覚醒前夜を迎えた楽天・阿部俊人。データで診るその確かな成長とは?!

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遊撃定位置争い。後藤にくらいつく阿部俊人



西田骨折離脱で始まった遊撃定位置争い。現在、後藤を先頭に最終段階を迎えている。

今年はキャンプ中から元気な姿を見せていた。指揮官も早い段階から「非常にギラギラして、絶対にレギュラー取る姿勢が見えている。後藤選手のショートも非常に魅力的」と評価。NPB球団との対外戦打率も3/18終了時現在.292と好調。守備でもハッスルプレーが見られ、恐らく開幕ショートスタメンは背番号4が濃厚と思われる。

その後藤に必死にくらいついているのが、大卒5年目・現在26歳の阿部俊人だ。

入団時に一桁の背番号を貰ったことから当初から期待は高かった。しかし、この5年間、怪我等もあり、1軍での通算打席数は僅かに145。正直、雨の日ヘッスラ要員、ポスト・松井稼&藤田ではなくポスト西村&岩崎の域を出ないものか・・・と思われていたが、ここへきて打撃好調。2012年以来、自身2度目の開幕1軍は間違いなしな状況だ。

1軍では伸び悩んできた阿部だが、実は昨年、ファームではキャリアハイの2軍成績を残している。(下記エントリー参照)

◎【記録】1軍ではムードメーカーも、2軍ではキャリアハイの成績~楽天イーグルス 阿部俊人 2014年 2軍打撃成績詳細 (シーズン終了時データ)


左打ちの阿部は左投手に課題を抱えており、その点が原因で伸び悩んでいた。しかし昨年、ファームではセンターから逆方向にコンパクトに弾き返す打撃スタイルを徹底。このことが実を結び、2軍打率は.254→.247→.160→そして昨年はイースタン平均を初めて超える.274を記録した。

■楽天・阿部俊人 2014年 2軍 打球方向
犠打を除く129本。カッコ内は安打数
20141112DATA06.jpg

ファームでセンターから逆方向の打撃が開花



改めて昨年2軍での打球方向図を掲載しよう。外野に到達した打球の80.4%がセンターから逆方向レフトに集まり、そこで多くのヒットを生み出していたのが確認できる。

この打撃スタイルが今年ここまでのNPBとの対外戦でも発揮されている、という訳だ。

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■楽天・阿部俊人 2015年 NPB球団との対外戦打撃成績詳細
※2015年3/18終了時データ


ここまでのNPBとの対外戦打率.320と好調



阿部のNPBとの対外戦成績を表にまとめてみた。

3/18終了時現在、NPB球団との対外戦での成績は、32打席、25打数8安打、6三振、4四球、1死球、2犠打の打率.320と好調。直近20打席でも16打数5安打の打率.313と良い。ゴロ率も42.1%とちょうど良い数字だ。

外野に到達した全11打球中、センターから逆方向に記録されたのは実に10本。そのうち6本が安打になった。内野に目を転じても全8打球中、4本が逆方向(三塁+遊撃)への打球(うち安打は1本)。昨年ファームで経験を積んで固めた打撃のかたちを今年は1軍で実践できているのだ。

球を手元まで引きつけて打ち返すスタイルが磨かれてきているので、打席で粘りも出てきた。

1軍では通算145打席で四球は僅かに2個しか記録されていない阿部だが、今季はここまでのNPB球団との対外戦で32打席で4個を獲得。その内容も素晴らしく、少なくとも3個はいずれもフルカウント勝負で見極めたもの。

2/25オリックス戦では侍ジャパンにも選出された松葉貴大に11球投げさせてのフォアボール。僅か2球で0-2と追い込まれながらも、そこから5本打つなどし、逆にマウンド上の松葉を根負けに追い込んだ。2/28ソフトバンク戦でも星野大地にこちらも僅か2球で追い込まれながらも、3度の粘り打ちファウルでくらいつき、9球目で四球を選んでいる。

