【記録】2013年パリーグ。投手別の併殺打記録を公開。最も多くゲッツーを打たせたチーム、投手は?!

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2013年パリーグ。投手別の併殺打記録を公開



実は投手サイドから確認したい重要記録なのに、もっぱら打者側の記録として管理されている。その代表例が盗塁と今回取り上げる併殺打だ。

ホールトンのように走者に走られやすい投手は実際に存在するし、同じ事は併殺打にも言うことができ、マリナーズで活躍する岩隈は明らかに併殺打が多い投手と言える。

そういった傾向を実際に数字で確認するため、投手記録を覗いてみても、そこには許した盗塁の数、打たせた併殺打の数は記録されていない。NPBでは盗塁、併殺打はもっぱら打者側の記録になってしまっているのだ。

このことに常々不満を覚えていた私は、昨年から、ならば自分で調べるしかないと思い立ち、調べてきた。

昨年の調査結果は下記。


◎〔記録〕2012年パリーグ。投手別の併殺打記録を公開。併殺打を多く打たせた投手ランキング GDP allowed per 9 innings pitched


ということで、今年も調べてみた。

(※ここで言う併殺打は打撃成績で記録される併殺打のことを指しており、ライナーで飛び出した走者が帰塁できずのゲッツー劇は含まれない。)

まずはこちらの表を御覧頂きたい。


■2013年 パリーグ 球団別 投打 併殺打数
※訂正:楽天の投手併殺打、6/12広島戦で戸村がニックに打たせた遊併打が1本抜け落ちていました。そのため1本プラス93になります
2013年パリーグ球団別投打併殺打数

2013年パリーグで最も多く併殺打を打たせたチームはソフトバンクとオリックス



この表は球団別に投手が獲得した併殺打と打者が打った併殺打をまとめたものになる。投手の合計数と打者のそれが一致しないのは、交流戦が入ってくるからだ。

打線が最も多くの併殺打を記録したのは107本を放った西武だったが、投手陣の最多併殺打はソフトバンク、オリックスで、ともに108個を獲得していた。

投手併殺打から打者併殺打を引いた数が表中右端に当たる。この数がプラスだと効率が良いと言えそうだし、マイナスだとチグハグなイメージになると言えそうだ。

しかし、ここで気を付けておきたいのは、犠打だ。

打者併殺打が少ないソフトバンク、日本ハムはいずれも犠打数が多かった。ファイターズが148でリーグ最多。ホークスも144で2位の多さ。この2チームは走者1塁時、ゲッツーを恐れてバントで走者を進める作戦を敷いていたことが、打者の併殺打が少ない要因になっている。

逆のことが言えるのが、楽天だ。

投-打で-7を記録しているイーグルスの犠打は110。リーグ最少だった。容易にバントで送ることをせず、打たせてつないでいく野球を掲げた中では、どうしてもある程度は併殺打が多くなってしまうのは、止むをえないことである。それでも、三桁にのせることなく二桁に止めることができていた点こそ、評価すべきだと思っている。

リーグ最多108本の併殺打を獲得したソフトバンクは、昨年は69でリーグワースト2位の数字だった。これは投手陣が前年より多く打たれ、四球もかさんでしまったことにより、チーム出塁率も.297(リーグ1位)から.324(同4位)へ悪化した点が背景にあると言えそうだ。


■2012~2013年 パリーグ 球団別 被出塁率



塁上に走者を出す回数自体が多かったと言えるのだが、そこから、より一層ゴロを打たせて取る投球に切り替えたのだと考えている。

というのは、併殺打を獲得した投手数でみると、ソフトバンク26人、ロッテ21人、楽天21人、日本ハム21人、西武19人、オリックス19人。ホークスがダントツの最多人数なのだ。特定の投手に偏っているのではなく、数多くの投手が併殺打を記録しているのだ。

このことから、走者有の状況で正捕手・細川、第二捕手・山崎らバッテリーはゲッツー狙いの配球で徹底して打者を攻め、良い結果を手にしたと言えるのではないだろうか。また、パリーグ球団別アウト内訳を確認すると、ホークス投手陣はゴロアウトが多くなっている。ゴロを打たせる配球、投球術がホークスバッテリーの中にあったとする言い方もできそうだ。

もちろん、それには、遊撃・今宮、三塁・松田らを中心とした強力な守備力を持つ内野陣の存在も大きいと言える。


■2013年パリーグ球団別アウト時内容一覧
「プロ野球ヌルデータ置き場」さんの各投手成績のアウト時内容一覧を集計したもの。
20131017DATA9.jpg


一方、オリックスの場合は、前述の併殺打獲得投手が19人とリーグ最少に止まったこと。後述するように西、金子、ディクソン、マエストリといった一部の投手に多くの併殺打が集まっていることから、ホークスと比べると、チーム全体でゲッツーを取りにいったという印象は乏しくなりそうだ。


楽天投手陣の獲得併殺打。リーグ最多から一転、最少へ



楽天に目を転じてみよう。当ブログ調査では、イーグルスは昨年最も多くの併殺打を獲得したチームだった。89本だった日本ハムを振りきって91本で最多を記録していた。しかし、今年は一転、最少になってしまっている。


■2012~2013年 パリーグ 球団別 投手併殺打数
※訂正:楽天の投手併殺打、2013年6/12広島戦で戸村がニックに打たせた遊併打が1本抜け落ちていました。そのため1本プラス93になります



