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にほんブログ村○楽天イーグルス4-1オリックスバファローズ
■ハイライト映像先攻・楽天のスタメン・・・1番・聖澤(中)、2番・銀次(三)、3番・松井稼(遊)、4番・フェルナンデス(一)、5番・ガルシア(指)、6番・小斉(左)、7番・牧田(右)、8番・嶋(捕)、9番・内村(ニ)、先発・美馬(右投)。
後攻・オリックスの先発メンバー・・・1番・坂口(中)、2番・大引(遊)、3番・後藤(ニ)、4番・李大浩(一)、5番・バルディリス(三)、6番・北川(指)、7番・赤田(左)、8番・鈴木(捕)、9番・川端(三)、先発・木佐貫(右投)。
↑↑今季初の5連勝の余韻を、上記NHK BSハイライトのテーマ曲を聞きながら、味わいましょう(笑)楽天、貯金1をもって交流戦へ突入苦しいチーム事情を抱えながらも、楽天は勝利を着実に積み重ねることができている。5月、白星先行の戦いができている要因の1つは、先取点の奪取にこそある。
5月の10試合、先取点攻防に失敗したのは、小石の術中にハマッた5/3西武戦のみ。他10試合は全て楽天が先取点を制した。その10試合のうち8試合が序盤3イニングで獲得している。
今日も先取点はイーグルスが頂いた。1回表、リードオフマンの聖澤が木佐貫のフォークを2度みきわめ3-2から四球で出塁。しかし、続く銀次が併殺ゴロ。好機は消滅となる。バントで送るそぶりを見せながら2-0と打者有利のカウント持ち込んだ銀次は、次の1球、ストライクを取りにくる球を狙って打っていったが、ショート正面の併殺ゴロになってしまった。
しかし、3回表だった。直前の2回裏、美馬が1死2,1塁の危機をなんとか切り抜けると、次の回、イーグルスに9試合連続となる先制点が入った。1死から嶋がお得意の右打ちで1,2塁間を破って出塁すると、内村の進塁打をはさみ2死2塁、この試合初のスコアリングポジションで聖澤に打席がまわる。2-2からの5球目だった。甘く入ったスライダーを左前へ流し打って、これが先制打に。その前の3球目、同様のコースのスライダーを打ち損ねてファウルにしていたのだ。直前のミスを踏まえて2度目はしっかりバットに乗せることに成功した。(楽1-0オ)
1点リードしたイーグルスだったが、それも束の間。4回裏だった。美馬が李大浩に被弾、同点に追いつかれてしまう。失投となる高め変化球を振り抜いたコリアンパワーは、聖澤の頭上を悠々越えて右中間に飛び込む今季5号ソロとなった。
スコア1-1となってからは両軍とも決め手を欠く試合展開に。美馬は5回裏に先頭の川端を四球で出し、その後、1死2,1塁のピンチを迎えるも、大引をひっかけ気味のサード併殺ゴロに討ち取りゼロに抑えると、一方、7回、先頭打者・松井稼の二塁打で無死2塁のチャンスを掴んだ楽天打線も、後続が凡退して得点が入らない。
しかし、8回、再びスコアボードが動いた。8回表、楽天の攻撃だ。先頭の牧田が、木佐貫の新球ツーシームをひっぱった。強烈な打球が低弾道で左翼線を襲い、牧田は二塁へ。続く途中出場の小山桂も続いた。2度のバントファウルで送りバントを失敗した後だった。集中力を切らすことなく、甘い球を中前に打球を運んでみせた。
最強の切り札塁状況は、無死3,1塁。打順が9番・内村。ここでベンチが「とっておきの切り札」をきる。代打・高須だ。高須は好投する木佐貫相手に粘り強さをみせ、3-2に持ち込むことに成功。フルカウントからの7球目だった。木佐貫が高須に投げた3個目のフォークがやっと甘く入ってきた。これを殿下の宝刀、一閃。左前へ弾き返して、3塁から牧田を本塁に呼びこむことに成功する。(楽2-1オ)。この後、聖澤が送って1死3,2塁のかたちを作ると、銀次が前進守備を敷くサードの右、三遊間を破る左前2点適時打を記録。リードを3点差とした。(楽4-1オ)。
