マリナーズ岩隈久志、バーランダーとの対決を制し、今季指折りの好投で13勝目──2013年9/18○SEA8-0DET

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マリナーズ対タイガース2013年9月18日
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ゴロ量産体制で岩隈久志13勝目



レギュラーシーズンも終盤に来て、2試合15イニング連続無失点の投球だ。岩隈がこんな快投ができる余力を残していたとは、本当に驚きである。

今季31試合目の先発マウンドは敵地タイガース戦となった。アリーグ中地区首位。昨年三冠王のミゲル・カブレラやプリンス・フィルダーらを擁する打線はアリーグトップのチーム打率を誇る破壊力を誇る。投げ合う相手は4/18シアトル以来2度目のマッチアップ、球史に残る名投手ジャスティン・バーランダーである。

ここまで12勝の岩隈。13勝のバーランダー。二桁勝利どうし両先発の投げ合いは、岩隈に軍配が上がった。

岩隈が自慢の制球力を発揮しゴロアウトピッチングを繰り広げる一方、バーランダーは序盤からコントロールが乱れ、ボール球が大変多かったのだ。フルカウントも目立ち、7回で124球の球数過多。そのため、マリナーズ打線がバーランダーを捉えるのは時間の問題かと思われた。

1回表、1番・アクリーがフルカウントから四球出塁。この場面は得点に結びつけること叶わなかったものの、翌2回表、先頭打者スモークの四球出塁を起点にマリナーズが先手を取ることに成功する。無死1塁で、ソーンダースが左中間を完全に割る二塁打で、スモークをホームに呼びこむと、続くフランクリンの当たりも左中間へ。このクリーンヒットでソーンダースも生還し、マリナーズが先制の2点を獲得した。(SEA2-0DET)

岩隈は立ち上がりの1回裏、満塁のピンチを切り抜けると、2回、3回はすいすいピッチング。2イニング連続三者凡退の好投をみせていく。

1回裏は確かに満塁にはなったものの、より正しく言えば、相手の猛攻に晒されてのピンチではなかった。1死後、2番打者にセカンド内野安打を打たれて1死1塁、3番・カブレラには初球真中に抜けた甘い速球を狙われたが、打ち損じの中飛球に打ち取った。しかし、続くフィルダーに三塁線突破の二塁打を許し、5番・マルチネスには敬遠、塁を埋めて6番打者との勝負は1-2から低めスプリッターがしっかり機能。要所を空振り三振に取って、危機を脱出している。

実はフィルダーの二塁打は、サードのシーガーが遊撃寄りに位置取りする極端なシフトを敷いたことの裏返しだったので、こういった事態はありえる場面だった。下記にフィルダーの打球方向を掲載してみたが、ご覧のとおり、その内野ゴロアウトの大半が2塁ベースから右側に多く集まっている。もしシーガーが通常の守備位置にいたなら、しぶとく三塁線を破っていった二塁打は単なるサードゴロになっていたはずだ。

また、5番打者・ビクター・マルチネスの敬遠策は、理解はできる。正直まだ始まったばかりの1回に敬遠作戦ってどうなのかな?とは思いはしたものの、オールスター明けの後半戦、この5番打者が226打数83安打の.367(9/20の17時現在)と当たりに当たっていることを考えれば、1塁を埋めて6番打者との勝負を選んだ作戦も、理解はできるところなのだ。

というわけで、相手に攻めこまれ、押されてアップアップの状態で招いた満塁のピンチではなかったことから、私は冷静に観戦することができていた。(既に試合結果を知っていたというのも、あるのだろうが・・・)

■フィルダーの打球方向
FOXスポーツのWEBサイトより。赤点が凡打、青点が安打。内野の赤点の大半はゴロアウトと思われ、センターラインから一塁方向に多く集まっているのが確認できる。


三者凡退に切って取った3回は、アクリーの好守が光るかたちに。1死後、8番打者に打たれた中前へのライナー性の飛球を、アクリーが前進。球際のスライディングキャッチでグラブに収めている。3回は1番から始まる相手の攻撃だったが、こちらも3人で片づけることに成功している。追い込んでからカブレラにファウルで2度粘られはしたものの、ラストは低めストライクからボールゾーンに絶妙に落としたスプリッターで空振り三振となった。