上記表が示すように、他球団が前年大幅増となった中で、イーグルスだけほぼ横ばいとなった。楽天の被出塁率も前年3.11から.322へと悪化している中での横ばいだ。

私は、今季のイーグルス内野守備は素晴らしかったと認識している。少なくとも昨年のイーグルスより高い守備力を誇ったと確信している。しかし、併殺という点で言えば、実際はそうではなかったということなのかもしれない。守備力評価は非常に難しく1ブロガーの手には負えないのが実情だ。そのため、昨日購入した守備特集の『セイバーメトリクスマガジン2』を今後チビチビ読み進めて勉強したいと思っている。

問題は内野守備にあったのか?嶋を中心としたバッテリーの攻めにあるのか?いずれにせよどこかしらに問題があって、併殺打が、ほぼ横ばいになったと見たほうが妥当のように思う。

横道に逸れることになるので、ここではこれ以上追求せず、話を進めたい。下記で併殺打10本以上の投手一覧を確認してみよう。

(下記へ続く)

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■2013年 パリーグ 投手別 併殺打 ランキング
※10個以上対象。規定は規定投球回到達投手。GDP/9は9イニング当たり併殺打
2013年パリーグ投手別併殺打ランキング

2013年パリーグ併殺打記録。最も多くの本数を打たせた投手は、西武・牧田和久



今シーズン、二桁併殺打を獲得した投手は全16人。うち10人が規定投球回投手、6人が未達投手という内訳になった。その中で、最多本数を記録したのは西武・牧田和久。21本だった。2位はオリックス・西勇輝。この2名が唯一の20本超えとなった。

以下、楽天・田中、オリ・金子といった200投球回投手、ソフトバンク・帆足、楽天・美馬、オリ・ディクソンといったゴロアウト型投手などが続いている。

楽天・田中の快記録・好投を支えた併殺打



今季、24勝無敗で初V原動力となった田中の獲得併殺打は18本だった。前年が11本。9イニング当たりでみても前年0.57から0.76へ増えていた。私は併殺打の増加も、田中の無敗記録を大きく助けたと思っている。

下記に18本の履歴を出してみた。18本中、9本が、快音飛び出せば失点リスクが高まってしまう複数走者の状況で記録されていた。ピンチをゼロで、あるいは最少失点で切り抜けるのに、ゲッツーは田中の大きな武器になった。もちろん、田中の全体的な投球スタイルが前年よりゴロ率増になったこと、藤田を中心にしたバックの堅い守備の恩恵あってのことである。


■2013年 楽天 田中将大 獲得併殺打履歴


9イニング当たりの発生頻度ではソフトバンク・帆足和幸が1位



併殺打10本以上を対象とした上記表、18人の投球回はそれぞれバラバラだ。そのため、分母を揃えるべく、9イニング当たりの獲得併殺打(GDP/9)でみると、1位はソフトバンク・帆足和幸になった。9イニング当たり1.65本の併殺打を打たせていた計算になる。以下、楽天・美馬、本数では最多だった西武・牧田、オリ・西・・・と続いた。


■2012~2013年のランキング推移
20131113DATA10.jpg

楽天・美馬、リーグを代表するゴロアウト投手に成長



2012年、2013年のランキング上位5傑の顔ぶれは上記のとおり。めまぐるしく入れ替わっていることが確認できる。しかし、そんな中で、GDP/9で2年連続2位につけた楽天の美馬が光るかたちになった。

今季は前半戦調子が上がらず苦しむかたちになったが、後半戦、ポストシーズンは本当に素晴らしい投球をみせてくれた。今季から本格的に用いるようになったカットボール含めて、カーブ、ツーシーム、スライダー、フォーク...多彩な球種で相手に思うようなスイングをさせない美馬は、今や楽天の、というよりリーグを代表するゴロアウト投手と言えそうだ。

さて、最後に全投手の獲得併殺打を球団別に掲載して終わりにしたい。


■楽天イーグルス オリックスバファローズ 投手別 併殺打
※訂正:楽天の投手併殺打、6/12広島戦で戸村がニックに打たせた遊併打が1本抜け落ちていました。そのため戸村は1本プラスで7になります
20131113DATA2.jpg


戸村の7という数字が光っている。シュート(ツーシーム)、カットボールを駆使してゴロを打たせて取る投球に一定の手応えを得た今季だったと思うので、来季は開幕ローテ入り、二桁勝利をぜひ目指してもらいたい。

一方、則本の5はいかにも少ない。9イニング当たり0.26本という計算だ。則本の課題を1つ挙げるとすると、球数の多さになる。塁上1塁に走者が出た時、ゲッツー狙いの打たせて取る投球術を磨く必要があると言えそうだ。優れた投手は打たせてゲッツーを取る技術も優れている。ここらが来季以降への課題になりそうだ。

オリックスはディクソン、マエストリといった外国人右腕が上位にランクイン。いずれも球を動かすタイプで責任投球回5回を目処にゲームメイクの投球をみせている。オリは救援陣が優れているため、先発が長いイニングを無理して投げる必要もない。このこと等も合わせて考えると、両人とも早々に来季残留を決めた球団の判断は間違っていなかったと思う。


■日本ハムファイターズ 西武ライオンズ 投手別 併殺打
20131113DATA3.jpg


昨年は18本で本数で最多を記録した武田勝。今年は一転7本で大きく沈むかたちにあった。9イニング当たり換算でも0.89から0.49へ減少。この数字の変化も、武田勝を悩ませた一因になったかもしれない。

ライオンズの一覧でひときわ目につくのは十亀の多さだろうか。しかし、9イニング当たりでみると昨年0.85、今年0.82。ルーキーイヤーの昨年から打たせてゲッツーに取る技術は持っていたということが言えそうだ。


■福岡ソフトバンクホークス 投手別 併殺打
20131113DATA4.jpg


■千葉ロッテマリーンズ 投手別 併殺打
20131113DATA5.jpg



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