楽天は8回から継投。左の坂口から始まる8回はハウザーが3人で締め、9回は今日も青山がマウンドにあがる。5連投となるも、李大浩を空振り三振に、バルディリスをファーストゴロに討ち取ると、北川の外野飛球を背番号23がグラブに収めて、ゲームセット。青山は今季5セーブ目、楽天は連勝街道を「5」に伸ばし、貯金を作って交流戦へと向かうこととなった。
これでチーム成績は35試合17勝16敗2分、5月月間成績は8勝4敗、オリックス戦6勝2敗1分、ビジターゲーム戦績10勝8敗1分、デーゲーム戦績は7勝9敗1分、先制ゲーム戦績は12勝6敗1分、となっている。

たんなる5連投ではない青山の5連投この5連勝、MVPを選ぶとしたら誰になるだろう? 恐らくファンの多くが青山の名を挙げるにちがいない。かつて抑えを担ったことがあるとはいえ、昨年救援転向以来、無双の働きをしたラズナーの後である。そのプレッシャーは大きかったに違いない。さらに、試合状況も彼に精神的な重圧を与えていた。今日を除く4戦がいずれも1点差リードだった。心身ともにタフでないとなかなか務まらない。
■青山浩二 5/9西武戦〜5/13オリックス戦 試合別 投手成績
その状況下、青山は良く投げたと思う。しかも、5連投となった。
星野政権で青山の5連投は1度ある。昨年の8月だ。CS争いが佳境を帯びていた7連勝の真っ只中、8/21ソフトバンク戦、8/23、8/24、8/25の日本ハム戦、8/26のソフトバンク戦で5連投を経験している。しかし、このときは8/22が予備日で試合がなかった。今回は
「間に移動日がない5日連続での5連投」である。ちなみにスリーマウンテンズを発足させ、青山を救援戦力として1本立ちさせることに成功したブラウン政権時代でも、間に試合が無い日を挟む5連投は1度あるものの、5日連続の5連投の記録はない。
8回に味方打線が3点を獲得した。点差は3点リードになった。この状況で9回、誰がいくのかな?と注視していたが、抑えの青山だった。個人的な心情を吐露すれば、眉をひそめたくなる起用だ。これ以上の怪我人や不振者を出すことは厳禁なチーム事情だ。過酷な任務が後に響かなければよいが・・・と思う。
一方、指揮官の性格を考えると、その采配は理解できる範囲内のもの。星野監督は節目や流れを非常に大切にする監督さんだ。例えば、昨年を振り返ってみると、4/29本拠地開幕戦まで貯金を作って帰仙したいという目標があった。ここでも同様、貯金をもって交流戦へという思いがあったはずだ。そのためには、相手打線が4番から始まるあの場面、抑えに任命し信頼を置いている青山しかいなかった。
個人的には、青山以外の投手でも良かったのでは?と思う部分も、ある。統一球下での残り1イニングでの3点差は、飛ぶボール時代の4〜5点差の感覚だからだ。今シーズン、楽天が相手に1イニングで3点以上とられてしまったのは、301イニングの2.7%、下記の僅か8イニングのみである。
3/30ロッテ戦の6回(3失点)
4/4ソフトバンク戦の6回(3失点)
4/5ソフトバンク戦の6回(4失点)
4/18ロッテ戦の3回(4失点)、7回(3失点)
4/21ソフトバンク戦の8回(5失点)
5/3西武戦の5回(3失点)
5/5ソフトバンク戦の6回(3失点)
しかし、指揮官の余計な波風を立てたくなかったという気持ちも、わかる。連勝をしっかり「5」に伸ばし、この勢いを交流戦へ持ち込みたいという狙いもあったはずだ。明日明後日と試合がないことも、青山をいかせる理由になったはずだ。