この試合、ヒヤヒヤさせられたのは4回だった。1死後、2度目の満塁ピンチを背負うこととなったが、流れが悪すぎただけに、1回とは一転、手に汗握るピンチになった。先頭打者フィルダーをイージーなサードゴロに討ち取った後からのできごとだった。第1打席は敬遠で勝負を避けた5番・マルチネスとの勝負は詰まり気味のピッチャー返し。セカンド左のゴロをフランクリンがバックハンドで追いつき、1塁へジャンピングスロー。これが高めに大きく浮いてしまい、1塁はセーフ。もし、あの場面、セカンドを楽天の藤田が守っていたなら、100%アウトにしていたはずなのに・・・という思いで見つめていました。

その後、岩隈のワイルドピッチ、四球で1死2,1塁、7番打者に打たせた当たりはボテボテの討ち取ったゴロもシーガーがバウンドを合わせることができずにエラー出塁。味方守備の綻びが招いたピンチで、バッターボックスに迎えたのは前の打席、センターへライナー性の当たりを飛ばしていた8番・ペレスだった。ここで岩隈が、持ち味を出していく。低めに球をしっかり集めて、1-1からのスプリッターでショート正面のゴロを打たせることに成功。打球は6-4-3と渡るゲッツー完成で、この回もゼロで切り抜けている。

ハムストリングスを痛めて戦線離脱したミラーの代わりに、この試合、ショートを守ったのはトリンフェルだった。このゲッツーゴロ、打球を待って処理したがため、1塁は間一髪のタイミングになってしまった点、少し心臓に悪いシーンになってしまった。(前へ突っ込んで処理する選択肢もあったと思うのだが・・・)

ともあれ、4回のピンチをしのいだ岩隈は、5回以降は安全運転。8回を投げ切るまで、タイガース打線に許したヒットは僅かに1本。2度と2塁を踏ませないピッチング。特に5、6、7回は3イニング連続の三者凡退劇をみせてくれた。

5回、6回はアクリー、シーガーの好守も岩隈を盛り立てた。アクリーは再び中前着弾ヒットコースをスライディングでアウトにしてみせると、シーガーはフィルダーの痛烈な打球をダイビングキャッチで良く防いでみせる。カブレラとの対決は3度目は僅か4球でスプリッター空振り三振に取ると、初めて走者を置いた状況で迎えた第4打席ではセカンド正面へのイージーゴロに討ち取り、4の0。岩隈の完全勝利となっている。

岩隈の好投が続く中、2回に2点を先制した打線は6回にスモークのソロショットで1点を追加すると、バーランダーが降板して二番手が登板してきた8回表に3本の長短打に2四球1暴投などで一挙4点を追加、試合を完全に決めてみせ、マリナーズが8-0で完勝を収めている。

岩隈は13勝目。白星は8/21アスレチックス戦以来、実に1カ月ぶりとなっている。

両軍のスターティングラインアップ

マリナーズ=1番・アクリー(中)、2番・グティエレス(右)、3番・シーガー(三)、4番・モラレス(指)、5番・スモーク(一)、6番・ソーンダース(左)、7番・フランクリン(二)、8番・ブランコ(捕)、9番・トリンフェル(遊)、先発・岩隈(右投)

タイガース=1番・ジャクソン(中)、2番・ケリー(右)、3番・カブレラ(三)、4番・フィルダー(一)、5番・マルティネス(指)、
6番・ティアソソポ(左)、7番・アビーラ(捕)、8番・ペレス(二)、9番・イグレシアス(遊)、先発・バーランダー(右投)

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■岩隈久志 2013年 試合別 投手成績
岩隈久志2013年投手成績 border=

防御率2.76はアリーグ3位。敵地25イニング連続無失点



これで13勝6敗、防御率2.76はダルビッシュの上、アリーグ3位に浮上。WHIP1.02は同2位となっている。(9/20の17時現在)

QS数は22個に。これはアリーグ3位タイの数。QS率も68.8%まで上げてきている。シーズン球数は3001球。3000球を超えてきたのは2010年以来、3年ぶりのこと。(近鉄時代が不明なものの)恐らく2度目ではないだろうか。

中日スポーツ「岩隈、最強打線0封で13勝目 サイ・ヤング右腕にも投げ勝つ」によると、敵地での25イニング連続無失点は球団タイ記録とのこと。ビジター防御率も2.45としている。

