3勝目の田中将大。見どころとなったオルティス、ナポリ、ボストン主軸との対決劇~2014年4月22日○NYY9-3BOS

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敵地フェンウェイパークで3勝目



日本時間本日朝8時過ぎから始まった敵地レッドソックス戦。作られてから100年以上が立つ伝統あるフェンウェイパークに初登板した田中将大が、8回途中2失点の見事なピッチング。15安打を放った味方打線の援護にも恵まれ、メジャー通算3勝目を手にしている。オルティス、ナポリとの対決は最大の見どころとなった、観戦していて選手の投打による桁はずれの技量に感嘆させられたゲームだった。

これで田中の今季成績は4試合、3勝0敗、QS率100%、防御率2.15としている。

両軍のスタメン

ヤンキース=1番・エルズベリー(中)、2番・ジーター(遊)、3番・ベルトラン(指)、4番・ソリアーノ(左)、5番・テシェイラ(一)、6番・マッキャン(捕)、7番・ソラーテ(三)、8番・イチロー(右)、9番・ロバーツ(二)、先発・田中(右投)

レッドソックス=1番・サイズモア(右)、2番・ペドロイア(二)、3番・オルティズ(指)、4番・ナポリ(一)、5番・ゴメス(左)、6番・ピアジンスキ(捕)、7番・ボガーツ(遊)、8番・ホルツ(三)、9番・ブラッドレイ(中)、先発・レスター(右投)


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初回ピンチ、オルティス、ナポリの3、4番を連続三振に取る!



敵軍の先発はレスター。ボストン一筋で積み重ねた白星は通算100勝。今季も2勝を上げている8年目左腕との投げ合いになった。

しかし、このレスターを味方打線が早々に攻略。1回表、1番・エルズベリーのグリーンモンスター直撃三塁打を起点に、ジーターの先制打、ベルトランのタイムリーと続き、ヤンキースがあっさり2点を田中にプレゼント。(NYY2-0BOS)

2点を貰って登板した田中は1回裏、1死後、昨年リーグ3位の43二塁打を量産したペドロイアに高め速球の失投を振り抜かれている。弾き返された打球は左翼線沿いを襲う二塁打。スコアリングポジションに走者を背負って、打席には3番・オルティズ、4番・ナポリ。昨年チームを世界一に導いた敵軍「打のメインエンジン」を迎えていた。

しかし、ここは田中の真骨頂。怖い怖いオルティズを僅か2球で追い込むと、2度ファウルを打たせるなどした6球目、低めにスプリットが決まっていく。3年連続OPS.950越えの強打者から空振り三振を奪うと、4番・右打者のナポリには白眉の投球を見せた。

外角低めのコースぎりぎりを掠めるようにして投げ込まれたピッチングだった。圧巻の制球力。4シームとスライダーのコンビネーションで1-2というカウントを作り、ラストはスプリット。経験も実績も豊富な2人の強打者から2者連続三振を奪ってみせる、素晴らしい立ち上がりだった。

2回表、味方打線はチャンスで凡退。イチローの流し打ちヒットを皮切りに1死満塁のチャンスだったが、5-4-3併殺。

ボール先行2-0カウントにも動じない田中将大



その直後の2回裏、この回は2人の打者に2-0とボール先行している。

制球が乱れたことによるものではなく、丁寧に投げた結果でのもの。この後もしっかりカウントを修正し、凡退させているのは素晴らしい。特に右打者ボガーツへの投球は素晴らしく、ストライクゾーンの両サイドをいっぱいに使った見事な投球だった。結果球はアウトハイに入る失投気味の投球も、田中の95マイル(153キロ)の真っすぐの球威が勝り、ライトを守るイチローの下へイージーフライ。

カウント構築で投手が最もしてはならないものの1つに、ボール先行2-0がある。このカウントを経由する場合、大半の投手はかんばしくない結果が待ち受けている。しかし、田中の場合は違う。

田中はメジャーに来てから2-0としてしまったのが、本戦の3例を含めて11回あるが、10打数2安打、1二塁打、4三振、1四球の被打率.200、被出塁率.272。いずれも上々の数字を叩き出していた。ボール先行になっても自身の投球を見失うことはない、田中の成熟した投球術が光っている。

田中が序盤2回をゼロに抑えると、3回表、ヤンキースは二塁打攻勢で2点を追加。ソリアーノ、テシェイラ、マッキャン。各々がそれぞれのツーベースを弾き返して2点を入れた。テシェイラの当たりは一塁後方右翼ライン際に着弾する幸運な二塁打だったが、マキャンのそれはグリーンモンスターにズドンと直撃する痛烈な一撃になっている。(NYY4-0BOS)

3回、僅か7球でゼロに抑える!