三振に倒れた打席でも、球数を見ると、7、6、8、6、6と簡単に三振に倒れているわけではなく、相手投手にけっこうな球数を投げさせた上での三振だったことが分かる。

安打でも2ストライク以降で発生しているものが少なくとも4本あり、簡単には諦めない、あっさり凡退しないケースが目立つのだ。



追い込まれてもファウルでくらいつく



当ブログは2/24以降の対外戦14試合中、3/11西武練習試合を除く13試合で1球ごと打撃データを採取・集計してきた。

それによると、この間、阿部の2ストライク後の打席数は13。一方、2ストライク後のファウルは18。

データスタジアムさん監修の上記本『高校球児に伝えたい!プロだけが知っているデータで試合に勝つ法』によると、NPBにおける2ストライク後の1打席当たりファウル数は平均0.6球とのこと。阿部はここまでその平均値を大きく上回る1.38球をマークしているのだ。

もちろん、サンプル数は少なく、本番前の実戦のため、あくまでの参考値にすぎないが、それでも、阿部の確かな成長を感じさせてくれる数字では?と思うのだ。

安打の結果球、その球種を見てもストレートやシュート等の速球系はもとより、チェンジアップやフォーク等の変化球をヒットにしている。3/10西武戦ではルブランが投げたアウトローの変化球を拾うかたちで中前に運ぶ巧打もみせている。

正直、守備や走塁に関してはまだまだだなあ・・・と思うことも多いのだが、打撃に関してはスタメン出場も決して多い訳ではなく、限られた出場機会・打席数ながらも、しっかり結果を出している。

恐らく開幕ショートスタメンは後藤で当分は後藤中心のスタメン起用が続くのだろうが、その後藤も今年37歳と無理はさせられない。当面火曜から日曜まで6連戦が続く日程の中、金曜日ナイトゲーム直後の土曜日デーゲムなど、ベテランに休養を設けて代役で阿部が出場する機会も増えてくるのでは?と思う。

西田が戻ってくるまで、どこまで成績を残すことができるのか?
数字さえ残すことができれば、今年は阿部の飛躍の年になるかもしれない。

雨の日ヘッスラ要員は覚醒前夜を迎えている。
ここまでお立ち台に立ったことがない背番号00、今年、初めてヒーローになれるのだろうか?

【終】

◎◎◎関連記事◎◎◎
【記録】1軍ではムードメーカーも、2軍ではキャリアハイの成績~楽天イーグルス 阿部俊人 2014年 2軍打撃成績詳細 (シーズン終了時データ)


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【記録】1軍ではムードメーカーも、2軍ではキャリアハイの成績~楽天イーグルス 阿部俊人 2014年 2軍打撃成績詳細 (シーズン終了時データ)

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楽天きってのムードメーカーの今季成績を振り返る



先月から断続的に実施している楽天2軍選手の2014年成績まとめ。

ここまで三好匠内田靖人今野龍太相沢晋北川倫太郎榎本葵古川侑利相原和友の8人を取り上げてきた。

今回はプロ4年目のシーズンを戦った背番号00、阿部俊人の成績をチェックしてみたい。

(下記へ続く)

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阿部俊人の現在地



センターラインの強化が課題の1つに上がっているイーグルスだが、先日のドラフト会議では二遊間を守れる内野手の指名は無かった。その意味で、二遊間を任せることができる唯一の20代半ば内野手になる阿部の存在は貴重だ。

しかし、個人的には数年後、藤田から手渡される二塁手世代交代のバトンは、阿部を通り越して三好に渡されるのでは?と思っている。今季4年目を戦った阿部だが、背番号00の目指している所は1軍のムードメーカーの立ち位置もしくはポスト岩崎のように思われ、私の中では年々その評価が目減り傾向にあることを、予め断っておきたい。阿部はもっと泥臭く、頑張らなければならない。

■楽天・阿部俊人 2軍 年度別 打撃成績


2軍打撃成績はキャリアハイの数字



のっけから厳しい筆致になってしまったが、下では成長の跡が確認できるキャリアハイの成績を残している。

イースタンで60試合に出場した。うち先発出場は39試合。守備内訳は二塁スタメン29試合、遊撃6試合、三塁4試合だった。打順は最多23試合で9番を打つケースが多かった。

打率/出塁率/長打率で表示されるスラッシュラインはむろんのこと、安打以外の出塁率IsoD(.080、イースタン平均.067)、純粋な長打力を推し測るIsoP(.068、同平均.115)も自己最高値をマークした。