ただ、この采配が今後どのように影響を及ぼしてくるのか?及ぼさないのか?は注意深く見守っていきたい。
活きが良い銀次、5月月間打率は.364開幕10試合、セカンドのポジションを内村と分け合っていた銀次。銀次がスタメンで出場し、内村が途中出場するというかたちが続いていた。しかし、4/10西武戦を契機にニ塁スタメンは内村でほぼ固定となった。その頃、ベテラン高須も好調。守備位置に空きがなく、以来、ベンチで鋭意を養う日々が多くなっていった。
ところが、5月に入り、先発出場の機会が増えてきている。
■銀次 5月 試合日程別 打撃成績 
5月の12試合中、先発出場は6試合。DHで2試合、サードで4試合という内訳だ。スタメン出場した6試合では必ずヒットを記録しており、月間打率は.364をマークしている。
今日も、良い場面で2点タイムリーを放ってみせた。代打・高須の決勝打で1点勝ち越してなお1死3,2塁という場面。左腕の吉野相手にフルカウントに持ち込むと、最後は外の球を体勢を崩しかけながらもくらいって打っていく。この打球が前進守備のサード右を破り左前へ抜けていく当たりになり、走者2人を本塁に迎え入れることに成功した。
守備では2回バルディリスの三塁線強襲の当たり。ダイビングして捕りにいくも及ばずだった。しかし、5回1死2,1塁の大引のひっかけバウンドゴロを無難に処理、3塁を踏んで1塁送球する5-5-3の併殺をしっかり完成させてみせた。
今の銀次は、良い経験を積んでいる段階だ。現在控えにまわっている高須も決して不調ではないのだから、機会を貰っている銀次には引き続き納得したプレーを続けてもらいたいと思うし、ベンチには交流戦に入ってからも銀次を先発で使い続けていってほしいと思う。1試合に1本ヒットが出ているのだから、結果が出ている時、チーム状態が良い現在は、使い続ける選択肢は大いにあるはずだ。交流戦では投手が打席に立つこともあり、代打の切り札の存在はリーグ戦よりも重要度を増す。その意味でも、高須という最強カードを手元にある状況は、とても贅沢なのだ。
■楽天・美馬学 球種別投球詳細St=ストレート、Sl=スライダー、Sh=シュート、Cut=カットボール、Fo=フォーク、Cur=カーブ
vs右打者72球=St31、Sl21、Sh5、Cut2、Cur13
vs左打者28球=St4、Sl8、Sh4、Fo2、Cur10
美馬、先発初勝利!7回、打者27人に100球(1人当たり3.70、1イニング当たり14.29)、被安打5、被本塁打1(李大浩)、奪三振6、与四死球2、失点1、自責点1。先発転向後3試合目にして初のクオリティスタート、初の先発勝利となった。
今日はリズムが良く、終始、自分の間合いで投げられていた。オリックス打線はこの美馬のリズミカルなピッチングに呑まれた部分も大きいと思う。
また、相手からしてみれば、ほどよく球が荒れている上に、カーブが厄介だった。140キロ台の速球に、130キロ台のスライダー、フォーク等の変化球、そして110キロ台のカーブである。美馬は、この球種の組み合わせで「元気のない」オリックス打線を、対戦被打率.200(25打数5安打)に抑えてみせた。そう、相手打線の元気の無さも、美馬先発初勝利に貢献していた。
マスクをかぶる女房役の変化によって、球種割合が変わったのも、オリックス打線を戸惑わせる一因になったかもしれない。
先発マスクは嶋だった。この嶋が5回に負傷退場してしまったのだ。5回無死1塁、川端の0-1からの2球目、美馬の71球目である。高めに大きく浮いた速球を川端が強引にバスターエンドラン。大根切り打法で打ちにいく。この叩きつけたファウルが、本塁ベース上に当たる途中、嶋の右手に直撃してしまったのだ。無死1塁に走者を置く場面、警戒していた嶋は右手を不用意な状況にしていた。この後、ベンチに下がって治療を試みるも、無理と判断、小山桂が代わって出てきた。
