【試合評】マギーお目覚め来日初2試合連続3安打も、CSファイナルへ向けて不安を残す今季9度目の二桁失点──10月13日(日) ●楽天イーグルス4-10オリックス

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山村宏樹 著『楽天イーグルス優勝への3251日』
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強風の影響はあったのか?!



日曜日に行われたレギュラーシーズンの144試合目、遅ればせながら、ようやくありつくことができた。試合はテキスト速報で逐次追っていた。金子が相手だったので、厳しい試合展開が容易に予想されたものの、1点を追う6回裏、1死満塁で松井の走者一掃二塁打が出て逆転に成功したところまでは、ロースコアの展開ながら良く戦っているなあという印象でいたのだが、終わってみれば終盤3イニングで実に6点を取られ、4-10の大差負け。今季9度目の二桁失点を喫するという最終戦になった。

パリーグTVのVOD観戦に入る前、ネットで日本気象協会が提供するKスタの気象条件をチェックしていた。15時時点での風速表示は9m。Kスタには珍しい強風だ。投壊を起こした楽天投手陣は風の影響を受けてコントロールを乱したのかもしれない。制球の良いオリ金子にも暴投が1つ記録されていたのを把握していたこともあって、そのように推測した。しかし、実際はそうでもなさそうだったのが、やっかいだ。

確かにこの試合、Kスタは強風に見舞われていた。1回表、1番・安達の打席時から風に吹かれて中継カメラが上下に揺れていたし、1回裏、岡島の打席時にも映像がグニャグニャ揺れるなど、見づらい状況も多々あったのだ。6回表には先頭打者・糸井が打ち上げた右翼後方フライがライトの岡島を翻弄するかのように風に流され、ツーベースになってしまうなど、風の影響を受けたプレーは確かにあった。しかし、投手に限って言えば、それが原因で失投を投じたり・・・といったケースが、予想よりも少なかったように見受けられるため、13安打10失点という結果は、CSファイナルステージへ向けて少々不安になってしまう結果と言えそうだ。

試合経過を簡単に振り返ってみたい。

金子千尋と今季6度目の対決となった一戦、リーグを代表する好敵手相手に勝つことができればCSファイナルへ向けて大きな弾みとなるはずの試合だった。イーグルスは初回からチャンスを作っていく。1死後、藤田、銀次の2、3番コンビが連打で得点圏に走者を進めると、ジョーンズの打席時に金子のワイルドピッチで進塁、1死3,2塁、一打出れば2点先制の場面を迎えていた。しかし、ここはMJ砲が金子の前に連続三振。アウトコース低めの厳しい投球に遭い、先制ならず。

楽天の先発は辛島。1回三者凡退で立ち上がった若き左腕は2回表、2死から下位打線に連打を許して2,1塁のピンチ。しかし、後続を左飛に打ち取り、要所を抑えていく。3回も綺麗に三者凡退に退けた辛島だったが、翌4回表、2点を先制されてしまう。

先頭打者・糸井に痛烈なピッチャー返しで出塁された直後、4番に座ったT-岡田にその初球をスタンドへ運ばれてしまった。嶋のミットは低めを指し示していた中、高めに上ずるかたちで不用意に入ってしまったホームランボール。痛烈なラインドライヴが右翼席へ消えていくかたちとなった。(楽0-2オ)

ホームランにはホームランでお返しだ。その直後4回裏のことだった。2死からマギーが1-1から真中に甘く入った金子の失投スライダーをバット一閃。左翼席へ完璧に突き刺していく28号ソロショットで1点差へ追いあげる(楽1-2オ)

その後も1失策1四球、さらには今季初のダブルスチール(二走・枡田&一走・松井)で2死3,2塁とし、バッターボックスの嶋も粘りに粘ったものの、ラストはインコースへズバッと決められ、見逃し三振。追い着き追い越すことはかなわなかった。

試合が再び大きく動いたのは6回裏のこと。1点を追う楽天は1死満塁のチャンスを作っていく。相手遊撃手・安達の相次ぐ守備ミスをしっかり活かした逆転3点劇となった。

1死後、AJのショートがイージーゴロを安達がファンブル、直後マギーの三遊間しぶといゴロを安達が処理できない(記録は内野安打)。2,1塁で枡田も中前に鋭い打球を弾き返し、AJは三塁ストップ。

塁上満員御礼でバッターボックスは松井を迎えていた。前の打席まで金子との対戦成績33打数12安打の打率.364を残していたその相性どおり、サインが合わずに仕切り直しで投じられた金子のアウトコース速球を測ったかのような完璧なタイミングで振り抜いていく。快飛球はセンターの左を超えてフェンス直撃、全ての走者が悠々ホームに帰ってくる3点逆転二塁打となった。(楽4-2オ)

