【2014年プロ野球選手名鑑購入ガイド(2)】 Slugger特別編集『プロ野球オール写真選手名鑑2014』など大判6冊を徹底比較 ※読者プレゼントあり※

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▼今年私が購入した11冊の選手名鑑


2014年プロ野球選手名鑑。大判5冊を徹底比較

※長くなりますが、最後までお付き合いくださいますよう、よろしくお願いします。最後に読者プレゼントの御案内があります。

先週末、各社一斉に発売された2014年プロ野球選手名鑑。

只今、書店の店頭に足を運ぶと、そら凄いことになっております。プロ野球の他にMLB、Jリーグと名鑑だらけで溢れかえっています。

そんな先週末、私、店頭に並んでいた全11冊の選手名鑑を自腹で買いましたよ。(上記写真参照)(詳しく書くと選手名鑑がついた『週ベ』を買うのを忘れた)

一昨年、昨年(携帯サイズ大判)に続き、今年もやります!!!

プロ野球選手名鑑、徹底比較!

どれを買おうか迷っている貴方に送る購入手引き企画です。

前回は携帯用のポケットサイズ5冊を比較しました。

◎【2014年プロ野球選手名鑑購入ガイド(1)】 BBM、ベースボールタイムズなど携帯サイズ5冊を徹底比較 ※読者プレゼントあり※

第2回目の今回は、ムック本など下記の大判サイズ6冊を比較していきたいと思いま~す!

ページ数は表1~表4を除いた中身のページになります。

取り上げる6冊はそれぞれサイズが異なりまして、下記のようなかたちになっています。

タテ20.8cmxヨコ14.6cmサイズはこちらの3冊

■『プロ野球パーフェクトデータ選手名鑑2014』(宝島社) 略称=宝島
■『12球団全選手カラー百科名鑑2014』(廣済堂出版) 略称=廣済堂
■『プロ野球全12球団選手名鑑2014』(コスミック出版) 略称=コスミック

タテ25.4cmxヨコ18.2cmサイズはこちらの2冊

■『プロ野球選手カラー名鑑2014』(日刊スポーツ出版社) 略称=日刊スポーツ
■『プロ野球オール写真選手名鑑2014』(日本スポーツ企画出版社) 略称Slugger

タテ29.6cmxヨコ21.0cmサイズはこちら。

■『プロ野球全選手カラー写真名鑑&パーフェクトDATA BOOK 2014』(ベースボール・マガジン社) 略称=DATA BOOK

それでは、下記でさっそくみていきましょう。

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■『プロ野球パーフェクトデータ選手名鑑2014』(宝島社) 税抜790円。240頁

新人選手、二軍選手の情報が充実。ファームの盗塁阻止率も

まずは宝島社が出しているムック本の選手名鑑を御紹介しましょう。

宝島社と言えば、ポケットサイズで『プロ野球選手データ名鑑2014』も出しています。中身はその携帯サイズと99%同じ。詳しい御案内はコチラをクリックして御確認頂きたいのですが、1%違う点があったので書いておきますね。

それは巻頭インタビューが違うこと。ポケットサイズでは巨人・菅野智之でしたが、こちらではヤクルト・小川泰弘のインタビューが4ページに渡って掲載されています。

選手成績も御紹介しましょう。統一球前夜~統一球~反発係数上方修正の昨年が一望できる過去5年分の掲載は嬉しいところ。下記のスタッツが掲載されています。

投手=登板、勝利、敗戦、セーブ、投球回、奪三振、防御率、推定年俸
野手=試合、打数、安打、本塁打、打点、盗塁、打率、推定年俸


その他、昨年成績では下記の数値も掲載されています。出塁率と長打率を足せばOPSも確認することができる仕様です。

投手=先発登板数、ホールドポイント、与四球率、奪三振率
野手=出塁率、長打率、得点圏打率、盗塁阻止率、守備位置別出場試合数


20140224DATA12.jpg

ただ、育成選手に関しては扱いが小さくなり、成績は昨年1年分しか載っていません。

他に売りとしている所は、新人選手の情報が他より充実していること。特にアマ時代の成績が詳しく載っています。

(1度も1軍出場しなかった)二軍選手の情報もココでしか見ることのできないものが多数。例えば、ファームでの得点圏打率や盗塁阻止率はNPBオフィシャルサイトでも確認することができないデータで見逃せません。1軍選手情報もええ!そうだったの?という小ネタデータなどがさらりと書いてある。記録好きは気になってしまう名鑑です。