三振と四球のバランスもちょうど良い塩梅だ。三振率10.0%(同平均16.5%)、四球率10.6%(同平均8.0%)。いずれもリーグ平均より良い数字を残すことに成功している。

(下記参照)

20141112DATA04.jpg
20141112DATA05.jpg

4年目にしてイースタン平均レベルの打力へ成長



阿部の年度別OPS、打率をイースタンリーグ平均値と比較した折れ線グラフが上表だ。

御覧頂いたとおり、OPSでリーグ平均を上まわったシーズンは1度もない。しかし、1年目の.643を起点に.589、.471と下げ続けていた数字のV字回復に成功。平均に肉迫する.696まで数字を上げてきた点は、評価できそうだ。

打率は4年目にして平均を初めて上まわっている。これまで迫力に欠いた阿部の打力だが、ようやくイースタン平均レベルまで力をつけてきたことが確認できる。

ただ、高卒3年目の三好が攻守両面でめきめき力をつけてきていることを考えると、もう少し確かな数字を残したかったというのが、阿部の本音なのではないだろうか。

■楽天・阿部俊人 2014年 2軍 月別 打撃成績


1軍登録抹消された6/23以降は打率.296の好成績



今年は年明け、自ら志願し「稼頭央塾」に参加した阿部は、2月の久米島キャンプを1軍でスタートさせた。背番号は球団の打診を受けて9から00へ。「0よりも、もっと0からのスタートです」という決意で汗を流したが、2/9紅白戦の左肩亜脱臼で2軍落ち。春季教育リーグの出場もなく、イースタンでの初出場は2ヵ月後、4/11コボスタでのロッテ戦だった。

1軍登録は5/25。5月月間打率.185。結果が出ていた訳ではなかったが、銀次が腰痛で抹消されたこともあり、内野戦力補充という意味あいでの1軍召集だった。以降、6/23に抹消されるまで1軍で9試合に出場。全て守備固めや代走の起用だった。1軍が西日本遠征中の6/17、鳴尾浜での2軍阪神戦に出場している。

登録抹消された6/23以降の2軍成績は、71打数21安打、16得点、7打点、3三振、7四球、3犠打、4二塁打、1三塁打。スラッシュラインの数字も.296/.359/.380、OPS.739と打撃の調子を上げた。この間のアピールが功を奏したのだろう、8/26に再度1軍登録。以来、シーズン終了まで1軍に帯同し、5試合でスタメン出場も記録している。

1軍の打撃成績も振り返っておこう。24打席、20打数5安打(全て単打)、2得点、2打点、4三振、0四死球、4犠打。.250/.250/.250のOPS.500という数字。これを見ても分かるように、2軍平均レベルまで改善されてきた打力は、1軍レベルには程遠く、ゴロ率62.5%。ヒット5本のうち3本が内野安打であり、イージーなゴロアウトに倒れるケースが多かった。

■楽天・阿部俊人 2014年 2軍 左右投手別 打撃成績
20141112DATA03.jpg

左投手打ちのコツをつかんだか?!



阿部の成績を対戦投手の左右別に分解して眺めてみる。

左打者の打撃でネックになってくるのが、左投手成績である。プロの左打ち選手でもサウスポーを打てずに苦しみ、思うような活躍をできずに消えていった選手は数多い。

その中、今季の阿部は、37打席と限られた分母ではあるものの、左投手に.313の高打率を残した。OPSも.826と上々。

断定するのは時期尚早だが、どうやら左投手打ちのコツを少し掴んだのかもしれない。

下記に阿部の左投手成績を1軍2軍分かるものを全て載せてみた。(2011年2軍のみ未調査で不明)

昨年まで105打数22安打の打率.181。どの区分をみても3割を超えたことは1度もなかった。ところが、今年、1軍2軍で3割をマーク。フェニックスリーグを入れた合計でも44打数13安打の.295。ほぼ3割に近い数字を残している。

プロ入り後、左投手から放った長打が(確認した範囲では)2012年の二塁打1本に留まっていたのが、今年はファームで2本記録している。そのうち1本は4/25ロッテ浦和球場でのマリーンズ戦、“千手観音投法”の中後悠平から放った左本だった。もう1本は7/30大田スタジアムでのヤクルト戦で赤川克紀から記録した左中二だ。いずれも逆方向の打撃で結果を出した。

(下記に続く)