試合終了後、岩隈のブログが更新されている。それによると残り登板は1試合だと言う。防御率2点台はとんでもない大炎上でも発生しない限り、ほぼ100%手中に収めたため、シーズン最終登板もこの調子で2年目有終の美を飾ってもらいたい。

■岩隈久志 球種別 投球詳細
岩隈久志9月18日タイガース戦球種別投球詳細

8回、打者30人、105球(1回当たり13.13、1人当たり3.50)、被安打4、被本塁打0、奪三振6、与四球2、失点0、自責点0。

《初球30球》
右打者17球=4Seam5、Sinker1、Slider8、Splitter3
左打者13球=4Seam1、Sinker1、Splitter5、Curveball5、Int.Ball1

《2ストライク以降28球》
右打者18球=4Seam8、Slider3、Splitter7(3三振1ゴロ凡打1単打)
左打者10球=4Seam6、Sinker1、Splitter3

岩隈のコメント「1点を与えた方が負けるんじゃないかと思ったので、先制点を与えないようにと強い気持ちで投げた。思ったように投げられた。(カブレラとの対戦について)うまくタイミングをずらしながら打ち取ることができた」

制球力が光った105球のピッチング



前回の試合評、k0418さんから頂いたコメントへの返信に、このように書いたのを覚えている。

80球前半で7回を終えることができていたらもう1イニングいったのかもしれません。1イニング当たりの球数は13.43、これだけ見れば文句のつけようがない省エネ投球でしたが、8回いくには、2回や4回ジェイに9球粘られてしまったのが、響いてしまったかたちでしょうか。今季8回まで投げた4試合の球数をみると、89球(1イニング当たり11.13)、96球(同12.00)、99球(同12.38)、90球(同11.25)となっており、マリナーズ首脳陣の一貫した(言い方を変えれば、頑なな)起用がうかがえます。これからもマリナーズ首脳陣がこれまでと同様の起用法をするなら、今後も8回まで投げるには、かなりハイレベルの省エネ投球が要求されるのかも?!と考えています。


というわけで、ここまでの起用法をみると、7回91球で終えていたこと、8回表に大量追加点を取ることができたこと等を合わせると、8回からは投手交代なのかな?と思われた。ところが、8回も続投。これには嬉しい意味での誤算だった。現在、連戦も増えているだけに、救援陣に負担をかけたくないという意味合いもあったのかもしれない。

ところで、この試合、今季でも指折りの制球力だったのでは?と感じている。例えば捕手がアウトコースを要求しているのに完全にインコースへ抜けてしまったというような逆球は、数えるほどだったかと思う。ほとんど狙ったコースに投げ切ることができていたのでは?と思うのだ。

持ち味の低めへの制球が冴えをみせた。特に右打者だ。65球のうち実に61.5%を低めゾーンに集めることに成功、タイガースの右打者に16打数1安打の対戦被打率.063と完璧な内容をみせた。

獲得アウト24個中、ゴロで奪ったものがちょうど半分の12個。奪三振6、内野フライ1と合わせて内野アウトは24個の79.2%に当たる19個と大変多かったこと、ウォーニングゾーン付近まで飛ばされた飛球が皆無だったこと等を考えると、今季の中でも指折りの好投だったと言えそうだ。

右打者への配球に変化あり



この試合、お!と思わされたのは、右打者への配球である。岩隈は勝負球スプリッターを左打者に多く使用する一方、右打者にはほとんど投げてこなかった。今季、右打者球種割合でスプリッターの割合は当ブログ調査で11.2%に止まっている。それが、この試合、26.2%までに上昇していた。

これは強力タイガース打線を封じるための対策なのか?どういう理由で増やしたのか?は分からないものの(過去ブランコと組んだ試合での右打者スプリッター割合は13.8%だった)、この作戦が功を奏したと言えそうだ。4回1死満塁でペレスに打たせた6-4-3併殺ゴロの結果球もスプリッターだったし、カブレラの2三振の結果球もスプリッターだった。

スプリッターといえば前回カージナルス戦では中段以高に入る球が多くヒヤヒヤさせられたものの、この試合では31球中27球が低めゾーンに集中。打たれたヒット3本のうち2本は当たりは良くないゴロだったこと(フィルダーの二塁打も含まれる)も考えると、岩隈の看板球が上々の機能を発揮していたと言える。