宝島社から出ている携帯版と大判、購入をそのどちらかで迷っている方は、判断材料は3つ。大きさと値段、インタビュー選手の差異でしょうね。ヤクルトファンではなく、視力にも自身がある方なら、迷わずポケットサイズをお薦め。なにせ値段が大判790円の約半分の360円で、中身は99%一緒ですから。

詳しくはポケットサイズ5冊徹底比較のエントリーで御確認下さい。





■『12球団全選手カラー百科名鑑2014』(廣済堂出版) 税抜950円。296頁

古き良き昭和テイストの選手名鑑。テレビ・ラジオ実況アナ・解説者を15頁に渡って紹介

今回、私は全部で11冊の選手名鑑を購入したわけですが、その中で古き良き昭和を感じるのが、廣済堂が手掛けるこちらの名鑑です。

「ちょっと何言ってるのか分からない」という方、下記の楽天・聖澤の選手ページを御覧下さい。

20140224DATA13.jpg

基本1ページ6人の割り付けです。主要選手のみ2/6、2人分のスペースを割いてクローズアップされていますが、写真が大きくなっただけで、プロフィールまわりや成績、寸評が詳細になっているわけではありません。

見て下さい。デザインが一昔前って感じ、するでしょう? そういう意味で「昭和」。ぺらぺらめくっていて、なんだか楽しくありませんし、読みにくい。「昭和」テイストだからなのか?球団歌の歌詞がバッチリ掲載されているのは、今回購入した11冊の中で廣済堂だけで、その点は評価できるのですが、やや残念な名鑑になっています。

選手成績は下記が載っています。昨年1年分と通算成績です。2軍出場記録のある選手は2軍記録も併記されています。

投手=勝利、敗戦、セーブ、防御率、試合(通算は年)
野手=打率、本塁打、打点、盗塁、試合(通算は年)


否定的なことを先に書いてしまいましたが、良い所探しをすると、コーチ陣の寸評が比較的しっかり書いてある。フロント・裏方名簿は載っていないものの、ブルペン捕手と打撃投手の名簿一覧の記載があるという点。

どの選手名鑑にも巻末に付いている記録集で言えば、タイトルの記録で次点選手の記載がある。例えば昨年のパリーグ最優秀防御率は楽天・田中将大の1.27ですが、2位にオリックス・金子千尋2.01と書かれています。他の名鑑はタイトルホルダーのみの記載ですから、この点は廣済堂の売りなのでしょう。

他、アピールポイントをあげるとすれば、テレビ・ラジオの実況アナ・解説者の紹介が実に15ページの紙幅を割いて行われている点でしょうか。解説者名簿は写真付&寸評付。しかし、NHK大リーグ中継の解説でおなじみ、時にお茶の間を凍りつかせる冷気を醸し出す武田一浩氏の寸評をみると「最近、特に聞きやすいしまった話し方に変わってきた」。頑張れば、ぶっきらぼうな語り口は「しまった話し方」と言えなくもないですが、正直、聞きやすくはないですし、物凄く納得のいかない寸評もあったりします。各局の実況アナは氏名・年齢・出身大学・出身地等の名簿が記載されていて、恐らく他にはないものかと思われます。

個人的な所感を述べるなら、こういう企画をやってなければ、今回購入した全11冊の中で、絶対に買わないであろう名鑑が、ポケットサイズのサンスポと、この廣済堂です。これ買うより他に良いものが店頭に並んでますから。

別に廣済堂が嫌いなわけではないですよ。数年前、2011年だったか、私、廣済堂の選手名鑑を愛用していた人ですから。



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■『プロ野球全12球団選手名鑑2014』(コスミック出版) 税抜857円。256頁

『プロ野球12球団全選手完全名鑑2014』という税抜343円の携帯用名鑑も出しているコスミック出版のもの。

こちらも先ほどの宝島と同様、内容は携帯版とほぼ同じ(90%ぐらい?)です。

選手成績は過去5年分と通算のものが下記スタッツで掲載されています。

投手=登板、勝利、敗戦、ホールド(またはセーブ)、投球回、奪三振、防御率
野手=試合、打数、安打、本塁打、打点、盗塁、打率



20140224DATA11.jpg

昨年の成績では下記が掲載されています。

投手=勝率、与四死球、自責点、奪三振率
野手=出塁率、長打率、守備率、盗塁阻止率、得点圏打率


携帯版との違いは巻頭インタビューが楽天・嶋基宏ではなく巨人・菅野智之に変更されていること。各球団選手名簿の末尾にスタジアムガイドが1ページ追加されていることぐらいでしょうか。内容がほとんど同じですから、個人的には買うなら値段が安いポケットサイズで良いのでは?と思います。