■捕手別にみる美馬の球種割合捕手が嶋(1回〜5回川端2球目まで)71球=St22、Sl20、Sh7、Fo2、Cut2、Cur18
捕手が小山桂(5回川端3球目〜7回まで)29球=St13、Sl9、Sh2、Cur5
嶋が負傷退場してしまったのはかなり心配な所だが、この試合に限っていえば、不幸中の幸い、小山桂が出てきたことで、球種傾向が変わり、これがオリックス打線を封じ込める1要因にもなったかと思う。
上記のとおり、嶋は変化球を主体にした配球、それもカーブを多用していた。しかし小山桂は速球での組み立てをみせていく。
嶋が配球した美馬のストレート全22球の内訳はこうだ。
ニ塁打・・・1 (4回バルディルスの左中ニ)
ゴロアウト・・・1 (3回大引のショートゴロ)
見逃しストライク・・・2 (1回坂口、3回坂口)
ストライク寄与ファウル・・・8 (1回大引2、2回李大浩、同鈴木2、3回川端、5回川端2)
ボールカウント・・・10 ※四球有 (2回李大浩、同バルディリス、同北川2、同赤田、同鈴木、3回川端、同大引、4回李大浩、5回鈴木)
小山桂が配球した美馬のストレート全13球の内訳は下記のとおり。
空振り・・・1 (川端の空振り三振)
外野フライアウト・・・1 (7回川端の牧田正面への右飛)
見逃しストライク・・・4 (6回李大浩、同バルディリス、7回鈴木2)
ストライク寄与ファウル・・・1 (7回川端)
2ストライク以降ファウル・・・2 (5回川端、7回鈴木)
ボールカウント・・・4 (6回李大浩、7回赤田、同鈴木、同川端)
この試合、前2試合よりも美馬の速球は走っていたようにみえた。しかし、嶋が選択した球種は変化球だった。嶋は美馬の前2登板でストレートが痛打されている記憶が強く残っているのだろう。確かに試合前の美馬のストレート被打率は.435、被OPSは1.174。これではなるべく速球を使わず、変化球でかわす配球にしたくなるのも、理解できる。4/26オリックス戦では53.5%を、5/8西武戦では40.0%を記録したストレートの球種割合は、この試合、嶋がマスクをかぶっていたときは31.0%を記録した。
ところが、小山桂にはこの痛い記憶がない。美馬の速球が走っているのか?いないか?色眼鏡なしで判断できる立ち場にいた。
速球という投球の原点を、美馬の原点を取り戻さなければ、美馬の安定した投球は望むべくもないと思っている。ぼくは次の登板、美馬と小山桂を組ませてみるのも、アリかな?と思っている。
■楽天・美馬学 配球図※各コースの上段は直球、下段は変化球
■オリックス・木佐貫洋 球種別投球詳細vs右打者46球=St10、Sl6、Sh14、Fo15、Cur1
vs左打者63球=St24、Sl8、Sh26、Fo5
■オリックス・木佐貫洋※各コースの上段は直球、下段は変化球
◎◎◎関連記事◎◎◎美馬学、登板試合・
〔試合評〕勝って当たり前の試合も山火事炎上、4連勝ならず──2012年4月26日(木)●楽天イーグルス4-5オリックス・
〔試合評〕原点を取り戻せ!──2012年5月3日(木)●楽天イーグルス1-6西武ライオンズvs木佐貫洋対戦試合・
〔試合評〕好投・木佐貫の前にリードオフマンのバットが、空を切る...──2012年4月8日(日)●楽天イーグルス0-2オリックス
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