晴天のヤンキースタジアムとは一転、マウンド上の田中の表情は曇り空、援護無くQS達成も2敗目~2014年6月22日●NYY0-8BAL

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日に日に注目度高まる田中将大、2度目のオリオールズ戦へ



ここまで11勝1敗。多くの敵軍指揮官に「今日はタナカの日だった」と脱帽コメントを言わしめた田中将大の快進撃。先日、米で最も権威のあるスポーツ雑誌『スポーツ・イラストレイテッド』誌で新人王、サイヤング賞、MVPの三冠もあるという記事も掲載されたほど、向こうのMLBファンの間でも田中の注目度は日に日に高まってきていると言えそうだ。


◎【米国はこう見ている】田中将大の次回登板も大記録がかかる!? 米メディアは同僚投手をも助けるその存在感の大きさに注目 (Full Count)


上記記事によると、オールスター前に12勝達成なら44年ぶりの快挙になるという。

その田中が青空が広がる本拠地ヤンキースタジアムのデーゲーム、同地区オリオールズ3連戦の第3戦目に登板した。

ヤンキースは現在39勝34敗、アリーグ東地区2位。1位・ブルージェイズとのゲーム差は1.5。前の試合オリオールズに負けて連勝を4でストップさせている。対するオリオールズは38勝35敗、同東地区3位。2位・ヤンキースとのゲーム差は僅かに1.0で3位4位争いを繰り広げている。

オリオールズはチーム打率.262がアリーグ3位、チームOPS.727がアリーグ5位、

オリオールズは中軸が凄く、3番・ジョーンズは13本、4番・クルーズは23本でアリーグ最多、5番・デービスは率こそ精彩を欠いているものの12本を記録し、合計48本。アリーグ3位のチーム82本の58.5%を量産している。

オリオールズ戦への先発は2度目。前回はメジャー2試合目の4/9ヤンキースタジアム。7回3失点のクオリティスタートも勝敗つかずという内容だった。

両軍のスタメン

オリオールズ=1番・マーカーキス(右)、2番・ピアース(指)、3番・ジョーンズ(中)、4番・クリーズ(左)、5番・デービス(一)、6番・ハーディ(遊)、7番・マチャド(三)、8番・スクープ(二)、9番・ジョセフ(捕)、先発・ティルマン(右投)

ヤンキース=1番・ガードナー(左)、2番・ジーター(遊)、3番・エルズベリー(中)、4番・テシェイラ(一)、5番・マッキャン(捕)、6番・ベルトラン(指)、7番・ジョンソン(三)、8番・ソラーテ(二)、9番・イチロー(右)、先発・田中(右投)


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初回無死2,1塁での14球、そのうち7球で空振り奪う



1回表、立ち上がり制球がやや不安定の田中。いつものコースいっぱい、ストライクゾーンの四隅に有無を言わさずビシッと決めるあの安定感がない。そこを付け込まれるかたちになったのだろうか、1、2番コンビにボール先行からいきなり連打。ヨーイドンで無死2,1塁のピンチを招いてしまう。

しかし、得点圏に走者を背負ってからが真骨頂の田中である。立ち上がりの危機で投じた14球、そのうち半分の7球で打者の空振りを奪い、見事に窮地を脱している。

無死2,1塁で3番・右打者のジョーンズ。内角をツーシームで攻めた。バットが折れる鈍い音と共に浅めのイージーな左飛。4番の右打者クルーズにはスライダーを、5番の左打者デービスにはスプリッターをそれぞれ3球空振りさせてストライク先行の2者連続三振を奪った。

大入りになったヤンキースタジアムのファンも、ピンチになっても動じることなく、かえってその窮地を三振で乗り切るであろうTanaka Timeを安心して楽しんでいるようにも見え、すっかりマー君がピンストライプに溶け込んでいるのが確認できた初回投球だったが、ただ、前回ブルージェイズ戦同様、初回に20球以上の消費を余儀なくされている。

その裏、味方の攻撃。1番・ガードナーが右翼線へ長打。2塁を蹴って一気に3塁をヘッドスライディングで狙ったが、ビデオ判定の末、アウトに。田中への援護ならず。



同一打者に複数被本塁打を初めて許す



2回表、6番から下位に向かうところだった。2死まで漕ぎつけたところ、8番・スクープに2-2と追い込んでからの第6球スライダーを左翼席へ放り込まれた。マッキャンの外角低め要求ミットより僅かに高く入った外角中段スライダー。失投とは言えない球だった。体勢崩し気味に打ちに行ったスクープのバットに上手くひっかかってしまったかたちに。スクープには前回4/9にもスライダーを左翼席へ運ばれており、田中がメジャーで同一打者に許した複数被本塁打の第1号になった。(NYY0-1BAL)

そういえば、予兆はあった。その前の7番・右打ちのマチャド。フルカウント勝負から投じた外角スライダーを左翼ウォーニングゾーン内まで運ばれる大飛球になっていた。スクープに打たれたのとほぼ同じコースの同じ球種、打球方向も全く同じだったのだ。

NHK BS中継の解説・与田剛氏は「序盤から思うように身体が動いていないなという感じがしますね」「投球フォームを見ても速さがないというか」とコメント。それを受けて実況アナも「投げる前にポン!というような表現ができるように今日はなっていないということですよね」と実応じる。そんな序盤2イニングだった。

3回表のマウンドに登った田中。天気快晴とは裏腹に表情は曇り空。1番から始まる敵軍攻撃に対し、自慢のスプリッターで辛くも2死を取ったが、3番・ジョーンズに本戦最速94マイル(約151.3キロ)の外角速球を右前へ弾き返されている。2死1塁で4番・クルーズにはスプリッターでボテボテを打たせ3アウトを取ったものの、3回終了時に既に60球。前回ブルージェイズ戦の57球を上まわる球数過多ペースだった。

