冴えた低めピッチ。球審との相性も良く、田中将大7回途中3失点のQSクリアで今季8勝目~2015年8月4日レッドソックス戦

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田中、本拠地レッドソックス3連戦の初戦に先発



現在2位にゲーム差5.5をつけてアリーグ東地区首位を走るヤンキース。フラッグシップディールで大量補強したブルージェイズの追撃をかわすためにも、本拠地に同地区最下位レッドソックスを迎えての3連戦は勝ち越していきたい。

その3ゲームシリーズの初戦ナイトゲーム、田中将大が先発のマウンドを任された。前回敵地レンジャーズ戦から中5日である。投げ合う相手は本戦がメジャー初登板初先発のオーウェンス。試合は中盤まで両先発によるロースコアの投手戦になった。

両軍のスタメン

レッドソックス=1番・ホルト(二)、2番・ボガーツ(遊)、3番・オルティス(指)、4番・ラミレス(左)、5番・サンドバル(三)、
6番・ナポリ(一)、7番・デアザ(右)、8番・スワイハート(捕)、9番・ブラッドリー(中)、先発・オーウェンス(右投)

ヤンキース=1番・エルズベリー(中)、2番・ヤング(左)、3番・ロドリゲス(指)、4番・テシェイラ(一)、5番・マッキャン(捕)、6番・ベルトラン(右)、7番・ヘドリー(三)、8番・グレゴリアス(遊)、9番・ライアン(二)、先発・田中(右投)


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立ち上がり上々。僅か7球の三者凡退投球



1回表、田中は立ち上がりを僅か7球。ボストンの上位打線を3人で切った。

いずれの打者にも自身の打撃を許さない。1番・ホルトには三塁後方の左翼ライン際にふらふらっと打ち上がった飛球。レフトのヤングによる前進スライディングキャッチの支援を受け、ファーストアウトを取る。2番・ボガーツには低めをひっかけさせてイージーな遊ゴ、3番の怖いオルティズには速球で押し、0-1から93マイル(149.7キロ)を打たせた。やや甘く入ったが、ボストンの至宝のバットを差し込んで、平凡な中飛に。前回レンジャーズ戦では初回先頭打者にいきなりフォアボールを与えてややドタバタした感があっただけに、本戦での立ち上がりは素晴らしかった。

その裏、味方打線が1点を先制した。打撃好調の4番・テシェイラが中前へタイムリー。田中に援護点が入る。

味方先制直後の2回表、ゼロに仕留めたが、不運なかたちで初安打を許した。

2死走者なしから6番・ナポリ。田中との通算対戦成績は7打数4安打2本塁打。その相性が露呈したのか、左中間後方ウォーニングゾーンに打ち上がった飛球は、左翼ヤング、中堅エルズベリーが追い付く当たり。しかし、落下地点で両者お見合い。そこにポテンと落ち、左飛が二塁打に。2死2塁でピンチを背負ったが、後続に対し、変化球を低めに集めて平凡な遊ゴ。難を切り抜けた。

2イニング連続で三者凡退に退けた3回、4界は低めへの投球が冴えを見せる。

24球を投げ、低め到達は75.0%に当たる18球。今夜は球審が低めを積極的にストライクに取るタイプで、低めに集める田中との相性も抜群。この2イニング、MLB Gamedayで見る限り、5球がボール判定でもおかしくなかったところを全てストライクジャッジと、判定をも追い風につけての好投が光った。3回スワイハートと4回ラミレスの見三振もいずれも低め際どい投球だった。

5回、苦手ナポリ二塁打から崩れて2失点



4回を僅か10球で終え、合計の球数も4回まで47球。省エネで来た田中だったが、5回表に綻びを見せた。

1死後、苦手ナポリとので本戦初のボール先行2-0。結局2-1から真中に入る失投スプリッターを左翼線へツーベースにされ、この一撃を起点に3連打を許した。後続のデアザにはサード前にセーフティバントを決められ、処理に向かった田中と三塁手ヘドリーが交錯し激突。1塁へ投げることができずのバント安打になる。1死3,1塁で8番・左打ちのスワイハート。1-1から外角低めスライダーを軽打でレフト右に打ち返されるシングルヒット。これが三走が生還する同点打になる。(NYY1-1BOS)

さらにこの間、好走塁を許し、1塁走者は3塁へ。打者走者には送球間に2塁を奪われてなおも1死3,2塁、9番打者ブラッドリーにボール先行2-0。フルカウントに持ち直しての勝負球の95マイル(152.9キロ)が上ずったところを左翼後方まで打ち返され、これが勝ち越しを許す左犠飛になった。(NYY1-2BOS)

自らの好守備で自らを助けたゲッツー劇



6回表、好フィールディングが光った。

1死後、オルティズには一発回避の投球。コースを厳しく狙ったことで本戦初の四球を与えた。その後の1死1塁のことだった。ラミレスの当たりは田中上空を襲った投直。これを反応良く好捕し、1塁へ。飛び出した1塁走者オルティズ戻れずの併殺劇で一気にイニングを終わらせた。

その裏、ヤンキースが逆転に成功する。短長打で無死3,2塁のチャンスを作ると、火消しに入った敵軍の継投を打ち砕き、4番・テシェイラ、5番・マッキャンが連続タイムリー等で3点を奪取。試合をひっくり返した。(NYY4-2BOS)

