メジャー初被本塁打も、田中将大、ゴロアウト量産の本領発揮。3回1失点41球の詳細

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田中将大、2度目のフィリーズ戦は主戦級と対戦



田中将大のオープン戦2試合目の登板がやってきた。前回(米時間)3/1から中4日。今回も相手はフィリーズ戦だが、前回と異なるのは、敵地で先発として投げることである。3回または50球を目処の登板と言われていた。

日本時間の本日未明3時5分開始の試合はプレイボールが遅れていた。フィリーズのキャンプ地クリアウォーターのブライト・ハウス・フィールドは雨が降っている。さすがマー君、雨男だ。NPB時代も田中のオープン戦というと雨のイメージが強かった。

気温は17度。現地取材の日本人記者さんによると竜巻注意報も出ていたという悪天候で、開催が危ぶまれたが、1時間半後の日本時間4時半、雨も止んでゲームが始まった。

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2本の長打を浴びた田中将大



直前のブルペンで30球ほど投げた田中が4時37分、1回裏のマウンドに向かっていく。

バッターボックスに迎えるのは1番ギャルビス。昨年70試合に出場して本塁打6本、.234/.283/.385の成績を残したスイッチヒッターだ。初球アウトコース低めの速球でストライクを取っていく。球速は143キロ。いくぶん抑え気味のスピードだが、コマンドは上々だ。

しかし、その後3球立て続けにボール。2度投げたスプリッターがいずれもホームベース手前でワンバウンドしてしまう投球になってしまう。前回では見られなかった光景だ。その後、ファウルを打たせた後、外のスライダーを打たせてファーストゴロ。先頭打者を無事アウトに切って取った。

2番フランゼンは31歳右打ちの控え内野手。初球アウトコースの速球を弾き返されるも、ショートほぼ正面のイージーゴロ。なんてことはなく7球でアウト2つを取る

この日、唯一の三振劇になったのが3番アトリーだった。

フィリーズ生え抜きの人気選手で昨年は131試合で打率.284、OPS.823。メジャー通算212本の好打者相手に田中は1、2球速球系で追い込むと、1球インコースに布石のカッターを投げ込んだ後、ラストはアウトコース低めに落差大のストンと落ちるスプリッター。136キロを振らせて空振り三振。立ち上がりをゼロに抑えている。

初回三者凡退に抑えた田中は翌2回、痛打されるシーンに見舞われている。

先頭の4番ハワードは過去2度ホームラン王にも輝いたことのあるメジャー通算311本塁打のスラッガー。ホームプレートからかなり離れて打席に立つ姿が特徴的な強打者に対し、初球の速球が甘く入ってしまう。それを逃さずに痛烈なひっぱり強打。1,2塁間を襲ったが、予め右寄りに守備位置を取っていた二塁手ロバーツの好判断もあって、セカンドゴロに抑える。

初めての長打を許したのは、この直後のできごとだった。

5番バード。昨季途中でメッツからフィリーズに移籍し、打率.291、24本塁打、OPS.847の好成績を残した右打ちの黒人打者にボール先行2-1から外のスライダーを右中間へ弾き返されてしまった。追いかけるセンターの右、ウォーニングゾーンの中に着弾する悠々のツーベース。

スコアリングポジションに走者を背負った田中は、後続を当たり損ねのファーストゴロに討ち取るも、二走に三進されて2死3塁、7番右打ちのルイーズに打たれた右打ちも、ヒヤッとするには十分すぎる大飛球だった。

こちらもボール先行の3-1から。見逃せば恐らくボール球だったかもしれないアウトハイのクサイ速球を打ち返され、右翼ポール際、ウォーニングゾーン付近まで飛ばされてしまう大飛球。

5番打者に打たれたツーベースもコースは外いっぱいに決まったかにみえたスライダーだった。決して真中や高めに甘く失投を投げたわけではない。大飛球を打たれた7番ルイーズは昨季ホームラン5本の打者。恐らくあそこまで飛ばされるとは思っていなかっただろう。こういうところがNPBとMLBの決定的な差である。

(下記へ続く)


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初の被本塁打はFreddy Galvis



その心配事は3回裏、現実のものとなってしまう。

下位打線を内野ゴロ2つで取って2アウトとした直後、打順が1番に帰ってこの日2打席目のギャルビス。

初回はファーストゴロに抑えた相手に、今度は3-0からストライクを取りに行った真中の甘い投球を振り抜かれ、打った瞬間、右翼席へ入るソロショット。メジャー2年間で通算9ホーマーの打者に“MLB初の被本塁打”を献上し、1-1の同点に追い着かれてしまった。

結局、田中は3回を投げて1失点で降板。ベンチに帰ってきた田中をジラルディ監督が笑顔で迎えていた。


■田中将大 NPB時代の中4日登板履歴


看板球スプリッター本塁手前でワンバンするケースが多かった



3回、打者11人、41球(1イニング当たり13.67球)、被安打2、被本塁打1、奪三振1、与四死球0、失点1、自責点1。

メジャーで初の中4日登板だったこと、雨天で試合が1時間半も伸びたこと、初めて投げる敵地のマウンドだったこと、前回とは違い相手が主戦級の打者を多く入れてきたこと。いろんな要素があったかもしれない。前回の上々発進から一転、やや苦しむかたちになった。