インコース攻めはほとんどなかったものの(右打者に記録された内角球の少なくとも3分の1はアウトコースを狙った投球が内角へ入る逆球)、捕手がベテランのブランコということで、基本、低めに集める投球でしばしば織り込まれた高め勝負の配球が実に効果的。高め速球での三振を3つ獲得している。

打者1巡目までは速球主体、2巡目以降は変化球が増える



下記に打順の1巡目、2巡目、3巡目以上による球種割合の変化を棒グラフにして表してみた。ご覧のとおり、1巡目は4シーム、シンカーといった速球が50%近くを占めている。しかし、2巡目以降になると変化球の割合、特にスプリッターが多くなり、3巡目以降になると、速球の中でもシンカーを多用していることが確認できる。このような球種を変えて配球する作戦も、好投の秘訣の1要因になったのでは?と感じている。

■1巡目、2巡目、3巡目以降の球種割合
20130920DATA4.jpg

■配球図
岩隈久志配球図

■9/18タイガース戦の球詳細
コースNo.は下記図のとおり。球速はマイル表示

20130920DATA6.jpg
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20130920DATA8.jpg


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No title

どうもこんばんわ、ざくろです。
今回も詳細なデータ等お疲れ様です。
同時に、多忙の中岩隈や楽天のエントリご苦労様です。

今月の岩隈は無失点試合を3試合、無失点投球を3度続けてやっと1勝か、と(笑)
展開的には序盤で2点、中盤で1点、8回とやや遅いイニングにはなったものの終盤で
大量点追加でほぼ確実に安全圏、という理想的な展開でしたよね。
エラー等もあり二度の満塁のピンチがあったものの、援護点との兼ね合いもあり、
個人的には、初回のピンチ以外は「あー、防御率が悪くなるかも」という程度の
気持ちで見る事が出来ました、投球内容的にもまぁなんとかなるだろう、と。

オカルトめいたジンクス的な理由をあげれば、この試合、Jスポーツの解説には
最近よく岩隈の試合に来られている前田幸長さんが来ていたんですが、思い返せば
前田さんが解説に来ている日の岩隈は無失点試合が多いので、これはいけるなと(笑)

この日は二度フランクリンが、記録上内野安打になったもののエラーのような
打球処理や送球ミスをしたものの、この二つに関しては、そもそもの飛んだ
コース自体が外野へ抜けるゴロヒットになっていても仕方ないようなコースだったので、
そういう意味では、打球に追いついただけでも十分という風にも言えるでしょうか。
無論、追いついたのであれば…特に日本と違ってメジャーの守備なわけなので、
追いついたのならアウトにしてくれよ、という気持ちもあるにはあるんですが…(苦笑)

一方、逆にアクリーは二度も好守備を見せてくれたので助かりましたよね。
レッドソックス戦で一度センターフライを落球したり、どの試合だったかセ
ンターハーフライナーに対して少し前に出過ぎて危なかったりもしたものの、
そこはさすがにセカンドで素晴らしい守備を何度も見せてくれたアクリーだけは
あるというべきか、全体的に外野でも安定して守ってくれているので助かるなと。

1回、カブレラのセンターフライが思ったより伸びなかったのは意外でした。
shibakawaさんも書かれているように振り遅れたからなのか、思った以上に岩隈の
速球に力があったのか、打たれた瞬間の岩隈は固まっていましたし、
個人的にも正直ヤバイかとは思ったんですが、意外と伸びる事すらなく。
続くフィルダーのボテボテのゴロがツーベース、これはやられましたよね(苦笑)
岩隈もさすがに苦笑いしていましたが、こればかりは仕方ないでしょうか。
マルチネスの敬遠は、個人的には初回から敬遠は…とも思ったんですが、
続くティアソポポを上手く空振り三振に仕留めれましたし、マルチネスとの二度目の
対戦では、結果的に内野安打になったもののヒットコースに転がされていたので、
初回からだろうと敬遠策を指示したウェッジ監督の勝ちという感じでしょうか。
岩隈も試合後のコメントで1点失ったほうが負けだと考えていたようなので、
初回からの敬遠でもモチベーションが下がるという事は無かったでしょうし。