■阿部俊人 年度別 vs左投手 打撃成績
※2011年2軍成績は未調査のため不明


■楽天・阿部俊人 2014年 2軍 打球方向
犠打を除く129本。カッコ内は安打数
20141112DATA06.jpg

逆方向の打撃を徹底



先ほど「逆方向の打撃で結果を出した」と書いたが、今季の阿部は逆方向のバッティングを徹底していた。1軍では18打球中、実に8本が逆方向と言える三塁+遊撃+左翼に記録されており、打ったヒット5本は全て逆方向の当たりだった。

ファームでも顕著で、逆方向に当たる三塁+遊撃+左翼+左中間に記録された打球は68本。全129打球の52.7%を占めるまでに至っている。安打40本の40.0%に当たる16本は逆方向で生まれている。

一塁に記録された打球を見て欲しい。僅か3本だ。ひっぱりにいく打撃が多ければ、普通はもっと増えてもおかしくないのにである。

球をひきつけてぎりぎりまで見きわめようという姿勢が、三振を少なくさせ、四球を増やし、逆方向の打撃を生み出したと言えるのかもしれない。

次世代二遊間の枠1つは西田で埋まりつつある現在、残り1枠を巡って三好と阿部が争っている。三好は徹底的にひっぱりにいくバッティングで2軍13本塁打の長打力をみせたのに対し、阿部は打撃に安定性を求めて逆方向のスタイルで1軍への活路を見出そうとしている。好対照の打撃アプローチをみせる両人の奮闘ぶりが興味深い。

ただ、打球の内外野の割合をみると、内野>外野になってしまっている。しっかり外野まで弾き返していく、もう1,2段上のミート力をつけたいところだ。でないと、来年も1軍でゴロアウトを打たされるハメになる。【終】

◎◎◎関連記事◎◎◎
〔記録〕楽天 阿部俊人 2012年 2軍打撃成績。左右投手別、月別、打球方向 (シーズン終了データ)
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プロ3年目を終えた阿部俊人の2013年を振り返る



年が明けてしまったが、粛々と2軍選手の2013年成績まとめを進めていく。球団オフィシャルサイトで公開されているボックススコアの記録から成績を振り返ってみる一連エントリーの続きになる。

ここまで北川倫太郎中川大志榎本葵森雄大武藤好貴小関翔太島井寛仁柿澤貴裕下妻貴寛大塚尚仁三好匠小斉祐輔神保貴宏を振り返ってきた。

今回は大卒3年目のシーズンを終えた阿部俊人の2013年を振り返ってみたい。

(下記へ続く)

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アンケート「ケビン・ユーキリス 日本で活躍できる?できない?」

締切:2014年1月11日(土)まで

詳しい御説明は12/23付の下記エントリーを御参照下さい。1人でも多くの皆さんの御参加、お待ちしております。

http://tan5277.blog104.fc2.com/blog-entry-2002.html

※1/6現在、東北男性9名(10代x1、20代x1、30代x4、40代x3)、関東男性8名(10代x1、20代x1、30代x4、40代x1、50代x1)、甲信越男性1名(40代x1)、東海男性1名(40代x1)、近畿男性2名(20代x1、40代x1)、沖縄男性1名(10代x1)
合計22名の皆さんから御応募いただいております。



前半戦は怪我。後半戦は優勝戦線の守備要員に。日本シリーズにも出場



東北福祉大を経てプロ入りした地元宮城出身選手である。星野監督の期待も高い。3年目の2013年は開幕2軍スタート、5月にファームで怪我をしてしまったものの、8/11に1軍へ呼ばれると、以降、2軍落ちせずに22試合に出場した。主に藤田・松井の二遊間バックアップ要員として守備固めでの起用が多かった。打率は.211とふるわなかったが、シビれる戦いが続いた優勝戦線、あの雰囲気をビンビンに感じることができるなど、得難い大舞台を体感できたと言う点では有意なシーズンだったのかな?とも言えそうだ。

■阿部俊人 1軍登録抹消履歴
開幕2軍、8/11登録、日本シリーズ出場資格者名簿に掲載、アジアシリーズ帯同

日本シリーズにも2試合で出場した。第5戦(○E4-2G)は代走出場。延長10回、死球出塁の藤田がセンター前へ抜けていく銀次決勝打で懸命に痛みをこらえながら1塁から3塁へ到達した後、代走として初出場。直後、AJのショート内野安打でホームを駆け抜けている。第6戦(●E2-4G)は終盤、藤田の代役でセカンドの守備に就いている。