約5年1カ月ぶりに金子に土をつけた5/8の槍働きを彷彿とさせる松井の素晴らしい打撃だったが、、7回表以降の味方投手陣の投壊でフイになってしまう。

7回表、3イニング目の続投ハウザーが、武田、堤のオリ1,2年コンビに安打、粘られた末の四球を許して無死2,1塁。バッターボックスは安達を迎えていた。2度の失策に拙い守備でマギーの当たりを内野安打にしてしまった2年目が、この場面ではリカバリーのバントをしっかりサード前方に転がし、1死3,2塁。この後、縞田の1,2塁間ゴロの間に三走にホームを踏まれると、2死3塁代打・竹原に粘られた後の8球目を左翼席へ運ばれ、逆転2ランショット被弾。試合は再びイーグルスが追いかける展開になってしまう。(楽4-5オ)

8回、9回は福山、釜田がそれぞれ先頭打者にフォアボールを与えた後、長短打攻勢を浴びて失点。結局、終わってみれば、中盤までの接戦が4-10の大敗になってしまった、2013年レギュラーシーズンの最終戦だった。

両軍のスターティングラインアップ

オリックス=1番・安達(遊)、2番・縞田(三)、3番・糸井(指)、4番・T-岡田(一)、5番・坂口(中)、6番・川端(左)、7番・伊藤(捕)、8番・武田(右)、9番・堤(二)、先発・金子(右投)

楽天=1番・岡島(右)、2番・藤田(二)、3番・銀次(一)、4番・ジョーンズ(指)、5番・マギー(三)、6番・益田(左)、7番・松井(遊)、8番・嶋(捕)、9番・聖澤(中)、先発・田中(右投)

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マギーお目覚め、来日初の2試合連続猛打賞



大敗ゲームになったものの、打線は好材料のほうが目立つ内容だったかと思う。藤田、銀次の2、3番コンビの活躍が光った。特に藤田は5打打1安打1四球で2出塁ながらも、第3打席目もライナー性の当たりを飛ばし、第5打席目は投手を超えていく、この人らしいハイバウンド攻撃をみせた。一歩綻びがあれば内野安打という打撃で最低でも進塁打という職人芸が光っており、とにかくこの2、3番コンビが結果を出したのは、CSファイナル~日本シリーズに向けて明るい材料の1つだ。

相性の良さを活かしたという側面があったにせよ、塁上の走者を御掃除する松井の一振りも素晴らしい。ロッテにあって楽天に足らないものの1つが「ベテラン力」だと思っているので、38歳をあと1週間で迎える松井が144試合しっかり戦績を残したのも、大きい。

そんな中でやっぱり、一番の朗報はマギーだ。9月以降この週末2連戦の前まで95打数18安打の打率.189とスランプに陥っていたマギー。バッターボックス内では常にストイックな姿勢で臨むマギーが、自分へのいら立ちを隠しきれずバットをへし折り、ヘルメットを投げ捨てる光景も、そういえば、あった。

そういった状況で迎えた前日戦はちょうど31歳の誕生日では「遊安」「左安」「中安」と3本を放ち、則本の15勝目に貢献。1日明けた32歳最初の1日も、1打席目のチャンスこそ見逃し三振に倒れたものの、2打席目では2点取られた直後に反撃の狼煙をあげていく「左本」、3打席目は三遊間へしぶとく弾き返し、相手守備網の綻びを誘う「遊安」、8回には先頭打者として右打ち強打をみせ、右翼ライン沿いポール際まで達するチャンスメイクの二塁打をみせた。

2試合連続の猛打賞は来日初。ホームランの数は中田翔と並ぶ28本へ達し、パリーグ2位タイ。得点の生産能力を見るRCは96.52を記録してパリーグ5位。初優勝の立役者の快音がCSファイナル直前、ようやくKスタに戻ってきた。

4回裏の打席時、羽村亜美さんがマギーのベンチリポートを届けてくれた。その一部始終を下記に掲載したい。

マギー選手自身も、その打てなかった時期というのが、どのくらいの期間か分からないくらい、自身のスイングができなくてずっとイライラしていたと言っていました。ここ数日の練習でとにかく自分の納得のいくスイングを心がけて、それを体にしみこませるのと同時に、一度頭の中もからっぽにして上手く切り替えることができたと言っていました。

右肘関節炎の美馬、チームに合流



10/4西武戦の途中、右肘関節炎で緊急降板することとなった美馬の続報が入ってきた。翌5日、登録を抹消されてチームを離れ、故障の治療に当たっていた美馬だったが、中継によると、1軍登録はまだなものの、この日、チームに合流したという。解説・松本匡史氏によれば、どうやらブルペン入りもしたという話だった。

松本氏の話では先発は難しいかもしれないが中継ぎならというニュアンスだった。正直、美馬を先発で使うことができないとなれば、それはデメリットになってしまうのだけれど、それでも、強い気持ちを持つことができる投手が、救援経験もある投手が、戦列に戻ってくる道筋をつけることができたというのは、良い知らせだ。

■楽天 辛島航 球種別 投球詳細
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4回、打者16人、62球(1回当たり15.50、1人当たり3.88)、被安打4、被本塁打1、奪三振2、与四球1、失点2、自責点2。

辛島、CSファイナル先発三番手は当確か?!



