【試合評】 2010年7月30日(金) ●楽天イーグルス4-6オリックス 移ろい易いもの。女心と秋の空、それに投手心理

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本拠地Kスタでの3連戦のアタマとなるオリックス16回戦。今季オリックスには5勝10敗とヤラレっぱなしですが、Kスタでの戦績は5勝1敗。この試合是非地の利を味方につけて勝利したいところでしたが、6回のラズナーから二番手への継投策が裏目に出て、負けてしまいました。

前半戦最後の3連戦となった7/19~7/21オリックス3連戦も、勝てる見込みのあった試合を、ワンテンポ遅れた投手継投で落としているだけに、最近のオリックス戦では、ほんと、投手継投についてよく考えさせられます。(この時は、もっと応用を効かせた継投を!勝負どころを踏まえた継投を!とこのブログでも注文をつけましたが)

これで、対オリックス戦5勝11敗、7月月間成績9勝12敗で月間負け越しが決定、通算成績94試合41勝51敗2分の借金10、5位日本ハムとのゲーム差は4、3位ロッテとの差は9、ということを、いちおう、お伝えしておきます。

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●楽天イーグルス4-6オリックスバファローズ


6回の場面は興味深かったですね。2点リードで迎えた6回裏Bs攻撃。先頭の北川に遊安で出塁されてしまい、続くバルディリスの空振り三振時にニ盗を許して1死2塁。山崎浩に左翼へゴロヒットを巧く打たれてしまい、1死3,1塁のピンチです。

首脳陣はココでラズナーを御役御免にしました。今季の継投策からみれば、通常ならまだラズナ-をひっぱっていたはずです。今日のいつもと比べると早めの継投は、この試合を大切な一戦と睨んだための応用を効かせアクセルを踏みこんだ継投策でしょうね(その証拠にビハインドの展開でも青山、片山、小山をつぎ込んだ)。それに4回3四球と乱れ1失点を失った時点で右の川岸と左の佐竹にブルペン準備の指示を出していたはずです。そのため、いつもならワンテンポ遅れて何かと批判される投手継投ですが、今日はいつもより早めの継投ができたのでしょうね。

ところが、川岸が誤算。9番鈴木の代打で起用された(両打ちですが)左の赤田に、甘く入ったスライダーを右翼フェンス直撃のタイムリー二塁打にされてしまったのです。

このブログではかなり早めの段階から(川岸が抑えで頑張っていた時から)再三指摘しているとおり、今季の川岸は左打者との相性がすこぶる悪いのです。これで7/30終了時データで対左打者被打率は.404とさらに悪化。右打者被打率.250ですから、いかに悪いか確認できると思います。(これで川岸の立場は、消去法で右のワンポイント?か敗戦処理ぐらいしか使い道が無いように思える。抹消して下から代役を上げるのか?(といっても上げる投手がいそうもない)、それとも我慢して起用し続けるのか?首脳陣の判断に注目したい)

続く左の坂口のところで、三番手・佐竹にスイッチ。しかし、この佐竹も坂口、代打で出てきた右の荒金に連続適時打を浴びて、楽4-6Bsと逆転されてしまったのです。

そもそも、なぜ最近打たれっぱなしの印象が強い川岸を起用したのか?
右なら青山がいるじゃない?


多くのファンがそう思ったはずですが、その問いにブラウン監督は試合後このように答えています。「6回だと青山を投入するには早い。6回は大事なイニングだから、今後は誰に任せるか考えなければいけない」

つまり、7回~9回を(この試合がそうであったように)青山、片山、小山でいく青写真なんですよね。そうすると、この日ベンチ入りしていた右投手は、ルーキーの土屋、先日1軍登録されたばかりの木谷、そして川岸の3人しかいないわけです。土屋には楽な場面で投げさせてあげたい。木谷も今季初登板のためこの大切な場面で起用するのはなかなか難しい。ということで、川岸、ということだったと推測できます。

なら、代打で左の赤田が出てきた時に、左投手にスイッチしておけば?と思われるかもしれませんが、(ここ記憶が曖昧だ...)確か1打者との対戦が終わらないと継投ってできないはずですよね(滝汗。どなたかフォロー求む!) よしんば、できたとしても、左は佐竹と片山しかいないわけで、どのみち佐竹になって同結果になっていた可能性が高いですよね。

有銘がいれば!好調時の辛島がいれば!と思わせてくれる場面ではありました。

ところで、ほんと、投手心理って判らないモンですね~。

移りやすいものの例えに「女心と秋の空」とよく言われますが、ココに投手心理も追加すべきでしょうね。

ラズナー。初回は見事な立ち上がりでした。ストレートの球威、制球ともに抜群で、見逃し、見逃し、空振りと三者三振。いずれもストレートで奪った三振でした。

この良さはまあ3回には1点取られましたが、3回まで続きました。ところが、4番カブレラから始まる4回、一転して崩れましたね。

カブレラは初球を凡打してくれて助かったものの、T-岡田から北川、バルディリスとストライクが入らず3連続四球で1死満塁のピンチ。山崎浩のボテボテが災いして3塁走者が本塁を踏んだ一ゴロは、ラズナーによるラズナーのためのオウンゴールといえそうですね。

なぜ、ここの回だけ3四球なのか? 本当に理解できません。(その後、ベンチでブラウン監督に説教され?5回は走者を出すもゼロに切り抜けた)