しかし、直後の7回表、先頭の5番・サンドバルに田中が被弾を浴びてしまう。2球で0-2と追い込んだ後、ファウルで4球粘られる等して1-2から投じた8球目、内角狙いのシンカーが甘くなったところを一閃くらい、右翼席へ。1点差に迫られ、バッターボックスに田中キラーのナポリを迎えたところで、ジラルディ監督、田中を88球で諦め、継投作戦に入った。(NYY4-3BOS)

試合はその後、ヤンキースのワンサイドゲームになった。打線が爆発、7回裏の1イニングだけで大量9得点。田中は7回途中3失点のQS投球で今季8勝目をマークするゲームになった。



低めへの制球が冴え、今季8勝目



6回0/3、打者23人、球数88、被安打5、被本塁打1、奪三振3、与四球1、失点3、自責点3。

これで田中の成績は8勝4敗、防御率3.84となった。

低めへの制球が安定していた。全体の64.8%を低めゾーンに制球。打者の左右別でも右打者は60.7%、左打者にはさらに上昇して66.7%が低めに到達。変化球に至ってはさらに数字が上がり、変化球投球の73.2%が実に低めに集まっていた。その中、5回のナポリに二塁打は数少ない高めに浮いてきた変化球を打たれるかたちになった。

昨年の15を上まわる今季16本目の被本塁打



左打者のサンドバルに浴びた右本はもったいなかった。外を速球とスプリッター、内を曲がる球種で攻めたもののファウルで粘られて配球が変わった。本戦でほとんど投げなかった左打者のインコースをフロントドアで突く94マイルのシンカー。これが制球できずストライクゾーンの真中寄りに入る失投を一閃された。

これで今季の田中の被本塁打は16に。136回1/3を投げた昨年の15本を今季93回2/3で上まわるかたちになってしまった。昨年と比べて四球も増えており、この2つが原因ででFIPは昨年3.04から今年は4.01と約1点の悪化。この後、どのように修正してくるのか?が気がかりである。



左打者のインコースを曲がる球種で攻める



この試合、左打者への配球が一際目がいった。今季の田中と言えば、開幕前、左打者のインコースを攻めるフロントドアのシンカーが話題になったが、本戦で左打者のインコース狙いの速球は僅かに3球。積極的に使うシーンはほとんど(というか全く)なかった。

速球の大半をアウトコースに配した。スプリッターは徹底して低めに集めた(18球中17球が低め)。コースで言えば全体の36.7%をアウトローに集中させ、インコースはスライダー、カッターといった打者の身体に食い込む曲がる球種で攻めていた。本戦、左打者対戦時にマッキャンが内角に構えたケースは12球あった。そのうち9球が曲がる球種だった。

本戦では使うことができなかった、フロントドアのシンカーの制球が安定して機能すれば、左打者のインコースをもっと自在に攻めることができ、さらにはアウコトースでの勝負で今まで以上に完全優位に立てるはずだ。内を厳しく意識させれば、多少の失投も隠すことができるので、今後、左打者に対し、どのような配球をしていくのか?引き続き注目したい。【終】

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◎◎◎関連記事◎◎◎
ナイトゲームなのに気温37度。6回4失点4敗目の田中将大、テキサスの猛暑にヤラれたか~2015年7月29日レンジャーズ戦



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ナイトゲームなのに気温37度。6回4失点4敗目の田中将大、テキサスの猛暑にヤラれたか~2015年7月29日レンジャーズ戦

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田中将大、テキサス初登板



8勝目を懸けた舞台はテキサス・アーリントン、敵地グローブライフパーク。田中将大にとってレンジャーズ戦先発はメジャー初である。

7月に入り4戦連続QS、7/9アスレチックス戦以降の3試合では7回以上を投げ、3連勝。安定感が出てきた田中将大の先発ゲームを、数試合ぶりに観戦した。しかし、残念。6回9安打4失点。今季4敗目。チームも2-5で敗戦を喫している。

投げ合う相手は元広島のコルビー・ルイス。防御率4.49、10勝4敗。テキサスの勝ち頭との初のマッチアップになった。NPB時代は2008年6/22の試合でルイスが広島先発、田中が楽天救援登板で3イニング投げたことがあったが、先発投手としての投げ合いは本戦が初。両投手、走者を出しながらの粘投の投手戦。制したのはルイスで11勝目を挙げている。

(下記に続く)

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両軍のスタメン

ヤンキース=1番・エルズベリー(中)、2番・ガードナー(左)、3番・ロドリゲス(指)、4番・マッキャン(捕)、5番・ベルトラン(右)、6番・ヘッドリー(三)、7番・ジョーンズ(一)、8番・グレゴリアス(遊)、9番・ドリュー(二)、先発・田中(右投)

レンジャーズ=1番・デシールズ(中)、2番・オドール(二)、3番・フィルダー(指)、4番・ベルトレ(三)、5番・モアランド(一)、6番・ハミルトン(左)、7番・アンドラス(遊)、8番・秋信守(右)、9番・チリノス(捕)、先発・ルイス(右投)

四球出塁走者を抜群のフィールディングで牽制死に追い込む



ヤンキースは57勝42敗の勝率.576。アリーグ東地区1位。2位・オリオールズにゲーム差7.0をつけ、独走状態に突入している。対するレンジャーズは47勝52敗の勝率.475、同西地区3位で1位・エンゼルスにゲーム差8.0をつけられ、終戦ムードだ。

