【試合評】 約2年7カ月ぶりに天敵・攝津を打ち負かし、イーグルス今季本拠地初勝利~2014年4月4日(金)○楽天イーグルス6-3ソフトバンク

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楽天、攝津正から約2年7カ月ぶりの勝利!



天敵・攝津を約2年7ヵ月ぶりに降しての勝利は、そこへ達するまで、まさに綱渡りの連続だった。

奈落の谷の向こうとあちらを結ぶ1本のロープがある。その上を時にはバランスを崩しかけながらも、執念ただその一念で向こう岸まで渡り切ったというイメージだ。

なにはともあれ、27個目のアウトをファルケンボーグが古巣から取ったのを見届けた私は、緊迫した3時間41分から解放され、ホッと胸をなでおろしたのだった。

則本は攝津との投げ合い4度目にして初勝利。6番・レフトで先発出場した後藤が好守、先制打と活躍。則本とともにコボスタ初のお立ち台に登っている。藤田、銀次、途中出場の西田がマルチ安打を記録。

小関翔太、プロ初スタメン!



小関がプロ初スタメン。前日のオリックス戦の8回、糸井の打席時、その初球のファウルチップが嶋に当たり、かなり痛がっていたシーンがあった。あのとき右足甲に当たったという。そのため、今日は大事を取って試合前もグラウンドに姿を見せず、別メニュー。代役に小関が初出場となっている。

その小関が最後までマスクをかぶり続けた。ベンチには今日昇格した小山桂がいたものの譲ることはなく、勝利に貢献。リードでは本調子ではなかったという則本の粘投を良く引き出していた。終盤の好機でのスリーバント失敗は今後の課題、プロ初安打も飛び出すことはなかったものの、小関にとってもチームにとっても、大変意義あるゲームになっている。

両軍のスタメン

オリックス=1番・本多(二)、2番・今宮(遊)、3番・内川(左)、4番・李大浩(指)、5番・長谷川(右)、6番・松田(三)、7番・柳田(中)、8番・細川(捕)、9番・中村(一)、先発・(投)

楽天=1番・岡島(右)、2番・藤田(二)、3番・銀次(三)、4番・ジョーンズ(指)、5番・ユーキリス(一)、6番・後藤(左)、7番・松井稼(遊)、8番・小関(捕)、9番・聖澤(中)、先発・則本(右投)


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則本昂大vs攝津正4度目の対決、序盤は投手戦に



新人王が沢村賞投手に挑んだ4度目の対決は、序盤3回まで投手戦になった。

則本が好調ソフトバンク打線の上位3人をしっかり退けると、その裏、味方打線も攝津の前に三者凡退。ともにゼロでスタートしている。

2回表、2死から松田に安打、盗塁で二進を許した則本だったが、続く柳田を見逃し三振。落ちる球で追い込むとラストは打者の意表を突く真っすぐ勝負で低めにズバッ! ピンチを切り抜ける。

その裏、楽天打線は2四球で2死からチャンスを作ったが、小関が攝津のシンカーの餌食になり、得点が入らない。3回は両投手ともに三者凡退で締め、序盤、スコアボードには6つのゼロが並ぶかたちになった。

無死満塁を演出したYJ砲今季初の2者連続四球



試合が動いたのは4回裏のことだった。

その直前、1死2塁のピンチで、則本が4番・李大浩、5番・長谷川を2者連続三振に取り、危機を出脱出すると、その裏の攻撃、味方打線が則本を力強く援護した。

楽天戦9連勝中の攝津から上げた得点はなんと4点!

この4点は今季1イニングで叩き出した最多得点となり、攝津相手に挙げた1イニングでの最多タイ得点にもなった。

突破口を切り開いたのは銀次。

先頭打者として左前へ運ぶ当たりがフライヒットとなる。この試合5打数2安打だった銀次は全打球が逆方向だった。セカンドゴロを打つ時の銀次よりも、打球が逆方向に出る銀次のほうが、よほど信頼感が高い。

銀次が作った橋頭堡をビッグチャンスに広げたのはYJ砲。

選球眼に定評のある両外国人がしぶとく攝津の球を選別し、AJは3-1から、ユークはフルカウントからそれぞれ1塁へ歩いた。降板後の攝津も悔やんだYJ砲による2者連続四球劇は、今季初。