3回、カブレラとの二度目の対戦、これは相手がカブレラだからだと思うんですが、
珍しく岩隈がブランコの高め釣り球の要求に対してミットへ投げ込めずに外角へ
外れたシーンがあり、さすがの岩隈もカブレラが相手で力が入ったのかなと。
結果的にスプリッターで空振り三振に仕留めましたが、この際、空振りをした
カブレラが何故か頷いていたのが非常に印象的でした。
実際にどういう意図で頷いたのかは分かりませんが、解説の前田さんは
「うん、しょうがない、という感じで頷いてましたよね」とコメントを。

4回、アビーラのサードゴロをシーガーがエラーしてしまいましたが、
結果論で言えば、続くペレスをショートゴロ併殺。
アビーラのサードゴロはボテボテの当たりだったので、仮にシーガーがちゃんと
処理をしていても併殺は取れず一塁だけアウト、という結果だったと思うので、
ホント結果論ですがペレスを併殺に仕留めれた事を考えると、失点してしまう
緊張感こそ高まったものの、単純に球数という点で言えば、このエラー自体は
この日の総投球数には影響しなかったという感じでしょうか。

8回は4点入った事もあり交代かとばかり思っていたので続投は意外でした。
ただ、やはり待ち時間が長く、点差が広がった事で緊張感がやわらいだのか、
いきなりノースリーになった時は、正直1点ぐらいは取られるかもと思いました。
或いは球数の関係で、ランナーを出した事で交代、という流れになるかと。

右打者に対する配球の変化傾向なんですが、解説の前田さんはブランコの
リードを褒めておられました。
最近岩隈の試合の解説によく来られているとはいえ、捕手別の防御率や
配球の有無まではさすがに熟知しておられないとは思うので、あくまでも
この試合で感じた印象のみの感想だと思うんですが、ブランコはやはり
若い捕手と違ってベテランなだけあり、岩隈の特徴をよく理解している、と。
初球からいきなりスプリッターを投げさせたり、どちらかというと日本的な
配球をしているので岩隈も投げやすいのではないか、と。
この日の岩隈は制球的にも優れていたので要求出来た事かもしれませんが、
やはりまだまだ成長途中のズニーノだと、2球で追い込んだので3球目に
釣り球、という配球もそう多くはないですし、この辺りはさすがに
ベテランなだけあってブランコに軍配が上がるでしょうか。

あとは、これは中日スポーツさんを始めとした各種記事で紹介されているのを
見るまでは完全に失念していたんですがビジターでの無失点記録が球団記録タイ、
これは驚かされたというか、終盤のこの時期に来て凄い事だなと。
同時に、ホームでの良し悪しがどうではなく「ビジターのほうが抑えてる」
という一文を見ただけで、Kスタでの相性の悪さを思い出したというか(笑)

どうやら次のロイヤルズ戦が今季最終登板になりそうなので、勝敗は
援護次第なので難しいかもしれませんが、上手く抑えて終わってもらいたいです。
勿論勝てれば一番イイですけども、さすがに余程の事がない限りは防御率も
2点台でシーズンを終えれるのがほぼ確定したようなものなので、
気分的には楽に試合を見れそうです…出来れば勝ちたいですけど(笑)
強いて欲を言えば、岩隈自身が著書でも名前をあげていたシールズとの
投げ合いが実現してほしかったところですが、さすがにこればかりは
ローテーションの兼ね合いもあって実現しそうにないのが残念なところです。

ところで、こちらのツイートはご覧になられたでしょうか。
カブレラが岩隈の投球に対して試合後にコメントしたそうなんですが、
日本人と違ってさすがに面白い言い回しをするというか(笑)
https://twitter.com/aaronmgoldsmith/status/380722992927744000

大量援護で完封もみえたが8回無失点で降板

久々に援護に恵まれ、余裕を持って見れる試合でした。しかも援護は7点も。よかったと思いつつも、大量援護を何回かもらうよりも、もっとまんべんなく少しでもいいから毎試合援護をくれよと思ったり。


>というわけで、相手に攻めこまれ、押されてアップアップの状態で招いた満塁のピンチではなかったことから、私は冷静に観戦することができていた。(既に試合結果を知っていたというのも、あるのだろうが・・・)

敬遠したのを見ていたときは、またいやな感じがしましたよ。でも結果三振の空振りを見て、「なんだ楽勝だったじゃないか」となりましたけど。敬遠策が成功したのは今シーズン初ではないでしょうか。