敵地4連戦の1、2戦は彼我の勢いの差がそのまま出た。ヤンキースは初戦を6-2で勝利すると、2戦目を19安打21得点で爆勝(21-5)。第3戦は勢いに乗じて田中で3連勝を狙う予定だった。

しかし、初めてのマウンドに気温37.2度のテキサス特有の暑さ、さらに直近2登板で今季初の100球越え(114球、103球)を投げてきたことが響いたのか、良い時の制球力は影を潜め、立ち上がりから苦しむことになった。

1回裏、1番打者をいきなり歩かせてしまった。

1番は右打ちの新人デシールズ。今季16盗塁、盗塁成功率84.2%の俊足選手で、出したくはなかったが、フルカウントから見切られ、四球出塁を許した。初球、2球と外角狙いが真中高めに抜けて上ずるかたちになりボール先行2-0、この後フルカウントに持ち直したが、6球目・外角低めスライダーを見逃され、相手は1度もバットを振らず1塁に歩いていく。しかし、この後、1塁走者を2度の素早い牽制で刺すことに成功。後続をゴロに打ち取り、ゼロで立ち上がる。

味方2点先制直後に逆転3失点を喫す



2回裏、3点を失った。

表の攻撃で味方打線がベルトランのソロ弾、その後ヒット3本を集めてエルズベリーの適時打で2点を先制していただけに、試合の主導権を握るためゼロに抑えなければならなかったイニング。しかし、打者8人4安打1四球を集められ、逆転の3失点を許した。

この回の先頭はベルトレ。今季は精彩を欠く打撃内容でこの4連戦もここまでヒットなし。しかし、初安打がここで生まれた。1-2と追い込んでから決めにいった低めスプリッター。低めストライクゾーンから低めボールゾーンではなく、ストライクゾーン内で変化したその落ち際を引っ張られ、左前へ弾き返された。続くモアランドには変化球を見きわめられ、フルカウント四球。

無死2,1塁で出戻ったハミルトン。ボール先行2-0から93マイルの速球がど真ん中に。外角を狙ったがコントロールミス。その失投を右前に射かけられ、二走が悠々生還。一走も一気に三進されてしまった。この後、三振で1アウトを取ったが、1死3,1塁で秋信守。8番に座った韓国を代表するメジャーリーガーに2-1から投じたスプリッターが落ちない。外角中段に入る失投を逆方向に弾き返され、サードの右を破って左前へ。三塁走者が同点のホームを踏む。この後、2死2,1塁から1番・デシールズに外の速球を合わされ、右前へ運ばれ、逆転を許した。田中はこの回だけで31球を費やす苦しい内容。(NYY2-3TEX)

3回、4回はゼロに抑えたが、いずれも走者の出塁を許し、スコアリングポジションに進出され、タフなピッチングを余儀なくされている。

見応えあった無死2,1塁から左打者連続2三振



3回は無死2,1塁のピンチ。先頭はフィルダー。打撃好調、アリーグ打率3位の左打者にインハイをカッターで攻め詰まらせたが、振り切られたことで詰まり気味のライナーが中前に弾んだ。無死1塁、ベルトレにひっぱられた打球はサード正面ゴロ。しかし、ヘドリーが弾いてしまい、2,1塁。

この絶対絶命危機を、モアランド、ハミルトンの左打者2人を連続三振に討ち取る。

インコースを速球、カッターで厳しく攻め、低めスプリッターで空を切らせるなど、果敢な投球で応戦。死地で敵打者を斬り伏せた。2死2,1塁で右打者のアンドラス。右翼方向に打ち返されたライナーだったが、野手正面で3アウト。このピンチ脱出は見ごたえがあった。

4回は二塁打、四球で2死2,1塁、バッターボックスに前の打席、中前安打を放ったフィルダーを迎えていた。しかし、ここは変化球を外角低めに集めて、一ゴに退けている。

併殺劇の間に4点目を奪われた



しかし、翌5回、2-3からの重たい1点をレンジャーズに奪われた。

ベルトレ、モアランドの4、5番に連打され、無死3,1塁のかたちを許した。無死1塁でモアランドとの対決はボール先行3-1。ストライクを取りにいった速球が甘く真中に入る失投。その球をセンター右に打ち返され、ベルトレが一気に3塁へ。無死3,1塁でハミルトンはセカンドへの併殺打に取ったが、この打球が緩いバウンドゴロになったこともあり、ゲッツー間に三走に生還を許した。(NYY2-4TEX)

6回は僅か8球、本戦唯一3人で抑える投球になったが、この回終わって103球。7回から救援陣にマウンドを託し、6回で仕事終了となっている。試合はその後、レンジャーズが1点を追加。ヤンキースは終盤3イニング1安打に封じられ、2-5で負けている。



ナイトゲームなのに気温37.2度。テキサスの暑さにヤラれたか



6回、打者28人、球数103(1回平均17.17)、被安打9、被本塁打0、奪三振3、与四球3、失点4、自責点4。

田中将大の談話「いい時でなくても、粘って抑えないといけない。(2回に)3点も取られてしまうところが一番、良くなかった。スプリットがぼやけて、浮いてしまったところを打たれてしまっていた」