オリックスの木佐貫もそう。1回から4回は聖澤のエラー出塁と(相性の悪さからくる)リンデンへの四球。この2出塁のみで被安打を許さなかった木佐貫。5回適時打を打った草野のコメント「ノーヒットノーランされるかと思ったけど...」にあるように、付け入る隙のないピッチングを披露していました。

それが5回だけ崩れました。先頭のルイーズに左安されると、この回楽天打線に5安打の集中砲火を浴びて4点を失い2点勝ち越されました。ルイーズと聖澤に打たれた安打の結果球はいずれもストライクゾーン中断のフォーク。この日、この高さを記録したフォークは2球のみで大半が低めに制球されていたのに、その2球を打たれてしまった訳です。運が無いともいえますよね。6回7回は楽天打線を三者凡退に退けているのです。ですから、ほんと、投手心理はわからない(笑)

■楽天・ラズナーのストライク率、球種別割合、配球図
〔ストライク率〕全球数のうちストライク枠に決まった球の割合
全体56.4%。直球55.7%、変化球57.1%
〔球種別割合〕
20100730DATA8.jpg
〔配球図〕各コースの上段が直球、下段が変化球
20100730DATA4.jpg
20100730DATA5.jpg

ラズナーは立ち上がりは球威、制球ともに抜群だったものの、全体を通してみればストレートが悪かったですね。ストライク率は55.7%を記録したものの、ボール球もそれなりに多く(3四球が痛い!)、被安打7のうち4をストレートで記録していることもあり、ラズナーにとって有利に働いたストレートはそれを下回る52.5%でした。

一方で良かった球はこの日は9球しか投げなかったカーブです。9球のうち5球でストライクを取ることができ1球で空振り三振を奪いました。緩急をつけるため、チェンジアップとの兼ね合いもあるのですが、もっと使用しても良かったかもしれません。

ラズナーはあの4回のハテナ?な3四球が絡んだ1失点をのぞけば、それなりにまとめるピッチングをしていたと思います。4回だけ異様に悪く、それ以外は比較的好投の部類だと思います。もし6回あのままラズナーをひっぱっていたら。それは結果論にすぎませんけどね。そう思わせてくれる内容でもありました。

ところで、楽天が藪を獲得したそうですね。栂野の獲得といい、楽天はこのとおり戦力不足に泣いていますから、ぜひ彼らが奮起して、後半戦、良いパフォーマンスをみせてくれることを期待したいところです。

■オリックス・木佐貫のストライク率、球種別割合、配球図
〔ストライク率〕
全体52.4%、直球63.1%、変化球35.0%
〔球種別割合〕
20100730DATA9.jpg
〔配球図〕
20100730DATA6.jpg
20100730DATA7.jpg

木佐貫はストレートの状態が比較的良好。ストレートのストライク率が63.1%と高い値を記録。木佐貫にとって直接不利になったストレートの割合(被安打+ボール球の合計割合)は38.5%、つまり、有利になったストレートは61.5%とストライク率とほぼ同値でした。

フォークは6回に甘くはいった2球を痛打されるも全体的には低めに制球されており、20球投じて10球で空振りを奪っており、楽天打線にきわめて有効だったのが確認できます。

■両軍の先発以外の球種別割合
〔楽天〕
川岸(右)1球・・・Sl1
佐竹(左)23球・・・St10、Sl5、Sin5、Cur3
青山(右)11球・・・St6、Sl3、Cur1、Ch1
片山(左)19球・・・St10、Sl9
小山(右)14球・・・St6、Sin8
〔オリックス〕
平野(右)16球・・・St12、Sl2、Fo2
岸田(右)9球・・・St8、Ch1

■楽天投手陣の奪空振り履歴
ラズナー
1回後藤1球目・・・St 7
1回後藤7球目・・・St(空振り三振) 9
2回北川3球目・・・St 17
2回バルディリス2球目・・・St 9
3回鈴木1球目・・・St 7
5回坂口2球目・・・Ch 22
5回T-岡田6球目・・・Cur(空振り三振) 8
6回バルディリス6球目・・・Cut(空振り三振) 16
佐竹
6回後藤2球目・・・St 22
6回T-岡田3球目・・・Cur 19
青山
7回北川3球目・・・St(空振り三振) 6
7回山崎浩6球目・・・Ch(空振り三振) 8
片山
8回赤田4球目・・・St 8
8回赤田5球目・・・St(空振り三振) 18
小山
9回カブレラ2球目・・・Sin 21
9回カブレラ3球目・・・Sin(空振り三振) 24
9回T-岡田3球目・・・Sin 23
9回T-岡田4球目・・・Sin 24
9回T-岡田7球目・・・Sin(空振り三振) 23

■両チームの打席結果とカウント推移
20100730DATA2.jpg
20100730DATA3.jpg
ストレート・・・St、カーブ・・・Cur、スライダー・・・Sl、カットボール・・・Cut、シュート・・・Sh、フォーク・・・Fo、シンカー・・・Sin、チェンジアップ・・・Ch、パーム・・・Pa、ナックル・・・Kn、ストライク-ボールの順です。カウントの太文字はストレート、太文字ではないのは変化球です。
文中に出てくる番号は配給図のゾーンを示しています。
配給図のマス目に番号を割り当てていきます。向かって一番左上(左打者の内角高めボールゾーン)から右に、折り返して左→右と1,2,3と番号をふると、
1、2、3、4、5
6、7、8、9、10
11、12、13、14、15
16、17、18、19、20
21、22、23、24、25
となります。そのうちストライクゾーンが7、8、9、12、13、14、17、18、19にあたります。
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