これをお読みの皆さんは、辛島の4回2失点をどのように捉えているだろうか。恐らくCSファイナル先発三番手は辛島ということになりそうだ。しかし、太鼓判を押して送り出すというほどではなく、どちらかというと消去法で辛島が三番手という意味合いが強いのだろう。

試合前、羽村亜美さんの取材に対し、クライマックスに向けて良いところをみせないと使ってもらえないと思うので、無駄なフォアボールだったり、無駄球が多くならないように投げたい。ストライク先行の形にできれば自然とテンポも良くなると思うので、しっかりストライクゾーンで勝負したい、と抱負を口にしていた辛島だったが、結果はあにはからんや、逆のかっこうになっている。

全体のストライク率こそ66.1%と合格ラインに達してはいるのだが、初球ストライク率、3球目2ストライクはいずれも33.3%と5割を大きく割り込む数字に。打者2球目ボール先行2-0も16人中25.0%に当たる4人と多かったのが、気がかりだ。

これは投手陣全体に強く言いたいのだが、短期決戦の総力戦となるCSファイナル、日本シリーズ。打者2球目で2-0にしてしまうのは、本当に御法度だ。例えば接戦で得点圏、バッターボックスにホームランのある強打者を迎えた場面でも、2球目で2-0にしてしまうことはできれば避けたいところ。どちらか1球でストライクを取って少なくとも並行カウントにしておきたいのだ。

この日の辛島は4度あった2-0カウントの打席、全てアウトに打ち取ったものの、本人も述べているように、どうしてもボール先行=テンポが悪いという雰囲気になってしまう。その雰囲気は相手打者にもしっかり伝わり、相手打者を調子づかせてしまう。

その後、ハウザー、福山、釜田が与えた2-0カウント経由の打席は、全て相手打者にヒットなりフォアボールなり出塁を許すかっこうとなっている。

結果球が2-0カウントの被打率以外にも、2-0を経由した打席では投手は苦しくなる。これは、9/2発行のメルマガ5号でも実際に検証したとおりである。

このことから、特に短期決戦では、できれば(敬遠以外の)どのような状況であっても、2-0にしてしまうことだけは避けてもらいたい。

■オリックス 金子千尋 球種別 投球詳細
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7回、打者31人、121球(1回当たり17.29、1人当たり3.90)、被安打7、被本塁打1、奪三振9、与四球2、失点4、自責点3。

オリ金子、2013年楽天戦では3勝2敗、防御率1.70



コースいっぱい、伊藤が構えたミットそのままに吸い込まれていく、糸をひく速球。コントロールの良さは相変わらずで、もし今季、田中が怪我等で長期離脱を余儀なくされていたら、沢村賞はこの人の手中にあっただろう。

田中の影にすっかり隠れてしまった感はあるものの、キャリアハイの数字といえるシーズンとなった。楽天は天敵の金子に2度土をつけることに成功したのは朗報だったが、対戦打率は.179。防御率も1.70。投手陣が踏ん張り、打線が数少ない好機をモノにできた結果と言えるかもしれない。

聖澤諒vs金子千尋、ジョーンズvs金子千尋



そんな中、聖澤とAJの対決は見ものだった。

信州人対決となる聖澤vs金子の対決は4打席4打数ノーヒット2三振。2三振はいずれもアウトコースの球に泳がされての空振り三振。凡打に倒れた2本の外野フライも、甘く入った高め変化球をいまひとつ捉えることができずに終わったもので、今季の対戦成績は13打数1安打4三振1四球の.077で終えている。

これで通算対戦成績は51打数8安打、17三振、2四球、1犠打、1二塁打の.157へとさらに下げるかたちになっている。

AJとの対決は1点を追いかける7回裏2死1塁の対決がみどころとなった。このとき、風はAJに有利の追い風。一発出れば逆転というシーンだったこともあるのだろう、AJは明らかに打ち気にはやっていた。金子も全4球全て速球。アウコトース低めを狙っていきたいところだったが、高めへ上ずって入っていく。しかし、金子も懸命に腕を振り、ここへきてこの試合最速タイの147キロを2度計測。4球のうち3球でAJのバットが空を切り、AJは空振り三振に倒れていた。

AJが3球全て速球を空振りして空振り三振に倒れたのは、来日初のこととなっている。



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《直近2試合の試合評》
【試合評】田中24勝0敗の勝率10割到達の快挙。8割に迫る2死得点圏でのチームOPS──2013年10月8日(火) ○楽天イーグルス7-3オリックス
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