これで田中の今季成績は7勝4敗、防御率3.80、QS率64.3%となった。

恐らくリハビリ中のダルビッシュも見守ったであろうマウンドで不甲斐ない投球になってしまった。

3点を奪われた2回だけで女房役マッキャンが2度マウンドに行くなど、苦しい内容だった。

やっぱり、前述したように気温37.2度の炎天下での登板が田中のパフォーマンスを落としたと見るべきだろう。夜20時から始まったナイトゲームなのに気温37.2度もあったのである。ほんと、驚きだ。

ゴロ率は54.5%と上々。ゴロを多く打たせてその大半をアウトにしてきたが、ゴロではない打球は全て外野飛球になっていた所が懸念される。普通はゴロ+内野フライ+外野飛球で構成されるところ、本戦では真中の内野フライがなかった点に、田中の球に球威が無かったのかな?と感じずにはいられない。

この日、4シーム、シンカーの速球割合は僅かに23.3%に止まった。確かに速球は真中に入るケースが目立ち、速球だけで4本のヒットを浴びていたのだが、とはいえ、変化球主体の組み立てになってしまうと、緩急も消えてしまうため、球を見切られると俄然、苦しくなってしまう。これが本戦だけの一過性のものなのか?今後を注視したい。

全体のストライク率は62.1%と少なめ。しかし、これを走者無しと走者有で分けた場合、かなりの差異が出ている。

走者無しストライク率71.8% (28/39)
走者有ストライク率56.9% (37/65)

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田中将大vsイチローの初対決が実現。イチローを金縛りにさせたTanaka Timeの本戦最速152キロ。~2015年6月15日●NYY1-2MIA

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田中将大、マーリンズ戦初先発。イチローと4打席で対戦



田中将大、復帰後3登板目、中5日のマウンドである。

イチローが在籍する敵地マーリンズとのインターリーグ4連戦。その初戦を任された。ヤンキースは34勝28敗でアリーグ東地区1位。しかし、2位レイズとのゲーム差はなし。4位オリオールズまで3ゲーム差と混戦模様。前日、ヤンキースは連敗を3でストップさせ、その直後のカードの初戦である。重要なゲームになるはずだった。

対するマーリンズは27勝37敗、ナリーグ東地区4位。首位とのゲーム差は7と依然厳しい戦いが続いている。

相手先発はトム・ケーラー。ブロンクス生まれ、子供のころはヤンキースファンだったという右投げ28歳。今季成績は防御率4.00、4勝4敗だった。

両軍のスタメン

ヤンキース=1番・ガードナー(左)、2番・ヘドリー(三)、3番・マッキャン(捕)、4番・テシェイラ(一)、5番・ジョーンズ(右)、6番・ドルー(二)、7番・グレゴリアス(遊)、8番・ウィリアムス(中)、9番・田中(右投)

マーリンズ=1番・ゴードン(二)、2番・イチロー(中)、3番・スタントン(右)、4番・イエリッチ(左)、5番・ボア(一)、6番・リアルミュート(捕)、7番・ディートリッチ(三)、8番・ヘチャベリア(遊)、9番・ケーラー(右投)

イチローとの初対決は1,2塁間突破のライト前ヒット



味方打線があっさり三者凡退で帰ってきた直後の1回裏、イチローとの初対決が実現している。

1死後、低めスプリッターが微妙に外れて1-0。ボール先行の第2球、そのファーストストライクを狙われた。外角狙いの150キロが真中に甘く入った所を完璧にひっぱられ、1,2塁間を破る右前ゴロ安打。1塁塁上に達したイチローが昨年までの同僚、タシェアラと笑顔で会話。そのシーンが印象に残る初対決になった。

その後、3番・イエリッチは二ゴ。一走イチロー2塁封殺で走者入れ替わって2死1塁、既に23本塁打を放ち、OPS.956はナリーグ5位の4番・スタントンとの対戦を迎える。アウトコースの変化球で入った直後、1-0からのインコース攻めの2球目シンカーが、これまたやや甘く入った。そのコマンド不足を左前へ射かけられて、2,1塁。2死からピンチを招く。

2本の安打で先制点攻防の緊迫場面。5番の左打者ボア。ここで決め球スプリッターの4連投。1球はずれてボールになったが、残り3球で全てバットに空を切らせての空三振。見事な脱出劇で始まった。

味方先制直後、下位打線連打で同点に追い付かれる



田中が立ち上がりのピンチを切り抜けてベンチに帰ってくると、翌2回表、味方打線が先制点をマー君にプレゼント。タシェアラが4番のお仕事で右中間に運ぶソロ・ショット。ヤンキースが1点を先制した。(NYY1-0MIA)

援護を貰った直後の2回裏、試合の主導権をさらに引き寄せるためゼロに抑えたい場面だったが、1死後、7番、8番の左右下位打線に長短連打を許して、同点に追い付かれてしまう。(NYY1-1MIA)

7番の左打者ディートリッチには際どい球を見きわめられ、ボールが先行する。3-1から投げた速球がアウトハイに上ずったところを、逆方向に合わせられ、左翼線を襲う好走塁のツーベースに。続く8番ヘチャベリアにもボールが先行した。2-1のバッティングカウントから内角を攻めたシンカーが少し甘くなった所をひっぱられ、左前へ。この当たりで二走が悠々の生還。同点のホームを踏まれてしまう。

