)、2番・杉谷(中)、3番・大谷(指)、4番・中田(左)、5番・北(一)、6番・大引(遊)、7番・谷口(右)、8番・市川(捕)、9番・中島卓(三)、先発・中村(右投)




青山、自責ゼロの好投



5回1/3、打者24人、93球(1回当たり17.44)、被安打6、被本塁打0、奪三振4、与四球2、失点2、自責点0。

初球24球・・・ストレート12、シュート2、スライダー6、フォーク1、カーブ3
2ストライク以降28球・・・ストレート11、シュート4、スライダー8、フォーク3、カーブ2

「球数も多かったですし…、僕のリズムが悪かったので」

ここ数年、抑え、セットアッパーとして救援に専念してきた青山に対し、過去結果が出なかった先発への転向を促す。先発型のようにみえる戸村に対し、ファームで抑えをやらせてみる。こういった起用法、私の目には持てる現有戦力をなんとか活かそうとなりふり構わぬ総力戦のようにも見えるし、一方ではそれだけイーグルスが土壇場に追い込まれている状況とも見える。

約3年2カ月ぶりの先発だった。過去の先発防御率は5.49。どのような投球を見せるのか注目された青山だったが、6回途中2失点は上出来だ。試合前には三輪バッテリーコーチも「5回6回ぐらいで2失点ぐらいにまとめてくれたらいいな」という話だったし、2失点はエラーによるもので自責はゼロだから、十分合格点のピッチングと言える。

立ち上がりの1回裏、球が要所で上ずる場面があり、1死満塁のピンチを招いてしまう。しかし、4番・中田とのフルカウント勝負がはずれてフォアボールになり、嶋からの返球を受け取った青山の表情が力強く嶋に頷き返していたのをみると、戦う気持ちが後ずさりしていることはなさそうだなと思えた。直後、5番・北を4-6-3のゲッツーに取り、窮地を脱した。

翌2回裏から制球が安定し始めている。嶋の構えたミットにほぼ投げ切ることができた青山。3回は2死から3番・大谷、4番・中田の巧打で2,1塁のピンチを背負ったものの、ここも北を落ち着いて三邪飛に仕留めている。

4回、5回は三者凡退投球。4回はアウトコースの制球が素晴らしく、5回は低め投球に光るものをみせ、内野ゴロアウト4本、三振2個の内容。後藤、松井稼の軽快な守備にも支えられ、3回北から打者7人を連続アウトにした。

2失点で降板となった6回裏、しいて挙げれば唯一の課題点は先頭・大谷に0-2から打たれ、3本の猛打賞を許したことだ。

0-2経由のヒットは基本的には投手の失策というイメージでいる私なのだが、大谷の好調が青山を凌駕し上手くさばかれた部分はあるので、青山の完全な失策とも言えない。その後、無死1塁で嶋の好リードに支えられ、集中力を切らすことなく4番・中田を見逃し三振に取るなど、ここで瓦解するような青山ではなかった。北の二ゴを藤田がいつもどおり処理していればゲッツーで6回無失点のクオリティスタートになっていたはずだった。

スピードが出ていたストレート、機能しないカーブ



懸念されたのはストレートの球速だった。抹消されるまでの平均は140.5キロ。昨年の142.7キロを下まわる数字で、スピードが出ていないことが気になっていた。しかし、本戦では最速146キロ、平均142.9キロ。昨年の平均値に肩を並べるところまで球速が出ており、1カ月間に及ぶ青山の2軍調整が無駄ではなかったことを裏付けている。

一方、救援ではほとんど投げなかったカーブ。長いイニングを投げるにはアクセントとして必要になってくる球種だ。昨年2.6%の球種割合に止まっていたが、本戦では7球を投げて7.5%。しかし、その大半が高めにはずれるもので、いまひとつの精度になっている。

対戦打者の左右、2軍の傾向どおり



前のエントリー「【記録】約3年2カ月ぶり先発に臨む楽天・青山浩二。今季2軍先発成績を振り返る」で診たように、ファームでの青山は左打者は良く抑えていたものの、右打者に3割以上打たれるという明暗分かれる傾向が見受けられた。

本戦も同様の結果になっている。配球図を見ると、左打者には両サイドしっかり投げ分けができているイメージが浮かぶものの、右打者にはややアウトコース中心の投球になりがちなところが、右打者に打たれてしまっている原因だろうか。次戦までに修正を期待したい。

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中村勝の緩急に翻弄されたイヌワシ打線



6回1/3、打者23人、100球(1回当たり15.79)、被安打2、被本塁打0、奪三振2、与四死球3(四2死1)、失点0、自責点0。

初球24球・・・ストレート16、スライダー1、フォーク2、カーブ5
2ストライク以降38球・・・ストレート22、フォーク6、チェンジアップ2、カーブ8

中村勝のこの日の最速は141キロ。1回藤田の4球を始め合計7球で記録していた。一方、最遅は98キロのスローカーブ。5回嶋の第2球がそれだった。直前球との最大緩急差はその嶋に投じたカーブ。前球の141キロ真っすぐとの差は実に43キロに及んでいた。

一言で言えば、緩急にヤラれてしまった。勢いのあった高め真っすぐと低めに決まることも多かったカーブなど変化球の組み合わせ。緩急差25キロ以上の打撃成績は6打数ノーヒット1四球。数多くの打者が打ち上げてしまうケースが多かった。

しかし、本戦、紙一重の1点差ゲームだったと思う。前夜とは裏腹に日本ハムの守備陣に良いプレーが複数あり、ヒット性の当たりを堅守で阻まれるケースも複数あった。

特に、0-0の6回表、先頭・聖澤がチーム初安打で出塁、無死1塁で岡島の当たりは2塁右を中前に抜けようかというヒット性も、セカンド・西川が追い着き、2塁後方でジャンピングスロー1塁ワンバウンド送球で間に合ったというプレーである。俊足の岡島が1塁でアウトになったのだから、ラッツの急病と合わせて、運もなかったといえるシーンにもなっていた。


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