初の完封勝利でチームの危機を救い、サブウェイシリーズの連敗を止めた田中将大114球~2014年5月14日○NYY4-0NYM

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田中、チームの連敗を止めるメジャー初の114球完封勝利!



メッツとのサブウェイシリーズ4連戦の第3戦。ヤンキースは19勝19敗。混戦アリーグ東地区で2位タイ。対するメッツも19勝19敗、ナリーグ東地区3位タイにつけている。

ホーム、ビジター2戦ずつ合計4試合を戦うサブウェイシリーズは、ここまでヤンキースの2連敗。昨年から続く同シリーズの連敗を7まで伸ばす事態に陥っていた。そればかりでなく、田中の前回登板5/9ブルワーズ戦で勝利したのを最後に、ヤンキースは4連敗を喫していたのだった。

連敗ストップをかけて敵地シティーフィールドのマウンドに登った田中将大が、チームの窮地を救うメジャー初の完封勝利!

114球はメジャー自己最多の球数ながらも、最後まで投げ抜いたのは同シリーズの初戦、ブルペン陣が大炎上したことも決して無関係ではないと思う。

なお、本戦、日本のメディアでは当初、松坂の先発のありえる?!という報道がされていたものの、先発は3Aから上がってきたモンテロとなっている。

両軍のスタメン

ヤンキース=1番・ガードナー(左)、2番・ジーター(遊)、3番・エルズベリー(中)、4番・テシェイラ(一)、5番・マッキャン(捕)、6番・ソリアーノ(右)、7番・ソラーテ(三)、8番・ロバーツ(二)、9番・田中(右投)、

メッツ=1番・E.ヤングJr.(左)、2番・マーフィー(二)、3番・ライト(三)、4番・グランダーソン(右)、5番・C.ヤング(中)、6番・デューダ(一)、7番・レッカー(捕)、8番・テハーダ(遊)、9番・モンテロ(右投)


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省エネ投法の田中将大



1回表、1番・ガードナーが安打出塁を生かせず味方打線が無得点に終わると、その直後の1回裏、田中はメジャーで初めて足を絡めてピンチに立たされている。

1死後、3割打者の2番・マーフィーに内角を狙った投球が真中高めに甘く入った所を打ち返され、左前安打で出塁されると、2死後、無警戒の中、そのマーフィーに二盗され、2死2塁、メジャーで初めて走者に盗塁企図を許し、二盗を決められた瞬間になった。しかし、4番打者をライト正面の飛球を打ち取り、完封勝利投球をスタートさせている。

2回表、ヤンキーズが1点を先制する。2死からソラーテが1塁へ歩くと、続くロバーツの当たりは左前を襲うシングルヒットコース。この当たりに自慢の足を飛ばして左翼手ヤングがチャージ、球際で前のめりにダイビングキャッチしにいくものの、その手前に着弾し、球はフェンスまで転々とする。この拙い守備がロバーツの先制三塁打となった。(NYY1-0NYM)

打者・田中の第1打席目は右翼線際に打ち上げたイージーな右飛。

先制直後の2回裏、重要所を分かっている田中はメッツ打線をしっかり三者凡退に退けている。先頭の5番クリス・ヤングを打ち上げさせて二飛に取ると、後続6番、7番を速球、スプリッターを駆使して2者連続三振。この2回を起点に4回まで3イニング連続三者凡退投球となった。

相手投手の打席もまわってきた翌3回裏は僅か7球で3人を退けている。

先頭・8番テハーダを外角低め速球をバットの先で打たせ、イージーな中飛に取ったのが大きく、相手先発モンテロは3球三振、打順が1番に返って先ほど拙い守備で先取点をヤンキースに献上したヤングは、スプリッターをひっかけさせて3球での一ゴとなっている。

ちなみに、1イニング三者凡退の最少球数投球は、メジャー初登板4/4ブルージェイズ戦4回の6球が田中将大の自己記録になっている。

ソリアーノの守備は不安。イチローを使って下さい



4回裏は三者凡退になったが、少しヒヤッとさせられる当たりもあった。この回の先頭は1回に安打&二盗されたマーフィー。田中も少し警戒したのか、外への様子見が2球はずれて、本戦初のボール先行2-0になる。その直後のツーシームが失投。アウトコースを狙った投球が逆球になって真中に入った所を痛打。快飛球がライト後方を襲う。ベルトランが怪我で離脱したため、今日は守備に不安を抱えるソリアーノがライトを守っていた。そのソリアーノがどうにかウォーニングゾーンの手前で、追い着き、ジャンピングキャッチでグラブに収める。

抜ければ長打で無死2塁というケースが予想されただけに、どうにか討ち取ることができたのは大きかった。その後は問題なし。田中もヒヤッとした当たりを浴び、再び兜の緒を締め直したのだろう。後続2者の3番4番をこの日最速95マイル(152.9キロ)の4シームをそれぞれアウトコースいっぱいに投げ込み、二ゴ、左飛に討ち取った。

味方打線が三者凡退に倒れた直後の5回裏、本戦初めてイニング先頭打者の出塁を許している。

先頭・5番のヤングに1-1から高めに抜けた変化球を三遊間弾き返され左前。しかし、次打者の初球前、そのヤングが二盗を企画し、それに気づいた田中が2塁に転送、タッチアウト。相手の拙走もあって、あっさりピンチの芽を摘み取っている。その後、6番デューダへの結果球が逆球で甘くなり、センター左へ打ち返されていたことから、運が少しでもメッツ側に傾いていたら、ピンチが広がっていてもおかしくはない場面でもあった。あっさり2死、7番打者にはキレの良い変化球を合計3回振らせ、2-2からこの日4個目の三振を取っている。