最大危機を併殺含むゴロ凡打投球で切り抜ける



ピリッとしない田中は3回にもスコアリングポジションに走者を背負った。

この回は2番・イチローから始まるマーリンズの攻撃。2度目の対決はいかにもイチローらしいバットさばきによるセカンド内野安打。ひっかけたように見える緩いバウンドゴロがジャンプする田中の上を越えてセカンド左前方へ。二塁手ドルーはチャージしながらまわりこで捕球するだけ。俊足のイチローが悠々1塁ベースを駆け抜けていく。田中にしてみれば実に嫌らしい当たり(Nasty Hits)になった。

イチローを1塁に置いて無死1塁、3番・イエリッチとの対戦は0-2経由2-2カウントの6球目で決着がついた。真中気味に甘く入った速球を痛打され、鋭い当たりが田中の足元を射抜くピッチャー返し。打球はアッと言う間もなく中前に達し、無死2,1塁。イチローのヒットを起点とされ、絶対絶命のピンチを招いてしまう。

バッターボックスは前の打席に左安の4番・スタントン。ここもボール先行2-1になってヒヤヒヤ。第4球を打って出たスタントンの当たりは強いゴロながらもショート正面に飛び、6-4-3の併殺網で一網打尽。さらに2死3塁で5番・ボアには一塁線への平凡な一ゴ。ピンチで2本のゴロを打たせて、難所を切り抜けた。このピッチングは見事だった。

4回以降、尻上がりに調子を上げる



スコアは依然1-1。相手のケーラーもナックルカーブを混ぜながら緩急つける投球が、ヤンキース打線を苦しめ、ピンストライプの打者達はなかなか的を絞ることができない。次なる1点が重要な意味を持つであろうと思われた中、田中は4回以降尻上がりに調子を上げていった。

初の三者凡退投球になった4回は、僅か10球で終わらせた。同点の連打を許した7番、8番も内野アウトに討ち取る上々の内容。翌5回はタシェアラの失策で先頭打者に出塁されたが、ナリーグ2位打率.354の1番・ゴードン以下を退けた。

イチローを金縛りにした本戦最速152キロ



ここで本戦ハイライトが訪れている。

1死1塁でイチローとの3度目の対決。ヒットを許せば、ピンチでマーリンズのクリーンアップに打席が回るというシーン。しっかり討ち取りたい場面だった。

既に22盗塁をしている1塁上の俊足ゴードンに対し2度牽制を入れた直後、低めシンカーで見逃しストライクを取る。0-1からの2球目、引っ張ってあわよくば3,1塁のかたちを作りたいというイチローの心理を見透かしたかのように、アウトローにスプリット。案の定、ひっぱりにきたイチローのバットに空を切らせて、0-2。僅か2球で追い込むことに成功した。

この後、マウンド上の19番は一気にギアを2段、3段と上げた。

3球目、決めにいった渾身の151キロ速球。内角際どい所に決まったが球審の手上がらず。しかし、イチローを驚かせるには十分の投球。4球目、気持ちをさらに込めた本戦最速152キロの真っすぐ。外角狙いがインコースに入った逆球投球。恐らくボールと判断したのだろう、イチローが必死にバットを止めに行った投球は、今度は球審のストライクコールが響き、見三振。3打席目でリベンジを果たした。(この後、イエリッチは0-2から二ゴ)

6回は2度目の三者凡退ピッチ。僅か8球で4番・スタントンから始まるマーリンズ製を切り伏せた。

下位打線の一発に泣いた



マウンドを支配し始めた背番号19。こうなってくると、試合の流れはヤンキース有利なのかな?と思えた。しかし、相手ケーラーも好投に加えて、バックの好守もあってスコアボードにゼロを入れ続けていく。

依然1-1が続いて突入した7回裏、ここで試合のピリオドが打たれてしまった。

先頭の7番・ディートリッチ。1打席目に同点のお膳立てを許す二塁打を浴びていた左打者に今度は甘く入った92キロ速球を右翼ポール際に一閃されてしまう1号ソロを被弾。これが本戦の決勝点になった。(NYY1-2MIA)

実は前の打席、田中はディートリッチを2-0から93キロ速球で二ゴに仕留めていた。この打席もボール先行して2-0。直後の第3球、ほぼ同じ球速帯の同じ球種で甘く投げてしまった失投。前の打席から修正してきた相手のほうが1枚上手だったということなのだろう。

この後、さらにピンチを広げた田中、2死2塁でイチローとの4打席目の対戦で遊ゴに討ち取り、7回を2失点にまとめたが、打線がマーリンズ投手陣を打ち崩せず、今季2敗目を喫している。

試合後の田中、イチローとの対戦を「意識していた」とコメント。2安打打たれて「完敗です」というコメントを残したが、本当に見ごたえがあった。イチローにはいつまでも日米を代表する好打者でいてもらいたいという願望があった私は、田中目当てで観戦した本戦だったが、この対決には十分満足のいくものになった。

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2敗目も3試合連続のハイクオリティスタート



7回、打者29人、球数94、被安打9、被本塁打1、奪三振6、与四死球0、失点2、自責点2。

表のとおり、速球の制球・精度がイマイチで、そこで数多くのヒットを許した。一方、変化球の制球・キレは合格点だった。

微妙なコントロールに苦しみ、初球ストライク率、3球目ストライク率ともに5割を切る低い値。ボール先行になるシーンが多く、打者を思うように追い込むことができなかった。見逃しストライク率が13.8%と田中にしてはやや少ないのかな?という印象。球審CB Bucknorの判定が辛目だったということもあったが、本調子とは言えないマウンドになった。