詳しい御案内はポケットサイズ5冊徹底比較のほうで御覧下さい。



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■『プロ野球選手カラー名鑑2014』(日刊スポーツ出版社) 税抜907円。272頁

ゴロアウト内訳、安打の傾向、カウント別打率はココだけ。攻めに転じた日刊スポーツ名鑑

日刊スポーツが出す大判の名盤。どうやら日刊スポーツはポケットサイズも出しているようですが、あいにく今回入手していないので、それとの比較はできませんので、あしからず。

今回大きくリニューアルした名鑑と言えるでしょう。一言で言えば、選手の特徴を良く表すデータの見せ方だったり、セイバーメトリクスの指標が追加される等といった変更点がありました。

基本は1ページ8人を紹介する体裁ですが、各球団主要選手24人(投手12人・野手12人)は1ページ4人枠で大きく紹介されています。これも前年からの大きな変更点です。前年はクローズアップシステムはありませんでしたから。

過去3年分と通算成績はそれぞれ下記のスタッツで記載があります。

投手=試合、勝利、敗戦、セーブ、投球回、奪三振、与四球、自責点、防御率
野手=試合、打数、安打、本塁打、打点、三振、四球、盗塁、打率


その他、昨年の名鑑と比べると一気に前年のデータが充実しました。

サンプルを見て確認しましょう。

20140224DATA09.jpg

アウト内訳で投手の特徴がより具体的に

御覧のように、色々とあります。

セイバーではK/9(奪三振率)、BB/9(与四球率)、制球力を見るK/BB、1イニング当たり何人の出塁を許したかを診るWHIPの記載があります。その他、球種と球速も書かれており、決め球には☆印が、球速は平均とMAXの表示があります。

打者に何割打たれていたか?をみる被打率ではトータルの数字の他に、左右打者別の数字も。一番下にはチーム別の対戦投手成績が表にまとめられていて、分かりやすい作りになっています。

中でも目を見張るのは、円グラフで見せているアウト内訳。獲得アウトを三振、ゴロ、フライの3つに分け(例えばここに含まない走塁死などは除外しているのでしょう)、その投手がゴロアウト投手なのか?フライアウト投手なのか?三振でバッタバッタと打者を打ち取る力投派なのか?を確認することができるのです。

前述したセイバー指標や球種、球速はこの後に紹介するSlugger名鑑にも記載があります。しかし、ゴロ内訳は今回購入した11冊の中で、日刊スポーツでしか見ることができない数字になっています。

次に打者をみてみましょう。

20140224DATA10.jpg

新採用された安打の傾向

打者のセイバー指標は、OPS、安打以外の出塁率IsoD、選球眼を診るBB/K、運の介在を表すBABIPの4指標の記載があります。左右投手別や得点圏での打率、対戦チーム別の打率なども掲載がありますが、面白いデータが2つ載っていますねえ。

1つは、円グラフで表示された安打の傾向です。安打数を内野安打、単打、二塁打、三塁打、本塁打の5つに分け、どのヒットが多いのか?を円グラブでビジュアル的にみせているのです。例として挙げた岡島は一目瞭然、内野安打が多いシングルヒッターなんですよ。

もう1つはカウント別の打率。さすがに打数─安打の内訳までは紙幅の都合上なのでしょう、掲載がありませんが、12通りあるBSカウントでの全打率が明記されているのは、11冊中、日刊スポーツだけです。

この2つは投手のアウト内訳と合わせて、今年の日刊スポーツ名鑑の大きなセールスポイントになっています。

一目瞭然の主要打者vs主要投手の2013年対戦成績

その他、目立ったリニューアルポイントは、巻末の記録集に載っている「カモと苦手 主力投手と野手の対戦成績」。セパ主要打者vs主要投手の2013年対戦成績が打数─安打で下記図のように一覧表にまとめられていて、これは嬉しいデータです。

毎年2月に出す選手名鑑はどうしても前例踏襲主義になりがちです。ところが、今年の日刊スポーツは力を入れて“攻め”選手名鑑に仕上げてきたな。そう唸らせてくれる内容に仕上がっているかと思います。

▼カモと苦手 セリーグ 主力投手と野手の対戦成績 (本書240ページより)
20140224DATA15.jpg



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■『プロ野球オール写真選手名鑑2014』(日本スポーツ企画出版社) 税抜848円。254頁

さてさてさて、今回購入した11冊の名鑑のうち、いよいよ真打ちの登場です!