6回、制球乱れる



6回表、4番テシェイラのソロ弾で追加点。田中の援護点が3点に広がる。その裏、初完封勝利へ1つの正面場を迎えていた。制球が乱れたのだ。

先頭の8番・テハーダに対し、本戦初、メジャー4度目のボール先行3-0。この後、3-1から右飛に討ち取るも、ストライクを取った球も甘かった。9番投手の打順で代打、三塁線への緩いゴロをソラーテがまわりこんで処理、1塁遠投ストライク送球で2アウト。2死で打順が1番に返り、ヤングで再び制球が乱れた。ボール先行2-0からフルカウント勝負の対決は、ボールカウントは全て完全なボール球、結果球も真中に入った速球系で右中間深部へ打ち返されてのツーベース。2死ながらも得点圏に走者を背負い、この日1打席目でヒット、2打席目に右翼後方へ快飛球を飛ばしていたマーフィーとの対決を迎えていた。初球スライダーは失投だ。外を狙ったのが真中に入ったが、これを見逃してくれたのが、助かった。甘い球を見逃し、難しい球をひっかけての一ゴ。このピンチ、終わってみれば、田中が背負った本戦最後の得点圏になっている。

7回、中軸を3者連続三振。4番をカーブで翻弄



7回表、味方がさらに1点を追加、ヤンキースのリードは4-0。その直後の7回裏、3番から始まるメッツのクリーンアップとの対戦は圧巻も圧巻! 前のイニング、下位打線に対し、コントロールを乱した田中。しかし、ここで再び修正し、相手の中軸を全く寄せ付けない3者連続三振劇を見せてくれた。

ここ最近打撃の調子を上げてきている3番・ライトには低めの投球のキレが抜群、2度空振りさせ2-2とカウントを作ると、そこから内角を厳しくツーシームで攻めた後、外角低めのスライダーが絶品。空振り三振を奪っている。4番・グランダーソンは2戦連続本塁打。こちらも5月に入り打率を上げてきた手強い存在だったが、三振に取った。6回まで僅か5球、1イニングでも1球しか使用してこなかったカーブをグランダーソンに2球投じる。これがまた外角いっぱいに決まる素晴らしい投球で、手が出ない見逃し三振。恐らく打者の頭にはなかった球種だ。ヒットを打たれていた5番・ヤングには粘られたものの、ラストはアウトハイの速球で空振り三振に取っている。

8回は三者凡退。この試合、2度目の1イニング10球未満投球だ。あっさり2死を取った後、8番テハーダを見逃し三振にとった、右打者へのインコーススライダーが白眉だった。まるで金縛りになったように打者はピクリともしない快場面である。

9回、打者・田中将大メジャー初安打



9回表、打者・田中将大がくらいついてのセカンド左を破るメジャー初安打! この日はアットバットで4打数1安打1三振だった。

そして最終9回裏、田中がマウンドに登っている。9番・途中出場の先頭アブレイユにヒットを許し、無死1塁で上位打線との対決を迎えたが、後続を退けている。1死1塁、マーフィーの投ゴを処理した田中が2塁ベースカバーに入ったジーターに送球。しかし、ジーターが1度落球してしまい、慌てて拾い治して間一髪アウトになったシーンでビデオ判定があったが、ここでアウトになったのも大きくなった。最後は3番・ライトをバットの先、ジーター正面のハーフライナーに取り、27個のアウトを完了。

開幕6連勝。日米通算34連勝をメジャー初の完封勝利で飾っている。

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初球ストライクを投げ、振ってこなかったメッツ打線



9回、打者30人、114球(1回当たり12.67)、被安打4、被本塁打0、奪三振8、与四死球0、失点0。

奪三振の結果球・・・4Seam1、Sinker1、Slider3、Splitter2、Curveball1

初球30球・・・4Seam8、Sinker5、Slider10、Splitter4、Curveball3
2ストライク以降29球・・・4Seam9、Sinker4、Slider5、Splitter9、Curveball2

MLB公式では4Seam、Sinker、Slider、Splitter、Curveballの5球種を投げた田中だが、NHK BS中継の解説・荒木大輔氏の話を聞いていると左打者の内角へCutter、それにChangeupも投げていたようだ。

普段は対戦がないインターリーグということで、相手も入念な田中対策というのはなかったかもしれない。田中の投げる球の軌道をまずは見るため、相手打線は初球から積極的にバットを振ってくることはなかった。相手打者の初球スイング率を確認してみると、NPB最終年の2013年は36.6%、MLBでは直近3試合では28.2%。しかし、本戦では23.3%。30人の打者が初球スイングしたのは7球だけだった。

制球力の良い田中にとって、まずはファーストストライクを取っておけば、あとはいかようにも組み立てることができる。この有利な状況が大きかったと思う。試合後の本人のコメントで「幅広い投球ができたと思います」というくだりは、この辺が背景にあると言えそうだ。

1イニング平均12球台はメジャー初



ここまで田中は49回で738球を投げてきた。1イニング平均15.06球とやや多めだったが、本戦では理想の12.67球。メジャーで理想のエース像は8回を100球以内で投げ切ることと言う話もある中、本戦の田中は8回で101球、合格ラインと言ってよい投球をみせた。

所々を見れば、6回のボール先行など幾つかズレがあったかもしれない。しかし、そのズレをすぐに修正してくる適応能力の高さは本戦でも健在だった。

下記はメッツの打順の1巡目、2巡目、3巡目以降でみた球種割合である。1巡目は速球系で組み立てをし、2巡目以降から変化球を増やしていっている。その変化球は全体の3分の2を低めに制球、キレもあって、空振り率は19.3%と高値になっていた。【終】

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■田中将大5/14メッツ戦メジャー初完封勝利の114球詳細
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