右打者のインスラ、左打者のフロントドア。どちらも見られず、オーソドックスな投球に終始した感はあったが、そんな中であっても、危機でしっかり投げ切り、見せ場を作り、7回2失点の3試合連続ハイクオリティスタート。1-2で2敗目を喫したとはいえ、田中の責任を問うのは酷というもの。

マー君の今季援護率は4.14。一見良さげにみえるが、試合別に書き出してみると、0、10、9、1、3、5、そして本戦が1。両極端すぎるのだ。

同日、レイズがナショナルズを6-1で降し、ヤンキースは2位転落。オールスター前の20連戦只中、山場を迎えている。【終】



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田中将大、低め投球率63%で好投だ。気温極寒2度の敵地でチームを3連勝に導く7回途中1失点~2015年4月23日○NYY2-1DET

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田中将大、中3.5日で初のタイガース戦に先発



8勝7敗でアリーグ東地区2位のヤンキースと11勝4敗で同中地区1位タイのタイガースとの敵地4連戦、その第4戦である。

ヤンキースは初戦の1点差試合をサバシアで落としたが、2戦目、3戦目は打ち勝っての勝利。既に本カードの負け越しはない状況で、田中将大が第4戦のマウンドに登った。

田中のタイガース戦先発はオープン戦も含めて初登板だ。前回4/18レイズ戦から中4日だが、前回はナイトゲームで今回はデーゲーム。事実上の中3.5日は、1年目5/25CWS戦(6回5安打1失点で勝利投手)、6/22BAL戦(7回6安打3失点で敗戦投手)に続く通算3度目、もちろん右肘部分断裂復帰後では初のことになる。

敵地コメリカパーク、昨日は雪も降るなど冷え込みが厳しく、試合前の気温は2度、体感温度は零下とのこと。高校時代は北海道で、NPB時代は仙台を本拠地にする楽天でプレーし、寒さには耐性のある田中だが、さすがにこれほどまでの冷え込みの中で投げるのは野球人生あったかどうか?!ではないだろうか。

相手先発は本戦でメジャー通算200登板だという通算70勝右腕アニバル・サンチェス。背番号19どうしのマッチアップになった。

相手打線のラインアップ、現在.396でアリーグ打率2位のイグレシアスはベンチスタート。J.D.マルティネスはアリーグ本塁打2位タイの5本、同安打数2位タイ22本のカブレラ、選球眼の良い4番ビクター・マルティネス、6番には5打数3安打2打点と昨年田中を打っていたセスペデス。そうそうたる顔ぶれだ。チーム打率.297はメジャー2位、得点76は同5位タイの強力打線との対決になった。

両軍のスタメン

ヤンキース=1番・エルズベリー(中)、2番・ガードナー(左)、3番・ベルトラン(指)、4番・マッキャン(捕)、5番・ヘドリー(三)、6番・ヤング(右)、7番・ジョーンズ(一)、8番・ドルー(二)、9番・グレゴリアス(遊)、先発・田中(右投)

タイガース=1番・ゴーズ(中)、2番・キンスラー(二)、3番・カブレラ(一)、4番・V.マルティネス(指)、5番・J.D.マルティネス(右)、6番・セスペデス(左)、7番・アビラ(捕)、8番・カステラノス(三)、9番・ペレズ(遊)、先発・サンチェス(右投)


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立ち上がりのピンチ、最少失点で切り抜ける



1回表、味方は三者凡退。その裏の立ち上がり、田中は先頭打者の二塁打でピンチを招き、4番ビクター・マルティネスに犠飛を打たれ、1点先制を許すかたちになった。

やはり、厳しい冷え込みからくる制球の乱れやパフォーマンスの低下があったのだろう。

1番・左打ちのゴースに追い込んでからのスプリッターが外角中段の中途半端な投球になったところを逆方向へ流し打ちに遭い、これが左翼線ツーベース。2番・キンズラー。初球、2球と低め誘いの変化球に乗ってこない。この傾向は、カブレラ、マルティネスと続き、ボール先行2-0カウントが多く目立つ立ち上がりになった。キンズラーには2-0から失投シンカーを良い当たりのピッチャー返しにされたが、2塁ベースすぐ右に位置取りしていた二塁手ドルーの正面。しかし、進塁打になって二走は三進。

1死3塁でミゲル・カブレラとの初顔合わせになる。2-0後、2球ファウルを打たせ追い込んだが、その後はクサイ攻め。無理しての勝負を避けてフォアボールで1塁へ。1死3,1塁で4番マルティネスに2-1からアウトコースの速球を左翼へ打ち返され、これが犠飛になっている。続く5番のマルティネス、ここでようやく打者2球目で0-2と追い込むことができ、その後、見三振に取った。

2回裏は11球での三者凡退投球を見せた。カーブやフロントドアを本戦で初めて混ぜながら、スライダーを決め球に2者連続三振を取った。

1年目の昨季、対戦成績が芳しくなかったセスペデスが先頭打者。怖い相手をインコースに食い込むシンカーで打ち上げさせての左飛に仕留めると、その後は下位打線の2名を膝元、外角のスライダーでそれぞれ空三振に取った。