台湾で行われたアジアシリーズでもプレーした。全3試合、2番・セカンドでスタメン起用された阿部の打撃成績は13打数2安打の.154(2本とも内野安打)。同じく怪我に見舞われ、同大会で二遊間のコンビを組んだ西田が躍動したのに対し、明暗分かれるかたちになってしまった。

オフの契約更改時は年俸据え置きの1200万でサイン。

「前半に怪我をしてしまいましてが、後半は1軍にいることができたことは良かったです。日本シリーズのこれ以上ない緊張感を体験できたことはプラスになります。この経験を来季に活かし、レギュラーを狙う気持ちでやっていきたいです」

2014年にかける意気込みをそのようにコメントしている。

(下記へ続く)

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☆1/6配信最新号の主な内容は「楽天主要選手の2014年成績予測〔打者編1〕」です。
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2014年、阿部俊人を1軍で使うべきではない



銀次、枡田と共に「どろんこ三兄弟」と命名されたこともあった阿部。ここまでの指揮官の期待度は高い。

昨年8月怪我からファームの実践復帰すると数試合に出場しただけで1軍合流となった。こういった起用にも闘将の高い期待を垣間見ることができると思う。

しかし、2014年はどうだろう?

結論から言ってしまえば、阿部を1軍で使うべきではないと思うのだ。

どういうことか?というと、本来阿部に積ませなければならない経験の「量」が不足している。そのように考えるからだ。

昨年の後半戦、優勝戦線を戦う1軍にいることができたのは、誰でも味わうことができるものではない大きな経験になったと私も考えている。その独特の雰囲気の中、カクテル光線と大歓声を浴び、バッターボックスに立ったり、飛んできた打球を処理することができたり・・・といったプレーは、アスリートとして貴重な財産になったはず。そのことは昨年の契約更改時に本人も口にしていた収穫である。

しかし、その一方、1軍では控え要員ということで、どうしても出場数は限られてしまったのも事実なのだ。

1軍合流した8/11以降、阿部は1軍で46打席バッターボックスに立ち、合計110イニングの守備を担当した。

もし8/11以降ファームで全試合にスタメン出場していたら、阿部の打席数、守備イニングはどうなっていただろう?

ざっくり調べてみた。1試合4打席バッターボックスに立ち、9イニングを守ったと仮定する。打席は84打席に、守備回は189イニングになった。1軍との差し引きは打席で84-46で38、守備イニングで189-110で79となる。

もちろん、1軍と2軍の1打席1イニングを同じ「量」として等価換算することはできない。どうみても「1軍の1打席>2軍の1打席」というイメージになる。しかし、阿部が1軍で記録した46打席は、ファームで記録していたかもしれない84打席と同等の「量」になるか?は、正直、難しい判断だが、私は、イコールではない、足りていないと考えている。(丁寧に繰り返すけど、1軍出場のメリットも私は前述のとおり認識している)

(下記へ続く)

■楽天イーグルス 阿部俊人 1軍&2軍 年度別 打撃成績
楽天阿部俊人打撃成績

※昨年は1軍で初めて長打を2本記録した。当ブログが打球の到達地点をざっくり記録するようになった2012年以降、阿部は1軍で97打席打っているが、外野後方に達した打球は、当ブログ調べによると、2012年3/31ロッテ戦、唐川から打った右飛の1本だけである。観戦メモを振り返ると「風で伸びた」の注釈つきになっている。その他は、フェンス直撃はむろんのこと、ウォーニングゾーン到達も1本もない結果になっている。つまり、打撃に迫力がないのだ。極端なゴロ打ちというわけでもないのだけれど、とにかく、迫力や鋭さ、キレといったものがない。

■イースタンリーグ平均値と比較する阿部俊人2軍成績
20140106DATA5.jpg

選手生命のピークまで時間的猶予が残されていない阿部俊人



結果、1年目に1軍2軍トータルで203打席、2年目に209打席を記録した「量」が、3年目の昨年は半分以下の88打席に激減してしまった。このことが今後、阿部という選手を形成する上でマイナス要因として作用しなければいいのだけれど、と思っている。

