【試合評】 三木谷オーナーも直接ねぎらった森雄大19歳8カ月のプロ初勝利~2014年4月24日(木) ○楽天イーグルス6-1西武

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☆4/24配信最新号の主な内容は「なぜ西武・炭谷は松井裕樹のプロ初勝利を消す2点適時打を打つことができたのか?」です。




40,965人が見守った森雄大のプロ初勝利



40,965人の観客に三木谷オーナーら多くの楽天グループ関係者も見守った東京ドーム。その大舞台で高卒2年目の森雄大が躍動した。

粗削りながらも持てる魅力をボールに目一杯押しこんだような、一心不乱のピッチング。余計な雑念をマウンド上で考えないようにという狙いもあったかもしれない。テンポ良く投げ込んでいく。不振のライオンズ打線を3回までノーヒットに抑えると、4回まで得点圏進出を許さない。6回に1点を失うまでスコアボードにゼロを5個並べる力投をみせた。

(下記へ続く)

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打線が岡本洋介を早々に攻略。序盤3回までに5点リード



そんな若武者の好投に応えるように、今夜は打線が早々に援護を開始した。

1回裏、1番・岡島の初回先頭打者ホームランで気勢をあげたイーグルス打線はその後も、精彩を欠く岡本洋を攻め立てた。

藤田四球、銀次が右前に弾き返し無死2,1塁。早くも清川コーチがマウンドへ歩を進める状況を作ると、1死後、ユーキリスひっぱりの一撃は三遊間へ。ショート永江のグラブを弾いて左前へ抜け、これが2点目のタイムリーに。(楽2-0西)

翌2回裏は先頭・嶋の安打出塁を起点に手堅くバントで送って1死2塁、岡島進塁打の間に三進した嶋を、藤田がホームへ呼び込むセンター返し。これで3点目。(楽3-0西)

3回裏、西武・伊原監督は早くも岡本洋に見切りをつけ、マウンド上は二番手・西口。試合の立て直しをベテランに託す。しかし、このベテラン右腕を打ち砕いたのは、枡田慎太郎のバットだった。

四球出塁のAJを2塁に置き、カウントは3-0。ボール先行で苦しいかたちを余儀なくされていた西口に対し、3-0から積極的に打って出ての当たりは逆方向、左中間スタンドへ消えていく値千金2ランショット。イーグルスのリードは5点に広がる。(楽5-0西)

前夜の二の舞いは踏まなかった森雄大



5点の援護を貰った森は、1番・森本から始まる4回表ライオンズの攻撃、この試合初の先頭打者出塁を許していた。

制球乱した高めストレートを左前へ運ばれ、無死1塁。2番・木村を迎えていた。ここは変化球対応に課題を抱える木村に対し、変化球攻め。初球をカーブでストライクを取ると、3球目のチェンジアップでファウルを打たせ、1-2とカウントを作ることに成功。ラストもチェンジアップで体勢を崩させ、6-4-3の併殺網にかけて取っている。

最大の試練はプロ初勝利の権利がかかった5回表。満塁の危機に立たされていた。

調子を落としている先頭・浅村にストライク入らない。結局ストレートの四球で1塁に歩かせると、すかさず楽天ベンチから闘将の大声が聞こえてくる。1死後、渡辺直人に三塁線を突破される二塁打を打たれ、熊代とのフルカウント勝負が低めに大きくはずれてフォアボール。塁上全て埋まって1死満塁。打席には前夜、松井裕樹初勝利の権利を帳消しにする2点適時打を放っていた炭谷銀仁朗を迎えていた。楽天ファンの脳裏には昨夜の嫌な記憶がフラッシュバックする。

ここですかさず、主将の松井稼が森のもとへ歩み寄り、激励。直後の炭谷の当たりはその主将の守備に助けられ、6-4-3の併殺網で切り抜けることに成功した。

森は翌6回、森本、栗山の短長打で1点を失ったところで降板している。

(下記へ続く)