3回表、味方打線がチャンスを作る。1死後、2四球で2,1塁の貰った好機。しかし、相手守備網の堅守に遭い、ベルトランも高め速球に空三振。田中を援護できず。

その裏、この回から打者2巡目に突入したが、僅か8球での1、2、3ピッチングになった。8球中5球が高めに上ずるなど、コマンドは芳しくなかったが、相手の変化球打ち損じを誘ったり、鋭く変化するフロントドアで見三振に取ったり、打者のタイミングを狂わせることに成功している。

ピンチで鋭い落差を見せたスプリッター連投



4回裏、3番・カブレラから始まる中軸との2度目の対戦を制した。

怖い怖い3番4番を合計5球であっさり退けたが(カブレラの右飛は失投を打ち損じてくれたもので助かった)、2死からフルカウント勝負になった5番の右打者に失投スライダーを一閃され、左翼フェンス直撃ツーベース。2死2塁でセスペデスを迎えたが、要所でスプリッター3連投をみせ、このスプリッターが鋭い落差を見せ、3球空三振に仕留めている。

5回裏、田中が下位打線を三者凡退に退けて帰ってくると、直後の6回表、ヤンキースがようやく同点に追い着いた。先頭打者エルズベリーが9球粘っての四球出塁、さらに二盗を決めて無死2塁を起点とした攻撃だった。その後、三進した三走がリードを取り相手先発サンチェスに揺さぶりをかけ、ボークを誘発。見事に本塁生還を果たした。ヒットなしでの同点劇になった。

同点に追い着いて貰った直後の6回表、この回1番からで3巡目に入ったが、田中は主導権をしっかり握り、落ち着いた投球を見せた。打者2人とフルカウント勝負になり、球数はややかさんだが、しっかり処理。変化球待ちのゴースが速球に振り遅れていると察知するや、速球連投で空三振。キンズラーには低め誘い球と外の出し入れで一邪飛を打たせた。

7回1死後に二塁打、四球でピンチを招いて降板



7回表、ヤンキースはチャンスを作ったが、代打テシェイラが凡退するなど、得点できず。

その裏、先頭の4番ビクター・マルティネスを僅か2球で二ゴに仕留めた後、ピンチを招いた。5番の右打ちJ.D.マルティネスにインコースに抜けたスプリッターを左翼線へ弾き返され、これがツーベースに。続くセスペデスには前の打席同様、落ちる球の連投で入ったが、2球連続で見きわめられ2-0に。2-2まで戻したが、結局フルカウントから本戦2個目の四球を与え、94球を数えたところで、ジラルディ監督が継投を決断。田中はリリーフ陣にマウンドを託し、お仕事終了となった。

その後、このピンチはリリーフ陣の継投と内野守備陣の堅守によってゼロに抑えられ、田中は2敗目を回避した。チームはその後、8回に勝ち越しに成功し、2-1で逃げ切り勝利したが、田中にとっては好投報われずというかたちになった。



軸球を大胆に変え、右打者には全体の71%を低めに集めた



6回1/3、打者24人、球数94、被安打3(全て二塁打)、被本塁打0、奪三振6、与四球2、失点1、自責点1、防御率3.22。

中には意図せず高めに抜けたり、真中近辺に入る失投も見受けられたが、この極寒の中、63.8%をマークしたストライク率は合格点だ。前回レイズ戦の68.2%には及ばなかったが、いずれも約61%に終わった1、2戦目と比べれば、上々である。

序盤1、2回はボール先行2-0が4度発生するなど、コントロールに苦しんだが、3回以降は僅かに1度だけ。難しい環境と強力打線が相手であっても、見事な修正能力を発揮し、しっかりとゲームを作ってくるところは、さすがマー君だ。

心配されたのは味方の援護だ。4/12レッドソックス戦では10点の援護、4/18レイズ戦では9点の援護、前日タイガース戦では14得点を取ったヤンキース打線である。大量援護&得点直後の試合は・・・ということが懸念されたが、味方打線は7回まで僅か1安打に封じられ、まさしくそんな試合展開になってしまう。

そんな中、失点を立ち上がりの最少失点に留め、7回途中1失点に良く抑えた。左打者には要所でフロントドアのスパイスを効かせ、右打者には全体の70.5%を低めに集め、狙い球を絞らせず、複数球種を巧みに使い分けて乗りきった。

下記に相手打線の1巡目、2巡目、3巡目で田中の球種割合がどう変化したのか?円グラフにまとめてみた。このように大胆に軸球を変えながら、相手打線を翻弄したのが確認できる。自身には白星はつかなかったのものの、チームを勝利に導くナイスピッチングだった。

心配された中3.5日の登板間隔。本戦の投球だけ見れば、問題はなかったと言えそうで、ホッと一安心でもある。【終】


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Tanaka Timeは今年も健在。見せたフロントドア、カーブ多投で翻弄の田中将大7回零封85球


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Tanaka Time健在の7回零封、打線も爆発の今季2勝目



1勝1敗の田中将大。いずれも精彩を欠く不安定な投球内容でファンをヤキモキさせてきた。右肘に不安を抱えているのでは?球速が下がったのでは?等、色々言われてきた。その中で迎えた3試合目の登板は、敵地レイズ戦。周囲の雑音を封じる7回2安打零封で2勝目をマーク。Tanaka Timeは健在なり!と高らかに宣言してみせた85球になった。

相手先発は25歳右腕オドリッジである。今季2試合いずれもQSで2勝を挙げている好調右腕だ。昨年5/3ヤンキースタジアムのレイズ戦で投げ合った相手との再演は、5回まで両者一歩も譲らずの投手戦になった。