当ブログが3年連続でイチオシでお薦めする名鑑はコレだ! 

どれか1つ選べ!と言われたら、迷わずこれを買いますね!!!


我が国唯一のMLB専門誌『Slugger』を手掛ける編集部が作るNPB名鑑だけあって、データの使い方が本当に上手いし、どのように見せたら読者に伝わるのか、よく心得ていると感じました。きっと中の人も記録好きなのでしょう!

基本は1ページで8人を紹介する体裁になっていますが、各球団の主力級24人(内訳はほぼ投手12人・野手12人)は1ページ4人枠で紹介するクローズアップシステムを採用しています。(この採用は2012年度版から。私、Slugger名鑑、2010年度から所持しています)

セイバーメトリクスを始めとする様々なデータや指標が、当該選手の特徴や選手像を「より立体的に」表してくれるのです。

百聞は一見にしかず。さっそくサンプルに目を移してみましょう!

20140224DATA07.jpg

年度別成績で投手本来の力量を表すFIPを新採用

過去5シーズン分が紹介されている年度別成績では、試合、先発、勝利、敗戦、セーブ、投球回、被安打、被本塁打、奪三振、与四球、防御率、FIP、年俸の13項目が記載されています。

昨年と違うのはWHIPの代わりに投手本来の力量を表すFIPが採用されたこと。WHIPは(被安打+与四球)÷投球回ですから、頑張れば、読みながらスマホの電卓機能を使ったりして計算できるんですよね。FIPはさすがにそうはいかず、年度別でFIPの推移が見ることができるのは、改良点だと思います。(※WHIPは表の右下にあるように、昨年の掲載はあります)

円グラフで表す球種割合は、おなじみです。球種割合は別途、初球時の記載があるのが嬉しい。例に挙げたファルケンボーグなら、持ち球の1つ、カーブは全体では9.5%だけど、初球では16.3%と多い。カーブを初球時になると使用頻度がやや高くなると読み取ることができるのです。各々の三振%、空振り率、被打率、被本塁打数などの明記も当然あります。

表の下段に目を移すと、主な得意打者&苦手打者との通算対戦成績が。右下にいくと、左右打者別の投手成績に加えて、ゴロ率、空振り率、初球ストライク率、BABIP、WHIPの前年数値がリーグ平均と合わせて紹介されています。このリーグ平均値の併記があるという点がポイントで、その選手の特徴をより立体的にしてくれる手助けになっています。

勉強になるインテリジェンスに満ちた寸評の数々

寸評も充実。2か所にあるのが御覧いただけるかと思います。1つめはプロフィールまわりで、その選手の経歴や昨年の活躍を主に記述。もう1つは、最下段で2行にまとめられた寸評で、こちらがSluggerの本領発揮のなせる技で、データから診断したその選手の特徴が紹介されているのです。物凄く勉強になる! 投手ではなく打者ですが、2例、紹介しましょう。

楽天・銀次・・・抜群のミート力を誇り、空振り率3.0%は両リーグで2番目に低い。初球スウィング率は前年の25.4%から20.1%へと下がり、アプローチがより慎重になった。

楽天・ジョーンズ・・・P/PA4.47は両リーグ最多、ストライクゾーンに来た球でも半分以上は見逃す徹底的な待球型。リーグ最多の164三振もその代償と考えれば納得できる?


わくわくするようなコメントが目白押しです。中には自分の所感と異なった見立てをする寸評もあり、ああなるほどだなあ~と勉強になります。

次に打者のサンプルをチェックしましょ!

20140224DATA08.jpg

嬉しいP/PAの公開

過去5シーズン分が紹介されている年度別成績では、試合、打数、安打、本塁打、打点、三振、四球、盗塁、打率、出塁率、長打率、OPS、年俸の13項目が記載されています。昨年との変更点はありません。

この年度別成績表の上には、左右投手別の打率/OPS、得点圏打率の記載もありました。

中断では、打球方向がパーセンテージ表示されており、その左隣では打者の特徴をよく伝えてくれる詳細なデータの数々。

初球スウィング率、ボール球スウィング率、空振り率、ゴロ率、BABIP、1打席当たり平均球数のP/PA、(打席に占める四球の割合になる)四球率、三振率、2ストライク打率。