>獲得アウト24個中、ゴロで奪ったものがちょうど半分の12個。奪三振6、内野フライ1と合わせて内野アウトは24個の79.2%に当たる19個と大変多かったこと、ウォーニングゾーン付近まで飛ばされた飛球が皆無だったこと等を考えると、今季の中でも指折りの好投だったと言えそうだ。

ほんとに春先のいいときを思い出す好投。いちばん危なかったのは、フィルダーの3打席目の初球の大ファールでしたね。前打席でもカーブから入ったので狙ってたのでしょうか。これ以外にはひやりとする場面もなかったですね。

>この試合、お!と思わされたのは、右打者への配球である。岩隈は勝負球スプリッターを左打者に多く使用する一方、右打者にはほとんど投げてこなかった。今季、右打者球種割合でスプリッターの割合は当ブログ調査で11.2%に止まっている。それが、この試合、26.2%までに上昇していた。

スプリッターは多かったですね。まだ対戦が少ないからでしょうか、機能しまくりました。対戦の多い同地区ではもう通用しない配球なのかもしれませんが。


>というわけで、ここまでの起用法をみると、7回91球で終えていたこと、8回表に大量追加点を取ることができたこと等を合わせると、8回からは投手交代なのかな?と思われた。ところが、8回も続投。これには嬉しい意味での誤算だった。現在、連戦も増えているだけに、救援陣に負担をかけたくないという意味合いもあったのかもしれない。

7回終わった時点では、「8回も投げてクローザーに直結しないとまた勝ちもあやうくなる。ここは続投を。」と思って見てました。
しかし8回に4点入ったのを見て、「あれ、もう投げなくても大丈夫じゃない?下手に続投して失点するなら無失点であがるのもいいかも」と思いましたが、続投。8回は続投と決めていてブルペンの準備も間に合わなかったのかもしれません。
ところが8回をあっさり14球で切り抜けます。すると、こんどは完封が見えてきます。ここまで105球ですが、敬遠を考えると実質101球。点差もあるし、まだまだ疲れも見えないし、今日は調子がよく、まったく打たれてないので、ここは完封かけてマウンドに送ってくれよという思いで見てましたが、交代。メジャー初完封はなりませんでした。

はっきりいって、9回を投げさせれば、完封できたでしょう。たぶん10-15球くらいで。それだけに惜しい。
でも惜しがってるのは回りだけで本人はそうでもないかも。楽天時代にも8回0点、球数に余裕があっても、平気でグウィンにマウンドを譲ってました。
でも、メジャーでは未達成ですからねえ。うーんこの先完封できるのだろうか。100球制限の中ではなかなか厳しいものがあります。
シーズンの最終登板なら球数制限が緩くなるでしょうからそこに期待しましょうか。(と思っていたら、ここにきて、あと1回の登板がなくなるかもとの情報が。もしそうなら、ますます残念に、、)

Re: No title

ざくろさん、コメントありがとうございます。
只今、多忙のため、レスが遅れておりまして、こんな早朝?真夜中?に書いています。

> この日は二度フランクリンが、記録上内野安打になったもののエラーのような
> 打球処理や送球ミスをしたものの、この二つに関しては、そもそもの飛んだ
> コース自体が外野へ抜けるゴロヒットになっていても仕方ないようなコースだったので、
> そういう意味では、打球に追いついただけでも十分という風にも言えるでしょうか。

普段なら追いついただけでも凄いと思う立場の人なんですが、今年の楽天・藤田のプレー、セカンド左、二遊間を破る中前安打コースをことごとく逆シングルで追いついて1塁へ正確なスローイングでアウトにするプレーをみていると、フランクリンのプレーがどうしても満足のいかないものに見えてしまう今日このごろです。アクリーは攻守ともに調子が良いですよね。ようやく期待されていたポテンシャルを発揮し出したかな?という印象で、この点については来季、期待が持てそうです。

> 1回、カブレラのセンターフライが思ったより伸びなかったのは意外でした。
> shibakawaさんも書かれているように振り遅れたからなのか、思った以上に岩隈の
> 速球に力があったのか、打たれた瞬間の岩隈は固まっていましたし、
> 個人的にも正直ヤバイかとは思ったんですが、意外と伸びる事すらなく。