その裏、味方が好機演出。1死後、イチローの中前安打を起点に2,1塁とスコアリングポジションに走者を進めたものの、2番・ジーターが併殺打。追い着くことができない。

4回表、5番・デービスから始まる相手の攻撃。この回、田中は本戦で5球投げたカーブのうち3球を投じている。デービスに2球続けてカーブを投じると1-1から一転、今度は速球勝負。最後は外角狙いの速球がストライクゾーン真中寄りに入る失投になったものの、ほぼ定位置の中飛に討ち取る。6番ハーディもフルカウント勝負で左飛に取った後、前の打席で左翼フェンスぎりぎりまで打球を運ばれたマチャドに対し、長い間合いから投じた初球カーブを打たせての一ゴ。相手の意表を突いたブレーキングボールでこの回11球、本戦初の三者凡退ピッチングとしている。

その裏、味方打線が再びチャンス。先頭のエルズベリー二塁打でその後2死3,1塁としたが、ジョンソンの痛烈なライナーが投手ティルマンのグラブへスポッと収まるアンラッキーもあり、無得点。不思議な子のマー君も、今日はツイていない。

5回表はホームランを打たれた8番・スクープから。本戦3度目のボール先行2-0、そこから投じたツーシームが甘く入り、ドキッ... 当たりはライナー性でレフトの左を襲われたが、ガードナーの守備範囲。この後に2死からフルカウント勝負になった1番打者に投じたスプリッターが完全に高めにすっぽ抜けてしまい、本戦初のフォアボール。後続の2番・右打者のピアースをインコースのスライダーで見逃し三振に取り、ゼロに抑えている。

初の無死3,2塁ピンチから2失点



6回表、本戦中盤のカギになるかと思われた。いずれも一発を打てる相手クリーンアップトリオとの対決だったからだ。手に汗握ったこのイニングは、平凡な外野飛球アウト2つに三振1つ、球数も僅かに8球と本戦2度目の三者凡退ピッチングを魅せてくれた。

しかし、落とし穴は翌7回表に待っていた。先頭の6番・右打者のハーディーに中前にしぶとく運ばれてしまう。単調すぎた外一辺倒の速球配球が裏目に出たのか、バットの先ながらもゴロが中前へ抜けていく。無死1塁、1打席目に左翼フェンスぎりぎり大飛球、2打席目は初球カーブでボテボテの8番・マチャドに対し、初球が甘く入った。スライダーを一閃され、右中間を真っ二つにされる二塁打。

無死3,2塁は私の記憶が確かならばメジャーで初のアウト・塁状況である。(ここのところ田中のデータ整理ができておらず、はっきりしたことは言えない)。

恐らく初であろう無死3,2塁ピンチで、先制弾を浴びた8番・スクープの当たりは前進守備を敷いていないショート正面のゴロ。この間に三走がホームを踏んで、1死3塁で9番打者に低めの球をすくいあげられ、センター後方に飛球(スクイズファウル後のことだった)。距離十分の犠飛になり、3失点目。(NYY0-3BAL)

直後、味方が再びチャンス。しかし、打ち損じも多く、無得点。

結局、田中は8回アタマから救援陣にマウンドを譲り、7回3失点。ヤンキース打線はオリオールズ投手陣の前に僅か4安打に抑えこまれ、0-6の零封負け。

田中はメジャー2敗目を喫したが、クオリティスタートは守る、そんな試合になっている。



田中将大、今季2敗目。アリーグ防御率2位へ後退



7回、打者28人、106球(1回当たり15.14)、被安打6、被本塁打1、奪三振6、与四球1、失点3、自責点3。

初球28球・・・4Seam7、Sinker8、Slider7、Splitter2、Curveball4
2ストライク以降30球・・・4Seam7、Sinker1、Slider10、Splitter12

これで今季成績を11勝2敗、防御率2.11とし、アリーグ防御率ランキング1位をアスレチックスのカズミヤー(2.08)に譲って2位に後退している。

球速出ない速球、蓄積疲労の影響か?!



NHK BS解説の与田剛氏が指摘していたように、開幕以来の蓄積疲労の影響があるのだろう。また、NHK BS中継で何度か触れられていたようにここ2試合は中5日以上の登板間隔が、本戦は中4日に戻ったことで、調整の難しさもあったかもしれない。

とにかく今日の田中は組み立ての軸にした速球が走っていなかった。4シームの平均球速を確認してみると、6/5アスレチックス戦は146.4キロ、前回6/17ブルージェイズ戦では147.3キロ。しかし、本戦では143.7キロ。メジャーの平均球速より数キロ落ちるイメージになる。(NPBなら137キロぐらいの感覚)

打ち頃スピードの4シームは、ストライクゾーンのコースに決まったようにみえても捉えられ、バットの先で強引に外野へ持っていかれてしまうということなのだろう。これがいつものスピードならファウルになったり凡打になったりするのだろう。象徴的なのは追い込まれてからの4シームで3本ヒットを打たれたことだった。

速球が走らないから変化球もなかなか生きてこない。速球が走らないから際どい投球も見逃されてしまう。打者1順まではスプリッター10球中4球で空振りを奪うなど機能していた看板球が、2順目以降の13球ではゴロアウト3本を取ったとはいえ奪った空振りは僅かに1個。回を重ねるごとに相手が対応し出した部分も確認できる内容だった。

それでも、7回を3失点のクオリティスタート範囲内にまとめるところは、さすがはマー君。ヤンキースは今後連戦続きとのことで、オールスター前の登板は正念場になりそうだが、なんとか奮闘してオールスターブレイクを迎えてもらいたい。【終】

■配球図
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