田中が5回無失点、1安打6奪三振に抑えると、オドリッジも5回3安打7奪三振の零封投球。田中がスコアリングポジションに1度も走者進出を許さなければ、オドリッジも低めスプリッターを武器にヤンキース打線に付け入る隙を与えなかった。

均衡を破ったのは6回表のこと。

ヤンキースが2死2,1塁の好機で、女房役マッキャンの右翼フェンス最上段直撃の二塁打で2点を先制した。既に2安打を放っており、オドリッジとの通算対戦成績も12打数7安打と相性が良かったマッキャン。相手失投を見逃すことなく一閃した一撃で、田中を援護すると、翌7回には相手継投作戦の綻びを攻め、ヤング満塁弾を含む一挙7得点、約38分に及ぶ長尺の猛攻撃。2戦連続で大量援護を受けた田中は7回裏を締めて、無理させることなくお仕事終了となっている。

(下記へ続く)

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両軍のスタメン

ヤンキース=1番・エルズベリー(中)、2番・ガードナー(左)、3番・ロドリゲス(指)、4番・テシェイラ(一)、5番・マッキャン(捕)、6番・ヤング(右)、7番・ヘドリー(三)、8番・ドルー(遊)、9番・ペティット(二)、先発・田中(右投)

レイズ=1番・デヘスス(指)、2番・ソウザ(右)、3番・カブレラ()、4番・ロンゴリア(三)、5番・ジェニングス(中)、6番・ダイクストラ(一)、7番・フォーサイス(二)、8番・ガイヤー(左)、9番・リベラ(捕)、先発・オドリッジ(右投)




見せたフロントドア。レイズ打線を幻惑させたカーブの多投



7回、打者23人、球数85、被安打2、被本塁打0、奪三振8、与四死球0、失点0、自責点0。

開幕3戦にして今季初のクオリティスタート。

過去2戦61.0%、61.9%と低値を記録したストライク率も68.2%と合格ライン以上。与四死球ゼロも光るなど、ここまでの登板で最も制球の良いピッチングになった。

頭で考えたクレバーな投球にもなった。

速球は4シームを主体に使った。過去2戦で7打数5安打1本塁打と良く打たれたシンカーの割合を減らし(22.7%→12.9%)、前回レッドソックス戦でコマンドの良さを見せた4シームを増やした(25.8%→32.9%)。

制球安定の4シーム。ギアを入れて最速93マイル

増やした4シームは前回に引き続き制球に高いレベルの安定感があった。全体の75.0%を中段・低めゾーンに集めることに成功。高めに甘く上ずる投球はほとんど無く、5回7番フォーサイスを三球の見三振に取った球はアウトローいっぱいに決めた4シーム。思わず相手打者も驚いたような仕草をする白眉の制球力を見せつけた。

2点リードの6回1死2塁の場面でスイッチが入り、最速93マイル(149.7キロ)を計測している。相手打者は昨年5/3対戦時に3打数2安打、本戦初回第1打席にもヒットを打たれた1番・デヘスス。ギアを入れたマー君は追い込んでからの4シーム2球で最速93マイル(149.7キロ)を投げ込んだ。

左打者2名をフロントドアで三振に

ここまでの3試合で最も減ったシンカーは、6回先頭打者に二塁打されたとはいえ、使い所は間違っていなかった。鮮やかだったのは3回1番・デヘススと4回3番カブレラの見三振。左の好打者に対し、アウトコースで追い込むと、仕上げはインコースのフロントドアのシンカーが決まった。デヘススは少し腰を引く格好で三振に倒れると、カブレラはのけぞるような仕草でよけたフロントドアがインハイに決まった。(下記配球図、赤線で囲った箇所)

カーブ多投で緩急自在

序盤から平均119.7キロのカーブを多く混ぜたのも、マー君にしては珍しく、恐らく相手もカーブは想定外だったのだろう。実にこのブレーキングボールが絶妙に機能した。10球投げ込んで見逃しストライクを7個獲得。投球の11.8%もカーブが占めた試合は、恐らくメジャーで初だったのでは?と感じるほど、カーブを積極的に使っていった。

要所で決め球が効力発揮

中盤以降は封印していたスプリッターを、上位打線や得点圏に走者を背負った場面で積極使用し、三振3個含む5つの空振り、ゴロ凡打1本などを得ることができた。前回はスプリッターの制球が効かず、大きくワンバンしたり、相手に悠々みきわめられたりして心配になったが、その不安を払拭する上々の内容になった。

さて、NHK BS中継の解説・小早川毅彦氏が、昨年と今年の投球フォームの映像を交えながら、マー君のフォームを解説していたくだりが興味深かったので記しておきたい。

投げ終えた右足の着地、今年のほうが昨年より1テンポ遅く着地しているのだ。小早川氏いわく、右肘の負担をなるべく減らすために、身体全体を大きく使いながら投げているためだと言う。大きく使うためどうしても制球が乱れやすくなり、そのこともあって、前回みたいにコントロールに苦しんだこともあったということなのだろう。今回はそのコントロールがしっかり修正されてきていたので、今後に向けて期待できるのでは?と思う。

次回は予定どおりだと右肘部分断裂からの復帰後、初の中4日登板になる。引き続き、マー君の投球を追いかけていく。【終】

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