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西武の反撃を絶ったネオスリーマウンテンズのブルペンリレー



その後、火消しの小山がワイルドピッチ、フォアボールで2死3,1塁としたものの、自動アウトマシーン、ランサムをしっかり三振に取り、3アウト。7回表は福山。3本の長短打を浴びたものの、渡辺安打後に熊代併殺打に取るなど、ライオンズ打線のチグハグさにも助けられ、1イニングを無失点に抑えていく。8回表は連投となる青山が西武上位打線を三者凡退。

その裏、岡島が1死満塁の好機で西武三番手・岡本篤からダメを押す中前安打で1点を追加。(楽6-1西)

リードを再び5点差としたイーグルスは、ネオスリーマウンテンズによる継投リレー最後のバトンをファルケンボーグに託す。ヒット1本を許したものの、奪ったアウト3個は全て三振の貫録ぶりを見せ、ゲームセット。

ネオスリーマウンテンズは無失点で良くファルケンボーグにつないだと思う。

二番手の小山は今夜も変化球投球。浅村に四球を与えたのは、真っすぐが投げられない状況下で生じた苦しいピッチングが原因だった。それでもランサムを抑えて窮地を乗り切った。

12試合目の登板となった三番手・福山は、明らかに調子が落ち気味だ。開幕から打者20人の対戦で19打数1安打に封じ、幸先の良いスタートを切ったサブちゃんは、直近打者20人との対戦では被打率.333と打ちこまれていた。逆球を目立つようになっていたが、この試合では、併殺打を打たせるなど要所で踏みとどまった。

青山にしてもまだ本調子ではない中、ボール先行の投球でどうにか打者3人で終わらせた。

打線の援護とブルペンリレーの必死さが実って、森雄大はプロ初勝利!

楽天左投手による19歳8カ月のプロ初勝利は、球団史上最短の快挙!(だと思う。しっかり調べてないけど、他にいないもん)

試合後、楽天ベンチでは先輩選手が森を祝福し、さらには三木谷オーナーが一声かける場面もカメラに射抜かれていた。

184cm、75kgの若き偉丈夫のプロキャリアの一歩目がようやくスタートした、そんなメモリアルビクトリーになっている。

これでチーム成績は12勝11敗の貯金1。上位2チームは試合が無かったため、1位・ソフトバンク、2位・オリックスとの差を0.5縮めて2.5に。イーグルスは移動日なしで明日から敵地オリックス3連戦の日程となっている。


■楽天グループデーにおける先発投手成績
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両軍のスタメン

西武=1番・森本(一)、2番・木村(右)、3番・栗山(左)、4番・浅村(二)、5番・ランサム(三)、6番・渡辺(指)、7番・熊代(中)、8番・炭谷(捕)、9番・永江(遊)、先発・(右投)

楽天=1番・岡島(右)、2番・藤田(二)、3番・銀次(三)、4番・ジョーンズ(指)、5番・ユーキリス(一)、6番・松井稼(遊)、7番・(左)、8番・嶋(捕)、9番・牧田(中)、先発・森(左投)



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岡島豪郎の3号ソロと枡田慎太郎2号2ラン



流れを手繰り寄せたのは岡島豪郎の初回先頭打者ホームランだった。1-0からの第2球、インコースを攻めたストレートがシュート回転して真中高めに抜けてきたところをバット一閃した。

初回先頭打者本塁打は楽天球団史上18本目。昨年8/31ソフトバンク戦で自らが攝津から放ったリードオフホームラン以来の快挙、自身2度目の一撃となっている。

3回の枡田慎太郎2ランショットはボール先行3-0カウントから打っていったもの。通常3-0なら1球は待つところだが、あの場面は積極的にバットをスイングさせていった。ベンチからも待てのサインは出ていなかったのだろう。自身の不調を振り払うような一撃は、東京ドームというパークファクターと持ち味の逆方向に延びる放物線が相まって、左中間スタンドに飛び込む2ランになった。