無死満塁、後藤のバットから先制打が生まれている。

外角低め投球をバットに乗せた飛球は、内川、柳田、今宮が追う左中間のエアポケットに着弾。三走・銀次が生還し、まずは1点が入る。

その後、松井稼のセンター返しが2点適時打。満塁から2者が生還すると、センター柳田のバックホーム間に打者走者・松井稼が抜け目なく2塁へ滑り込む好走塁をみせ、マウンド上の攝津にじわっ、じわっとプレッシャーをかけていく。

小関凡退の1死3,2塁、昨夜プロ野球新記録を作った背番号23も続いた。そのお仕事はライトへの犠牲フライ。この回、イーグルスは約2年7カ月ぶりの勝利へ向けて大きな4点を奪うことに成功している。(楽4-0ソ)

4点を貰った則本は、5回こそ3人で片づけたものの、翌6回表だった。ソフトバンク打線の猛追を受け、試合後の指揮官も辛らつになる3失点。

先頭・中村、本多の連打、二盗で招いた無死3,2塁、内川の内野ゴロの間に三走の生還を許すと、李大浩、長谷川に連続タイムリーを浴びている。(楽4-3ソ)

7回表、フォアボールから作った1死2塁で後続を退けた則本は、7回3失点の投球だった。

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肝を冷やした8回満塁危機と見事だった岡島&藤田のハイバウンド攻撃



試合の別れ目は8回裏だったか。この回は正直、肝を冷やした。

楽天は二番手で連投となる斎藤を投入したが誤算。

1死後、内川、李大浩、長谷川の3、4、5番に1安打2四球を許して満塁のピンチを招いていた。

しかし、ここは僥倖と巡り合わせに救われる。

1点は止む無しという場面で松田が斎藤の失投をミスショットし三邪飛に倒れてくれると、続く柳田が不調に陥っていたことも幸いし、サードゴロ。なんとか1点リードを守ることに成功する。

綱渡りで維持した1点リード。すると、その裏のことだった。打線が貴重な2点を追加した。

途中出場した先頭・西田が千賀の148キロを右翼線へ弾き返しツーベースで出塁。小関スリーバント失敗後、聖澤がセンター返しでつなぎ1死3,1塁。打席に岡島、藤田を迎えたここが見どころだった。

代わった嘉弥真のアウトコースの投球を泳ぎながらもくらいついた岡島の打撃は、嘉弥真の上を超えていくハイバウンド攻撃。2塁前方で本多が処理する頃には三走・西田がホームを陥れており、本多は1塁送球アウト。

2死2塁、藤田も続いた。その初球を恐らく狙って叩いた当たりは再びハイバウンドに。ファースト左を襲った打球は、ベースカバーに入った嘉弥真と、全力疾走の藤田の競争。間一髪で1塁を先に踏んだ藤田に軍配が上がり、この間、二走・聖澤も良く本塁を陥れ、楽天に6点目が入っている。

9回はファルケンボーグがスリーベースを打たれながらも試合を締め、ゲームセット。長かった対攝津戦の連敗を9でようやく止めることができた、記念すべき勝利になっている。

色々あったホークス1回戦、守備では後藤、銀次、藤田、岡島が好プレーを魅せると、走塁では西田が攝津から三盗、松井稼や聖澤の好走塁も見られた。打っては両外国人の粘り強いアプローチに岡島、藤田の相手に嫌がられる打撃など、昨年の強かった頃の楽天が、今日コボスタに戻ってきた、そんなイメージになる。

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則本、開幕戦133球の疲労を引きずっていたのか?!