前年との比較では内野安打割合が不採用になり、代わりにBABIP、P/PAが採用されています。ここらは微妙なマイナーチェンジといったところですが、P/PAがあるのは嬉しいですね。その打者が相手投手にどれだけ球数を投げさせてきたか?分かりますから。

下段に目を移しましょう。左下には主な得意投手&苦手投手との通算成績が、右下には左右投手別の打撃データが掲載されています。投手の左右を苦にせずにほぼ均等の数字を残す選手のほうが稀で、多くはどちらかに偏っていますから、大いに参考になります。

表の最下段2行は投手のときと同じく、データからみた当該打者の特徴を伝えてくれる読み応えのある寸評です。

とにかく色んな数字やデータ、指標が紹介されているんですが、デザインの良さなのでしょうか、煩雑といった印象はなく、見やすいのもポイントですよね。

各球団選手名簿のトップページには、展望テキストや予想布陣、基本オーダーや戦力分析のページになっていて、こちらも読みごたえ・見ごたえあります。中でも目玉になっているのは、2012年版から採用された「ポジション別得点貢献度」です。ここでは楽天のものを掲載しましたが、守備位置別の得点力の有無を棒グラフで表しているんですよね。

20140224DATA17.jpg

UZRは選手ごとに紐付けされている

ただ、残念なのは、これ、攻撃時だけなんですよね。昨年はUZRを使った守備時の得点貢献度もありましたが、今回はRCAAを用いた攻撃時のものだけになってしまいました。では、UZRはどこへ行った?ということなんですけれども、上記の後藤のサンプル見て下さい。写真の左下に載っていますよね。

昨年はチーム別のUZRはありましたが、選手別の数字はありませんでした。その意味では今年、UZRが選手ごとに紐付けされて紹介された点は、大きな進化と言えます。しかし、チーム別の数字も残しておいて欲しかったなあと。

では、Slugger名鑑に欠点はないのか?と言うと、あるんです。写真付コーチ陣の名簿には寸評がなく、いたってシンプル。フロントや広報、通訳や用具係、打撃投手、ブルペン捕手などのスタッフ名簿がないこと。その点は少々不満点でもあります。

他に書いておきたいのは、巻末の記録集も充実しているんですよね。ありきたりな歴代記録といったものは正直なくてもよかったりするわけです。それよりも、もっと違った記録が見たいという欲求に良く応えてくれるのが、Sluggerです。

全12球団本拠地球場ガイドには、得点、本塁打、安打、二塁打、三塁打のパークファクターが、部門別リーグリーダーズの頁ではストレート平均球速ランキングやスライダー被打率ランキングなど他では見ることのできないものが載っています。もちろん、OPSランキングなどセイバー指標のランキングページもあり、見ていて飽きるところがありません。



20140224DATA06.jpg

■『プロ野球全選手カラー写真名鑑&パーフェクトDATA BOOK 2014』(ベースボール・マガジン社) 税抜848円。240頁

Slugger名鑑と重複するデータが多く、前年と比べてセールスポイントが激減

トリはベースボール・マガジン社製作の超大判名盤で締めましょう。

今回買った11冊のうち、判型が最も大きいのがDATA BOOKです。タテ29.6cmxヨコ21.0cmサイズですから、当然、球場に持っていくにはデカすぎる。ただし、そのぶん、読み応えがある名鑑に仕上がっています。

パーフェクトDATA BOOKと銘打つだけあって、『プロ野球オール写真選手名鑑2014』に負けじとデータは充実しています。

基本は1ページ8人の選手を紹介する体裁ですが、各球団投手8人・野手8人の合計16人を1ページ4枠で紹介するクローズアップ・システムを採用してます。

過去5シーズンを載せている年度別成績は下記のスタッツが紹介されています。

投手=登板、勝利、敗戦、セーブ、ホールド、投球回、奪三振、自責点、防御率
野手=打席、安打、本塁打、打点、盗塁、四球、三振、打率


珍しいことにDATA BOOKでは打数ではなく打席を採用していますね。

他には既婚か未婚か、血液型、趣味、愛車などが載っているのも特徴的。特に趣味と愛車は全11冊中、DATA BOOKだけです。(11冊以外では『週べ』選手名鑑号だけかも) なお、これらの項目はコーチ陣名簿にも載っていて、コーチの意外な趣味を発見できたりします。