私の手元にある楽天の通算本塁打記録集は、2010年以降はカウントも記録している。2009年より前は球団オフィシャルサイト等を見て分かる所だけ埋めている。それによると、2010年以降では楽天選手の3-0からのホームランは1本も記録されていない。

2005年~2009年の不完全な記録を確認してみると、3-0からのホームランは、2006年3/31ソフトバンク戦の3回にフェルナンデスが高橋聡志から打ったソロホームラン、2009年7/9ロッテ戦で山崎武司による内竜也撃ちの左本の2本だけだった。

恐らく2009年の山崎の一発以来のことなのではないか?と思っている。

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次回登板が試金石になる森雄大



5回2/3、打者21人、95球、被安打4、奪三振5、与四死球3(四2死1)、失点1、自責点1。

4/10日本ハム戦以来の久々のマウンドだった。日程上、森が任された木曜日は先週試合がなかった。そのためもあり、翌11日に登録抹消。しかし、Twitterのフォロワーさんで読者さんが教えて下さったところによると、1軍帯同をしていたという。

羽村亜美さんのベンチリポートによると、登板間隔が空いた間、良い調整ができたと口にしていたという。ブルペンは全部で4回投げて3回目が凄く良く、真っすぐが久々に強く投げることができたとのこと。登板間隔が空いた期間は疲労を取ること、股関節を入念に動かし、速さ、キレが出せるようにトレーニングに励んでいたらしい。

ウイニングボールを手にした森はお立ち台で、1人で育ててくれた母親に贈ることを宣言した。そういえば、同じ福岡出身の先輩左腕・辛島航も1人親世帯だったことを私は思い出していた。



初勝利の要因



初勝利の要因その1は、一発が出やすい東京ドームでゴロを打たせることができた点だろう。

過去2登板は4/3オリックス戦43.8%、4/10日本ハム戦29.4%だったゴロ率は、本戦では61.5%を記録していた。外野ウォーニングゾーンに飛ばされた当たりはゼロ。ヒヤッとするようなフライもなく、前夜ソフトバンクvs日本ハム戦で両軍9本の花火が飛び交っていたのとは一転、落ち着いた本日の東京ドームを演出することに成功した。

初勝利の要因その2は序盤3回まで記録された4度のフルカウント勝負で、三振3個、内野ゴロアウト1個と出塁を許さなかったことも大きい。

特に1回の1番・森本。ここ最近スタメンで起用され、バットも振れている元気印に対し、ボール先行2-0からフルカウント勝負で三振に取れたのが大きい。また、2回1死1塁で渡辺とのフルカウント勝負。西武ベンチがエンドランを仕掛けたことで、選球眼が良い渡辺が膝元ボール球を当てにいこうとして空振り三振に倒れてくれたのも大きかった。相手の拙い采配にも助けられたと言えそうだ。

森のプロ初勝利は本当に嬉しいものの、一方で冷静に見ると、6回途中1失点に収める好投は、不振のライオンズ打線にもその要素がかなり多くあったのでは?と見ている。

というのは、56.8%というストライク率は過去2試合とほぼ変わらなかったこと。相手打線がアプローチを変えてくれば、森が一転して苦しんだかもしれない要素は多分にあったと言える。ボール先行2-0としてしまう場面も打者21人中6人と多く、崩れる要素をはらんでいたと言える。

もう1つ、ストレートの平均球速が、4/3オリックス戦140.2キロ、4/10日本ハム戦140.4キロに対し、本戦では135.3キロに止まっていたこと。1,2キロの差異ならともかく、約5キロ減になってしまっている点に、少し不安を覚えてしまう。ライオンズの状態がもう少しマトモであれば、もしかすると捉えられていた危険性も否定できない。

実況・松岡俊道アナは1つ目処がついたとアナウンスしていたが、目処がついたと判断するには時期尚早と言える。その意味で次回先発が大切な意味を帯びてくるのだと思う。

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