これは本日配信したメルマガでもう少し詳しく触れたことだけど、一般にプロ野球選手のピークは、日米の研究結果で27歳だとされている。そんな中、今年阿部は25歳を迎えるのだ。それは全盛期に足を踏み入れていくことを意味している。

キャリアハイを迎えなければならない27歳まで、正直、時間的猶予は残り少ない。

27歳に最も良い活躍を見せるには、今、阿部に最も必要なのは1軍でベンチウォーマーになることではなく、とにかく試合に出場し、1つでも多いアット・バットを記録し、1球でも多くの白球を処理することのはずである。来るべき1軍の舞台で十分にプレーできる身体作りに励まなければならない。その意味で、今シーズン、阿部を1軍で使うべきではないと私は考えている。

もちろん、指揮官の期待が高い阿部だ。全く1軍でプレーしないというのは現実的ではなく、何度か1軍に呼ばれるかもしれない。しかし、基本はファームで育成の方針を取るべきだと思っている。

もし控え要員として1軍登録されっぱなしになった場合、阿部がレギュラーを取る可能性はきわめて低い。上記比較表のとおり、阿部の打力は2軍平均にも達していない。どうみても控え要員が濃厚だ。1軍にいることで、磨くべき技術を磨くこともできず、数年後、中途半端なプロ野球選手として小さくまとまってしまう可能性も大きくなってしまう。

このことは、私が心配するまでもなく、球団側、首脳陣もよくよくわきまえているのではないか。

でないと、今年36歳になる年俸1億5000万の後藤光尊をオリックスからトレードで取ったりはしないはずだ。内野のバックアップ要員は、左打者なら後藤で十分、右打者なら岩崎、西田あたりで十分。恐らく首脳陣も同様の構想のはずだ。

後藤と阿部、どちらが1軍戦力になりえるか?は愚問。数年後、27歳になった阿部のことを考えたとき、今年は1年目2年目と同程度のまとまった場数を用意するため、チーム事情で阿部が1軍でベンチを温めることがないようという狙いもあって、同じ左打ちの後藤を獲得したという見方もできる。内野戦力が薄いという判断は、そういうことだと思っている。

岩崎と阿部を考えてみよう。伸びしろという点で両者を比べた場合、今年30歳の岩崎のほうが少ない。岩崎は野球選手としてすでに完成されたプレーヤー。阿部はまだまだこれからその像を作り上げていくべき立場になる。岩崎は打では期待できないが、守備で素晴らしいパフォーマンスを計算できる。一方、阿部の現状はそのどちらも中途半端だ。

西田と阿部も比較してみよう。打力は西田に軍配上がるのは一目瞭然だ。すで2軍レベルを超過する西田は、今後ファームでアット・バットを重ねても全く血肉にならないのは明らか。一方、阿部は2軍平均の打力にも達しておらず、下で経験を積むべきだと言える。

「どろんこ三兄弟」と命名された2011年、銀次、枡田と阿部のスタートラインは同じように見えた。しかし、現在、明暗分かれてしまったのは、プロ入り年数=プロでの経験の差も大きかったのでは?と思う。銀次と枡田は阿部が入団してくる前の数年間、必死になって土を耕し、肥料をやり、花を咲かせるための土壌作りに励んでいたという見方もできる。

以上のことから、近い将来一まわりも二まわりも大きく成長した阿部の活躍を期待するため、2014年は充電の時期だと私は考えている。

【終】

■楽天イーグルス 阿部俊人 2軍 年度別 守備成績
〔二塁〕
20140106DATA2.jpg
〔三塁〕
20140106DATA3.jpg
〔遊撃〕
20140106DATA4.jpg

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〔記録〕楽天 阿部俊人 2012年 2軍打撃成績。左右投手別、月別、打球方向 (シーズン終了データ)


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2軍選手の打撃成績を振り返っていく「若鷲2012成績チェック」。

打席の多い順から取り上げてきた。ここまで榎本葵西田哲朗小斉祐輔横川史学川口隼人まで終わった。島内宏明は1軍選手の成績を振り返る「犬鷲通信簿2012」でやったので飛ばして、今回は阿部俊人だ。