それではクローズアップされている投手、野手のページを眺めてみましょう。

20140224DATA21.jpg

前年と比べて大幅な変更点がありました。前年は対戦打者の左右別に分けられていた球種割合円グラフが1つになりました。代わりに、各球種の球速帯、全体と初球の投球割合、三振%、空振り率、被打率、被本塁打数など、Slugger名鑑でも紹介されている数字が掲載されています。

写真の下には左右打者別の被打率、奪三振率、与四死球率。

下段では、主なカモ打者&苦手打者との昨年の対戦成績が紹介されており、その隣には走者別の被打率表も(走者なしと得点圏)。その下にある寸評も読みごたえありますが、Slugger名鑑がデータから見た選手特徴を伝えていたのに対し、こちらは割とオーソドックスな印象を受けます。

打者をみてみましょう。

20140224DATA20.jpg

こちらも前年から大幅にリニューアルとなりました。前年は対戦投手の左右別によるゾーン打率図が掲載されていたのですが、今年はゾーン打率を不採用にし(これにより全11冊中ゾーン打率が掲載されているのはBT名鑑だけになった)、代わりに打球方向をパーセンテージで掲載しています。打球方向があるのはDATA BOOKとSlugger名鑑の2冊だけです。

打球方向の隣には左右投手別の打撃成績が。その下には主な投手との対戦成績に加えて、走者別成績(走者なし・得点圏)も。

ただ、個人的所感を言うなら、ベースボール・マガジン社が頑張っているのは分かるんですが、Sluggerと比べると、やっぱり、熱量が不足しているんですよね。『週ベ』をみても分かるようにベースボール・マガジン社はセイバーなど新指標には弱く、そういった指標をあまり評価していない出版社(のようにみえる)ですから、やっぱり、そういったところが、読者に伝わってしまうんですよね。

球種割合を1つにし、ゾーン打率を廃止して打球方向を採用したことでSluggerと完全に内容がかぶることになり、結果的に自らのセールスポイントを消してしまったと言わざるをえません。

昨年は左右投手別のゾーン打率、左右打者別の球種割合といった貴重なデータがありましたが、それがないのですから、このような企画をやっていなければ、今年はDATA BOOKは買わなかったと思います。

むしろDATA BOOKの売りは巻末の記録集かもしれませんね。現役選手の誕生日がカレンダーごとにまとまっている「Birthday Check」、出身地が一目瞭然の「都道府県別出身選手一覧」、ちょっと珍しい記録も載っている「日本プロ野球歴代記録」は嬉しいですね。




ということで、随分長くなってしまいましたが、これでポケットサイズ含む全11冊の選手名鑑の比較記事を終わりにしたいと思います。

【3/16まで:抽選1名様に選手名鑑を読者プレゼント!!】

最後までお読み頂き、有難うございます。

昨年も実施した選手名鑑プレゼントを今年もやります!

ちなみに昨年は7名の皆さんから御応募があり、抽選の結果、宮城県在住の男性の方に発送しました。

プレゼントするのは、最後から2番目に御紹介した『プロ野球オール写真選手名鑑2014』(日本スポーツ企画出版社)です。抽選で1名様にプレゼントします。私が最も愛読する、ボロボロになるまで読んだ選手名鑑の2014年版です。

3月16日(日)までに下記の応募フォームから御応募下さい。
 
◎応募フォーム
http://form1.fc2.com/form/?id=900833

3/17読者プレゼント発送しました

詳細はコチラをクリック。


※「お名前」「年代」「性別」「住所」「御意見・御感想」全ての記入をお願いします。
※特に「お名前」「住所」は、くれぐれも間違いのないようにご記入下さい。誤りがあると当然、プレゼント発送ができなくなります。
※いただいた個人情報は本企画のみに使用します。他企画へ使うことはありませんので、御安心下さい。
※本エントリーを書くため、めくったり開いたりしていますので「完全なる新品」とは言えません。発送時に角が折れ曲がる可能性もあります。あらかじめ御了承下さい。
※3/16(日)に締め切らせて頂き、希望者が複数の場合、厳正なる審査の末、3/22(土)までに「ゆうメール」で発送いたします。なお、当選は商品の発送をもってかえさせていただきます。



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〔雑感〕プロ野球選手名鑑、購入の手引き。2012年、当ブログが推薦する名鑑はコレだ!!2012プロ野球オール写真選手名鑑(日本スポーツ企画出版社)
【2013年プロ野球選手名鑑購入の手引き(1)】 BBM BT 日刊 サンスポ 宝島。ポケットサイズ5冊を徹底比較 ※※※読者プレゼントあり※※※
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