援護点が4点に増えた田中の3回裏、僅か7球でゼロに抑えている。

1死後、9番打者にセンター返しで出塁されたが、後続を注文どおりの4-6-3併殺網。1イニング7球での無失点投球は、メジャーでは下記の2例に匹敵する球数の少なさで、恐らくこの回の好投を見ての反応だろう、現地ヤンキースファンが「Good Inning Boy」とツイートしていたのが印象的、そんなピッチングだった。

■メジャーでの田中将大の1イニング最少球数投球
6球・・・4/6TOR戦の4回、三者凡退(二飛、一ゴ、遊ゴ)
6球・・・4/9BAL戦の6回、三者凡退(中飛、二飛、二ゴ)

ボストンの主軸が牙をむく! 1イニング2被本塁打は通算3度目



しかし、快投を続けた田中に試練が待ち受けていたのは4回裏のことだった。やられたらやり返せ!とばかりにボストンの逆襲が始まった。

1回のピンチで2者連続三振に取った3番・オルティズ、4番・ナポリから手痛い返礼、2者連続本塁打をくらった。

オルティズにはこの試合初めての3-1、3ボールカウントに達していた。ラストはアウトコース低めにしっかり投げ込まれたツーシームだったはず(MLB公式ではシンカー表記)。NPBの打者ならまずスタンドまで運ぶことなんてできない球だ。それを完璧にひっぱられてしまい、右翼席へ持っていかれる。田中の制球の良さを逆手に取られて狙われたかのような印象を持った一撃だった。

続くナポリに打たれた球は失投。1-1からインコースを攻めたい投球が高めに抜けた所をバット一閃されている。グリーンモンスター越えの左本で2失点。2死後にも6番・ピアジンスキに外角低めの失投ではない投球をグリーンモンスター上段直撃の二塁打を打たれるなど、マウンド上の田中も驚いたような表情を見せたシーンになった。

田中将大の被本塁打記録を紐解いてみよう。

1イニング2被本塁打は、2009年8/14ロッテ戦の1回、3番・サブロー(左中本)、4番・大松(左本)、2011年4/22日本ハム戦の4回、4番・小谷野(左本)、6番・ホフパワー(右本)以来、プロキャリアで3度目のこと、2者連続被本塁打は前述ロッテ戦に続く2度目になっている。

投打噛み合い、ヤンキースが3連戦のアタマを取る!



しかし、レッドソックスが田中から奪うことができた点は、結局ホームランによる2点だけだった。

5回裏はこの試合2度目の三者凡退投球。6回裏はスプリッターを多投して慎重にオルティスを屠った後、2死から再びナポリに失投を左翼へ運ばれるツーベース。しかし、後続を低めの変化球で三振に取って絶つと、翌7回もゼロ。2死1塁でバントヒット狙いの奇襲攻撃を受けたが、三塁手ソラーテの送球が逸れ気味になるなどヒヤッとさせられたものの、どうにかアウトに仕留めると、8回先頭のサイズモアをこの日7個目の三振に取って105球を投げ終えたところで、本日のお役目御苦労様でしたになっている。

結局、試合はヤンキースが8回にも1点を追加して9-3の大勝! 敵地3連戦の初戦、イチローも2安打を放ち、投打がかみ合い、ヤンキースが先手を取っている。田中は日本人投手で一番乗りの3勝目を挙げている。

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全体の59.1%を低めゾーンに集めた田中将大



7回1/3、打者28人、105球(1回当たり14.32)、被安打7、被本塁打2、奪三振7、与四死球0、失点2、自責点2、対戦被打率.250。

ここまで難路に見舞われることなくメジャーキャリアをスタートさせた田中。その安定した好投を支えているのが、高い制球力とストライク先行のカウント構築である。

この日もストライク率は71.4%と目安とされる66.6%超えをみせた。初球ストライク率、3球目2ストライク率いずれも高く、打者有利の状況を作らせなかった。ボール先行2-0としたケースが3度あったものの、前述のとおり2度で凡退させている。

■配球図
田中将大4/22レッドソックス戦配球図


低め低めへの制球が冴えた。高めに記録された投球は全体の17.1%。特に左打者には全体の11.5%と本当に少なかった。低め低めへの徹底したピッチングが、田中の安定したピッチングを支えていた。

しかし、低め一辺倒だけでは打たれてしまうこともメジャーならでは。今日の試合でそのことを田中は学んだのではないだろうか? 基本は低めのピッチングに置きながらも、どのように高めを見せていくのか?といった所が、さらなる高みを目指す上で課題になってくるのだと思う。

本エントリーはここまで。【終】

▼4月に発売された野球新雑誌。田中将大特集。読み応えあります。田中を良く知る周辺の重要人物の証言から田中将大の輪郭を浮かび上がらせています。田中の凄さって、意外と田中本人に聞いても分からないんですよね。本人は当たり前だと思っているから。その意味で、山崎武司、山村宏樹の両氏の証言、敵軍では内川聖一のインタビューなどは読み所です。


■田中将大4/22レッドソックス戦の105球詳細
※コースは割愛します。
田中将大4/22レッドソックス戦の105球詳細1
田中将大4/22レッドソックス戦の105球詳細2
田中将大4/22レッドソックス戦の105球詳細3

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