7回、打者28人、120球(1回当たり17.14)、被安打6、奪三振4、与四球1、失点3、自責点3。

ヒーローインタビューで則本本人が「状態自体は良くはなかったのですけれども」と口にしたとおり、客観的に見た場合、やはり本調子ではなかったと言えそうだ。

0-0の4回表2死2塁のピンチで昨季首位打者で昨年10打数7安打と打ちこまれていた長谷川に対し、ストライクゾーンの両サイドをめいっぱい使った厳しい攻めを見せ、最後はチェンジアップで空振り三振に取ったシーンなどは、本当に圧巻だったし、個々で見れば素晴らしい投球をしていた部分はあったものの、トータルではいまひとつだったのかな?というイメージだ。

一番怪訝に感じたのは、ストレートの走りである。

開幕戦は平均145.0キロ、最速150キロを5球記録していたストレートが中6日後のこの試合、平均は140.2キロ止まり。最速も146キロ止まりと、球速が出ていなかった。開幕戦では6つの空振りをストレートで奪ったそれが、今日は僅かに1つだけ。ストレートが走らないと変化球も生きてこず、空振り率も13.5%から9.2%へ減らすかたちになっている。

コントロールも精彩を欠いた。特にチェンジアップとフォーク。合計30球投げた中でゾーンの中段以高に入った失投は9球と多く、ハラハラさせられた。下記配球図でも低めに集めなければならない変化球が中段・高めに入るケースが目立っていることが確認できる。

20140404DATA12.jpg

則本粘投を引き出し、ホークスとの情報戦を制した小関のリード



開幕戦で133球を投げた疲労が完全には抜け切っていないのかな?という印象だが、なんとか7回3失点のクオリティスタートを記録できたのは、則本自身の要素の他に、大きく分けて2つの要因がありそうだ。

1つめは、好守に救われたこと。

この日のホークス打線との対戦被打率こそ26打数9安打の.231だったものの、アウトになった凡打の中には多くの良い当たりが多く、お立ち台で則本が「バックを信じてなんとか抑えてきました」と言ったとおり、後藤、銀次、岡島のファインプレーがなければ、3失点は4失点以上に膨れ上がっていたかもしれない。特に3回無死1塁、内川の三塁線への当たりをバックハンドでスライディングして好捕した銀次のプレー、5回、先頭・松田の右翼大飛球を背走してジャンピングキャッチを魅せた岡島のプレーは大きかった。

2つめは、マスクをかぶったのが小関だったこと。

昨年、則本は嶋とバッテリーを組み、ホークス戦に5試合で投げたものの、その対戦防御率は6.46。パリーグ球団別でワーストの数字だった。被打率も.309と高く、打ち込まれていた。

これはそういう確たるデータを調べて「発見」したわけではなく憶測にすぎないのだけれど、嶋と組んだ時の則本の配球や嶋のリードに明らかな傾向が出ていて、そこをソフトバンクに研究されたからこその悪い数字だったのかもしれない。

嶋のアクシデントで急遽マスクを被った小関の配球データは、2軍でもリーグが違うソフトバンクは当然持ち合わせていなかった。例えば、昨年は落ちる球を僅かに6.0%しか投げなかった則本は、この日は全体の25%でチェンジアップやフォークを投げていた。嶋がマスクを被った昨年とは明らかな違いが出ていた。開幕戦と比べても約7%多かった。これが小関のリードの特徴なのかは分からないけれども、ホークス側にはそういった情報は入っていなかったに違いない。情報戦で有利に立たせなかったことも、大きかったと言えるかもしれない。

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攝津の決め球シンカーに陰りあり



6回、打者28人、93球(1回当たり15.50)、被安打5、奪三振3、与四球5、失点4、自責点4。

2年7カ月に渡って楽天を牛耳ってきた攝津だったが、ようやく勝利したから言うわけではないけれど、昨年からシンカーの落ちが鈍くなり、その制球も安定感を欠くようになったと感じているのは私だけだろうか?

今年のキャンプ、攝津はカッターとシュートの取得に励んできたという。この試合でもそれぞれ何球かずつ投げていた。攝津にそうさせたのは、2011年や2012年の頃には物凄いキレ味を誇っていたシンカーの威力に陰りが生じてきたからなのだろう。

やはり、昨年使用球の反発係数が知らずのうちに上方修正されたことが影響しているのかもしれない。

そのシンカーは今日もさほど威力を発揮せず、特に右打者の膝元に沈めたいそれがひっかかってアウトコース低めに抜けてボールになるケースが多かった。左打者にも同様。アウトコース低めに沈めたいそれがインコース低めの逆球になるケースがしばしば見られた。恐らくかつてほどのキレがないことは打席に立つ楽天の各打者自身が良く分かっているだろうし、今後も対戦はあるだろうけど、かつてのような9連勝みたいなことにはならないのでは?と信じている。【終】

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