東北福祉大から2010年ドラフト3位で楽天入りした2年目。地元・宮城の星である。一桁の背番号を与えられたことからも、球団の阿部にかける期待度の高さが窺い知ることができると言えそうだ。

1軍では打率.298 松井の穴を必死に埋める好活躍

2012年は「どろんこ三兄弟」の末弟として開幕1軍入りを果たした。主に4月、腰痛で出遅れた松井の代役として10試合でショートのスタメンで出場。打っては51打席47打数14安打の打率.298、守備も無難にこなして、開幕直後チームのアキレス腱になるのでは?と危惧されていた「松井の穴」を必死に埋めてみせるプレーをみせてくれた。

しかし、チーム事情で6/8に1軍登録抹消。以来、シーズン終了まで2軍で経験を積む日々となった。

1軍抹消された当時、打率も3割近く残している阿部をなぜ抹消してしまうのか?訝しげに感じていた。

しかし、今、振り返ってみると、1軍の舞台で常時プレーするには「経験不足」「迫力不足」だったのかな?と思い直している。出場が限られてくる控えや代走要員で1軍に置いておくよりも、2軍で沢山の経験を踏ませたほうが良いのでは?という判断もあったかもしれない。

さて、2軍での成績をみていきたい。

まずは年度別。


■阿部俊人 2012年 2軍 年度別 打撃成績
20121110DATA4.jpg


OPSが.643から.589へ、約5分減少した。
三振も四球もそれぞれ減っている。
打席に占める三振の割合は、昨年が15.1%に対し、今年は10.8%。
同様に四球では昨年が7.5%に対し、今年は5.6%。

これは推測になってしまうが、三振、四球が共に減ったのは、追い込まれる前に打ちにいくケースが増えたからなのかもしれない。投手に球数を多く投げさせれば、それだけ四球のチャンスは広がるものの、追い込まれて三振になってしまうケースも増えてしまうからだ。浅いカウントから早めの勝負で打ちにいけば、三振は減るものの、四球も減ることになる。

他は目立って変化した数字はないと言えそうだ。


■阿部俊人 2012年 2軍主な打撃成績 リーグ平均との比較
20121110DATA2.jpg


阿部の2軍成績をイースタンリーグの平均値と比較してみる。
上記の指標の中ではリーグ平均より良かったのは、BB/Kだけとなった。
下回った指標を眺めてみると、特に目立つのが長打率、純粋な長打力を診るIsoP(長打率-打率)、OPSの3つになる。

長打が無いため、長打率が伸びず、その結果、OPSも伸びてこない、ということが言える。

ただし、球団としても阿部に長打を求めてはいないだろう。そのため、この点は問題なしと診る。

打数が少なかったとはいえ、1軍で3割近い打率を残したことから言えば、今季2軍での.247という率は物足りないのかな?と言えそうだ。リーグ平均(.260)も下回っている。


■阿部俊人 2012年 2軍打撃成績 左右投手別 月別


来季へ向けての課題は、バントと盗塁か

阿部に求められるのは、長打力ではなく、率であったり、バントや盗塁という所だと思う。

盗塁はどうだったか? 大学時代には最多盗塁も獲得したというものの、プロでは課題山積という印象だ。1軍では4度の盗塁企図に対し、成功が1、盗塁死が3だった。2軍では失敗の数や盗塁成功率は判らないものの、盗塁は僅か1個なのだ。テレーロだって2軍で7個の盗塁を決めている。俊足というイメージがない横川や山本も4個だ。阿部の1という数字は、明らかに物足りない。

バントはどうか? 1軍では犠打3(全て投犠)、犠打失敗が1(投バ飛)だった。

阿部のバントと言えば、4/14札幌ドームでの日本ハム戦(●E1-2F)が思い出される。

1-2と1点を追う最終回9回の攻撃だった。マウンド上はこの回から守護神・武田久。楽天は下位の8番・伊志嶺から始まる打順だったものの、小谷野の悪送球によるサードゴロエラーで伊志嶺が出塁することに成功していた。

ノーアウト1塁でバッターボックスは9番・阿部。ここはしっかり送って、得点圏で、1番・聖澤、2番・高須、3番・フェルナンデスという、胸熱の面々につないでいこうという場面だった。ところが、その初球をピッチャー前への小飛球にしてしまう。

実はこの試合5回1死1塁という場面でバントにいくもののファウルにしてしまい送れずという場面があったばかりだった(この時は結局打ちにいってヒットにしたものの、星野監督はおかんむりの表情だった)。また、ゲーム全体では、1点を争う展開で阿部の他に嶋、テレーロなどチームとして合計5度のバントミス。その最後が阿部だっただけに余計印象が悪くなってしまった。

試合後、阿部は記者陣に「真っすぐがすごく伸びてきた。でも、あれを決めないと僕は生きていけない」と反省の弁を漏らしていた。

2軍ではどうだったか?