ヒヤッとさせられた甘い真中高めでしたしね。打ち損じなのか?球威が勝ったのか?とにかくイージーなフライで助かりました。

> カブレラが何故か頷いていたのが非常に印象的でした。

微かな笑みを称えていましたよね。不気味な頷きで、次回対戦時の倍返しがちょっと怖いです(笑)

> 右打者に対する配球の変化傾向なんですが、解説の前田さんはブランコの
> リードを褒めておられました。
> 最近岩隈の試合の解説によく来られているとはいえ、捕手別の防御率や
> 配球の有無まではさすがに熟知しておられないとは思うので、あくまでも
> この試合で感じた印象のみの感想だと思うんですが、ブランコはやはり
> 若い捕手と違ってベテランなだけあり、岩隈の特徴をよく理解している、と。
> 初球からいきなりスプリッターを投げさせたり、どちらかというと日本的な
> 配球をしているので岩隈も投げやすいのではないか、と。

なるほど。確かに日本的な配球で、見ている私達も安心できるリードだったかと思います。

> ところで、こちらのツイートはご覧になられたでしょうか。
> カブレラが岩隈の投球に対して試合後にコメントしたそうなんですが、
> 日本人と違ってさすがに面白い言い回しをするというか(笑)
> https://twitter.com/aaronmgoldsmith/status/380722992927744000

面白いツイートを教えていただき、ありがとうございます。
次回登板も恐らくその日の観戦は難しそうで1日空けてからの観戦になりそうです。ラスト、というか、今季ももう終わってしまうのかという寂しさのほうが強くなってきている私であります。とにかく、有終の美を期待したいですね。

Re: 大量援護で完封もみえたが8回無失点で降板


k0418さん、コメントありがとうございます。レスが遅延しておりまして、すみません。

> 久々に援護に恵まれ、余裕を持って見れる試合でした。しかも援護は7点も。よかったと思いつつも、大量援護を何回かもらうよりも、もっとまんべんなく少しでもいいから毎試合援護をくれよと思ったり。

7点以上の援護点は7/25ツインズ戦以来のことでした。ゼロに終わった3,4,5回のいずれか、特に1死2,1塁のチャンスだった3回に1点でも得点できていればね、もっと楽な展開になりましたよね。

> 敬遠したのを見ていたときは、またいやな感じがしましたよ。でも結果三振の空振りを見て、「なんだ楽勝だったじゃないか」となりましたけど。敬遠策が成功したのは今シーズン初ではないでしょうか。

4/23アストロズ戦、1点ビハインドの3回2死3,1塁で敬遠、その後、押し出し死球
7/14エンゼルス戦、3点リードの6回2死3,2塁で敬遠、直後にタイムリー
9/6レイズ戦、2点リードの6回2死2塁で敬遠、直後にタイムリー

そうでした。確認してみたところ、今季ここまでの3敬遠はいずれも直後に失点していました。それにしても1回での敬遠作戦って、私の記憶の限りでは、ちょっと思い当たらない。今回が初かもしれません。少し調べてみたところ、甲子園で松井が5打席連続敬遠に遭ったとき、1回2死3塁で敬遠だったそうです。これが私の知っている唯一の初回敬遠かもしれません。そういう意味で大変珍しいシーンでした。

> はっきりいって、9回を投げさせれば、完封できたでしょう。たぶん10-15球くらいで。それだけに惜しい。
> でも惜しがってるのは回りだけで本人はそうでもないかも。楽天時代にも8回0点、球数に余裕があっても、平気でグウィンにマウンドを譲ってました。
> でも、メジャーでは未達成ですからねえ。うーんこの先完封できるのだろうか。100球制限の中ではなかなか厳しいものがあります。

日本人投手のメジャー完封勝利数を調べてみました。恐らく、下記だと思います。完封できるチャンスは滅多にないわけで、その意味では9回のマウンドにも登って欲しかった所ですよね。仰るように本人は完封はプライオリティ高くない目標なのでしょうけど。

最終登板は明日のロイヤルズ戦ですね。セーフコフィールドでの白星は7/25ツインズ戦までさかのぼりますから、地元シアトルのファンの前での好投を期待したいところです。

■メジャー日本人投手の完封勝利数
野茂英雄9
黒田博樹4
伊良部秀輝2
大家友和2
石井一久2

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