微妙なコントロールに悩まされた。ストライク率は前回の68.8%から大きく下げて52.5%。41球を投げてボール球が20球という多さだった。

下記表を御覧いただくと一目瞭然だが、伝家の宝刀スプリッターの制球がままならなかった。ホームプレートの手前で早くワンバウンドしてしまう叩きつけるかたちの投球が目立った。私が確認した限りではそのような球は5球を数えた。当然、打者は手を出してこない。

試合後、田中が記者陣に語ったところによると、湿度100%の環境で「球が手につきすぎた」とのこと。恐らくこれがスプリッターの制球をままならなくさせた要因だったのだろう。

※球種はあくまでも目安になります。
20140307DATA03.jpg

速球のコマンドは安定



一方、速球系のコマンドは安定していた。

2回三進されて迎えたルイーズとの勝負は、ホームを踏ませないという思いがやや力みにつながったか、速球が高めに浮いてしまうクサいボールが続く場面もあったものの、恐らく先発ということでペース配分も課題の1つだったのだろう、前回よりも球速を抑え気味にしながら、前回と同様、ストライクゾーンのコースへ投げ切ることができていたと感じた。(最速は151キロ。150キロ超えはこの1球だけだった)

ギャルビスに浴びた一発。あれは「1つの実験」だったのかもしれない。

もちろん打たれたくはなかっただろうけど、四球を簡単に出してしまうよりは、ストライクゾーンへ投げてみて学ぶこともあるくらいの気持ちで投げたのかもしれない。あの一発は眉をひそめなければならないアクシデントではなく、今後へ向けての収穫だったとみるべきだ。

四球を出すイメージがない



そして、なによりフォアボールを出して、そこから崩れるイメージがないのが素晴らしい。

前回よりボール球が増え、打者2球目に2-0にしてしまうカウントも目立ったものの、そこから崩れることなく味方の軽快な守備の助けも借りながらアウトを取ったこと。高めに大きく外れてしまうような「おいおい、どうしたんだ?」という投球はなく、NHK BSの解説・武田一浩氏も言っていたように、体感として四球を出すイメージがないのは、大きなプラス材料だ。

ゴロアウト量産



これでオープン戦5イニングを投げて1失点。看板球スプリッターが機能しない中、3回をソロホームランの最少失点に止めることができたのもプラスだ。メジャーは30球団あって、それぞれマウンドの形状も異なるはずだ。初めての環境で試合中にアジャストしていく柔軟な適応力が要求される。調子が悪いなりにもゲームメイクする能力が求められる。その点でいえば、この試合、合格点、与えてもいいのではないだろうか?

なにより、前回は打たれた打球全てが外野飛球だったところ、今回はしっかりゴロアウトを取ることができたのもプラス。前回試合評で書いたようにNPB時代の田中は優れたゴロアウトピッチャーだった。今回はそれができていた。

前回と今回の結果を踏まえて3度目のピッチングで、どのような姿をみせてくれるか?私の関心ははやくもそちらへ向いている。

■田中将大 2013年 オープン戦 投手成績
田中将大2013年オープン戦投手成績<br />

田中、監督、敵軍のコメント



田中のコメント「いろんな人に“きょうはもう(試合は)ない”と話をされていました。はっきりと中止といわれるまでは、気持ちを切らさないようにとしっかりやっていました。きょうは(湿気で)球が手につきすぎた。試合中に修正をしたかったけれども、きょうはできなかった。もっと長い 時間待つこともあるでしょう。いい練習ができたなとは思っています。悪いなりに結果はまずまず。こういうのを繰り返しやっていけたらいい。本塁打を打たれた打席はボール先行になった。課題は分かっている。次回はしっかり修正したい」

ジラルディ監督のコメント「雨で試合開始が遅れたがよく対応していた。本塁打を浴びた? 彼も(投球の良しあしの)感覚は自分で分かっているはず。調整はいい方向に向かっているよ」

ロスチャイルド投手コーチ「(調整は)心配していない。あすの様子を見てから(次回登板を中4日で投げさせるか決める)」

フィリーズ打者の田中評

4番ハワード「1球だけだったけど他の打者に投げているのを見て、どの球種も制球が良いなあと思った。スプリットは他の球と同じフォームで投げるからすごい。消えるような感覚になるのではないか」「彼はファストボールをコントロールしていて、それを92から94マイルで投げてくる。鍵は、92から94マイルを投げるときで、鋭いスプリットがあると、打者はそれに早めに対応しなくてはならないんだ。彼のボールのその落ちる動きは、彼を大いに助けるだろう」

田中に“メジャー初の被本塁打”を見舞ったギャルビス「予測していた直球が真ん中に入ってきて本塁打にできた。スプリットは今まで見た中で一番すごい。真っすぐのように見えて、スーと下に落ちる」

右中間二塁打の5番バード「打ったのはスライダー。もちろんフルスイングだよ。一番すごいと思ったのは制球力かな。彼のファストボールは衝撃的だし、それを良い場所に投げていた」

【終】


■田中将大 3/6フィリーズ戦の41球詳細
※球種はあくまでも目安になります。
20140307DATA04.jpg
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