犠打18に対し、「投バ飛」や「投バゴ」などバント失敗は5個を記録した。バント成功率78.3%は少し低いかな?というイメージになってしまう。

(断っておくが、この5個の中には、送りバントの失敗だけでなく、バントヒットやスクイズを狙いにいったものがアウトになってしまったもの等も含まれているかもしれない。残念ながらボックススコアだけでは正確なアウト・塁状況を把握することは不可能のため、わからないのだが)


■阿部俊人 年度別 2軍守備位置別出場回数
2011年・・・〔試合数〕64、〔ニ塁手〕38、〔遊撃手〕15、〔三塁手〕17
2012年・・・〔試合数〕50、〔ニ塁手〕30、〔遊撃手〕21、〔三塁手〕19
※試合数と各ポジションの合計値が合致しないのは、例えばニ塁スタメンで途中から三塁にまわるというケースがあるため。


守備では2年連続で、一塁を除く内野3ポジションでまんべんなく守備に就いている。大学時代も内野のユーティリティだったとのことだが、プロでも阿部を内野のユーティリティに育てていきたいという球団の思いが垣間見ることができると言えそうだ。打でも率を残せる塩川達也版と言えそうか。

内野全ポジションそつなく守れて、バントや盗塁を含む走塁など細かいことができ、バットでは率を残すことができるシングルヒッター。こういう像を阿部に求めているはずだ。

そのためには、来季はバントや走塁に、もっと力を入れていく必要があると言えそうだ。

左投手打率.176と低迷

来季の課題、実はもう1つ大きな宿題がある。

次に上記表、左右投手別打撃成績をみてもらいち。

右投手からは.298を打ったものの、左投手には.176と苦しんでしまった。大学時代、現在中日の若手左腕、大野雄太から安打を放ったり、左投手からホームランを打つなど「左打ちだが左に強い」と報道されたこともあったようだが、今季は2軍で左投手から結果を残せなかった。この点は来季への課題になってくる。

最後に打球方向をチェックしてみたい。


■阿部俊人 2012年 2軍打球方向
犠打を除く全142打球。カッコ内は安打数。
20121110DATA3.jpg

芯で捉えた強い打球を増やしていきたい

ひっぱっていく右翼で記録した安打数がポジション別では最多になっているが、逆らわずに流していく左翼でも15本の打球を飛ばし、そのうち10本がヒットになっていた。中堅でヒットになる本数がやや少ないかな?という印象は持つものの、広角に打つことができていた、と言えそうだ。

ただ、物足りないのは、非力であるということだ。

打球はフライ・ライナーよりもゴロが多く、外野よりも内野が多い。

犠打を除く142打球のうち、外野の当たりは59打球、半分を大きく下回る41.5%。
俊足のため内野安打が多いとはいえ、せめて外野への割合を40%後半にしていきたいところ。

そのためには、ボールを芯でしっかり捉えて強い当たりを打っていきたい。強い当たりが多くなれば、ヒットになりやすいライナー性の当たりも増えてくるだろうと思うからだ。

安打がゴロなのか?フライ・ライナ-なのか?はボックススコアからでは(バントヒットでないかぎり)判別できないものの、バントを除く96個の凡打で調べてみると、ゴロ52、フライ・ライナー44となった。

阿部はゴロ打ちのバッターなのだ。

できればゴロの割合を徐々に減らしていきたい。ライナーを多くして、ゴロでも強い当たりのゴロを増やしていきたい。

阿部も去年の秋からアーリーワークに熱心に取り組んだ一人だったが、数字からはまだまだ迫力不足かな?という印象で、この点も来季への課題となる。


[インタビュー]#9阿部俊人選手_20120402


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